
花粉時期も肌荒れ知らずの人のスキンケア法
公開
EXPERT エステサロンオーナー・美容家・美容ライター
寒川あゆみ (34歳)
花粉やPM2.5など空気中の汚れから肌が荒れやすくなるこの季節。
肌に直接刺激を受けることによって、なんだかお肌が痒い、ヒリヒリする、ガサガサする、ブツブツが出来るなど、アレルギーの症状で目のかゆみや鼻水などが止まらなくなり、肌が炎症を起こすなど目に見えて感じる肌荒れトラブルに悩まされる人も多いのではないでしょうか?
花粉症の症状がなくても、お肌は常に外気にさらされていますよね。
そんな季節だからこそ気をつけたい3つの事をエステティシャンの私がご紹介します。
■帰宅後は丁寧にクレンジング、洗顔

外出中、お肌には肌荒れの原因となる花粉やホコリがたくさん付きます。帰宅したら必ずクレンジング、洗顔をしっかり丁寧に行いましょう。
(1)まずはクレンジング
様々なタイプがありますが、エステティシャンの私がオススメしているのはジェルタイプのもの。
ジェルクレンジングはオイルクレンジングに比べて洗い上がりの乾燥感も少なく、ジェルがしっかりお肌に密着することで、メイク汚れや外気汚れなど肌に不必要なものを吸着し落とします。
元々肌が荒れやすく敏感肌の方はミルクタイプもオススメ。

(2)次に洗顔
洗顔料はしっかりと泡立てて、お顔の上で泡を転がすように優しく洗い流します。
生え際やフェイスラインの洗い残しがないように気をつけて下さいね。
■夜のスキンケアは化粧水・美容オイル・乳液の3ステップ
基本のスキンケアも丁寧に行うことで少しずつ肌が良くなっていきます。
(1)化粧水をコットンに(500円玉くらい)出し、お肌全体に優しくなじませます。
お肌に水分をたっぷり与える事が大切なので、再度コットンに化粧水を追加してお肌全体に優しく馴染ませます。
お肌が荒れやすい、荒れると言う状態はお肌のバリア機能が弱くなってしまっており、手で言う逆剥け状態が肌表面で無数に起きています。
このような状態だと化粧水すらピリピリとしみる場合がありますが、化粧水が悪いのではなくお肌が乾燥しすぎている状態が大半なので、化粧水は日々たっぷりとなじませましょう。
(2)化粧水をたっぷり塗った後はアルガンオイルやホホバオイルなどの美容オイルを手に取り、お顔全体になじませていきます。
お肌が荒れた状態の時は少し多めに塗り、5分程しっかり置くのも◎
ベタベタ感が気になる方は表面のオイルを軽くティッシュオフしても良いです。
(3)乳液を手の平にとり(500円玉くらい)、お顔全体を手の平全体で包み込むようになじませていきます。
花粉の時期に肌が荒れやすい場合や、肌が荒れた後は、あえてシンプルに化粧水・美容オイル・乳液だけにし、お肌の水分量と油分量を増やす事を意識しましょう。
■朝メイクをする上で気をつけること
(1)メイク前にまずはスキンケア
寝ている間にも、家の中に持ち込んだ花粉や見えない空気中の埃やダニなどもお顔に付着している場合がありますので、起きてからもしっかり泡立てた泡で洗顔を行い、化粧水、乳液は必ず塗りましょう。
(2)次にメイク
最初は必ずメイクアップ下地を塗りましょう。
あまりメイクを濃くしたくない・・そんな方は色付きのメイクアップ下地を塗った後にパウダールーセントもしくはパウダーファンデーションを乗せましょう。
お肌がいい状態であればブラシでも良いですが、お肌が敏感な時は肌触りの良いパフで付ける事をお勧めします。
このように、花粉の季節や肌荒れ予防の対策として朝と夜気をつけるポイントを押さえれば、未然に防ぐ事ができ、肌荒れも長引く事が減ります。
花粉症の方に限らず、この時期はお肌のダメージを受けやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
現役エステティシャンが教える「覚えておきたい!美容の知識」 の記事
- 花粉時期も肌荒れ知らずの人のスキンケア法
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