寒い時によくしてしまう姿勢

寒い冬場はどのような姿勢をしていますか？
体を丸めて体を温めようとしますよね。全身の筋肉に力を入れることで体温を上げようと体は働くのです。
しかし、無意識に体に力が入ることで、姿勢は猫背になりやすくなっています。
冬の寒い日に、外を歩いている人の姿を見てみてください。猫背になっていませんか？
人間は力を入れようとすると、体の全面に力が入りやすくなっているからです。
実はこの猫背の姿勢が食事に気をつけているのになぜか太ってしまう原因なのです。

猫背がなぜいけないのでしょうか？

一つ目の理由は猫背になることでの代謝の低下です。
いい姿勢と猫背のような悪い姿勢では、歩くだけでも使われる筋肉が変わってきます。
背筋がピンと伸びた、良い姿勢は、立っているだけでも全身の筋肉がまんべんなく刺激された状態です。

それに比べて、猫背の姿勢になると特に全面上部の筋肉に刺激が偏ってしまいます。
そうなると、日常生活で姿勢のいい人と悪い人で代謝の量も変わってきます。
姿勢の良い人のほうが、多少生活による消費カロリーが高くなるのです。
１日の差を見ると、大した差ではないかもしれませんが、数か月単位で見ると大きな差となります。

二つ目の理由が血流の悪化です。猫背になると、体の体幹を中心とした大部分の筋肉が固まってしまいます。筋肉が固まると代謝が下がり血流も悪くなります。
人間の体は血流が悪い部位には脂肪がつきやすくなります。
猫背の姿勢の人の脂肪がつきやすい部位は、お腹と二の腕です。
様々な点からみて猫背はよくないということですね。

外部からの冷気を阻止する

寒さによって体を丸めるような癖がついたまま無意識だと、そのまま猫背の姿勢が癖になってしまいます。
冬はしっかりと寒さ対策をして、外に出ても凍えないような対策をとることをおすすめします。

固まっている筋肉をストレッチ

猫背の改善方法についてストレッチは大いに効果があります。
猫背は体の全面上部の筋肉が縮んで固まっている状態なので、その固まっている筋肉を伸ばしていくと元の姿勢に改善しやすくなり冬太りも抑えることができます。

冬太りの意外な原因である猫背を改善するためのストレッチを３つご紹介します。

ポイント
ストレッチを行う上でのポイントは、イタ気持ちいい程度のところまで伸ばし、２０秒から３０秒キープ。
勢いをつけて伸ばすのではなく、ゆっくりじわじわと伸ばしていきます。



大胸筋が縮んで固くなると、肩が丸まるように前に引っ張られ背中が丸くなります。
写真のように壁をつかって肩と胸の中心を遠ざけるように意識しながら伸ばしていきましょう。

手順
1壁に寄り添うように立ち、腕を肩の高さまで上げ、肘を曲げ壁に腕をつけます。
2腕は後ろに、体は前に動かすようにするとよく伸びます。

ポイント
・みぞおちを前に突き出すように胸を張る
・腰はそらないように注意すること



腹筋と肋骨の間にある筋肉です。
この筋肉が固丸と背中が丸くなりやすくなります。

床にうつぶせになり床に腕をついて胸を床から離していきます。
ポイント
・腰を反るのではなく胸から上をそっていく
・お腹をへこますようにして腰が反るのを防ぐ



首を横に倒し、倒したほうとは逆側の肩を下げるように力を入れます。
そうすると、首の横から肩にかけてストレッチがかかります。
伸びが足りないという方は倒した側の手で頭を少し引っ張るようにするといいでしょう。

省スペースで簡単にできるのでぜひやって見てください。

姿勢の乱れは太りやすくなるだけではなく、肩こりや腰痛、頭痛などにも影響します。
最もいけないことは猫背のまま、放置してしまう事です。
今から猫背の改善に取り組み、美しい姿勢と太りにくい体を手に入れましょう。