”ダイエットしていないのに細い人”の共通点から探る「痩せの法則」運動習慣編
yui (46歳)
これといってダイエットや食事制限をしていないにも関わらず、体の細い人や、スタイルのいい人、あなたの周りにもいませんか? 例えば、サーファーやダンサー、看護師、エステティシャンなど職業やスポーツによって痩せている人が多い傾向などもありますよね。
そのような痩せている人たちの共通点から「痩せの法則」を探ってみました。
ダイエットしていないのに痩せている・スタイルがいい人々
痩せている人が「私ダイエットとか何にもしてないんですよ〜」とか「全然太れなくて困ってるんです〜」とか言い出した時には、ダイエットしてもなかなか結果がついてこない人はつい悔しさがこみ上げてくると思いますが、本当に何も意識せずに痩せているとして、きっとその無意識にやっている何かがスリムな体型を維持するのに関係しているはずなのです。
よく食べるのに太らない人、運動していないのに体が引き締まっている人、身の回りにいるそんな人たちの生活習慣や日々の行動には“痩せ癖“になっているものがあります。
【法則1】立ち仕事で一日中歩き回っている人は脚が細い
看護師や美容師、エステティシャンやアパレルショップ店員などには脚の細い人が多いイメージはないでしょうか。中には上半身が少しぽっちゃり気味のわりに脚が細い人も。接客などで立ち仕事をしている人は座る間も無いため、椅子に腰をかけることがないまま1日を終える人も多いとか。
実は下半身が太る原因は、お尻や太もも、ふくらはぎなどの大きな筋肉が使われず、また椅子に座ることでお尻が圧迫され、血液やリンパの流れが滞ることでむくみや冷えを引き起こし、脂肪が溜まりやすくなるためと言われています。ですから立ち仕事の逆のデスクワークの人が冷え性や下半身のむくみに悩まされるのはこのためです。
一日中立ち歩いていると、脚がパンパンにむくみそう、と思いがちですが、慣れていなければ当然そういうことも起こりますが、毎日続けば脚の筋肉がつき、筋肉が活動することで血液のポンプのような役割を果たすためむくみにくくなるのです。
【実践ポイント】座る時間を減らす
仕事柄立ち歩く時間をたくさん作れない場合は、できるだけ椅子から立ち上がって歩く回数を増やすようにしてみませんか。例えばトイレの回数を増やしたり、コップに入れる飲み物の量を減らしてなくなったら継ぎ足しに行く頻度を増やすなどで、意図的に立ち上がるタイミングを増やすなどです。
座りながらふくらはぎや太ももを揉みほぐしたり、周りにバレない程度に軽く屈伸の動きをしてみるなどでもいいでしょう。少しずつ下半身の筋肉を動かすように意識してみましょう。
【法則2】肩甲骨周りの筋肉がほぐれている
背中のラインが美しく、胸が開いていて姿勢もいいと、スタイルがよくドレスなどの洋服も良く似合いますよね。そんな身体的特徴で思い浮かぶのは、バレエダンサーや、サーファーなどではないでしょうか。
彼らの共通点として浮かび上がったのは、肩甲骨の動きです。例えばバレエでは基本の動きに「センターポジション」というものがあり、肩甲骨を下に下げ、背中の中央に寄せ、そのまま腕を伸ばして肘だけを少し上に上げる翼を広げるようなポーズなのですが、この動きを何度も練習して行くことで背中から全身の姿勢などが整って行くそう。もちろんこの動きだけでバレリーナの体になれるわけではありませんが、バレエの場合腕を上げる動作が多く、肘が下がるような動作がほとんどないことからも、いかに肩甲骨を使って踊るダンスであるかということがわかると思います。
また、サーファーの方も、スリムで姿勢がよく背中や腹筋が引き締まったナイスバディの方が多いですよね。サーフィンという波に乗ってバランスをとりながら立っているイメージが強いため、体幹筋を使うからと思いがちですが、サーファーの方に聞くと「サーフィンは波に乗るよりパドリングしている時間がいちばん多く、その姿勢が影響しているのでは?」とのこと。パドリングとは、ボードの上にうつ伏せの状態で水面を腕で漕ぐ動きのことです。
このパドリングでは、肩から腕を大きく使って波の上を進むため、肩甲骨周辺の筋肉をよく動かすそう。さらに、顔を浮かせるようにのけぞったまま行うため、自然と胸が開く感じになるそうです。そのためサーファーは肩周りがしっかりとし、胸が開いた姿勢になりがちなのだとか。
肩甲骨周辺にはたくさんの大きな筋肉と、リンパが通っているため。ここを動かすことでフェイスラインもスッキリし、鎖骨や腕などもむくみにくくなり、上半身全体がスッキリとシャープになります。
【実践ポイント】こまめに肩甲骨を動かすストレッチを取り入れて
バレエの「センターポジション」や、サーフィンの「パドリング」の動きをそのまま行うエクササイズが行えればいいのですが、忙しい日常の中で取り入れるのは難しいですよね。
そこで、座っていても立っていても、1分で出来る肩甲骨を動かす簡単なストレッチをご紹介します。
まず、両手を後ろで組んで、そのまま肩を後ろに引っ張り胸をはった状態にします。そこからゆっくりと両肩を斜め前方の上の方に持ち上げ、円を描くように背中側へと回し、再度胸が張った状態にもってきます。イメージとしては肩を上方向になるべく大きく回すイメージ。これを10回程度繰り返しましょう。
次に、今度は肩を回す方向を逆にして、下方向に大きく10回程度回します。
このストレッチ運動で肩甲骨を動かす事で、肩甲骨周辺の血流が増加して代謝を向上する事ができますので、とくにデスクワークや長時間のスマホ利用で猫背になっている場合は、こまめに取り入れてみてください。
【法則3】足首の可動域が広い
足首の柔軟性は、足の太さに大きく影響します。なぜなら足首の動きが悪いと、足全体の筋肉の伸びも悪く、骨盤にまで影響するとか。骨盤の動きが悪くなると血流も悪くなり、代謝も落ちます。先に説明した、座りっぱなしの姿勢が冷えやむくみを招くのと理論は近いですね。
理想的な美脚を持つ、パーツモデルの金子エミさんも足首のマッサージは毎日欠かさないといいます。足首をくるくると回してほぐすことで足首の可動域を広げ、足の血流の滞りを防ぎます。前述のバレエダンサーやサーファーも同様に足首の柔らかさが重要なんだそう。
逆に毎日ハイヒールなどの靴を履き続けると、足の甲を伸ばした状態が癖づいてしまい、足首がだんだん太くなっていきます。毎日同じ姿勢や同じような靴を履き続けている人は要注意です。
【実践ポイント】足首くるくるマッサージ
家に帰ってテレビを見たり、お風呂に入っている時間を利用して、足首をゆっくりと無理のない範囲でくるくる回してマッサージしましょう。
また、普段からハイヒールなどの靴が多い人は、たまには足首が曲がりやすいペタンコ靴やスニーカーを履くようにしましょう。
痩せるために何かをするより、習慣を見直すほうが楽!
いざダイエットを始めようとすると、目標が高いほどハードなトレーニングの実践に気が向きがち。でもなかなか続かないし、思ったほど結果も早く出ないのでは?
まずは自分の何が「太りぐせ」になっていて、1日の中でどんな行動を見直すべきかを振り返れば、ちょっとした習慣を変えるだけで理想の体に近づけるのではないでしょうか。
まずは、太らない習慣を持つ人から痩せる法則を見習って、小さなことからでも始めて見ませんか。
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