甘いものが好きな人は注意! 黄くすみの原因 糖化を防ごう

美肌  
公開 

momoka

2 2

新たな老化の原因として最近よく聞く糖化。甘いものが大好きで気になるという人も多いのではないでしょうか。
糖化はしわやたるみ・黄くすみの原因になるだけでなく様々な病気にかかりやすくなるなど美容面だけでなく健康面にも影響を与えます。
とっても怖いものですが、生活習慣の意識を変えるだけで対策できます。
若いうちからやっておくべき老化対策です!

糖化とは焦げている状態

糖化とは簡単に説明すると体の中で焦げが起こる状態のことです。
体内で余分な糖とタンパク質が結び付き体温によって加熱されてAGEs(終末糖化産物)を生成させる反応です。
身近な例でいうとホットケーキは砂糖や小麦粉などの糖質と卵と牛乳のタンパク質を混ぜて焼くと茶色くなりますよね。これが糖化です。
AGEsは体内の様々なものと結びつき肌の老化だけでなく体の健康もむしばむのです。
しかも、AGEsを体の中で分解することができないんです!

肌の老化だけじゃない。様々な病気の原因にも

糖化が原因で悪化したり、引き起こされる不調や病
▽糖尿病
▽動脈硬化
▽アルツハイマー
▽骨粗しょう症
▽白内障
などさまざまな病気の原因になります。

糖化の肌への影響

肌への糖化の影響はタイトルにもなっている黄くすみです。
肌の奥にある真皮層が黄色く変色することで起こります。
また、AGEsはたんぱく質と結びつきやすいのでタンパク質でできているコラーゲン繊維等にくっつき変性させます。その結果ハリや弾力の低下につながります。

糖化の原因

体内で分解することができないAGEs。どういった原因でAGEsが蓄積され糖化が進むのでしょうか?
まず一つは糖分の取りすぎによる不摂生な食生活です。
白い砂糖の入った甘いお菓子が大好きな人、白米が欠かせない人、ジュースを毎日飲んでいる人要注意です。そのほかにも、血糖値の急激な上昇も糖化を進めてしまう原因です。そのため朝食を抜くと昼食後の血糖値が急激に上がるので危険です。

肌の老化の原因としてよく聞く「酸化」との違い

肌老化の原因3兄弟と言えば、「紫外線・酸化・糖化」と言われています。
糖化が焦げなら酸化は錆びです。切ったリンゴが時間経過とともに茶色くなる現象と同じです。酸化の原因は紫外線や飲酒喫煙、大気汚染、ストレス、激しい運動などで活性酸素が増えることにあります。活性酸素が増えるくすみやしわの原因になります。
抗酸化作用のあるスキンケアをしてリコピン、ポリフェノール、ビタミンミネラル類が含まれている食品を積極的にとるようにしましょう。

1日に必要な適切な糖質量

糖化させないためには余分な糖を取らないことが大切です。
厚生労働省によると1日に必要なカロリーの50~70%を炭水化物から摂取するのが望ましいとのことです。
成人女性は1日約2000㎉が必要です。60%を炭水化物から摂取すると1日1200㎉、炭水化物は1g4㎉なので1日300gくらいまでが適切な糖質量です。(白米茶碗1杯は55g)
(※厳密にいうと炭水化物=糖質ではありません。)

GI値のチェックで糖化を防ぐ

GI値とは食品が体内で糖になり血糖値を上げるスピードを測ったものです。
GI値が低いほど血糖値の上昇が緩やかになるため糖化しにくい食品と言えます。
一般的に低GIとよばれるのは60以下です。お米を選ぶなら白米より玄米をなどとGI値を参考に食べ方を意識してみてください。血糖値をコントロールしやすくなります。

調理法の工夫で糖化を防ぐ

AGEsは体内で生成するだけでなく、食べるものからも蓄積されます。
焦げ=糖化なので調理によって茶色くなっているものはAGEsが蓄積されやすいと思ってください。調理法としては「生<蒸す・ゆでる・煮る<焼く<揚げる」の順に糖化しやすいです。また、電子レンジ調理は一気に温度が上がるため注意!

糖化を防ぐ食品を選ぶ

AGEsは体内で分解することはできませんが、食品には抗糖化作用を持つものがあります。そのため、普段の食事から意識することが糖化を防ぐコツです。
▽普段何気なく飲んでいる飲み物をこのお茶に変えるだけ
ルイボスティー、ドクダミ茶、ヨモギ茶、カモミール 甜茶
▽糖質の代謝を助けてくれるビタミンB1、B6の含まれる食品
豚肉、ウナギ、にんにく、酒かす

とくにおすすめはルイボスティー。糖化も酸化も防ぐ奇跡のお茶です。

サプリメントで糖化を防ぐ

糖化を防ぎ、肌の老化対策をするスプリメントもあります。
▽αリポ酸 糖質の代謝をスムーズにする
▽ギムネマ 糖質をブロック
▽ロダンテノンB マンゴスチン由来成分。非常に強い抗糖化成分


化粧品で糖化を防ぐ

化粧品による肌老化の対策として、抗糖化に効くとされている成分はコウエキエキスです。
これが配合されている、「POLA BAシリーズ」、「ディセンシア アヤナス エッセンスコンセントレート(美容液)」は抗糖化におすすめの化粧品です。

その他、美容医療ではαリポ酸点滴などが抗糖化に有効です。糖質の代謝をスムーズにする作用があります。

しかし、化粧品・美容医療ともに「抗糖化」をキーワードにしたものはまだ少ないです。そのためやはり毎日の食事や生活習慣を意識することが糖化を防ぐ近道です。

糖化を防ぐ生活習慣

糖化してしまうと化粧品でも美容医療でも対抗するのが難しいですが、前もって生活習慣を意識するだけで十分対策できます。

▽血糖値を上昇させないために
朝食を必ず摂る、GI値を心がける、野菜から食べる(べジファースト)、よく噛んでゆっくり食べる、食べ過ぎには注意

▽何より健康な肉体が基本
良質な睡眠を6,7時間とる、飲酒や喫煙はほどほどに、ストレスをためない、適度な運動


糖化は黄くすみ、シワたるみだけでなく様々な病気の原因になります。
対策は早ければ早いほどいいです。生活習慣を意識することが抗糖化のカギなのでできることから始めてみましょう

コメント

コメントを書く

この記事をシェアしよう!

ライター紹介

momoka

 

momokaさんが書いたほかの美容情報・ノウハウ

「ADDICTION ザアイシャドウ」をパーソナルカラー分析!おすすめメイク法もご紹介

「ADDICTION ザアイシャドウ」をパーソナルカラー分析!おすすめメイク法もご紹介

コスメ好きの心をわしづかみしている単色シャドウと言えば「ADDICTION ザアイシャドウ」。その色展開はなんと99色。ベーシックに使えるブラウンからちょっぴり挑戦的な色味まで様々な色味を取り揃えています。しかし正直99色もあると、どれが自分に似合うかわからないですよね。そんなあ [»続きを読む]

放っておくとシワ・シミに! 乾燥肌の正しい対策法3つ

放っておくとシワ・シミに! 乾燥肌の正しい対策法3つ

カサカサ、つっぱり、かゆみ、粉ふき…などなど、冬のこの時期は乾燥肌の悩みは尽きません。とにかくスキンケアでは保湿を意識しているけれど、なんだか効果はいまいち。乾燥肌を放っておくと老けると聞いたこともあるし、化粧ノリも悪くなってしまうから、今年こそ本気で乾燥肌を卒業したいと思ってい [»続きを読む]

美白命が伝授!とにかく焼けたくない人のための完全遮光グッズ

美白命が伝授!とにかく焼けたくない人のための完全遮光グッズ

いくら日焼け止めを塗って、飲む日焼け止めを飲んでも長時間外にいるとうっすら焼けてしまうなんてこともありますよね。そんなうっすら日焼けも許せない美白命の筆者がおすすめの完全遮光グッズをリアルな声とともに紹介します。これを身につければうっすら日焼けも防げること間違いなしです。見た目は [»続きを読む]

【新作コスメ】ティントなのに乾燥しない!「Diorラッカープランプ」レビュー

【新作コスメ】ティントなのに乾燥しない!「Diorラッカープランプ」レビュー

色もちが良いため長時間メイク直しをすることができない日の強い味方、ティントリップ。しかし、色もちが良いゆえ、乾燥や時間が経つと蛍光ピンクに発色してしまう点も気になりますよね。そんなティントのデメリットを解消して、色もち・うるおい・ツヤと求めるものをすべて備えたリップが発売されまし [»続きを読む]

SPF/PAってなに? 焼けたくない人のための日焼け止めの基礎知識

SPF/PAってなに? 焼けたくない人のための日焼け止めの基礎知識

日焼け止めが必須の季節がやってきました。絶対に焼けたくない! と思う方が日焼け止めを購入する際に気にされるのは「SPF/PA」の数値ですよね。しかし、その意味を正しく理解していますか? 「絶対に焼けたくない!」と思うならこれらの意味を理解することでより日焼け止めの効果を高めること [»続きを読む]

美白・シミくすみ対策の新着記事

何にもしたくない時に、よりそうBOX。マイリトルボックス2月をチェック。

何にもしたくない時に、よりそうBOX。マイリトルボックス2月をチェック。

マイリトルボックスから2月BOXが2024年2月1日に発売されました。 今回のBOXテーマは、「 "LA FLEMME" ~あえて何もしない~」。 最近、何にもしたくない日ばかりの編集部Mが内容をチェックしていきます。 [»続きを読む]

jobikai ビューティーウォッチ

美容皮膚科歴“四半世紀!” 肌の名医に聞く、シミ対策のセルフケアポイント!

美容皮膚科歴“四半世紀!” 肌の名医に聞く、シミ対策のセルフケアポイント!

大人世代にとって肌の大敵といえば、しみ。またしみの中でも特に肝斑はホルモンバランスが変化しやすい40歳前後に現れやすいそう。 30〜40代がしみ対策としてどのようにセルフケアをすべきか。今回は美肌ケアの専門家として数々の著書を執筆してきた、25年もの美容皮膚科歴をもつよしき銀座 [»続きを読む]

美容皮膚科医・よしき銀座クリニック院長

監修 吉木伸子

冬もシミ対策! シミの改善に効果的な化粧品・サプリメント(薬含む)5選

冬もシミ対策! シミの改善に効果的な化粧品・サプリメント(薬含む)5選

冬は夏ほど紫外線が気になりにくく、UVケアを怠りがち。ですが冬は肌が乾燥しやすく、日差しが強くなくても紫外線のダメージを受けやすい状態ですので注意が必要です。 放っておくと、シミやくすみが目立ってくることも。 日焼け止めや適度な保湿はもちろんですが、さらにスキンケア製品やサプ [»続きを読む]

jobikai編集部

編集部スタッフ

海外でも人気のLEDマスク美顔器、カレントボディを1ヶ月間使ってみた! 詳細レビュー

海外でも人気のLEDマスク美顔器、カレントボディを1ヶ月間使ってみた! 詳細レビュー

ハリウッドセレブや多くの美容専門家が愛用しているという、世界で人気のLEDマスク「カレントボディ」。その特徴や、実際に使ってみての感想を、詳しくまとめました。 文末にはお得な情報もありますので、ぜひ最後までご覧ください。 [»続きを読む]

jobikai編集長

しゅん

美容オンライン診療でシミ内服を処方してもらう方法

美容オンライン診療でシミ内服を処方してもらう方法

クリニックに行かずに、医師の診断の上処方箋を受け取ったり薬を送ってもらうことができる「オンライン診療」。外出や人との接触を避けたい社会情勢ということもあり、ここ数年で急速にオンライン診療サービスの普及が広まっています。 最近は保険診療だけではなく、美容においてもオンライン診療が [»続きを読む]

美容リサーチャー

いしだまえ

関連キーワード

ジャンルから美容情報を探す

女美会メンバーだけの
スペシャルコンテンツが続々登場!
あなたも今すぐ登録しませんか?

SNSアカウントで新規登録