放っておくとシワ・シミに! 乾燥肌の正しい対策法3つ

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momoka

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カサカサ、つっぱり、かゆみ、粉ふき…などなど、冬のこの時期は乾燥肌の悩みは尽きません。とにかくスキンケアでは保湿を意識しているけれど、なんだか効果はいまいち。乾燥肌を放っておくと老けると聞いたこともあるし、化粧ノリも悪くなってしまうから、今年こそ本気で乾燥肌を卒業したいと思っている、そんなあなた。今回は乾燥肌の原因やスキンケアでの対策、メイクでの対策など、徹底的に乾燥肌対策を紹介いたします。

理想の肌状態とは?

乾燥肌とは正反対の、みなさまが思う理想の肌はどんな肌ですか? しっとり・透明感・適度な弾力? 色々あるとおもいますが筆者が考える理想の肌は、「うるおいに満ちていてキメが細かく何もつけていなくても内側から発光するような自然なツヤ肌」です。そのために欠かせないのは【皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質】これらと水分が肌にしっかり満ちているとバリア機能が整い、肌の生まれ変わりも正常で乾燥とは無縁の肌になれるのです。もちろん、これらの成分はしっとりしていて、きめも細かく透明感もある肌には欠かせません。

乾燥肌の原因と状態

さて、そんな理想の肌になるための本気の乾燥肌対策の第一歩は、乾燥肌の状態や原因を知ることから。

乾燥肌は、肌の潤い成分が蒸発・減少することが原因

乾燥肌とは、脱脂力の強いクレンジング料・洗顔料での洗いすぎなどの間違ったスキンケアや、湿度が60%以下に低下してしまうことによって、肌内部の潤いを保つ水分やNMF(天然保湿因子)などが蒸発してしまうことが原因で起こってしまいます。
特に、アラサー世代は肌のうるおいを守ってくれる皮脂、NMF、細胞間脂質ががくんと減ってしまって、 “何もしなくても大丈夫”の状態から遠ざかり、しっかり対策しないと転がり落ちるように乾燥が悪化してしまいます。

乾燥肌は放っておくと、シワ・シミができやすい状態

肌は乾燥すると、肌のつっぱりからはじまり、カサカサ、粉ふきなど、化粧ノリが悪くなる。もっとひどくなってしまうとバリア機能が乱れてしまい、肌が敏感に傾いてしまってかゆみやかぶれを引き起こされる。このように、乾燥肌はたくさんの悪影響を及ぼしかねません。
さらに放っておくと、エイジングサインの一つ「小じわ」にも繋がります。
小じわは肌が乾燥してしまい、肌表面のハリやしなやかさが失われることによってできます。小じわがどんどん悪化して深いシワになってしまったら、そこから元に戻すのは大変です。
そんな様々な悪影響をもたらす乾燥肌は、早い段階から保湿を徹底することによって改善することは可能です。たかが冬の風物詩の乾燥とは思わずに、理想の肌状態を手に入れたいなら乾燥肌対策を徹底することをおすすめします。

それでは、正しい乾燥肌の知識と対策をご紹介します♡

乾燥肌対策① スキンケア

間違ったスキンケアを見直す

✔顔をすすぐときはよく落ちるように熱いお湯を使っている
✔クレンジングは洗浄力重視で常にオイルクレンジングを使っている
✔化粧水は1回から多くても3回くらいしか使っていない

これらはすべて間違いスキンケア! 一つ一つ解説いたします。
まず洗うお湯の温度。クレンジングや洗顔のすすぎに使うお湯の適温は、自分の体温より低い「32℃~34℃」なぜなら熱すぎるお湯は汚れだけでなく肌のうるおいを守るのに欠かせない皮脂やNMFも洗い流してしまうからです。
次にクレンジング料。メイクの濃さに合わせてクレンジングを選ばないと肌に必要な皮脂まで奪ってしまうことになるので、余計に乾燥してしまいます。乾燥肌の方はよほどしっかりメイクでない限りは、肌への負担が少なめな「ミルククレンジング・クリームクレンジング」を選ぶようにしてくださいね。面倒だからって、よく落ちるオイルクレンジングを熱いお湯で流しているなんてもってのほか! 乾燥肌にとっては最悪です。今すぐ見直してくださいね。

最後に化粧水。1回くらいで十分でしょと思いがちですが、それでは乾いてしまった肌には足りません。〇回という決まりはありませんが、できれば3回以上はつけたほうがいいです。目安は肌がもちっと吸い付くくらいまで。少しずつ手に取って手のひらで温めてからなじませるというのをその日の肌状態に合わせて繰り返しましょう。

乾燥肌におすすめの成分はセラミドとアミノ酸

理想の肌に欠かせないのは「皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質」と冒頭でお伝えしました。その貢献度を割合で表すと、細胞間脂質:80%・NMF(天然保湿因子):17%・皮脂膜:3%となり、肌の保湿の大部分は「細胞間脂質」でまかなっているとわかります。
そしてこの細胞間脂質は50%がセラミドなので、肌にたっぷりとうるおいを与えるにはセラミドがとっても大切です。乾燥肌でお悩みの方は、まずセラミド配合のスキンケアアイテムを選びましょう。

とはいえ、セラミドは脂溶性なのでそのほとんどが水の化粧水には配合しにくいのが現状です。そのためセラミドは乳液やクリームなどで補うとして、化粧水は、貢献度はセラミドほど高くないものの、もう一つ忘れてはいけないNMFの主成分「アミノ酸」入りのものを選ぶのをおすすめします。

セラミドについてはこちらをチェック 

乾燥肌対策②メイク

いくらスキンケアで保湿を頑張っていても、日中メイクしている状態の乾燥も気になりますよね。メイクする前に保湿を念入りにすることは大前提として、ほかにもおすすめしたいのが、「保湿力のある下地を仕込む」ことです。化粧下地はファンデーションの密着をよくして化粧モチをよくするだけでなく、日中の乾燥を防ぐ効果もあるのです。ぜひお気に入りの保湿力の高い化粧下地を見つけてみてくださいね。とはいえ、小鼻周りは乾燥よりも皮脂が気になるという方は、部分的に化粧崩れのしにくい下地を仕込みましょう。

乾燥肌対策③食べ物

私たちの体は食べたものでできているので、乾燥肌対策には食べ物からケアするのも大切です。乾燥肌の方にぜひ摂ってほしい栄養素をご紹介します。

タンパク質

肌の潤いに欠かせない「NMF(天然保湿因子)」はターンオーバーという肌の生まれ変わりの過程で作られます。タンパク質はこのターンオーバーを正常に整える働きがあるので乾燥肌対策としてはとても大切な栄養素です。それだけでなく肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンもタンパク質を原料にして作られているのでタンパク質は美肌に必要不可欠なのです。

◎タンパク質が多く含まれている食品
・肉類
・魚介類
・卵類
・大豆製品
・乳製品
など

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や粘膜を健康な状態に保ち、「NMF(天然保湿因子)」の生成も促してくれます。脂溶性ビタミンのため、体に貯めておくことができるビタミンです。そのため過剰摂取には注意してください。

◎ビタミンAが多く含まれている食品
・レバー
・うなぎ
・ニンジン
・バター
など

ビタミンC

美肌に必須のビタミンCですが、乾燥肌対策にも例外ではありません。体に貯めておくことができないビタミンなのでこまめに摂取することを心がけましょう。
ちなみに、先ほどタンパク質がコラーゲンの原料だと紹介しましたが、ビタミンCがコラーゲンの生成を助けるので一緒に摂るのがおすすめです。

◎ビタミンCが多く含まれている食品
・キウイフルーツやイチゴなどの果物
・パプリカ
・パセリ
・ブロッコリー
など
熱に弱いため、できるだけ生で食べましょう。

ビタミンE

ビタミンEは血行促進して新陳代謝を活発にしてくれます。また、抗酸化作用もあるので乾燥肌対策だけでなく体にとって大切なビタミンです。ビタミンEは脂溶性ビタミンのため血液に溶け込んで全身へ運ばれることはできません。そのためタンパク質の中に吸収されて全身に運ばれます。タンパク質が不足しているとビタミンEも全身に運ばれにくくなってしまうのでタンパク質の不足にも気を付けてくださいね。

◎ビタミンEが多く含まれている食品
・アーモンド
・くるみ
・いくら
・ウナギ
・アボガド
など

ビタミンCやタンパク質が協力してコラーゲンを生成するように、栄養素は単体で効果を発揮するものではありません。お互いに影響しあって初めてその力を発揮するのです。そのため、いろいろな食品をバランスよく摂ることが乾燥肌対策のための食事には大切です。

いかがでしたか? これをすれば乾燥肌が一発で治るなんてことはなく日ごろの地道なスキンケアと毎日の正しい食生活をコツコツ継続することが乾燥肌対策にとって一番大切なことです。まだまだ湿度が下がって厳しい乾燥が気になる季節なのでぜひ実践してみてくださいね。

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