カカオニブの効果と食べ方~エイジングケアするスーパーフード~
悠
スーパーフードとして少しずつ認知されてきた「カカオニブ」は“神の食べ物”と呼ばれるほど高い栄養価を誇ります。特に多く含まれている成分がエイジングケアには欠かせないポリフェノール! カカオポリフェノールの含有量は、ワインの約2倍と言われるほどです。
そんなカカオニブの正体は、名前の通りチョコレートの原料となるカカオ豆!
カカオ豆を発酵、乾燥、焙煎した状態なので、砂糖や添加物など余計なものが一切加えられていません。高温焙煎もされていないので、豊富な栄養価を余すことなく体内に取り込める食材として注目を集めています。
カカオニブって? どんな味?
カカオ豆からココアやチョコレートが作られるというのは有名ですが、カカオニブとはどういった状態のものかご存知ですか?
カカオニブは、カカオ豆がパウダーになる前の状態。大半がフレーク状(チップ)で売られています。
- カカオビーン=カカオ豆そのもの
- カカオニブ=カカオ豆を発酵、乾燥、焙煎し、粗く砕いたもの
- カカオパウダー=カカオニブをパウダー状にしたもの
味は全く甘みのないビターチョコレート! 砂糖が加えられていないので、甘みはありません。口の中に苦みが広がります。食感はナッツに近い印象で、人によってはコーヒー豆をそのまま食べているような気がするようです。
つまり苦みはコーヒー程度。ブラックコーヒーが飲める方は、そのままでも違和感なく召し上がることができるでしょう。
ココアとの違いは?
同じカカオを原料として作られるココアパウダーは、カカオパウダーと似ているようで異なります。違いは製造方法と栄養価。ココアはカカオを高温で焙煎して作られるため、カカオの栄養素は加熱によって一部壊れてしまいます。
よって、同じ原料から作られた粉末でも、ココアよりカカオの方が栄養価に優れていると言えるんです!
ちなみに大半のチョコレートは、ココアパウダーに砂糖や油脂類、乳製品などたくさんのものが添加されて作られています。
カカオニブの栄養素と効果
神の食べ物と呼ばれるカカオニブは抗酸化作用があるポリフェノールの含有量に特化していますが、それだけではありません! 全体的に見ても栄養バランスの取れた食材な上に、素材そのものが低糖質です。
カカオニブには次の効果が期待できます。
- ・美肌効果&エイジングケア(ポリフェノール、ビタミンA、C、E)
- ・貧血予防(ミネラル)
- ・ダイエット(ポリフェノール、カテキン、低糖質)
- ・抗菌作用(カテキン)
- ・腸内環境の改善(食物繊維)
高温焙煎されていないカカオニブには、加熱によって壊れやすい成分も残っています。
また、鉄分はたっぷりのビタミンCとともに摂取すると吸収率がアップ! カカオニブにもビタミンCは含まれていますが、フルーツを合わせるとより全体のバランスを取り、栄養価をアップさせることが可能です。
ビタミンCを多く含み、カカオと味の相性がいいフルーツは、イチゴやキウイ、オレンジなどが挙げられます。
カカオ独自の栄養素「テオブロミン」
カカオには特有の苦み成分である「テオブロミン」が含まれます。血管を拡張する作用から、主に次の効果があると言われているんです!
- ・血流促進
- ・冷え性の改善
- ・集中力アップ
- ・記憶力の向上
- ・自律神経の調整
チョコレートを食べるとリラックスするというのは、自律神経を調整するテオブロミンの作用によるものです♪
恋愛ホルモン成分により口にするだけでハッピー!
チョコレートを口にすると、ほっこり幸せな気分になることはありませんか?
カカオには “恋愛ホルモン”と呼ばれるフェニルエチルアミン(PEA)という成分が含まれます。なんとPEAは恋をしている時に脳から分泌される成分! この作用によって、多幸感を得られるんです。
キュンキュンしたくなったらカカオの出番!
摂取目安量と注意点
カカオニブの摂取目安量は、体重10kgあたり小さじ1杯と言われています。例えば体重が50kgの方は、小さじ5杯程度で必要な栄養価を摂取できます。
最も気を付けたいことは、加熱をしないこと! 高い栄養価を誇るカカオニブですが、加熱をすることによって一部の成分が壊れてしまいます。カカオニブのメリットを活かすためにも、そのままいただきましょう。
微量のカフェインが含まれているため、妊娠中や授乳中は避けた方が無難です。
ポリフェノールは、乳製品に含まれるリン酸化タンパク質の一種「カゼイン」という成分と結合すると効果が消失する可能性があるという説もあります。必ずしも悪影響とは言えないですが、より効果を得るのであれば豆乳やアーモンドミルクなどを合わせるといいでしょう。
カカオニブの食べ方とレシピ
カカオの栄養価を損なわないカカオニブの食べ方とレシピをご紹介します。
甘みが全くないチョコチップという感じなので、そのままポリポリと食べても全く問題ありませんが、食べ方のバリエーションを増やすと毎日飽きずに取り入れることが可能です!
オススメレシピ①:シリアルにプラス
栄養価を損なわず、簡単においしく食べられるのがシリアルやグラノーラに混ぜる方法。シリアルに、カカオニブを好きなだけプラスします。たったこれだけ。フルーツをプラスしたり、豆乳やアーモンドミルクをかけたりすれば、さらにおいしくなりますよ! とってもシンプルなのにおいしく食べられる方法です。
私はこのシリアルが一番のお気に入り! グラノーラにフルーツとカカオニブを入れ、アーモンドミルクをかけたらやみつきです♡
オススメレシピ②:豆乳アイスにプラス
ポリフェノールは乳製品とあまり相性が良くないとされていますが、市販のアイスクリームでも豆乳で作られているものがあります。豆乳アイスにカカオニブをかければ、簡単にチョコチップアイスの完成!
カカオニブがアイスの甘さを引き立てるので、アイス自体も少量で満足できますよ♪
オススメレシピ③:ハチミツ漬け
「甘くないと食べにくい……」というのであれば、ハチミツ漬けにするのがオススメです。
煮沸消毒した瓶に同量のカカオニブとハチミツを入れるだけ! 目分量で大丈夫です。ナッツを一緒に漬け込んでもおいしく食べられます。
オススメレシピ④:スムージー
バナナやベリー系など、チョコレートと好相性のフルーツと合わせてスムージーにしてもおいしく召し上がれます。
お好みのフルーツとカカオニブ、豆乳やアーモンドミルクなどを加え、ミキサーで混ぜるだけで完成! フルーツの甘みもあるので、何も知らなければ“チョコチップスムージー”です。
おいしく食べてエイジングケアができると話題の“神の食べ物”カカオニブ。ただの甘みがないチョコチップというイメージなので、生活に取り入れやすいかと思います。
いつものレシピにプラスしてみてくださいね!
参考アイテム紹介
カカオニブ(今川製菓)
- 内容量:50g
- 参考価格:¥540(税込)
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jobikai編集長
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