今回は発酵食品のスペシャリスト・くみこが栄養価をアップさせたもち麦入り甘酒と、甘酒を砂糖の代わりに使った蒸しパンのレシピをご紹介♡
甘酒は、生命を維持するために必要不可欠なビタミンやアミノ酸、ブドウ糖などがギュッと詰まっています。本物の点滴(輸液)にも同様の成分が含まれているため「飲む点滴」とも呼ばれるんですね♪
栄養価の高い甘酒を手作りしてみませんか？ 炊飯器で簡単に作れるんですよ！

私は小さな怪獣くんのママなので、手間のかかる料理やスイーツを作ったり、美容に手をかけたりする余裕はないのが現状……。そんな私がこまめに作ってる甘酒は簡単で、美容にもとーってもいいんです！ 甘酒効果でお肌もツヤツヤになっちゃいますよ♪

米麹から作られる甘酒は年齢不問の万能ドリンク！

栄養価が高く「飲む点滴」と言われるほどの甘酒。実は2種類あるってご存知でしたか？
どちらも素晴らしい発酵食品です♪

〈酒粕の甘酒〉
・簡単に作ることができる
・アルコールが含まれる
・砂糖をたっぷりと使うのでダイエットには不向き
・安価

〈米麹の甘酒〉
・米麹を発酵させる分の時間がかかる
・ノンアルコール
・砂糖不使用のためヘルシー
・割高

どちらの甘酒にも共通して次のような栄養素が含まれます。

甘酒には美肌、アンチエイジング、ダイエットに働きかける成分がたっぷりと詰まってるのです。しかも甘酒の成分はサプリと違い、スムーズに体内へと吸収されますよ。
特に米麹から作られた甘酒は離乳食にも用いられるように、年齢を選ばず飲むことができるんです♡
酒粕と米麹、どちらも栄養価は高いですが、酒粕の甘酒には大量の砂糖が使われます。美容や健康のためには、あまり砂糖を使いたくないですよね……。
年齢問わず誰でも飲むことができる上に、砂糖を使わなくても甘い、ヘルシーな米麹の甘酒は美容にも最適ですよ！

もち麦をプラスして甘酒の美容効果をパワーアップ♡

甘酒の栄養価をさらにアップさせ、カロリーを抑えるために、もち麦を入れることをオススメします！
もち麦は大麦の一種。穀類の中でも栄養価は高く、食物繊維は白米の約25倍、玄米の約4倍も含まれるんです！ しかも水溶性と不溶性の食物繊維を兼ね備えているのも特徴の一つ。便秘解消や血中コレステロールを下げる働きがあります。
カロリーも茶碗1杯で白米は約252kcalに対し、もち麦は約198kcalと低カロリー。インスリンの分泌を抑制する効果もあるので、ダイエットにもオススメの食材です♪
ヘルシーなもち麦を入れて、甘酒を作ってみましょう。
発酵させるので時間はかかりますが、買うよりずっと安く作ることができるので、お財布にも優しいですよ♪

【レシピ】もち麦入り甘酒

勝手に新春特別企画！(笑)
甘酒をいっぱい飲んでほしいので、もち麦入り甘酒のレシピを皆さんに公開しちゃいます♡

〈材料〉1,000～1,200ml程度

• ・米、もち麦………合わせて一合(割合はお好みで)
• ・乾燥米麹………200g
• ・水………1,000ml
• ・料理用温度計

私はプチプチした食感が好きなので、もち麦100％で作ることもあります。好みの配合を見つけてみてくださいね！ まずは米ともち麦を半々で作ってみるのもいいかもしれません。

〈作り方〉

①研いだ米、もち麦を炊飯器のおかゆモードで炊く

※浸水は不要です。そのまま炊いてください

②炊いている間に米麹を手でほぐしておく

③おかゆが炊き上がったら60℃になるまで冷ます

※水分が少ないようなら様子を見ながら水を足す

④米麹を入れ混ぜる

※おかゆが熱すぎると酵素が死んでしまい、うまく発酵しないので注意！ 60℃まで下がったか、必ず確認しましょう

⑤炊飯器の蓋は閉めず、濡れ布巾を被せて保温モードに切り替え、10時間ほど保温する。途中、何度かかき混ぜる。温度は60度に保つことがポイント

自然な甘みが出ていれば完成です！

そのまま放置すると発酵が進んで酸味が出るので、別容器に移し冷蔵庫で保存しましょう。1週間ほど保存が可能です。

そのまま飲んでも、牛乳や豆乳で割って飲んでも、フルーツや生姜、ジャム、ハチミツを加えて飲んでも、とっても美味しいですよ♪ アレンジはいくらでもできちゃいます。
私は普通に飲むだけじゃなく、グリーンスムージーにも入れてますが、毎朝飲んでも飽きません！

自然の甘みが出た甘酒は砂糖の代わりになるので、料理やスイーツにも活用できます♡
今回は甘酒を使った優しい味の蒸しパンをご紹介します。自分へのビューティーレシピに、お子さんのおやつに、作ってみてくださいね！

【レシピ】今年は酉年！ 甘酒を使ったピヨピヨ蒸しパン

勝手に新春特別企画第２弾！(笑)
今年は酉年ということで、甘酒を使った蒸しパンをニワトリとひよこに見立てました。簡単に可愛くなっちゃいますよ♪

〈材料〉6個分

• ・★甘酒………100ml
• ・★豆乳………50ml
• ・★オイル………大さじ1
• ・★卵………1個
• ・薄力粉………100g
• ・ベーキングパウダー………8g
• ・塩………ひとつまみ
• ・栗の甘露煮………30g
• ・皮をむいたかぼちゃ………30g

オイルは加熱しても酸化しにくい植物性脂肪をオススメします！
私は加熱に強い上に風味も増すマカダミアナッツオイルを使用しました。マカダミアナッツオイルには「パルミトレイン酸」という貴重な脂肪酸が含まれ、脳のエネルギーになったり、血管を修復したりする働きがあります。

他には太白ごま油、アボカドオイルなどもオススメです。これらは調理だけではなく、美容オイルとしても使用できますよ♡

〈下準備〉

・ミキサー、ブレンダーなどで甘酒を米粒がなくなるまで攪拌(かくはん)する

・かぼちゃはラップで包み、柔らかくなるまでレンジで加熱し、潰しておく(ペースト状にすると見た目がより美しくなりますよ！)
・栗の甘露煮はデコレーション用に少しとっておく。他は細かく刻む

・薄力粉、ベーキングパウダー、塩をまとめてふるっておく
・ココットなどの耐熱容器にカップを入れておく

〈作り方〉

①★の材料を全てボウルに入れ、泡立て器で混ぜる

②ふるった薄力粉、塩、ベーキングパウダーを①のボウルに入れ、ゴムベラでさっくり混ぜる

③②に栗の甘露煮を入れて混ぜる

④セットしたココット(耐熱容器)のうち3つに③の生地を流し込む

⑤残りの生地にかぼちゃを入れ、均一に行き渡るまで混ぜる

⑥残りのココットにかぼちゃ入りの生地を流し込む

※上3つが④行程のかぼちゃが入ってない生地。これで白い蒸しパン、黄色い蒸しパンの2種類が完成

⑦フライパンに2センチ程度の水をはり、沸騰させる

⑧沸騰したら、ココットを入れ中火に落とす

⑨蓋をして12分蒸したら出来上がり

蒸しパンをニワトリ＆ひよこにチェンジ♪

ほんのひと手間で、蒸しパンが可愛く変身しちゃいます！

〈材料〉

材量はすべて適量です。目の分だけ黒ゴマを確保すれば、あとはほんの少しずつで大丈夫♪
・黒ゴマ→ニワトリ＆ひよこの目
・蒸しパン作成時に少量残しておいた栗の甘露煮→くちばし
・ケチャップ→ほっぺ、ニワトリのトサカ

〈作り方〉

蒸しパンの粗熱が取れたら、ニワトリとひよこの顔を作りましょう♡
・かぼちゃ蒸しパン→ひよこ
・かぼちゃを入れていない白い蒸しパン→ニワトリ
①ピンセットを使い、黒ゴマで目を、栗の甘露煮でくちばしを付ける
②爪楊枝の上の部分にケチャップを付け、ほっぺとトサカを蒸しパンに描く

甘酒効果でほんのり優しい甘さを感じる蒸しパンのご紹介でした。
美容にも健康にもいい発酵食品をもっと身近に、生活に取り入れていただければ私も嬉しいです♡
みんなで一緒に“我慢”を減らして、楽しく美味しくキレイになりましょうね！

参考アイテム紹介

みやここうじ(伊勢惣)

内容量：500g

国内産 もち麦(ベストアメニティ)

内容量：280g

スティック温度計 フランボワーズピンク TT-533-NPK (タニタ)

サイズ：約36×216×16mm(センサー部寸法/径4×長さ117mm)
本体重量：約33g
測定範囲：-50～240度
最小目盛：0.1度(精度:0～100度/±1度、それ以外/±2度)
防滴仕様：IPX2
電源：DC1.5V LR44タイプ電池1個使用

精製マカデミアオイル ピュア(ニダフジャパン)

内容量：270g