【お悩み解決 美人メイクレッスン】「一重の夏でも崩れない目元ぱっちりメイク」がしたい!
EXPERT
女美会編集部
市川摩衣子 (ヘアーメイクアップアーティスト)
が監修しています
「黒クマと、一重まぶたのアイメイクが悩み」
今回のお悩み人・・・吉田さん(40代)
6歳の子育てをしながら働く忙しい毎日を送る吉田さん。
元々のお顔立ちと、生活や年齢からくるメイクの悩みを抱えているとか。
(吉田さん)
一番気になるのは年々黒くなっていくクマ。これがなかなか隠しきれなくて。
それと、一重まぶたのアイメイク、いつもどうしたらいいのかわからないんです。雑誌のモデルとかは大体二重か奥二重で、私のような一重には参考になりにくいんですよね。
結局、クマを隠したり、アイメイクをしっかりしようとすると、夜になってアイメイクが崩れてより黒くパンダ目になってしまうから、アイメイクを結果的に避けてしまっているんです。
(市川さん)
確かに雑誌で一重の人のメイク方とか書かれていても、大抵が奥二重だったり、一重でも元々目がぱっちりしている人をモデルにしがちなので、日本人に多い一重さんの目の形にちょうどいいメイク方ってなかなか載ってないんですよね。
クマも、アイメイクの崩れも、すべて目周りの悩みですが、アイメイクだけで解決するというとそうではないんですよ。やっぱり崩れにくさもすべてベースメイクが肝心!ベースメイクからしっかりやっていきましょう。
メイク道具チェック!
まずは吉田さんが普段お使いのメイク道具をチェックしてみましょう。
(左上から)化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウ、チーク、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、ブラシ
お使いのベースメイクですが、色が肌に対して明るすぎません?
色、明るすぎますよね? 肌のくすみが気にならないようについつい明るい色を年々選んでしまいがちなんです。
肌より明るい色のベースを使うと白浮きするだけじゃなく、クマやシミなどが隠せないんですよ。
実はシミなどをカバーしたいなら1トーン低い色にしておく方がしっかりカバーできるんです! でももし今のファンデをそのまま使うなら、肌より2トーン低い色も買い足して、ハイとローのカラー2色を合わせて使うといいと思います。
1トーン暗い方がカバーできるなんて!意外です〜
目の下のクマがきになるとおっしゃってましたが、コンシーラーは使わないですか?
コンシーラーは使った方がいいとわかってはいるものの、うまく使いこなせず、さらにメイクが崩れてしまいやすいので、結局あきらめて使わないでいます。
クマはファンデだけでは隠しきれないので、コンシーラーは必須です。
オススメは24hコスメ。色が濃い目でカバー力があり、オレンジやピンク系のカラーなので黒いクマやシミを自然に隠せます。あとは崩れないコツさえ押さえておけば大丈夫!
メイクレッスン開始!
アイメイクの仕上がりも、ベースメイクが肝心!
まず、今回のお悩みを改めて確認しておきましょう。
・目の下の黒いクマを隠したい
・一重メイクの正解を知りたい
・夜になっても崩れない仕上がりにしたい
これらのお悩み解決をして、美人度UPできるメイクレッスン、スタートです!
崩れにくいアイメイクをするには、目周りだけでなくベースとなる肌を崩れにくく作るのが重要です!
まずおすすめなのがこれ。資生堂の「カーマインローション」。メイク前のスキンケアに、このような収れん化粧水を使うことで、肌に保水しながら、余計な油分を抑えてくれるので、油が浮いて崩れることが防げるんです。これだけつけておけば、脂性肌の方でない限りだいたいメイク崩れしませんよ。しかも驚きの350円! これなら迷わず買い足せますよね?
たったの350円で崩れにくいメイクができるなら、すぐにでも欲しい!
でも肌に潤いが足りないと、補おうとして肌が油分を出そうとしてしまうので、しっかり保湿しておく必要はあります。もし肌に潤いが足りないと感じたら、収れん化粧水の後にピタッと密着感がありハリの出る保湿美容液などもつけましょう。
今回はディレイアの「ステム アンペリティ ザ クリーム」をつけますね。
こっちは高そう^^;
うん、高いです^^
美容液は妥協しない方がいいですからね
ファンデーションですが、今回は私の持っているベアミネラルのファンデ「CR ティンテッド ジェル クリーム」(3,800円)を使います。
カバー力はそれほどないですが、程よいツヤと透明感があるので、肌をイキイキ見せてくれ、カバーする必要のない素の綺麗な肌をほどほどに活かせるので、オススメです。
大人ほどカバー力の高いファンデーションを選びがちですが、カジュアルなメイクにはバランスが悪いです。”マダム”っていう感じになりたい場合はいいですけどね。
私は"マダム"系ではないな〜
確かに厚塗り感は避けたいです!
それならこういったシアー感のある薄づきなものがいいですね。
クマを隠すためにコンシーラーは絶対に使うので、元の肌を厚塗りにしすぎないようシアー感のあるファンデーを使って素肌感を残します。
肌のアラを隠すならカバー力の高いものを使った方が良さそうなのに、どうしてシアーなものを使うんですか?
全体をカバーしてしまうと、隠したいところだけでなく綺麗なところまで隠してしまい、「厚く塗って誤魔化した感じ」になりがち。隠している面積が小さいほど、隠しているのが誤魔化しやすいので、できるだけ綺麗な肌は隠さずに、厚塗りにする箇所は最低限にしましょう。
クマやシミなどの隠したいところは5層くらいに重ねて完璧に隠しますからね。
ファンデは2色使います。明るい色で高い部分のトーンを上げ、暗い色で陰影をつけます。これで顔の輪郭がギュッと引き締まり、目などのパーツの印象がぐっと引き立ちます。
一方コンシーラーは、オレンジまたはピンク系で、色がしっかりつくカバー力のあるものを選びましょう。
今回は24hコスメ。目の下のクマに少しずつ伸ばして丁寧に消していきます。ついでに小鼻やほうれい線、シミなども消します。
でもシミを一つ一つ消すのって大変じゃないですか?うまく隠せなくてついやらないですが・・・。
簡単ですよ。シミの輪郭より大きめにつけ、周りからポンポンなじませるだけ。シミの真上から触るとどんどんコンシーラーが薄れてしまうので、必ず周囲から。
それでけでこんなに見えなくなります。
本当だ!すごい!
このシミ絶対消えないと思っていたのに、こんな簡単に消せるんですね!
シミには必ずピンポイントでコンシーラーを使ってくださいね!
広範囲で使うと厚塗り感が出ておばさんくさくなるから。
コンシーラーは厚塗りして消すコスメなので、塗る場所は最小限に。
ベースメイクの最後はパウダーです。
パウダーの役割は、ファンデーションが皮脂や汗で流れるのを防ぐこと。だから皮脂や汗が出やすいところにつけましょう。
今回は先に収れん化粧水をつけているので、ある程度の皮脂を抑えられるはずなので、つけすぎてガビガビにならないよう、鼻の周りにだけ軽くスポンジで丁寧につけておきましょう。
ちなみに頰などは、この後つけるチークがパウダーの役割を果たしてくれるので、パウダーをつける必要はありません。パウダーもつけすぎると崩れの原因になってしまいますからね。
パウダーは全体につけるものだと思い込んでいました。こんなに少しで良かったんですね!
ベースメイク完成
クマを隠すのはコンシーラーですが、上に薄くパウダーをつけておくことでこすれやヨレを防いでいます。
しかもベースメイクだけで顔全体が一回り小さくなった気が!
目や鼻の周り、おでこや顎などのメイクがヨレやすい部分にのみパウダーをつけることで、程よくつやが出ていますが、全体につけるとのっぺりとした印象になり、顔が大きく見えてしまうので注意!
ヨレにくいアイシャドウと、マスカラの裏ワザ炸裂!
アイシャドウをヨレにくくするには、アイシャドウベースを先につけるというのが基本ですが、私のイチオシはこれです!
クリニーク チャビースティックシャドウティントフォーアイ
クレヨン型アイシャドウなんですが、これ1色で華やかかつ崩れにくいアイメイクができちゃうんです!
先日プールに行ったのですが全然ヨレなかったんですよ。
え! そんなに落ちないの!? 私も子供を連れて遊びに行く時があるので、そういうアイテムは助かりますよね〜っ!
落ちにくいだけじゃなくて、細かく繊細なラメとツヤ感があるので目元のくぼみやくすみを飛ばして、パッと華やかに見せてくれる効果もあるので、年齢による目元のシワやくぼみがきになる人にはとってもオススメですよ。
眉下と目の間が結構離れていますので、これをもっと近づけたいと思います。
確かに結構離れてますよね。なんだか年々この距離が離れて行くような。どうして??
年齢とともに瞼を開く筋肉は衰えていきますので、大きく目を開けようとするときに眉を上げてしまうんです。そうすると次第に目と眉の距離が離れて行くんですよ。
そんなところでも年齢って出てしまうんですね...。知らなかった。
つまり、逆に目と眉の間を近づけることで、数年前の状態まで若く見せることができるんです。
なので今回は、目のキワに同系色の濃い色かブラウンを入れて目元をキリッと引き締めながら、目と眉の距離を近く見せましょう。
キワに入れるラインの太さは、この距離によって変えるのがポイント!
理想のバランスは、目の高さと、眉下の距離が1:1になること。
なので、今回は太めの5mmくらいにします。
5mmなんてそんなに太く入れる勇気ない〜!
大丈夫!思い切って入れてください。全然大丈夫ですから。
本当だ!5年くらい前の目元になったような気がします・・・!
マスカラはいつもどうやってつけていますか?
根元から持ち上げるようにジグザグにつけていきます
ですよね? でも夏にマスカラを、根元からつけるのはNG
まつげの半分から先だけでいいんですよ!
しっかりとビューラーでクルンとさせた後に、マスカラをカーブのあたりから入れていくのが正解。
夏は、まつげの根元が汗や皮脂が溜まりやすいので、そこにマスカラを塗ると瞬きのたびに崩れて、パンダ目になりやすいから、根元にはつけない方が崩れにくいんですよ。
根元に入れた方がしっかりつくと思っていました。半分だけでよかったんですね!
今までず〜っと間違った付け方してしまってました・・・。
そして眉ですが、まず大人美人メイクのポイントとして押さえるべき点が何点かあります。
・眉は太めに(細眉は流行遅れ!いまやるとケバく見えます)
・ストレートなラインに(眉山が角張っていると眉に力が入っているみたいで老けて見えます)
・濃すぎるアイブロウは避ける(太めに描くので濃い色だと強すぎます)
これらさえ押さえて入れば、ひとまずはOK。
あとは、一重さんのメイクの場合、やはり目と眉の距離が気になるので、眉下を太めにぼかすのをおすすめします。
ちょっとテクニックはいりますが、やるとやらないでは大違いなのでぜひマスターして下さい。
チークをパウダー代わりに乗せて厚塗り防止
一重さんのアイメイクは、チークとのバランスも大切。
・・・でもまずチークの前に、この明るいベージュをほお全体につけちゃってください。
え!?全部?つけすぎじゃないんですか?
いいんです!口から眉までの間の頬全体に、いっちゃいましょう。
これはレッスンに来たみなさんにお伝えしているんですが、チークはいきなりぬらずに、淡い色を先に全体につけておくことで、顔全体を明るく見せ、中間の色を入れることで肌とチークを馴染ませる、パウダーの代わりにチークをつけることで厚塗りを予防する、という3つの効果があります。
パウダーの代わりになるので薄づきなのに崩れにくいメイクでもあるんです。
こんなに大胆に入れていいんですね〜
次にチークカラーですが、いつもはどの辺に入れていました?
頬骨の高いところ、ニコッとして高いところあたりですね。
あ〜、吉田さんはそこじゃなく、鼻の横に平行に入れちゃいましょう。
え!?横?いいの?
細おもての吉田さんの場合、斜めや縦方向にチークを入れてしまうと縦の長さが強調され、顔が長く下に落ちてやつれたように見えてしまいがち。
でもチークを小鼻から真横に入れることで、顔の輪郭に丸みを持たせ、若い印象に見せることができます。
さらに横顔で見たときに、顔に奥行き感が出るため外人風の美人顔に見えますよ。
本当!なんか顔が縦にぎゅっと小さくなった感じがする!
リップは、上唇をオーバーに書いて若見せ!
眉下が伸びるだけでなく、年齢とともに鼻の下も伸びていくって知っていましたか?
上唇は加齢とともに口の中に入っていくため、薄くなっていくんです。
だからこちらも、鼻の下の長さを短くみせることで若見せしちゃいましょう!
吉田さんは上唇が薄めなので、2ミリほどオーバーにリップを塗ることで、プリッとフレッシュな印象の若顔に見せれます。
そうなんです。上唇薄めなんですが、2ミリも大きく書いてしまうなんて、自分では発想がなかったですね。
でも確かに昔の唇はこんな感じだったかも!
よくアイドルがアヒル口をしていますが、アラサー以降でできなくなるのは上唇が中にへっこんでいくからなんですよ。でもこれはみんなそうなので抗えません。だからメイクで足しちゃうんです。
メイク完成!
今回のメイクのポイントのおさらい
吉田さんのお顔の特徴と悩みから意識したい4つのコツ
- ・一重のアイメイク→ツヤ系のベースカラーをアイホールにしっかり入れたら、上まぶたのキワに締め色を太めの5mmくらいで入れる
- ・目の下の黒いクマ→1トーン暗めのファンデーションを顔全体に塗ったあと、オレンジ〜ピンク系の濃いめのコンシーラーでカバーする
- ・夕方メイクが崩れやすい→メイク前に収れん化粧水を使い、ファンデーションは薄めに、最後のパウダーはメイクがヨレやすい箇所tだけに少量つける
メイク法のおさらい
- ・ベースメイクは収れん化粧水→皮脂崩れ防止下地→リキッドファンデ→パウダーを鼻周りにだけ薄く
- ・やつれて見えがちな細めの顔立ちの場合→平行チークで頬をふっくら若見せ
- ・目の高さと、目から眉下の長さが1:1になるようにメイクでバランスをとる
- ・チークをする前に明るいフェイスカラーを全体に入れる
- ・リップが薄い場合は上唇をオーバーめに塗り、口元も若々しく元気に
体験後の感想
今日のメイクレッスンを踏まえて自分でもできそうですか?
ベースメイクのやり方は今までと結構違うので、すぐに真似するのはちょっと難しいかな・・・と思いますが、目元のメイクや色モノは今持っているものでできそうなので早速挑戦してみたいと思います!
ベースメイクは、ファンデーションを1トーン暗めを、コンシーラーは明るめのを一つづつ買い足して使ってみるようにすればそれほど失敗はないと思いますよ。
メイクレッスンを受けてみて、オススメのポイントはどんなところですか?
やっている最中も気楽にお話ししてくださるので、「私そんなこと話せないわ、どうしよう」と思っている人でも、ちゃんと悩みを相談できる雰囲気でした。
あとは、自分で普通だと思っていたやり方でも本当は違うとわかって勉強になることが多いところです!
今回の吉田さんも、普段のメイクのお悩みが解決し、さらに「5才若見せ」でより美しさが引き出されました。
もしあなたがメイクにお悩みなら、吉田さんのようにメイクレッスンを通して今よりもっと素敵になれるかもしれませんよ。
市川摩衣子さんの美人メイクレッスンは、南青山の美容室unsartoで受けることができます。この機会にぜひ問い合わせてみては。
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しゅん