自分の肌が好きになる♡乾燥肌のスキンケア方法とおすすめ化粧品
編集部
乾燥肌の肌悩みといえば、冬は肌がカサカサごわごわ。年齢を重ねてアラサー世代になると、目元の乾燥小じわも目立ってきた…。そうかと思えば、乾燥が原因で大人ニキビができたり…。いいことなんて1つもない! と、嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、肌の乾燥は全ての肌トラブルの原因といわれるほど。しかし、乾燥肌には乾燥肌の生まれもった良さもあるのです。今回は、そんな乾燥肌を活かすスキンケア方法やおすすめのスキンケア化粧品をご紹介します。
乾燥肌は悪いことばかりじゃない!肌質を“活かす”スキンケアの考え方
乾燥肌とは、その名のとおり乾きやすい肌質のこと。遺伝などで生まれつき乾燥肌の場合もあれば、間違ったスキンケアや生活習慣の乱れなどが原因となり、後天的に乾燥肌になる場合もあります。
肌の乾燥は小じわやキメの乱れ、シミなどの肌老化につながりやすいことから、乾燥肌にマイナスイメージを持たれている方も多いですが、実は悪いことばかりではありません。
一例をあげると過剰な皮脂分泌によるテカリや毛穴について。一般的に乾燥肌の場合、普通肌と比べて皮脂の分泌量が少ないため、テカリや化粧崩れが少ないといえます。皮脂量が少ないと、毛穴に角栓が詰まる可能性も低くなるため、毛穴の開きや黒ずみなども目立ちにくいといえます。
実際に私が美容インストラクターとして働いていた頃、多くの乾燥肌のお肌に触れてきましたが、キメ細かく毛穴が目立ちにくい方がほとんど。しっかりと正しいスキンケアを行えば、普通肌以上に美しくなめらかな肌に整えることも可能でした。(もちろん、乾燥の度合いによって個人差はあります)
乾燥肌はけっして悪い肌質ではありません。むしろ毎日のスキンケア次第でいくらでも美しくなれる可能性を秘めた、ダイヤの原石のような肌質です。そんな肌質を“活かす”という前向きな考えを持って、これからご紹介するスキンケアを行っていきましょう。
乾燥肌を活かすおすすめのスキンケア方法
乾燥肌のスキンケアにおいて大切なのは、「肌本来のうるおいを落としすぎないこと」と「不足しているうるおいを把握し補うこと」の2点です。
乾燥肌のスキンケア【クレンジング・洗顔】肌本来のうるおいをおとしすぎない
肌本来のうるおいを落としすぎてしまう場面といえば、クレンジングや洗顔。このやり方を見直すだけでも、かなりの肌変化を実感できるはず。
まずはこちらの動画を参考に、クレンジングと洗顔の方法を実践してみましょう。
【クレンジングと洗顔を行うときのポイント】
クレンジングと洗顔に共通していえる注意点は3つ。
①絶対にゴシゴシとこすらない
クレンジング料を肌にのばすときや泡で洗顔するとき、すすぎのとき、そしてタオルで水分をふきとるとき。これら全ての工程において、ゴシゴシこすることは絶対にNG。皮のバッグを強い力でこすると傷んでしまうように、肌にも負担がかかります。1つ1つは小さな負担かもしれませんが、365日顔を洗うたび積み重なった負担は、肌のキメを慢性的に乱れさせ乾燥させる結果に。すこやかで整った美肌を目指すなら、肌をいたわる心も養いましょう。
②クレンジング料はたっぷりと、洗顔料はレモン1個分泡立てる
使用するクレンジング料や洗顔料の泡が少なすぎると、メイク残りや摩擦の原因に。クレンジング料は規定量よりもやや多めに使用しましょう。また、洗顔料の泡はレモン1個分を目安に泡立てて。量だけではなく、手のひらを逆さにしてもヘタレないくらいの、キメ細かく弾力のある泡で肌を包み込むように洗顔しましょう。
③32℃程度のぬるま湯を使用する
クレンジングの乳化やすすぎに使用するお湯の温度は、32℃程度がベスト。冷たすぎると肌の汚れがきちんと落ちませんし、熱すぎると肌に必要なうるおいまで洗い流されてしまいます。32℃は水よりも少し温かいかな? と感じる程度のぬるま湯。肌荒れが気になる日の朝は、洗顔料を使用せずぬるま湯洗顔のみでもOK。慣れると手のひらでちょうど良い温度がわかるようになりますが、最初のうちは32℃に温度設定をしたり、温度計を活用して32℃の感覚を体に覚えさせましょう。
◆もっと詳しいクレンジング・洗顔方法についてはこちらをチェック!
乾燥肌のスキンケア【保湿ケア】不足しているうるおいを把握し補うこと
肌の汚れを落としたら、保湿スキンケアで不足しているうるおいを補います。肌のうるおいを構成しているのは「水分」と「油分」。どちらも肌にバランスよく与え保つことが重要なのですが、肌の水分量と油分量には個人差があります。
まずは自分の肌の水分量と油分量を計測し、どちらを重点的に補うべきなのかを把握しましょう。自分での計測は、スキンチェッカーを使うと簡単に測定できます。
水分量と油分量の理想比率は8:2といわれています。秋冬の場合は「水分 35~55% 油分 16~28%」程度が理想の数値。上記画像の肌は、油分量が適量で水分量が不足しているということがわかります。
この場合のスキンケアは、基本の化粧水(水分)と乳液(油分)にプラスして、美容液(水分)を補うと良いでしょう。逆に、水分が適量で油分が不足している場合は、化粧水と乳液にクリーム(油分)をプラスすると◎。このように不足しているうるおいを知れば、おのずと必要なスキンケアアイテムがわかるのです。
【プラスするスキンケアの例】
・水分不足→美容液をプラス
・油分不足→クリームまたは美容オイルをプラス
・水分・油分不足→美容液、クリームまたは美容オイルをプラス
・どちらも適量→肌悩みに応じた美容液やクリームを適宜プラス(しわ改善美容液、美白クリームなど)
自分で計測する以外にも、化粧品カウンターやエステサロンなどで計測のサービスを行っている場合もあります。必要に応じて上手く活用してみてください。
【乾燥肌に試してほしい!簡単スキンケアテクニック】
「スキンケアの方法なんて、知ってて当然!」と思われがちですが、ちょっとした工夫を加えることで肌の乾燥を防ぐことができます。今回は3つの簡単テクニックを順番にご紹介。
①洗顔後、顔の水分はしっかりふき取る
洗顔後、肌が濡れた状態のまま放っておくと、水分の蒸発とともに肌内部の水分まで奪われかねません。髪の毛を濡れたまま自然乾燥させると、パサパサになってしまうのと同じです。まずはタオルでしっかりと水分をふきとりましょう。
②スキンケアのときには必ず鏡を見ながら行う
スキンケアの際やってしまいがちなのが「適当塗り」。テレビを見ながらや、スマホを触りながらスキンケアしていませんか? スキンケアで大切なのは、肌状態を目と手で確認すること。毎日鏡を見ながらスキンケアしていれば、ささいな変化にも気づくことができます。また、鏡を見ずに適当に済ませてしまうと、目元や小鼻、口元などの細かく凹凸のある部分を塗り忘れてしまう場合も。スキンケアは「肌の食事」です。 目で見て楽しみ舌で味わう食事のように、スキンケアの時間はスキンケアに集中しましょう。
③スキンケアアイテムは手で温めて下から上につける
スキンケアアイテムをつけるときは、手にだしてすぐ肌に塗るのではなく、両手のひらで軽く温めてから使います。
そうすることで、スキンケアアイテムが角質層に浸透しやすくなりますし、クリームなどのテクスチャーがかためのアイテムも柔らかくなって肌に負担なくのばすことができます。
また、顔につけるときは下から上に向かってつけるよう意識しましょう。
肌には「キメ」と呼ばれる凹凸がありますが重力の影響を受け、下を向いています。そのため、角質層にしっかりとうるおいを届けるためには、下から上になじませたほうが効果的。ちょっとした一手間が美肌のカギなのです。
乾燥肌におすすめのスキンケア化粧品
実は乾燥肌の方にぜひ試してもらいたい、私イチオシのスキンケアコスメがあるのです…! それは“シャンソン化粧品”!
ドラッグストアや百貨店で販売されているわけではないので、「知らない、聞いたことない、使ったことない…」という方も多いかもしれません。私もはじめはネットで見つけて「ちょっとうさん臭いな…」と疑いつつ公式通販サイトで購入。半信半疑のまま使ってみたところ「これ以上肌に合う化粧品はないんじゃないか!」と思うほど、どんどん肌のキメが整って乾燥しづらくなったのです。(某口コミサイトの評価もなかなか高め)
それ以来、もう何年もリピートし続ける愛用ぶり。マイナーブランドだからと侮ることなかれ! ぜひこの感動を乾燥肌の皆様にも体感していただきたいと思い、今回ご紹介することにしました。
20~30代前半の肌が不安定になりやすい乾燥肌には「ルミネージュシリーズ」
食や睡眠など生活習慣の乱れが肌にあらわれやすい、季節の変わり目に肌荒れしやすいなど、敏感肌ほどデリケートじゃないけれど、ふとした瞬間に肌が不安定になりやすい乾燥肌におすすめなのが、和漢植物と発酵の力に着目した“ルミネージュシリーズ[医薬部外品]”です。
化粧水・乳液・クリームのシンプルなラインナップや、大地に雨が染み込むようにジワジワと肌になじむテクスチャーで、不安定な肌状態をすこやかに整えます。ローズ系の甘く華やかな香りもやみつきに。乾燥による肌のゴワつきや大人ニキビにお悩みの方にも◎。
30代後半~のシミや小じわに悩む乾燥肌には「シャンソニエシリーズ」
乾燥だけでなくシミや乾燥小じわを防ぎたいなど、肌悩みの多い乾燥肌におすすめなのが、美白有効成分「プラセンタエキス」が配合された“シャンソニエシリーズ[医薬部外品]”です。
角質層の浸透に優れたナノテクノロジーを応用しているため、肌に溶け込むようにスッとなじみます。季節に合わせてスキンケアアイテムを切り替えるのが面倒な方にも◎。私1番のお気に入りは美容液。オイルのように濃厚ながら使用後の肌はサラサラもっちり。秋冬の乾燥シーズンは欠かさず使用しています。
*美白とは、メラニンの生成を抑え日焼けによるシミ・そばかすを防ぐこと
**エイジングケアとは、年令に応じたスキンケアのこと
赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりやすい乾燥肌(敏感肌)には「ケアリングシリーズ」
肌に合わない化粧品が多かったり、日常的に赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりやすい乾燥肌(敏感肌)におすすめなのが、マイナスに傾きがちな肌をすこやかに保つ“ケアリングシリーズ[医薬部外品]”です。
パラベンフリー、アルコールフリー、石油系乳化剤無添加、無香料、無着色で、敏感肌でも使えるのがうれしい。化粧水がしみてしまうほど肌が敏感なときは、化粧水・乳液・クリームのセット使いを。それ以外のときには、化粧水をプレローションとして使っています。乳液とクリームには、代表的な保湿成分である「セラミド」も配合。
乾燥肌に合ったスキンケアで自分の肌が好きになる♡
自分の肌質を生かしたスキンケア方法を身につけ、肌状態に合ったスキンケア化粧品を使うことで、乾燥肌でもキメの整ったなめらか肌を目指すことができます。
肌に費やした時間と労力は、けっしてあなたを裏切りません。ぜひ今日からいつものスキンケア方法を見直して、「自分の肌が好き!」と胸を張っていえるような美肌を手に入れましょう。
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