実は、年間紫外線量のうち70～80％が4月～9月に降り注ぐと言われています。
この期間は曇っている日でも油断できません。快晴時が100％だとしたら、薄曇りでも約80％の紫外線量があります。
また、全身の中で１番太陽に近い頭皮や髪は、顔の２倍以上もの紫外線を浴びているため、ひと夏でカラーやパーマをした時以上のダメージを受けてしまうのです。
今までカットしかしたことのない“バージン毛”の方も油断大敵！黒髪は紫外線を吸収しやすいので要注意です。
さらに、カラーやパーマを繰り返している方は、色あせが進行するだけではなく、捲れあがっているキューティクルの隙間から紫外線が入り込み、髪内部の組織が破壊されることで水分が奪われ、枝毛や切れ毛の原因になります。
頭皮への負担も大きく、酸化が進むことで老化を招き、白髪や抜け毛、薄毛の原因になります。秋に入り抜け毛が多くなるのは、夏の紫外線ダメージが影響しているからです。

トラブルが起きる前に予防しておけば、ダメージも軽減されます。
ホームケアで気を付けるべきポイントと、オシャレなだけではなく紫外線対策にも効果的なヘアアレンジ方法をご紹介します。

シャンプーを使って髪を洗うのは夜のみにしましょう。
夏場は汗をかく量が増えるため、朝起きてからシャワーを浴びる方も多いと思いますが、朝はシャンプーを使わず、お湯でやさしくすすぐのがオススメです。
夜22時から2時にかけては成長ホルモンが分泌され、その間にできる頭皮の皮脂膜(ハイドロ皮脂フィルム)は、日中の外的刺激から守る大切な役割をしてくれます。
しかし、朝シャンプーをして本来必要な皮脂膜を取ってしまうと、皮脂分泌が多くない女性の場合、直に紫外線などの外的刺激を受けやすくなります。

日傘や帽子は頭皮の紫外線対策に必需品です。
日傘は濃い色ほど紫外線を防ぐ力が強いので、黒や紺のUVカット加工がしてあるものを選びましょう。ただし、UVカット加工は使い続けるうちに効果が弱まってくるので2～3年おきに取り換える必要があります。
帽子はなるべく通気性の良いものを選びましょう。通気性が悪いとムレてしまい、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるため、臭いなどの頭皮トラブルに繋がってしまいます。

日傘や帽子はもちろんオススメですが、お仕事などの都合上、取り入れるのが難しい場合もありますよね。
しかし、肩下まである長い髪でカラーやパーマを繰り返している方は毛先のダメージが強く、通勤中の紫外線でも刺激を受けやすくなっているため、気を付けなくてはなりません！
そこで今回は、お仕事の日でもこっそり紫外線対策ができるヘアアレンジ法を動画付きで解説します。

「紫外線ダメージを予防する！ゆるふわまとめ髪アレンジ」

POINT！ 余裕があったら全体を軽く巻きましょう。仕上りのこなれ感がUPします♪

①スタイリング剤を適量髪に馴染ませます
②両耳横・耳の後ろと毛束を3つに分けます
③両サイドの毛束を耳の高さで結び、くるりんぱします
④トップの毛をつまんでボリュームを出します
⑤残りの毛束を1つにまとめ、最後は毛先を引き出さず輪っかにします
⑥ゴムを隠すように毛先を根元に巻き付けてピンでとめます
⑦根元をおさえながらおだんごを緩め、緩ませた部分をUピンですくい上げ中心に向かってとめます（これを何回か繰り返します）

♡ゆるふわまとめ髪アレンジの完成♡

【ヘアアレンジに使用したスタイリング剤】

モッズ・ヘア ミルクコラジェーン
100ml　￥1,944（税込）
コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドを始めとする毛髪補修成分と、ミツロウ、ホホバオイルなどの保湿成分をバランスよく配合し、大人髪をサポートするミルキータイプのスタイリング剤。

美容院でケアできるのは1ヵ月に1回程度！でも紫外線は毎日のように降り注ぎ、頭皮や髪は刺激を受けるので、自宅でのセルフケアがなによりも大切になってきます。
真夏になってから慌てて紫外線対策をしても予防にはなりません。若々しい美髪を保つためにも、今の時期から始めましょう！

モッズ・ヘア シエル スパークリングヘッドスパシャンプー
200ｇ　￥3,024（税込）
★週に2～3回のクレンジングシャンプー。
炭酸の力で皮脂や毛穴の汚れをスッキリと洗い上げ、保湿成分や18種類の植物エキスが髪を健やかに保ちます。

モッズ・ヘア パールジュレ
50ml　￥2,808（税込）
植物性スクワラン(うるおい成分)・天然ビタミンE配合でパーマやヘアカラーで傷んでしまった髪の広がりを防ぎ、サラサラとしたおさまりやすい状態にする、髪のジェル状美容液です。水を一切使用していない高純度処方。少量でもうるおいやツヤを十分に補います。