かかと・足裏の角質を赤ちゃんの様なプニプニにしたい!硬くなる原因とケア方法
なぎ
かかとの見えるサンダルを履いたときや、ストッキングを履くときなど、ふとした瞬間に気になりがちなかかとの角質。角質ケアしたのにすぐ硬くなったり、ささくれたりするのはどうして? 実はその角質ケア、間違っているかも。原因を知って、正しくケアすれば、赤ちゃんみたいなプニプニのかかとに近づけるかも。
赤ちゃんのかかとはとっても柔らかくてプニプニなのに、なぜ大人になるとかかとが固くなってしまうのでしょう。
大人になるにつれて歩くようになるからという理由はあるのですが、人によっても硬さは違いますよね。
かかとの硬くなった皮やガサガサをしっかりケアして、素足美人を目指しませんか。
かかとの角質が硬くなる原因は主に刺激と乾燥
まず、かかとの角質は何故硬くなってしまうのかについて。
この原因は、主に歩行や摩擦による刺激と、乾燥にあるとされています。
クッションの弱い靴・サイズが合わない靴はかかとに強い刺激が
歩く事でかかとに刺激が加わるというのは簡単にイメージできるかと思いますが、歩行による振動や摩擦による刺激が加わると、人体の防御反応によって刺激を受けている部分を守るために皮膚が厚く、硬くなっていきます。
刺激が強い程この防御反応は出やすくなりますので、例えばハイヒールなどのようにクッション性が弱く、かかとに直接刺激が伝わるような靴や、サイズが大きい靴を履いて靴の中で足のズレが生じてかかとに摩擦刺激が加わるなどすると、その硬さはどんどん増していきます。
また、歩き方や歩く場所によっても刺激の度合いは異なり、かかとから足を地面につけるような歩き方をしていたり、硬い石やアスファルトの上を歩く事が多かったりすると、刺激は強くかかとが硬くなりやすいと言えます。
かかとは皮脂腺が無く乾燥しやすい
実は、足の裏や手のひらには汗腺は多いのですが、皮脂腺がありません。
皮脂腺からでる皮脂は、肌を保湿するために重要な役割を持っているのですが、かかとにはこの皮脂腺が無いため、乾燥しやすい箇所となっているのです。
更に問題なのが、かかとが乾燥する事によって古い角質がはがれにくくなると、乾燥して硬くなった角質でおおわれてしまうため、よりかかとの乾燥が進んでしまい、悪循環が発生してしまうのです。
水虫が原因の場合もある
かかとの角質が硬くなる原因は、刺激や乾燥だけではなく水虫が影響している場合があります。
水虫というと足の指の間に発生して痒みが生じるというイメージですが、水虫の原因である白癬菌はなにも指の間だけではなく、かかとや爪をはじめとして、体の色々な部位の皮膚に感染する可能性がある菌です。
かかとの水虫は主に指の水虫などから進行して発生するもので、足の裏全体にわたって粉をふいたような状態になり、かかとのガサガサや皮がめくれてくるという状態を引き起こします。
皮が捲れるなどダメージを受けた状態になるので、やはり防御反応などによりかかとの角質は硬く、厚くなっていきます。
見た目から単純な乾燥と勘違いしやすいのですが、水虫の場合は単純な保湿だけではなく殺菌が必要になるため、かかとが硬いだけではなく指に痒みなどもある場合、一度皮膚科を受診して早めに治療を行った方が良いでしょう。
角質がたまりやすい人の特徴
角質がたまって厚くなってしまう人は、ターンオーバーが早すぎるまたは遅れている状態のどちらかに乱れているといえます。
ターンオーバーが早すぎると古い角質が剥がれ落ちる前にどんどん新しい角質が作られてしまい、角質層そのものが厚く。
逆に、ターンオーバーが遅くなっていると、古くなった角質がなかなか剥がれ落ちない状態となり、乾燥などによりダメージをおった、硬い角質層できあがってしまいます。
ターンオーバーが早まる理由
なぜこのような乱れが発生するのかについてですが、まずターンオーバーが早まる理由については大半が角質の削りすぎによるものです。
かかとを洗う際、かかとを軽石などでこすっている人を見かけますが、硬くなっている部分の角質を削るだけなら良いものの、気が付かない間にまだ柔らかく、健康的な角質まで削ってしまう事が多々あります。
すると、健康的な角質を失った肌は、焦って多くの角質を作り出すようになり、ターンオーバーが早まる事になります。そして、その結果角質がより厚くなってしまうのです。
ターンオーバーが遅くなる理由
一方、ターンオーバーが遅くなる理由は体内のケアや肌の水分不足が原因となります。
特に肝機能や胃腸の機能が低下すると、体全体の代謝が低下してしまい、かかとのターンオーバーも低下。古い角質を残さなければいけない状態となるため、乾燥して硬くなった角質がはがれずに残るようになります。
また、前述の通りかかとは特に乾燥しやすい場所であるため、水分が不足してしまったり、他にも冷え性などにより血行が不足してもターンオーバーは遅くなるため、足先が冷えやすいタイプの人ではかかとなど足裏の血行が悪く、ターンオーバーが遅くなってしまうという場合もあります。
かかとの角質が痛い場合
かかとの硬さを放置しておくと、ガサガサになってストッキングや靴下にひっかかったり、乾燥でぱっくりとひび割れが起きてしまったりして、痛みが生じる場合があります。
これは角質層のダメージが皮膚の深い場所まで影響してしまっている状態ですので、早急に改善するための対策を行いましょう。
基本的にはかかとをハンドクリームなどでしっかり保湿し、乾燥を防ぎつつ角質層の柔軟性を取り戻す対応となりますが、痛みが発生している以上は早めに修復が必要になりますので、ひびやあかぎれの治療用軟膏を利用した方がいいでしょう。
最近ではかかと専用の軟膏医薬品も販売されていますので、まずは一度薬局などで相談してみて下さい。
角質を除去する方法
厚く、硬くなってしまったかかとの角質を除去する方法は、主に削る方法と溶かす方法があります。
かかとの角質を削って除去する
かかとの角質を削って除去する方法は色々とありますが、代表的なのが軽石や専用のヤスリ、電動リムーバーなどによって削る方法です。
こういった商品を利用する場合は、まずしっかりと足の水分をふき取り、少しずつ削るように利用しましょう。濡れたままだと角質がふやけているため、健康的な角質まで削ってしまいやすくなるため、お風呂場などでの利用はあまりおすすめできません。
また、やすりなどで強く削るよりも、こんにゃく成分のスクラブなどで優しく、少しずつ削っていった方が、必要な角質まで削ってしまう可能性は低くなります。
どちらの方法であっても角質を削ったあとにはしっかりと保湿を行い、角質を健康的な状態に保つようにケアが必要です。
かかとの角質を薬剤で溶かす方法
市販の商品の中に、かかとをすぐにツルツルにするというようなものも多くでていますが、その多くは酸性の薬剤によって角質を溶かし、除去するというものです。
角質を薬剤によって強制的に柔らかくするため、数日間の間で古い角質の大部分を除去する事ができます。
ただし、薬剤を利用している分やはり強い刺激にもなりますので、利用する際は後の保湿や、かかとに刺激を与えない生活をするなどアフターケアを十分に行うようにしましょう。
かかとの角質ケアの頻度は?
かかとの角質を健康に保つためには、日々行うべきケアと、気になったら実施するケアの2つがあります。
日々のケアは保湿を大切に
角質のケアはかかとに限らず、まず保湿が一番重要です。
特に、かかとの場合は皮脂腺が無く乾燥しやすい部位ですので、その必要性は特に大きいといえます。
かかとの保湿ケアは、ハンドクリームやワセリンなど油分の多いものをしっかりと塗って、その上から厚い靴下をはいておくようなケアが最適。
しっかりと角質に保湿成分を馴染ませるだけではなく、足の血行促進にもなり、さらに歩く時の刺激軽減にもなります。
こういった保湿ケアを、お風呂上りなどに日々行う事で、かかとが乾燥せず、健康的な状態を作る事ができます。
ピーリングなどのスペシャルケアは1月に1回程度
それでも厚くなってしまったかかとの角質を除去するため、上記であげたような角質を削ったり、溶かしたりというケアを行う場合もありますが、これは頻度としてはかなり少な目にしておいた方が良いでしょう。
古い角質を除去して、また新しい角質に入れ替わる1か月程度の期間がかかりますので、完全に入れ替わって、それでもなおまだトラブルが残っていると判断した場合に再度ケアを行うくらいの頻度にしておいて方が良いです。
ピーリングなどのケアは、やりすぎると余計に角質の状態を悪化させてしまう事があるので、気になるからといって頻繁に行うのは避けるようにしましょう。
かかとをツルツルにして素足美人に
くつを脱いだ時、かかとがキレイだと裸足になるのにももっと自信がもてますよね!
かかとをしっかりケアして、健康的なツルツルかかとを手に入れましょう!
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しゅん