若いからこそ注意! 20代のシミの原因とその対処法
南紫
若いから大丈夫! シミなんて20代には関係ないなんて思っていませんか?
油断しているとできてしまいますよ。
今回は20代でもシミができやすい人の特徴とその対処法を調べました。
20代でもシミができる原因
シミができるメカニズム
まずは通常のシミができるメカニズムを知りましょう。
1、肌は多量の紫外線を浴びると、組織を守るためにメラニンという物質で遮光カーテンを作ります。
2、肌はある一定の周期(年齢によって異なります)で生まれ変わりをしています。これをターンオーバーと呼びます。
3、メラニンによる遮光カーテンはターンオーバーにより剥がれ落ちるはず・・・。しかしターンオーバーがしっかりと行われなかった時、メラニン(遮光カーテン)の色がダイレクトに表皮に現れてしまいます。
20代でシミが目立ち始める原因
シミができるメカニズムでも触れましたが、原因の多くは紫外線です。
ですから、紫外線にさらされる機会が多かったり、ターンオーバーが乱れやすい生活スタイルをしていると、若くてもシミができやすい状態にあると言えます。例えば、下記のような場合です。
・学生時代に部活で一日中、外でスポーツをしていた
・アウトドアやレジャーが好きで外にいることが多かった
・日焼けサロンなどで肌を黒く焼いていた
・車で窓を開けて運転することが多い
このような経験がある方はシミができやすい状態になっているので注意が必要です。
さらに、紫外線以外の原因として、ニキビの跡や傷跡の色素沈着などもあります。そういう意味でも、思春期のニキビや活動的な時期の擦り傷などのできやすい若い世代にもシミのリスクは十分にあるのです。
20代のうちは肌のターンオーバーが活発なので、少しくらい肌に無理をかけても数週間で元通りになるという人も多いと思います。
しかし生活習慣が乱れていたり、バランスのよい食事をしていないとターンオーバーが乱れてしまい、生成されたメラニンが蓄積されシミとして現れてしまいます。
20代でもシミができやすい人の傾向
いくら学生時代に屋外での活動が多いとはいえ、シミが目立つ人がいればそうでない人もいます。では、20代でシミができちゃったという人にはどんな傾向があるのでしょうか。
・スキンケアに対して無頓着
「たくさん日焼けした日はスペシャルケアをしているから大丈夫!」そんなあなたは要注意!
当日できるケアは肌の表面のダメージを補うことくらい。実際には肌の奥ではメラニンはどんどん生成されているのです。普通に生活をしている中でも紫外線は少なからず浴びていることを意識してみましょう。
・紫外線を多く浴びていた
「スポーツする前には日焼け止めを塗ったのになぜ?」
学生時代に外で行う部活動に所属していた人で、そんな風に思う人は多いのでは。
汗をかいたり、長時間強い日差しにあたる場合、UVカット効果の高い日焼け止めや汗や水に強いものをこまめに塗るようにしましょう。理想は2時間に1回です。
効果の強い日焼け止めが肌にダメージを与えたり、汗や熱によって肌の防御力が弱まっている状態だと、ダメージを受けやすい状態になってしまいます。なので本来ならスポーツの時以外でも紫外線対策が必要なのです。
・ニキビや傷があったり、ムダ毛を抜いていた
10代の時にできたニキビ跡や傷跡が色素沈着してシミになることも多いです。また、眉毛や顔の産毛など、ムダ毛のケアのために抜いたことによって、毛穴が炎症を起こし、それが跡になって行くのも20代でできるシミの一つです。
上記3つに共通するのは、肌に負荷をかけていること。
日常生活で、肌への負荷を完全になくすというのは難しいですが、できるだけ無理をさせないように心がけたいものです。
20代でできやすいシミの種類
・紫外線による【老人性色素斑】
日焼け止めなどの対策をせずに紫外線を浴びると、シミができるメカニズムでも説明したようにシミが現れます。
特徴は薄い茶色で凹凸はなく、大きさは大小様々で形もバラバラです。頬や鼻、おでこや首など、特に日に当たりやすい箇所にできやすいです。
・遺伝の影響が大きい【そばかす】
親からの遺伝によるそばかすは10代からできてしまう人もいます。
そばかすの特徴は三角や四角の形をしていて細かい斑点が散らばっていること。
・強烈な日焼けで身体にできやすい 【花弁状色素斑】
紫外線を一気に浴びたことによりできるシミ。誰にでもできるタイプのシミです。
特徴は名前にもある通り花びらのような形をしていることです。背中や肩などに広範囲に現れることが多いです。
この3つが若くてもできてしまう可能性が高いタイプのシミです。
自分がどのタイプのシミをしているのか特徴をみて確認してみましょう。
できてしまったシミを薄くする方法
基本的には化粧品だけで完全に消すことは難しいです。外側からも内側からもケアをしなければいけません。
そこで!シミを薄くするためのスキンケア方法を紹介します。
・肌を擦るなどの刺激を減らす
手でこすったり、必要以上のスキンケアをすると肌に負担がかかり、肌の正常なターンオーバーができません。例えば肌をいたわることの第一歩として洗顔方法を見直すことをお勧めします。
洗顔は力をいれず泡だけで落とすことが理想的。たっぷり泡をたてて洗いましょう。タオルも、こすりつけずにそっと顔をつつみこむようにして水気を取りましょう。
・スキンケアコスメで保湿と美白をする
美白化粧水や美白美容液を取り入れることがシミ対策にいいことはみなさんご存知の通り。成分としては、ハイドロキノンやビタミンC誘導体、プラセンタなどがシミに有効とされています。
しかし今使っている化粧品が残っているのに新しく買うのはもったいない!そんな場合はまず保湿をしっかりとすることを心がけましょう。
肌のターンオーバーがしっかり行われない大きな原因として、肌の乾燥があげられます。乾燥した肌では紫外線からの刺激に肌のバリア機能が作用せず、ダメージを受けやすい状態をつくり、肌のターンオーバーを乱してしまうのです。
普段あまりスキンケアをしていない方は、保湿だけでも実践してみると効果的でしょう。
・食事ではターンオーバーやメラニン抑制の栄養を積極的にとる
さきほどもでてきたビタミンCは、シミの原因であるメラニンの生成を抑制する効果があると言われています。ただし、ビタミンCを摂取した直後に紫外線を浴びると、紫外線をより吸収しやすくする可能性があるので注意!そのためビタミンCは夜に取り入れることがおすすめです。
ビタミンAなどはターンオーバーを促すと言われていますので、できてしまったメラニン排出のためにもとりいれましょう。
20代からしたい簡単シミ予防策
まだ発生していないシミが皮膚に眠っているかも!?
再発防止のために生活習慣を見直してみましょう。
・普段から日焼け止めをつける習慣を
ここまで説明した通り、シミの予防に紫外線対策は必須です。
できれば夏も冬も関係なく毎日、ちょっとコンビニに出かけるだけでもつけてほしい!
若いうちにできてしまうシミの多くは紫外線が原因です。紫外線対策は最優先して行いましょう。
・良質な睡眠を心がける
寝る前にスマホをいじっていたり、夜更かしをしているとぐっすり睡眠をとることができません。
そのような日々が続くと肌のターンオーバーが乱れメラニンを蓄積させる原因に。
しかし、頭ではわかっていてもなかなかできないんですよね。
この機会にぜひ寝る前の過ごし方を見直してみましょう。
寝る30分前から明かりを常夜灯に切り替え、スマホやPCなど光を出すものを見ないように過ごすと気持ちよく眠りにつくことができます。
・バランスの良い食事を心がける
これもわかってはいるものの・・・、という感じですよね。
実際毎日きちんとバランスよく栄養素を摂るのは忙しいみなさんには難しいのではないでしょうか。摂取しにくいものはサプリメントで補うなど工夫してみてもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
20代でもスキンケア法や生活習慣、食事が原因でシミができてしまうことがあるのですね。
今回紹介した方法を一気に取り入れるのは難しい、と感じる方は
① 紫外線対策
② 肌の保湿
この2つをまずはやってみてください。
それだけでもかなり効果はあるはず!慣れてきたら美白成分配合のコスメなどを取り入れてみてくださいね。
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