広がった頬の毛穴を目立たなくする美肌治療法 4選
jobikai編集部
編集部スタッフ (32歳)
毛穴の開きや黒ずみが気になると、自信を失ってしまうこともありますよね。しかし、広がってしまった頬の毛穴を引き締めるのはセルフケアでは容易ではありません。そこで今回は、「目立つ頬の毛穴を目立たなくする美肌治療」について詳しくご紹介します。この治療法では最先端の技術を駆使して皮膚表面だけでなく深層部に働きかけ、毛穴周辺の肌をなめらかにすることで肌全体のキメを整えます。また、ハリや弾力もアップし若々しい印象へ導きます。
目立つ頬の毛穴:原因とその影響
頬の毛穴が目立つ原因は主に3つあります。
1.皮脂の過剰分泌
特に思春期やストレス時などに起こりやすいですが、ホルモンバランスが崩れると皮脂が多く分泌され、毛穴が詰まりやすくなるために、詰まった皮脂が酸化して炎症を起こしてしまいます。毛穴はそれを防ごうとして、皮脂の出口、つまり毛穴を広げます。すると次第に毛穴がすり鉢状に広がっていき、開いて目立つようになっていくのです。
2.加齢、肌の老化
年齢とともに肌の弾力やハリが失われると、重力に負けて肌が下方向に伸びてしまうため、毛穴も縦に伸びて広がりやすくなります。(たるみ毛穴)
3.紫外線ダメージ
紫外線を浴びると、皮脂や肌細胞の酸化や劣化したり、肌が乾燥して水分と油分のバランスが崩れて皮脂詰まりしやすくなるため、直後から影響が出ます。
また、長期的に紫外線ダメージを受けることでも、老化が進みたるみ毛穴を招きやすくします。
これらの影響で毛穴が大きく広がると、目立つだけでなく、肌全体の印象も老けた感じに見えてしまいます。また、広がったり弛んだりしてしまった毛穴はセルフケアで改善させるのが難しいため、気になる場合は医療機関での治療が有効となります。
毛穴を目立たなくする治療方法にはどのようなものがある?
毛穴を目立たなくする治療方法には、角質層に働きかけて今ある毛穴の広がりを改善するものや、真皮層などの肌の深い部分に働きかけることでたるみ毛穴を防ぐものなどがあります。
マイクロニードル治療の効果
ダーマペンやポテンツァなどに代表されるマイクロニードルは、微細な針が多数ついたペン型の装置で、肌に小さな穴を開けて刺激を与えることで自己修復能力を活性化し、新たなコラーゲンの生成を促す治療法です。毛穴治療においては、このダーマペンが皮膚の再生を促し、毛穴周辺の肌組織を引き締めることで目立ちにくくします。
ただし効果は個々人差があり、一度だけでも満足できる効果を感じる方もいれば、数回施術する必要もあるため注意が必要です。
レーザー治療の効果
毛穴治療のレーザーとして代表的なものが、フラクショナルレーザー。肌の表面だけでなく深層部にも働きかけることができるため、毛穴治療に非常に効果的です。この治療法は、レーザー光線を肌に向けて照射することで、肌に微小なダメージを与えることで、自己修復反応を促し新しいコラーゲンやエラスチン(肌の弾力性やハリを保つためのタンパク質)の生成を促進します。結果として毛穴周辺の皮膚が引き締まり、毛穴自体も小さく目立ちにくくなります。またフラクショナルレーザーは全体的な肌質改善効果もありますから、同時にキメ細かい美肌へ導くことも可能です。ただし毛穴の凹凸の度合いによっては一度では十分な効果が得られないこともあり、数回施術する必要があります。
光治療の効果
光治療(IPL・BBL)は、特定の波長の光を肌に照射して毛穴や肌質の改善を図る方法です。この治療法は、皮膚深部にあるコラーゲンやエラスチンといったタンパク質に刺激を与えて再生を促し、毛穴の引き締めや皮膚表面の整える効果が期待できます。また、光治療は皮脂分泌も抑制するため、過剰な皮脂による毛穴詰まりも防げます。
光は黒や褐色の部分に主に反応するため、毛穴の色素沈着なども薄くする効果があり、肌の質感だけではなく、黒ずみやくすみの改善にも効果的です。
こちらはマイクロニードルやレーザーに比べて肌への影響がマイルドなため、でこぼこがはげしい毛穴をなめらかにするまでは難しく、「よく見れば広がっている」程度の毛穴の目立ちが気になる方に向いています。
ピーリングの効果
医療機関で行うピーリングは、ケミカルピーリング、ハイドラフェイシャルなどを使用した水流ピーリング、PRX-T33などを使用したコラーゲンピール等があります。
特定の化学物質を肌に塗布して古い角質を取り除き、新しい皮膚細胞の生成を促す治療法です。
これにより毛穴が詰まる原因となる皮脂や老廃物が除去され、肌表面が滑らかになります。また、肌の再生力も高めるため、新たなコラーゲン生成を促し毛穴周辺の皮膚組織を引き締めて目立ちにくくします。
毛穴治療を受ける際に注意するべき点
毛穴治療を受ける際には、以下の点に注意することが重要です。
まず、施術前にはしっかりとカウンセリングを受け、自分の肌質や毛穴の状態、治療方法やその効果・リスクなどを理解してから進めましょう。また、一度の施術で目立つ効果が出るものではなく数回通う必要がある場合もあることを覚えておきましょう。さらに、施術後は肌が一時的に敏感になるため紫外線対策や適切なスキンケアが必要です。また、結果的に日常生活の中で皮脂分泌を抑えたり、適度に汚れを落とす等、毛穴が広がるのを防ぐためのケアは欠かせません。最後に信頼性のある医療機関で治療することも大切です。
皮脂の過剰分泌と毛穴の関連性
皮脂の過剰分泌と毛穴の目立ち具合は密接に関連しています。皮脂は肌を保湿し、外部からの刺激から守る役割がありますが、その分泌量が多くなると毛穴に詰まりやすくなります。特に、皮脂と古い角質、汚れが混ざり合って固まるとコメド(黒ずみ)を形成し、これが毛穴を広げてしまいます。さらに過剰な皮脂は肌表面で酸化することで色素沈着を引き起こし、毛穴が黒っぽく見える原因にもなります。ですから皮脂のバランス管理は毛穴ケアにおいて重要です。
毛穴ケアのために日常生活で注意するべきポイント
毛穴の目立ちは、日々の習慣で起こるものなので、治療した後で同じ習慣を繰り返すとまた元に戻ってしまいます。
治療後も綺麗な状態を保つための、日常生活で注意するべきポイントは以下の通りです。
1. 適切な洗顔
汚れや過剰な皮脂をしっかりと落としましょう。ただし、強くこすったり、洗いすぎると肌を乾燥させて逆効果になるので注意が必要です。
2. 保湿
肌が乾燥すると皮脂分泌が増えて毛穴詰まりの原因に。適度な保湿を心掛けましょう。この際、油分で保湿するのではなく、化粧水や美容液などでしっかりと水分を与えて、油分と水分の両方を与えることが重要です。
3. ヘルシーな食生活
油っこい食事やスナック菓子は皮脂分泌を促す可能性があるため、バランス良く栄養価の高い食事を摂るようにしましょう。
4. 睡眠・ストレス管理
睡眠不足やストレスもホルモンバランスを崩して皮脂分泌を増やします。リラクゼーション時間を設けたり、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
5. 紫外線対策
紫外線は肌老化の原因であり毛穴開きも引き起こします。日焼け止めや帽子等で対策しましょう。
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監修 吉木伸子