ピコトーニングで肝斑治療したら-4歳に!? 肝斑治療の効果やリスクを体験レポート -エトワールレジーナクリニック編-
EXPERT jobikai編集長
しゅん (40歳)
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肝斑の他にも赤ら顔や肌のくすみを解消でき、肌のキメも整えてくれるレーザートーニングよりも、さらに効果が高いと噂のピコレーザートーニング(ピコトーニング)。
どれくらい効果があるのか? ダウンタイムや痛みは少ないのか? 施術を受ける前に知っておきたい、さまざまな疑問にお答えするため、美容皮膚科のエトワール レジーナクリニックで実体験取材してまいりました。
- 目次 [非表示にする表示する]
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- ピコトーニングとは?
- ピコトーニング治療のおすすめポイント
- ピコトーニングのリスク・副作用は?
- ピコトーニングの症例
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ピコトーニングを実際に受けてみた
- 来院・受付
- 肌を撮影(VISIA)
- カウンセリング・診察
- 施術
- 帰宅
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治療後の経過
- 当日(施術数時間後)
- 1日後
- 3日後
- 1週間後
- 1ヶ月後(施術前との比較)
- まとめ
- 取材協力
ピコトーニングとは?
ピコトーニングとは、医療機関でのみ可能な、ピコレーザーで行うレーザートーニング治療です。レーザートーニングとは、微弱なレーザーを広範囲に当てることで、メラニンを少しずつ減らしていく美肌治療です。
通常のレーザートーニングはナノ秒(10億分の1秒)の間隔で照射するのに対し、ピコトーニングはピコ秒(1兆分の1秒)という非常に細かい間隔で照射するため、より強い出力でも周辺の熱ダメージを抑制しながら施術ができます。これにより、通常のレーザートーニングよりも強い力でメラニンを細かく打ち砕くことが可能な上、赤みや腫れ、色素沈着のリスクを格段に減らす事ができる画期的な治療です。
肌のくすみや、肝斑、シミ、そばかす、赤ら顔、毛穴の開きなどが改善できるため、肌の透明感と質感のUPに有効です。特に、通常のレーザー治療や光照射系治療では悪化のリスクがある肝斑にも有効ということで、数少ない肝斑治療の選択肢の中でも特に人気の高いものとなっています。
施術中の痛みや、ダウンタイムもほとんどないため、気軽に受けられる点も、人気の理由となっています。
ピコトーニング治療のおすすめポイント
「スポットレーザー照射」よりも肌への侵襲性が低く広範囲に作用
くっきりとしたポイントでできるシミに効果的なスポットレーザー照射ですが、こちらは狭い範囲のメラニンの破壊には適していますが、広範囲にパラパラとできているシミなどを照射するのには不向きです。また、照射箇所への侵襲性は比較的高いため数日間は痒みや瘡蓋などが発生します。
一方ピコトーニングは短時間に肌の広い範囲に照射でき、侵襲性も低いため、痛いのが苦手な人や、数日後に大切な日を控えている人にも気軽に受けられる美肌治療です。
「レーザートーニング」に比べてメラニン破壊力が強く、肌に優しい
ピコトーニングは、通常のレーザートーニングより速いスピードと強いパワーでメラニン色素を攻撃するので、メラニン色素の破壊力が強く、かつメラニン色素以外の健康な箇所に与えるダメージが少ないのが特徴です。レーザートーニングが「熱の力でメラニンを破壊」するとすると、ピコトーニングは「打撃でメラニンを粉砕」するイメージです。
▶︎レーザートーニング(上図左)は熱を与える時間が長く打撃数が少ないため、比較的肌に熱を溜め込みやすく、あまり高い出力で照射ができない。
▶︎ピコトーニング(上図右)は熱を与える時間が短く打撃が多いので、照射威力が高くても熱を溜め込みにくく肌ダメージが少ない
フォトBBLや、IPL等の光照射よりも、肝斑治療に適している
レーザートーニングやピコトーニングに使うレーザーは一定の波長の光線を安定的に照射するのに対し、似たような照射系美白治療のフォトIPL等といったいわゆる光治療の場合、さまざまな広範囲の比較的屈折しやすい波長を当てることで、広範囲の層と色に反応するため美白治療として効果は高いけれど、その分レーザーに比べてパワーが少し弱いと言うのが特徴です。
また、BBL、 IPL(SR)光照射の場合、肝斑に対して照射してしまうと悪化するリスクが高いため、肝斑のある肌には不向きと言われています。その点でもレーザートーニングやピコトーニングは肝斑の治療にも適しているため、幅広い肌悩みに効果が期待できます。
ピコトーニングのリスク・副作用は?
ピコトーニングは侵襲性の低い治療のため、大きなリスクはありませんが、まれに肝斑やシミが濃くなってしまうことがあります。ですがその場合もご心配なく。飲み薬で薄くすることが可能ですので、照射後に濃くなったかも、と思ったら、クリニックに相談しましょう。
ピコトーニングの症例
ピコレーザーはダウンタイムがないマイルドな治療なので、明らかな効果を実感するためには通常1〜2ヶ月程度の間隔をあけて3回以上は繰り返し行っていくことが適しています。
実際にエトワールレジーナクリニックで行われたピコトーニングの症例をご紹介します。
ピコトーニング15回+ピコスポット3個の施術結果
肝斑パーフェクトケアプラン6回の施術結果
肝斑パーフェクトケアプラン:ピコトーニング+ケミカルピーリング+プラズマ+シミ内服薬
ピコトーニングを実際に受けてみた
さて、ここまでピコトーニングの効果や作用について説明してきましたが、実際のところ1回でどの程度の効果があるのか、また本当に痛みやダウンタイムが少ないのか、という点について、ここからは実体験レポートをしていきます。
来院・受付
今回はエトワールレジーナクリニック新宿院でピコトーニングを体験してきました。
事前に予約をし、いざ訪問。
受付スタッフさんの優しい微笑みで出迎えられながら、クラシックでラグジュアリーな内装の院内に足を踏み入れます。
院内は心安らぐ香りが漂っていて、クリニックというよりも高級ホテルスパのような、とても落ち着ける雰囲気です。
問診票の記入後、通されたパウダールームはゆったりとしていて、アメニティも充実。髪を留めるものだけでヘアバンド、ヘアゴム、ブラシなどさまざま。顔を拭くふかふかのフェイスタオルも嬉しい〜!
ハンドウォッシュはモルトンブラウンの「サイプレス&シーフェンネル」。クリニックのイメージにぴったりですね。
クレンジング、洗顔料はレジーナクリニックのオリジナルドクターズコスメ「chione(キオネー)
きめ細かくモチモチの泡がしっかりと肌を包み込み、まるでパックのように肌をケアしながらしっかり汚れを落としてくれます。
肌を撮影(VISIA)
肌の状態を正確に確認するため、肌診断器「VISIA」の撮影。顔を機械にかざすだけでシミやシワ、赤み、キメ、毛穴などの状態を撮影し、自動で解析されます。
カウンセリング・診察
いよいよ診察。先ほどのVISIAで撮影した写真を用います。高解像度で肌の様子がわかる上、UV写真によって肉眼では見えない隠れジミなどが一目瞭然。
診察していただいた医師によると、
「目立つシミはありませんが、こめかみあたりにパラパラと左右対称に肝斑が出ていますね。あとはパッとみた感じでは分かりにくいと思いますが、頬などの肌の色味に比べて目元周辺の肌の色が若干黄色っぽくくすんでいます。この辺りは特に紫外線を受けやすい箇所なので、知らず知らずのうちに肌がくすんでくるんです。最近はマスクをつけて過ごすことが多いので、目元の肌のトーンが明るくなると、お顔全体の透明感も上がって見えますよ」
とのこと。
確かに、自分では目元周辺の肌の色と、頬のあたりの肌の色が違うことには気がついていなかったので、新たな発見でした。やはりこのように肌診断器で客観的に自分の肌を確認できることは、治療計画を立てる上でクリニックと自分とで共通認識を持てるので安心、確実ですね。
施術
照射時には、特にシミやくすみが気になる箇所を申告すれば、その部分を重点的に照射してもらえます。
照射時間は大体10分間前後。
照射の感覚としては、たまに少し骨に響くような衝撃はあるのですが、痛い! というほどではありません。痛みの感覚は人それぞれですが、基本的には麻酔なども必要ない施術ですので、怖がる必要はありません。
エトワールレジーナクリニックでの全顔ピコトーニングメニューには照射後の冷却パックが付属しています。こちらはレジーナクリニックオリジナルのもので、ヒト肝細胞やビタミンなどが配合され、肌の鎮静作用もあります。
帰宅
施術後はメイクも可能です。私の場合は日焼け止めだけ塗りました。
ドレッサーで身支度を整え、クリニックを後にします。
施術後2〜3日は肌が乾燥しやすいとのことなので、保湿はしっかり目に行うのが良いそう。自宅に帰ってからは洗顔後、いつもより多めに化粧水をつけ、美容液、クリームでしっかり保湿をしました。
治療後の経過
当日(施術数時間後)
ピコトーニングで肌表面の古い角質や産毛も除去されているそうで、ツルツルの肌質になっていました。
施術が終わった直後は顔全体が少し火照ったような感じで、頬のあたりなどには若干の赤みがありましたが、帰ることには人前に出て気になるほどの赤みではありませんでした。
1時間後に帰宅した頃には割と引いていて、所々まだらにほんのりと赤みがありました。
乾燥しているためかたまにムズムズと痒みを感じて、ついうっかりポリポリかきそうになりましたが、グッと堪えて、ミスト状の化粧水で保湿しました。
1日後
翌日はいつもよりすこ〜しピンクがかったような肌で、とにかくハリとツヤがすごい! 毛穴もキュッと引き締まっているような。
これもピコトーニングの効果のようです。肌の内側に熱がまだこもっているようで、肌がパリッと張っている感じで、とても透明感があります。
3日後
まだ肌の透明感を楽しめています。まるでエステ帰りの時みたいにツルッとハリツヤがあります。
1週間後
若干肌がくすんで見えてきました。照射されたメラニンが排出されてきているようです。
こめかみあたりの小さなシミっぽいものは、カサカサと薄いカサブタのようになって、剥がれました。
1ヶ月後(施術前との比較)
全体的にシミが薄くなりました。
頬あたりの濃いめのシミは残っていますが、頬骨からこめかみあたりにかけてパラパラとあったシミが薄くなったのがわかりやすいです。
医師に指摘された頬よりも上の方の黄色っぽいくすみ感が若干減って、顔全体的に薄ピンク色っぽい感じになり、肌のトーンが明るくなった印象です。
全体的な色むらが減った分、濃いめのシミがくっきり分かりやすくなったとも言えます。
1ヶ月後に、再びVISIAで肌を撮影していただきました。
すると、「肌年齢」のスコアが「33歳」から「29歳」と、なんと-4歳も若くなりました!
機械の客観的データでも、シミだけではなく、毛穴やキメが改善し、肌の質感が良くなったことがわかりました。
まとめ
1回でも実感できるくらいにくすみが減った
最も気になっていた頬骨あたりのパラパラとあるシミ・肝斑については、思っていたよりも薄くなりました。3〜5回程度繰り返すことでもっと綺麗に消えてくれるだろうということでしたが、確かにこれならその期待が持てます。
濃いめのシミについては、薄くはなった感じはしますが、全体的に透明感がUPした分かえって目立ったようにも思えます。このようなハッキリとした部分的なシミには、ピコトーニングよりもスポットレーザーの方が有効とのことなので、併用するのが良いそうです。
また、私の場合まぶたにも細かなシミがあるので、こちらもピコレーザーではなく、スポットレーザーが適用とのこと。
肌メンテナンスとしても◎
しっかりと治療するのであればコース契約もいいですが、満足するまで都度払いにするのもアリだと思います。
ダウンタイムもほぼなく、シミやくすみ以外にも肌質そのものがよくなりますので、常にピカピカの美肌を保ちたい方の肌メンテナンスとしてちょうど良い美容治療ではないでしょうか。
組み合わせで効果UP
ピコトーニングはお悩みに合わせて組み合わせ治療ができます。
例えばより美白効果UPさせたいのであれば、ピコトーニングの後にイオン導入を組み合わせることで、美白に有効な薬剤を浸透させ、メラニンの排出と予防の両方にアプローチできます。
また、シミを徹底的に消したい場合は、ピコトーニングの後に、スポットレーザーを行います。
ピコトーニングは侵襲性の低い治療ですので、他にもさまざまな施術と同じ日に可能ですので、もし他にも気になる悩みがあればクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。
取材協力
エトワールレジーナクリニック 新宿院
レジーナクリニックと聞くと、あの脱毛のクリニック? というイメージが最初に浮かぶ方が多いかもしれませんが、今回私がお世話になったエトワールレジーナクリニックは、美肌治療専門のクリニック。エステのように美肌メンテナンスをしたいけれど、より効果があるものを選びたいという方、または美容クリニックを選ぶ上でホスピタリティや雰囲気も重要視しているという方などにおすすめしたいクリニックです。
まずは手頃なものから試したいという方におすすめのプランもあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
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