医療機関で売っている飲む日焼け止め「ヘリオケア」サプリメントの特徴と効果
うさみ
紫外線による肌老化や日焼けから肌を守るケア方法の一つとして、近年注目を浴びるようになってきているものの一つが「飲む日焼け止め」と呼ばれる、いわゆるサプリメントによる体内からのケア。
その中でも、医療機関の取り扱いで販売されている「ヘリオケア」について、その効果や特徴をご紹介します。
へリオケアとは?
飲む日焼け止めサプリメント「へリオケア」はご存知でしょうか?
美容クリニックや皮膚科などの医療機関でも取り扱われており、日本国内だけではなく海外でも注目されているこの商品。美容メディアやSNSなど色々な場所で見かける事が多いので、どこかで見たことがあるという人も多いかと思います。
最近ではヘリオケア以外にも飲む日焼け止めとして販売されているサプリメントは増えてきていますが、その先駆けとして販売され始め、また医療機関での販売として取り扱われ始めたという事での信頼感の高さから、話題になる事も多いサプリメントです。
へリオケアの特徴と注目のポイント
そもそも、飲む日焼け止めの中でもへリオケアが注目されている理由は何故なのでしょうか?
①2002年の発売以降、世界中の50か国で販売されており、高い効果とブランド力で大人気
今までは日焼け止めというと肌に塗るタイプのものしかなかったかと思いますが、ここ最近「飲む日焼け止め」を聞くようになったという人も多いのではないでしょうか。
飲む日焼け止めが日本でも発売が許可され、話題を集めるようになったのはここ数年のこと。そして、ヘリオケアはその先駆けとして販売され始めたサプリメントです。
へリオケアは2002年にスペインのCantabria社から発売されて以降、約15年間売れ続けており、欧米では当たり前に利用されるケアの一つとなってきています。
特に欧米圏でここまで大きなブームになった背景としては、肌のメラニン生成能力がある程度あり、紫外線に対する防御力が比較的高めな日本人と比べると、肌の色が薄いいわゆる「白人」は紫外線に対する防御力が弱いため、日常的なケアを手軽に行いやすい「飲む日焼け止め」は重要な役割を持つという事が一つの理由となります。
いわゆる、飲む日焼け止めブームの火付け役がへリオケアなのです。
②シダ植物から抽出した成分「フェーンブロック」配合で紫外線による肌のダメージをブロック
へリオケアの主成分である「フェーンブロック」は、中央アメリカに生息するシダ植物の抽出物、PLエキス(ポリポディウムリュウコトモス)を多く含む成分です。
PLエキスは、古代マヤ人が血液クレンジング剤として飲んでいたとも言われるほか、アメリカの原住民であるインディアンが、日焼け止めの治療薬として使っていたという話もある成分です。
紫外線には、一般的に肌内部に浸透するUVAと肌表面への強い刺激となるUVBに種類が分けられます。
こうした紫外線から肌表面を守るために最も有効な方法が塗るタイプの日焼け止めで、紫外線を吸収、反射する事で肌への刺激を最小限に抑える効果があります。
しかし、塗るタイプの日焼け止めで紫外線の影響を緩和する事が可能とは言え、影響を完全になくす事は難しく、特に肌内部にまで浸透してしまうUVAについては塗るタイプの日焼け止めを使っていても徐々に肌へのダメージが蓄積されてしまう事があり、シミやそばかす、たるみやしわを引き起こす原因となっています。
フェーンブロックは、こうした肌へのダメージを体の内側からケアしていく事で、日焼けによる肌のダメージを抑え、肌を健康的な状態に保っていく事を可能にする事から、紫外線対策のケア用品として注目を浴びています。
③世界中の皮膚科学会で臨床研究発表がされており、有効性も認められている安心の信頼性!
フェーンブロックは、アメリカで15年以上も臨床実験が行われています。
各種臨床実験によってわかっているものとしては、口から摂取することによって主に下記のような効果が期待できるとされています。
・紫外線を防護する効果
・抗炎症作用
・自己免疫疾患の治療
・ぜんそく、心臓病等の治療薬
・痴呆、アルツハイマーの治療
このように、紫外線によるダメージのケアだけではなく健康面にも良い効果が期待できる成分だという事がフェーンブロックの利点の一つです。
また、フェーンブロックは1日480mgを継続しても副作用の報告はないというエビデンスがあり、利用に対する安全性が高いという点も利点となっています。
④服用後30分~4時間程度の間効果が持続
へリオケアの利用は、基本的には継続的に服用し続ける事で肌のダメージをケアしていく事にありますが、飲んだ直後からも肌の紫外線に対する防御力を引き上げられるとされています。
飲んだ直後からの効果としては、服用して30分後から紫外線防御効果が発揮され始め、その後2.5時間後にも効果が有効であることが臨床試験によって証明されています。
また、効果が切れる直前に再度服用すれば効果を持続させる事が可能となるため、日光に当たるときや外出の30分前に飲み、その後4~5時間経ったらもう一度服用することで日中の紫外線対策効果を十分に発揮しやすいとされています。
へリオケアの効果
へリオケアを服用することによってどんな効果があるのか、具体的に紹介していきます。
①抗酸化作用
ヘリオケアの有効な主成分であるフェーンブロックは、特に高い抗酸化作用が注目されています。
そもそも何故肌が紫外線を浴びるとダメージを受けるかというと、その原因は紫外線が肌細胞にあたる事で発生する「活性酸素」の作用が影響しています。
活性酸素は健康な細胞と結びついて肌を「酸化」させてしまう作用があるため、活性酸素が増加して活発化すると身体にダメージが蓄積されるのです。
高い抗酸化作用のあるフェーンブロックは、活性酸素の働きを抑制する事で肌のダメージをケアする事が可能となります。
また、活性酸素の増加による肌のダメージを防ぐために分泌される成分がメラニン色素ですが、このメラニン色素が作られると肌が黒く日焼けした状態になったり、肌に沈着する事でシミの原因となったりします。
フェーンブロックによって活性酸素が除去されると、メラニンも過剰に作る必要が無くなるため日焼けの防止や、シミなどの肌トラブルの予防に役立ちます。
②免疫防御作用を適切に保つ
肌には免疫機能の主役である「ランゲルハンス細胞」というものがあります。
ランゲルハルス細胞は、肌表面の角質層に存在していて、網目状のネットワークを形成します。
表皮全体の細胞数の2~5%を占めており、異物を侵入させないようにする司令塔の役割と紫外線や乾燥による過剰な炎症を鎮静化する抗炎症機能を備えています。
これらの役割により、異物の侵入を察知し、肌は外的刺激から身を守っているのです。
しかし、紫外線はこのランゲルハンス細胞を減少させ、働きを低下させてしまうため、何もケアを行わないで肌を紫外線にさらし続けると、肌の免疫機能が徐々に低下し、外部からの刺激に弱くなっていってしまいます。
へリオケアの主成分であるフェーンブロックには、ランゲルハンス細胞を正常に働かせ、またランゲルハンス細胞が減少しないように働きかける作用を持っている事から、紫外線ダメージによる日焼けなどの影響を受けにくい肌作りに有効となります。
③DNA保護作用
紫外線はDNA損傷にも影響します。
人にはDNA修復機構が備わっているため、通常はDNAが傷ついても自動的に修復されて傷のない状態に戻ることができるのですが、強い紫外線などを浴びてDNAの損傷が拡大し、修復が間に合わなくなる事があります。
DNA損傷が正常に回復しない状態になると、DNA複製や転写の妨げとなり、細胞死や突然変異、染色体の不安定化など細胞に様々な弊害をもたらします。
紫外線が原因の皮膚がんも、DNAにダメージが加わることでリスクが高まるのです。
フェーンブロックは、肌細胞のDNAを守る事で、皮膚がんのような重大なトラブルを予防する一定の作用が期待できるといえます。
④皮膚構造維持作用
ここまでは紫外線が肌の表面、特に表皮部分に対して与える影響を防ぐものとして紹介しましたが、紫外線は表皮の細胞だけでなく真皮層にも影響し、コラーゲン減少やコラーゲンをつくる繊維芽細胞にもダメージを与えます。
コラーゲンは肌のハリと弾力を保っている役割があるため、コラーゲンが減少はたるみやしわの原因となります。
単純にコラーゲンの破壊につながるだけでは無く、コラーゲンを作り出す繊維芽細胞が損傷する事で、肌の弾力を回復させる事が出来なくなって肌の老化が進行します。
フェーンブロックには、繊維芽細胞が破壊されるのを阻止する効果があるため、真皮層がダメージを受けて老化していくのを防ぎ、たるみやしわといった光老化と呼ばれる現象を防ぎます。
日焼け止めクリームとへリオケアを併用して、しっかりと紫外線対策を
ここまで飲む日焼け止めとして人気のヘリオケアについて紹介を行いましたが、ヘリオケアは用法・容量を守って正しく服用しても、紫外線を完全にブロックする効果ではなく、あくまでも紫外線による肌のダメージをケアするという効果のもの。
皮膚にあたる紫外線のダメージをケアするためには、塗るタイプの日焼け止めの利用は欠かす事が出来ないものとなりますので、両面からのケアが大切です。
肌表面に日焼け止めを塗って紫外線の影響を減らし、飲む日焼け止めで肌を体の内側からケアする事で、健康で美しい肌を保ちやすくなるのです。
医療機関を中心に取り扱われている安全性の高い飲む日焼け止め「へリオケア」で、体の内側からしっかりと紫外線ダメージをケアしていきましょう。
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