脂肪吸引のメリット・デメリット
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脂肪吸引は、体を細くするという点では一番即効性があり、その部分が大きなメリットとなりますが、その他にも脂肪吸引ならではメリットがあります。
逆に、脂肪吸引を行う事のデメリットもありますので、それぞれを適切に理解する事が重要です。
脂肪吸引のメリット
脂肪吸引の最大のメリットは、早く、確実に細くなる事が出来るという点。
運動や食事によるダイエットは、早くても数週間程度、目的の体型に近づくために努力を続ける期間が必要となりますが、脂肪吸引は多くの場合、日帰りの施術で理想の体型に近づく事ができます。
また、脂肪細胞を直接除去するため、通常のダイエットでは難しいボディメイクも可能です。
部分痩せが叶う
脂肪吸引は施術を行う部分の脂肪細胞そのものを除去するため、いわゆる部分痩せが可能です。
通常、ダイエットでは体全体の脂肪を燃焼させていく事になるため、例えばバストの脂肪はそのまま残したいという時や、二の腕だけを細くしたいというような事が行えません。
脂肪吸引であれば、細くしたい部分だけを解消する事が出来るため、理想の体型を作る事が行いやすいのです。
吸引した脂肪細胞を注入する事も出来る
さらに、脂肪吸引で除去した脂肪は、その内のある程度の量を注入に利用する事が可能です。
せっかく除去して注入というとイメージがあまりよくありませんが、例えばお腹の脂肪を除去してバストに注入する事によるバストアップや、二の腕などの脂肪を頬などに注入する事でシワなどの改善や、表情をキレイに魅せる事なども可能です。
リバウンドしにくい
脂肪吸引は栄養を貯め込む脂肪細胞ごと除去する施術方法のため、吸引した箇所に脂肪がつきにくくなります。
何度もダイエットしてはリバウンドしているようなタイプの人でも、脂肪吸引を行う事でリバウンドを抑える事が出来るという点も、大きな利点です。
また、通常のダイエットを行う場合はカロリーの摂取を抑えるため、脂肪の燃焼だけではなく筋肉も分解してしまう事が多く、これがリバウンドの原因の一つとなっています。
脂肪吸引の場合は筋力が低下する事が無いため、これもリバウンドを抑える一つのポイントとなります。
脂肪吸引のデメリット
脂肪吸引は大きなメリットがある美容整形ですが、一方でリスクやデメリットも大きい手術です。
デメリットについてもしっかりと理解した上で、最大限リスクを抑えられるような治療計画を立てる事が重要です。
術後の痛みの程度や期間、対処法
脂肪吸引は体内の脂肪細胞を強制的に除去するものですので、施術後に内出血や痛みが残ります。
痛みの程度としては、重い筋肉痛のようなズキズキとした疼痛とよく表現され、施術後5時間程で麻酔が切れた後から、当日をピークに体内の組織が回復するまで、大体1週間程度の期間続きます。
その後、痛みは軽い筋肉痛程度に落ち着き、徐々に無くなっていく形となります。
重い筋肉痛というのは激しく運動した翌日あたりに感じる痛みと同程度で、多くの場合は日常生活が困難になるようなものではありません。
痛みが強い場合、処方される痛み止めを飲む事で痛みを和らげる事が可能ですが、薬との相性もあるため、あまり痛み止めの効果を感じない場合は医師に相談するようにしましょう。
痛みは部位によっても出方が異なり、特に歩行などで負荷がかかりやすい太ももの脂肪吸引などの場合は、術後の痛みが強かったり、長引いたりする傾向があるようです。
痛みを軽減するためには、しっかりとした術後の圧迫や、早く体を回復させるための健康的な生活習慣や食事が重要です。
痺れるような痛みなどには注意
脂肪吸引後、筋肉痛のような痛みではなく、体にしびれを感じるような痛みの場合は早めに医師に相談するようにしましょう。
痺れるような痛みは、神経に傷がついてしまっている可能性などがあり、時間がたっても中々回復しない場合があります。
美容整形の中でもダウンタイムが長い
脂肪吸引のデメリットとしては、ダウンタイムの長さがあります。
美容整形の中でも、脂肪吸引は影響する範囲が大きく、回復まで時間がかかります。
ダウンタイムの症状としては、痛みの他に内出血やむくみ、かゆみや拘縮といったものがあります。
内出血やむくみについては、細胞が傷つく事によって出血を起こし、その部分が回復するまで1~2週間程度続きます。
かゆみも同様の理由で、傷ついた細胞が回復するまでの過程でかゆみを感じるため、大体2週間程度は継続します。
拘縮というのは傷ついた細胞組織が回復する際、細胞が固まって硬くなってしまう状態の事を言いますが、かゆみがおさまった頃から発生してきます。
拘縮を軽減するためには医師から指導されるマッサージなどを行い、患部の血流を十分に促しておく事で早めの解消を促していく事が可能です。
費用が高い。その相場は?
脂肪吸引の3つ目のデメリットは、費用が高いという事です。
前面的に美容目的の治療のため、健康保険による施術ではなく自費診療となる上、美容医療の中でも特に難易度が高い治療ですので、どうしても費用かかってしまうのです。
金額については医院によって差が大きく、腹部の脂肪吸引で比較してみても、安い所は20万程度から、高いものでは90万近くになるほど差があります。
これはクリニックが独自に値段設定を行える事が理由で、基本的には施術に携わる医師の質や、利用する機器の質などが影響していますが、単純に広告費用や医院側の利益が大きいという場合もあるため、必ずしも高いものが良いというわけではありません。
値段を売りにしている所ではなく、過度な広告を行っている所でもなく、医師の施術経験が豊富な医院を選ぶような形が、良いクリニック選びの一つの方法です。
脂肪吸引による体へダメージが残る事がある
脂肪吸引の最大のリスクは、身体へのダメージが残ってしまう事です。
必ず残ってしまうようなものとしては、脂肪吸引を行う際に切開される部分が傷痕としてある程度残ってしまうというものがありますが、それ以外でも肌の細胞が傷ついてたるみやシワが出来たり、色素沈着を起こして皮膚が茶色くなってしまったりというものがあります。
また、数例ではありますが脂肪吸引による死亡事故や、後遺症が残るような医療事故も発生していますので、こうしたリスクをしっかり把握して施術に臨む事が重要です。
メリット、デメリットを理解した上で利用する
脂肪吸引には、以上のようにメリットもデメリットもどちらもありますので、それぞれをしっかりと把握し、目的に応じて十分に検討を行った上で利用をする事が重要です。
カウンセリングの際などにも、しっかりとこのデメリット部分を医師に確認し、リスクを抑えるために十分な対応ができる医院を選ぶ事が、脂肪吸引を最大限満足できる形で受けるためのポイントです。
脂肪吸引で失敗しないために の記事
- 脂肪吸引のメリット・デメリット
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