脂肪吸引の仕組み・方法毎の特徴

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脂肪吸引は文字通り脂肪細胞を吸引して除去する美容形成外科ですが、実はその方法にも色々なものがあり、方法によって特徴が変わります。
それぞれの脂肪吸引方法によるメリットやデメリットなどを含め解説します。

脂肪吸引の施術の基本的な仕組みと特徴

まず、脂肪吸引全般で共通する基本的な仕組みについて説明するため、脂肪吸引の順序を紹介します。

脂肪吸引を行う際の手順

*1・事前検査で脂肪吸引を行っても問題が無いか。またどの程度の脂肪除去が可能かを確認
*2・脂肪吸引を行う箇所にマーキングを行う
*3・施術内容に合わせて麻酔の実施。出血抑制などの薬もに注入
*4・脂肪吸引の器具「カニューレ」を挿入するための入り口を切開
*5・カニューレで脂肪細胞を吸出し、除去
*6・切開した箇所を縫合などにより塞ぐ
*7・ガードルやバンテージなどで圧迫
*8・休憩または入院後に帰宅

脂肪吸引とダイエットでは効果が大きく異なる

以上のように、簡単に言えば脂肪細胞が集まっている部分に「カニューレ」という細い管を入れ、掃除機のように脂肪細胞を吸い取って体から取り除くものが脂肪吸引になりますが、この脂肪細胞を除去というものが通常のダイエットと大きく異なる点です。

通常、運動や食事制限などによるダイエットでは、脂肪細胞に蓄積された栄養を「遊離脂肪酸」として脂肪細胞の外に排出させ、その遊離脂肪酸を燃焼する事によって脂肪細胞を小さくする事によって行います。
そのため、栄養過多の食事を摂ると再度脂肪細胞に栄養が蓄えられ、太った状態に戻ってしまうのです。

一方、脂肪吸引はダイエットと異なり、脂肪細胞そのものを除去するため、その部分に再度栄養が蓄えられる状態にはなりません。
つまり、脂肪吸引で痩身した箇所は再度太るという状態になりにくく、いわゆるリバウンドが通常のダイエットと比べて起こりにくいという事ができます。

気になる部位だけを細くできる唯一の方法

また、脂肪吸引以外の痩身方法は、基本的に全て遊離脂肪酸を燃焼させる事で行うため、体の一部分だけを痩身するという事は出来ません。
脂肪溶解注射などを利用する事である程度は効果を見込む事も出来ますが、この場合も脂肪酸を燃焼させるための運動などは必要となるため、全身の痩身もさせていく形となります。

脂肪吸引は直接脂肪細胞を除去するため、例えば女性らしい体つきを強調するようにボディラインを調整したり、太りやすく気になる箇所だけ痩身したりという事が可能な、唯一の方法であると言えます。

脂肪吸引方法の細かい違い

脂肪吸引の基本的な方法は上記の通りですが、この脂肪吸引もより安全で、より効果的な脂肪除去が行えるように様々な手法が開発されてきています。

チューセメント法(テクニック)

チューセメントテクニックとは1980年代に開発された脂肪吸引のテクニックで、現在の基本的な手法として利用されています。

カニューレによって脂肪細胞を除去する際、脂肪細胞が硬いと上手く吸引が行いにくく、吸引後のボディラインに凸凹ができてしまったり、他の細胞を傷つけてしまったりしやすくなります。
これを解消するため、麻酔を行うタイミングでpH調整液や生理食塩水などを同時に注入する事で、脂肪をふやかして柔らかくするというものがチューセメントテクニックです。
チューセメントとは「ふやかす」という意味で、この方法が確立してから脂肪吸引は劇的に体への負担が減り、日帰り手術なども可能となりました。

超音波脂肪吸引法

超音波脂肪吸引法は、超音波を使う事によって脂肪細胞を柔らかくする事で、吸引しやすくする方法です。

超音波の利用方法には2通りあり、カニューレが超音波を発して脂肪細胞組織を柔らかくしながら除去するものと、カニューレを挿入する前に、体外から超音波を当ててその熱により組織を柔らかくしてから脂肪除去を行うものがあります。

周辺の組織から脂肪を超音波によって乳化して除去するため、体への負担が大幅に減り吸引もキレイに行いやすくなりますが、デメリットとしては超音波の熱によってダメージを受ける事もあるという点です。
特に、体の外側から超音波を当てる際はその時間コントロールなどを適切に行わないと、表皮が火傷してしまうトラブルなどに繋がるため、熟練の医師による調整が重要です。

超音波脂肪吸引は利用されるマシンの名称から「ベイザーリポ」などの名前で売り出されている事もあります。

PAL法

PAL法はPower Assisted Liposuctionの頭文字で、パワーアシスト脂肪吸引ともよばれます。
特徴としては、削岩機やドリルのようにカニューレそのものが動くようになっていて、脂肪細胞を自動で壊しながら吸引していくというものです。
通常の脂肪吸引と比べると脂肪の吸引がやりやすく、超音波脂肪吸引法のような熱によるダメージが発生しないというメリットがありますが、カニューレの動きによって細胞や神経を傷つけてしまいやすく、細かい部分での脂肪吸引に向かないというデメリットがあります。
現在はあまり実施されていない手法です。

ボディジェット脂肪吸引

PAL法と同じような考え方で、カニューレの先からジェット水流を噴射し、脂肪を分解しながら行う事で吸引しやすくする方法です。
物理的に分解していくという点ではPAL法と同様ですが、水で脂肪組織を分解していくため、血管や神経を傷つけにくいというメリットがあります。
ただ、物理的に破壊している点では同じですので全く傷がつかないというものでは無いと言えます。

レーザー脂肪吸引

レーザー照射によって脂肪を柔らかくしてから脂肪吸引を行う方法です。
原理としては超音波を当てるものと同じで、超音波による振動で細胞を温めるか、レーザーによって温めるかの違いです。
超音波と同様、体外から照射して温めるものと、脂肪細胞に直接照射して融解するものがあり、メリットもデメリットも超音波脂肪吸引とほぼ同様ですが、レーザー照射で行う場合は肌の引き締め効果なども期待できるとされています。

この他にも名称は色々とあるが基本は同じ

脂肪吸引の方法としては、この他にも色々な名称が紹介されていますし、医院によって推奨しているものがありますが、基本的には上記の手法が学会にも認められている全ての方法です。
この他にもクリニックによってオリジナルの名称などがつけられているものも多くみられますが、多くの場合には施術方法に差があるわけではなく、クリニックが定めた治療のランクとしての差になります。

脂肪吸引のクリニック選びのポイントは医師の技術と経験

以上のように、脂肪吸引はその方法ごとに特徴があり、今でも新たな手法の開発や機材の進化が続いています。
しかし、どの方法であっても、施術の結果に差を生み出すものは、最終的には医師の技術と経験によって培われた知識です。
例えば、超音波脂肪吸引法であればどの程度の時間で超音波を当てれば十分なのか。カニューレの扱いについても、どの部分の脂肪に、どの程度の太さのカニューレを使用するかなど、施術を受ける方の体型や目的に合わせて見極めていく事が重要であり、どの脂肪吸引方法であれば絶対に大丈夫というものはありません。

発信されている情報や口コミを参考に

医師の技術や知識の程度を直接知る事は難しいですが、クリニックが発信している情報の質や、口コミの評価などを元に、信頼できる医師を見つける事が、脂肪吸引で本当に満足できる、失敗しないための重要なポイントです。

情報の質という点では、例えばそのクリニックが推奨している治療方法の名前を調べてみて、クリニック独自のものなのか、それとも広く利用されているものなのかを確認するだけでも、医療としての話なのか、それとも広告としての話が主体なのかが見えやすくなります。

口コミによって医師の技術まで判断するのは難しいですが、カウンセリングの際の分かりやすさや、結果の満足度などから、医療として真摯に取り組む医師を見つけやすくなります。

施術の前、医師に確認するべき事

最終的に脂肪吸引を決定する際には、しっかりと施術のリスクなどについて確認すると良いでしょう。
脂肪吸引のメリットは気になる部分の脂肪を確実に除去できる事であり、結果の魅力について話をしていてもあまり意味はありません。結果については求めるボディラインのシミュレーションが出来れば良いでしょう。
重要な事は、どのようにリスクを抑えていくかという点ですので、医師にはしっかりとリスクの確認を行いましょう。
どの方法でもリスクはありますので、そこを明確に話せる医師。そして、そのリスクをどのように最小限に抑えるか、しっかりと納得できる説明がえられる医師を選ぶ事が、脂肪吸引を最も良い形で受けるためのポイントとなります。

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