赤ちゃん肌になるために! 大人の肌との違いなど

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スキンケアをするうえで「赤ちゃん肌を目指しましょう!」というような言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。これは、赤ちゃんのようなみずみずしくて、サラサラした肌の例えなわけですが、事実、赤ちゃんのような肌は最もトラブルが少なく、美容という面で理想的な肌ですよね。

そこで今回は、赤ちゃん肌の特徴や、どのようにすれば赤ちゃん肌に近づけるかについて解説します。

赤ちゃんの肌と大人の肌の違い

赤ちゃん肌と大人の肌の違いは、実際どのようなものなのでしょうか。

赤ちゃん肌はキメが均一

まず、大きな違いの一つは、肌のキメと毛穴です。
赤ちゃんの肌はキメが細かく均一に揃っていますが、大人はキメが荒く不揃いになりがちです。

人間の肌のキメは「皮溝(ひこう)」と「皮丘(ひきゅう)」の組み合わせです。肌には無数の細い線状の皮溝があり、四方を皮溝に囲まれて盛り上がっている部分を皮丘と呼びます。一般的な板チョコレートを想像するとよいかもしれません。

赤ちゃんの肌は、皮溝と皮丘が均一に並んでいるのに対して、大人の肌は皮溝の深さが異なったり、皮丘の高さが不均等だったりします。これこそがキメの違いです。

毛穴の数は同じでも大人の毛穴は目立つ理由

さらに、赤ちゃんは肌の水分量と皮脂量が適切に保たれているのに対し、大人の肌は様々なことが原因で水分量や皮脂量が適切に保たれないため、毛穴が広がったり、毛穴に汚れが蓄積してしまいます。この結果、赤ちゃん肌と比較して大人の肌は毛穴が目立ったり、ガサガサした印象になるのです。

実は、赤ちゃんも大人も毛穴は同じ数だけ存在します。顔周辺だけでおおよそ20万個の毛穴があるとされていますが、それぞれの毛穴において、紫外線や誤ったスキンケアなどの外部からの刺激や、ストレスや睡眠不足などの生活習慣による内部からの刺激によってトラブルが発生するのです。

このように赤ちゃん肌と大人の肌の違いは、肌のキメと毛穴トラブルの有無と考えるといいでしょう。

赤ちゃん肌の命、キメがなくなるのはなぜ?

赤ちゃんの肌にはあるのに、大人になるとなくなってしまう細かなキメですが、なくなってしまう原因を知ることも大切です。
キメがなくなってしまう主な原因は、加齢と、紫外線や乾燥などの外部刺激です。

人間の肌は、表皮層、真皮層、皮下組織の3層構造になっていますが、表皮層と真皮層の間に「乳頭層」と呼ばれる薄い層があります。この乳頭層は均等な凹凸状に並んでおり、肌表面の皮溝と皮丘の形状に関係しています。

年齢を重ねると表皮層は薄くなるため、表皮層のすぐ下にある乳頭層の形状が変化しやすくなります。
乳頭層の形が変わることで、皮溝と皮丘の均一性も崩れてしまうのです。つまり、キメが乱れるまたはキメがなくなるということです。

摩擦などの外部刺激もキメがなくなる原因です。
表皮の下にある乳頭層は、クッションの役割を果たす表皮が薄ければ薄いほど形状が変わってしまいます。
さらに、摩擦など外部からの刺激が強すぎることでも形状が変わってしまい、結果的にキメが乱れたり、なくなったりするのです。

このように、肌のキメがなくなるのには、表皮の下にある乳頭層の形状が変わることが関係しているのです。

キメを守る洗顔法

日頃のクレンジングや洗顔など肌に直接触れる行為は、キメを乱す大きな要因です。これらの行為は、肌にとっては外部刺激であることを理解し、改めて正しい洗顔法を確認しましょう。

クレンジングや洗顔の基本

クレンジングも洗顔も無意識のうちに肌表面との摩擦を作っています。摩擦そのものをなくすことは現実的には不可能ですが、摩擦を抑えることは可能です。そこで、日頃からいかに摩擦を避けるかが重要になります。

まずは、洗顔する際にはあらかじめ手を清潔にしておきましょう。手のひらには目に見えない雑菌が付着しているため、それらがニキビの傷口や毛穴に入り込むと炎症を起こす可能性があります。

洗顔料の選び方と洗い方

洗顔料は弱酸性の低刺激の物を使い、十分に泡立てましょう。泡立ちがしっかりすればするほど摩擦量を抑えられます。ひとつの目安として、泡をつまんだ際に「ツノ」ができるほど泡立てが必要です。

泡を肌表面につけてからは時間との勝負です。肌に触れるか触れないか程度の優しさでTゾーン、頬、Uゾーンの順で洗います。1分から2分以内が理想的とされていますが、優しく素早く洗うことがポイントです。

最後はすすぎです。33度から35度程度のぬるま湯で、20回程度顔にかけるようにしてすすぎます。決してゴシゴシすることなく、連続してぬるま湯を顔全体にかけるのがポイントです。タオルで拭く際も摩擦が起こらないようにし、速やかに保湿ケアに移行しましょう。

ぷるぷるの赤ちゃん肌になるための方法

赤ちゃん肌のようなキメが細かい肌になるために日頃から注意すべきことは、保湿と保護です。

保湿は、とくに洗顔後など肌が乾きやすいときに徹底しておこないましょう。赤ちゃん肌のような細かなキメを構成している角質細胞は、乾燥した環境下では急激に縮む傾向があります。
これを角層収縮と呼びます。この角層収縮もキメを乱したり、肌荒れを引き起こす原因です。

逆を言えば、この角質収縮を引き起こさないこと、つまり乾燥を避けることがキメを維持するポイントになります。
とくに、洗顔後は顔に水分が付着しており、水分の蒸発に合わせて本来肌に必要な水分も蒸発しがちです。
洗顔後の保湿は赤ちゃん肌になるための最低条件と言えるでしょう。

お肌を保護することも重要です。とくに紫外線から肌を守ることはキメを守るためだけでなく、シミやソバカスなどのあらゆる肌トラブルの回避に繋がります。
日焼け止めクリームや帽子、サングラスを活用して紫外線を直接浴びないように対策しましょう。

赤ちゃん肌はメイクでも作れる!

赤ちゃん肌のようにみずみずしく、滑らかな肌はメイクでも作れます。ポイントは毛穴を目立たせないことです。化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダーを活用しましょう。

まずは保湿や下地をしっかりと

まず、始めに化粧水で肌に水分を与えます。
その後、化粧下地を顔全体に均一につけます。この際に、伸びがよく、均一になりやすいジェルやクリームタイプがおすすめです。
この段階でムラができないように慎重にしましょう。

ファンデだけではなくコンシーラーもきちんと活用

続いて、リキッドタイプのファンデーションをブラシで均一に広げていきます。
顔の中央から外側へ均一にすることがポイントです。ファンデーションで隠せなかった部分はコンシーラーを使いましょう。
無理にファンデーションで毛穴を隠すとムラになり、化粧崩れの原因になります。

パウダーで持続したサラサラ感を作る

最後にフェイスパウダーで隠しきれなかった毛穴を隠します。
フェイスパウダーは毛穴を隠すだけでなく、皮脂を抑える効果もあるため赤ちゃん肌のような、サラサラした肌の印象が持続します。

メイクで赤ちゃん肌を作る際は、化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダーの組み合わせが有効です。

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