ワイン・日本酒・ビールには美容成分が入ってる!? 楽しく、美しくなる宅飲み術♡
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悠
お酒を飲む機会が増える時季は飲み過ぎ、食べ過ぎで体重増加や肌荒れが気になる方も多いのではないでしょうか。
ワインや日本酒、ビールも飲み過ぎなければ美容や健康に効く“良薬”になっちゃうかも!?
美容を意識するなら日本酒、ワイン、ビールを上手に飲もう!
一般的に「太りにくいお酒」と言われるのが、焼酎やウイスキー、ウォッカなどの蒸留酒。蒸留酒は醸造酒から糖を抜き、蒸留して作られてます。アルコール度数は高いのに、糖質がないため、太りにくいと言われてるんですね。
その一方で日本酒やワイン、ビールなどの醸造酒は、蒸留酒に比べてカロリーが高い傾向にあります。しかもアルコール度数も低いので、量を飲んでしまいがち。しかしカラダに良くないのかと思いきや、そんなことはありません!
醸造酒には発酵させる過程で生じるアミノ酸やビタミンなどの栄養分がそのまま含まれています。特にアミノ酸は生命維持に欠かせない成分。もちろん美容にも大きな影響を与えます。
それに「お酒は太る」というのは、同時に食べるおつまみの影響が大きいです。肝臓では糖質よりもアルコールの分解が優先。アルコールを分解してるうちは、どんどん糖質が蓄積されていきます。それに加えてアルコールの過剰摂取により判断能力が落ち、高カロリーの食事を必要以上に食べてしまうことも要因の一つとなってくるんです。
醸造酒も飲み過ぎず、おつまみに気を付ければ、それぞれ美容や健康に効果が期待できますよ。
赤ワインはアンチエイジングが期待できちゃう♡
ワインには抗酸化作用のあるポリフェノールがたっぷり! 活性酸素を除去する働きがあるので、アンチエイジング効果が望めます。白ワインにも含まれますが、赤ワインの方が圧倒的に含有量は多いです。
赤ワインは100gあたり300mgのポリフェノールを含みます。これは緑茶の2倍以上の含有量! しかもアルコールはポリフェノールの溶解性を高め、吸収を助ける働きをするので、より効果的です。
白ワインはポリフェノールの含有量は赤に比べて劣りますが、カリウムを多く含み、体内の余計な塩分を排出するため、むくみ防止が期待できます。さらに抗菌作用もあるので、食中毒の不安が付きまとう生ガキを食べる際には、昔から白ワインが合わせられていました。味の面だけではなく、古くから抗菌作用を考慮して飲まれていたんですね。
どちらも摂取量の目安はグラス2杯(約200ml)です。ホットワインにアレンジしてもカラダが温まりますよ♪
ワインはチーズと好相性♡ 美容にはビタミンCも同時補給
ワインと好相性と言われるのはチーズ。含まれる脂質が胃の粘膜を保護してくれますよ。
またアルコールを体内で分解する際にビタミンCが消費されるので、積極的に摂取しましょう。アルコールの分解に消費されてしまうと、コラーゲン生成を促すビタミンCが肌まで回ってきません。
これらを考慮して、ワインに合う簡単なおつまみをご提案します!
【柿×クリームチーズ】
ビタミンCが豊富な食材である柿を小さく切って、クリームチーズと一緒に食べるだけ! レモンを少し搾ったり、生ハムで巻いたりしてもおいしいですよ。
【ブルーチーズのポテトサラダ】
じゃがいもは電子レンジで加熱したり、皮ごと茹でたりするとビタミンCが流出しにくいですよ。ただ混ぜるだけ……とはいきませんが、癖になる大人の味です♡
分量はあくまで目安。お好みの味に仕上げてくださいね。
〈材料〉・じゃがいも(Mサイズ2個) ・ブルーチーズ(大さじ2くらいからお好みで) ・牛乳(大さじ3程度) ・塩(少々) ・粗挽き黒コショウ(お好みで)
※パセリ、炒めたガーリックやベーコン、マッシュルーム、玉ねぎを加えると味に深みが出ます。炒めた具材を入れる時には(4)行程前に行いましょう。炒めた鍋にブルーチーズと牛乳を入れれば、洗い物も増えません♪
〈作り方〉
(1)じゃがいもはよく洗い、芽を取り除く
(2)ラップでふんわり包み、600wで100gあたり3~4分加熱する(じゃがいもの大きさで変化するので様子を見てください)
(3)竹串がスッと通るようになったら熱いうちに皮をむき、マッシャーやフォークなどで潰す
(4)鍋にブルーチーズ、牛乳を入れ弱火で加熱し、なじませる
(5)ブルーチーズが牛乳になじんだら鍋を火からおろし(3)を加えて混ぜる
(6)塩コショウで味を調えたら完成
栄養成分は100種類以上!? 日本酒は美肌を作る!?
日本酒は米と米麹を発酵させて作ったお酒。発酵段階で生じる栄養素はなんと100種類以上にもなると言われています。その中でも「人体を作る成分」と言っても過言ではないアミノ酸の含有量は酒類の中でダントツ!
アミノ酸は細胞を作るタンパク質の原料になります。美肌、脂肪燃焼などに影響を与えるため、日本酒は「美肌にいい」と言われるんですね。
その日本酒にも様々な種類がありますが、濁り酒の白い沈殿物にビタミンB群を多く含みます。選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
摂取量の目安は1合(約180ml)。カラダを冷やさないよう、熱燗がオススメです。
日本酒に含まれないビタミンをおつまみでプラス!
日本酒はビタミンB群以外のビタミンは含まれません。バランスよく栄養を摂取するためにも、不足しがちなビタミン類をおつまみで補いましょう! アルコール分解にビタミンは優先して消費されるので、お肌のためにも特に摂取が必要です。
タンパク質はアルコール分解によって受けて”過労”状態になった肝臓のダメージを修復してくれますよ。
【豆腐とトマトのカプレーゼ風】
しっかり水切りした豆腐とトマトを同じ厚さにカットして、軽く塩コショウします。刻んだ大葉を乗せ、オリーブオイルをサッと回しかけたらカプレーゼ風のおつまみが完成!
抗酸化作用のあるリコピン、ビタミンをバランスよく含むトマトと、タンパク質が豊富な豆腐は好相性です。
【おせち料理でカルシウム摂取】
アルコールを摂取すると、利尿作用によりカルシウムが排出されてしまいがち。
おせちの定番である田作り、昆布巻きはカルシウムやミネラルが豊富に含まれているので、それを補えるんです。もちろんおせち料理全般は日本酒とよく合いますよ!
ただしおせち料理は塩分が多いので、食べ過ぎないように気を付けましょう。
ビールは美肌作りや代謝に必要なビタミンB群の宝箱☆
メタボを象徴する「ビール腹」という言葉があるほど健康とは真逆のイメージがあるビールですが、直接の原因ではないんです。こちらもおつまみが原因になっていることがほとんど! 原料となるホップに食欲増進効果がある上に、炭酸の勢いも後押しして、ついつい飲み過ぎたり、食べ過ぎたりしてしまうんですね。
しかしビールに含まれる酵母はビタミンB群の“宝箱”。皮膚や粘膜を保護したり、糖質の分解や代謝を促したりする効果があります。飲酒量を守り、一緒に食べるモノにも気を付ければ、美容や健康にも期待ができるかも?
ビールはアルコール度数が高くないので、目安は中瓶1本(約500ml)程度です。
ビールのビタミンB1をパワーアップ!
ビール酵母に含まれるビタミンB群はダイエットにも効果的。
水溶性のビタミンB1は、ニンニクの臭気成分であるアリシンと結合すると、脂溶性のアリチアミンという物質に変化。するとビタミンB1の働きが持続し、糖質がエネルギーへとスムーズに変換されます。
ビタミンB1の効果をアップさせるおつまみと、飲み過ぎになりがちなビールをかさ増しするカクテルをご紹介します。
【ガーリック枝豆】
枝豆にもビタミンB1は含まれます。ニンニクをみじん切りにし、オリーブオイルでじっくり炒めましょう。そこに塩茹でした枝豆をさやごと入れてサッと炒めたら、醤油をほんのちょっと入れて完成! 冷凍の枝豆があると便利ですよ。
大豆と野菜の栄養素をバランスよく含んだ枝豆は、おつまみの定番ですね。
【レッドアイ】
「ビールは喉越しが良くて止まらない……」という方は、トマトジュースでかさ増ししちゃいましょう!
レッドアイは、ビールを同量のトマトジュースで割ったカクテル。レモンを搾ったり、タバスコを入れたり、セロリを加えたりすると味の変化も楽しめます。
お酒を飲む機会が増える時季は、飲み過ぎ、食べ過ぎで体重増加や肌荒れが気になる方も多いと思います。しかし食べ合わせをちょっと意識するだけで、お酒も美容の味方になるんです。
美容も健康も損なわず、お酒と上手に付き合って、楽しい時間を過ごしましょう!
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