豆や野菜を中心とした素材で作られたレトルトカレーが増えています。動物性の食品を取らないヴィーガン思考の商品や、玄米や豆・野菜や海藻類を使った陰陽の理論を交えた食事法であるマクロビオティックなど、様々な食文化がより身近なものになっているようです。このような様々な趣向に合わせた商品の多様化がみられます。

（写真：コスメキッチン）

ハーブといえば、ハーブティーや精油などを使って、食やスキンケアに取り入れるというのが一般的でしたが、さらに取り入れやすい形態の商品が注目されています。
タンチュメールは、ハーブ抽出液のこと。ハーブティーの場合、お湯で煮出してハーブの成分を抽出して飲みますが、タンチュメールはお湯に数滴混ぜるだけで、簡単にハーブドリンクを飲むことができます。（一度に多量に飲まないよう注意してください。）
フィトテラピー（植物の効能を使った療法）のより取り入れやすい方法として今後さらに注目が期待されます。

※こちらは精油ではなく、ハーブ抽出液です。
精油を飲んで健康被害が出ている事例が出ていますので、むやみに精油を飲むのはやめましょう。
また、精油には経口毒性というものがあり、精油の種類によっても違いがありますので、安全性の確認されていないものは決して口にしないようお気をつけください。

タンチュメール（HERBORISTERIE）100g 2,600円（税抜）
（写真：コスメキッチン）

タンパク質は美容には欠かせない栄養素として積極的にとろうとする意識が高まっている中、今や美容のためにプロテインサプリをとる女性が増えています。
最近ではオーガニック素材を使用したものや、グルテンフリーのもの、スーパーフードと組み合わせたものなど、多様な美容思考に合わせたものが続々と出ています。
そして、プロテインにありがちな、水に溶かして飲むタイプだけでなく、パンケーキミックスやスナックなど、飽きずに続けられるよう食生活に取り入れやすいものも多く、ご覧のようにスタイリッシュでおしゃれなパッケージのものもあるので、体育会系のギラギラした感じのパッケージ商品を敬遠しがちな人でも手に取りやすくなっています。

プロテインブレンド（GRON）227g 3,000円（税抜）
（写真：コスメキッチン）

糖化や肥満の予防のため、糖質の摂取量のコントロールは今や常識。
だからと言って食生活が質素で味気ないものになってしまうのはとても悲しいですよね。
糖質が多く避けてしまいがちなパスタなどの麺類も、糖質オフの商品が続々登場しています。

こちらは原材料に豆と水しか使っていないという、一食あたりの糖質が16.3gの低糖質パスタ。糖質は控えつつ、食物繊維やタンパク質はしっかり取りたいという方には御誂え向きですね。
茹で時間はたったの2分半と、調理も早くできます。
ただしこちら、1袋200gで約2食分入って、価格が730円（税別）と、なかなかの高コスト。ただ外食するよりも安く抑えられますし、ローカーボにこだわる人には嬉しい商品です。

ひよこ豆＆大豆スパゲティ（PASTAYURI）200g 730円（税別）
（写真：コスメキッチン）

「ポポロスパ カーボフ」は、100gあたりの糖質が26.7gと、小麦粉のパスタよりも50%も糖質をカットしつつ、美味しく食べられるという商品。スパゲッティと、サラダ用の細麺タイプが出ており、スーパーなどでも購入できます。（取扱のない店舗もあります）
jobikai編集部でも愛用者は多く、Amazon定期便で毎月購入しているという者も。低糖質パスタということを告げずに客に出したら、美味しい！ と言われたという話も。モチモチ感はないものの、ポクポクとした独特な食感で、歯ごたえがあり楽しい。

ポポロスパ カーボフ（はごろもフーズ）240g 370円（税抜）

デトックスやダイエットで今後定番になろうかというくらい、その効果の高さが認められつつあるチャコール。チャコールとは炭のことで、炭の吸着力や脱臭力によって、様々な効果を発揮します。
医療の現場でも、毒出しのためにチャコールを飲むこともあるそうで、ダイエット目的でも余分な栄養素を吸収する前にチャコールを飲んで便とともに排出するという美容法「チャコールデトックス」を実践している人が増えています。

つい1ヶ月前までは、一部の限られたドラッグストアや美容雑貨店などで1〜2点しか確認することのできなかったチャコール商品が、この数日間で急激に増え、チャコール商品のコーナーがすでにできていたりとチャコールの波が加速的に広がりつつあるのを感じます。

（写真：アインズ＆トルペ）

プロテインも、ハーブも、チャコールも、全てすでに特定の分野で定番化されている素材ですが、特徴を生かした新たな活用法が広がり、さらに美容分野での活躍が期待されています。
流行りだしてしまうと、どんどんアレンジが加わり、本来得られる効果とは別の方向にいきがちなので、世間の潮流に乗ってしまう前のベーシックな商品からぜひチェックしてみてくださいね。