ベースでメイクの仕上がりが決まる! 化粧下地の基本的な塗り方と、悩み別の塗り方・選び方(おすすめアイテムも)
yui (46歳)
ファンデーションの前に化粧下地を塗るのはメイクの常識。下地にはファンデーションのノリを良くしたり、崩れにくくしたり、肌を守るなどのたくさんの役割があるためです。
化粧下地を使っているのに、なんだかベースメイクが綺麗に仕上がらない、崩れやすいなどのお悩みがある方は、化粧下地の塗り方が間違っているのかもしれません。そこで、化粧下地の基本的な塗り方、使い方と、お悩み別の塗り方、下地の選び方をご紹介します。
下地の適量
ベースメイクが冴えない・・・と思っている人の多くは、まず下地の量が足りていない、または多すぎることが原因となっている場合が多くあります。
乾燥や粉ふきが気になったり、メイクのノリが悪い場合は、少なすぎるなどで下地にムラができてしまっています。
メイクが浮いてしまったり、ファンデーションが熱くなる、崩れるなどの場合は、逆に下地が多すぎます。
下地の1回分の量は、大抵の場合パール粒1個分と言われています。
ただパールの認識が大きい人も、あるいは小さい人もいると思うので具体的に言うと、直径6〜8ミリ程度の粒と考えれば妥当です。
ただし、商品によっては適量が違う場合がありますので、使用前にパッケージなどに記載されている量を確認しましょう。
ベースメイクを崩れにくくする! 化粧下地の基本的な塗り方
化粧下地の基本的なステップ
①洗顔で余分な皮脂を洗い流す
②化粧水、美容液、乳液などで保湿する
③化粧下地をムラなく薄く塗る
④スポンジやティッシュなどで軽く押さえる
化粧下地の塗り方なのに、なぜ洗顔から? とお思いかもしれませんが、実はこれが結構大切です。
朝メイクする場合、寝ている間に出た皮脂や、顔についたホコリなどが顔の表面にあると、その上から下地をつけてもムラができたり、皮脂が邪魔になって化粧品がなじみにくいなどの心配があります。
ベースメイクを均一に綺麗に仕上げたいなら、まずは肌をまっさらな状態にしてから始めることが肝心です。
次の保湿についても同様に、化粧下地を使う前に肌を十分潤った状態にすることで、テカリや乾燥を防ぎます。潤うと言っても水っぽかったり脂っぽかったりするのではなく、健康なスッピンに仕上げると言うこと。洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっていますので、保湿効果のある化粧水や美容液を使いましょう。
そしてようやく化粧下地です。先に説明した適量を出し、指の腹を使って顔に点置きします。鼻、頬、額、あごなどの広い部分に点置きしましょう。そこから丁寧に指の腹で軽く触れながら伸ばしていき、最後に手のひら全体で顔を包み込むようにして満遍なく伸ばします。
最後に、ティッシュを広げて軽く肌に当て、下地がつきすぎた部分を吸い取ります。これをしておくことでよりムラなく、下地を均一につけた状態にできます。
仕上がりをさらにUPするコツ
乾燥が気になるときは、①、②で保湿を十分に。
秋冬などの乾燥しやすい時期は、夏と同じスキンケアでは保湿が物足りないと感じると思います。朝の洗顔には洗顔料を使わずにお湯だけで軽くすすいだり、化粧水と美容液だけではなく乳液やクリームをプラスしたりと、肌状態や周辺環境によって保湿ケアに気を使いましょう。
化粧下地はファンデーションと同じシリーズ使いが無難
様々な高機能下地が登場していて、いろんな悩みに対応していたり、理想の肌作りができるものが多くあります。ただ、化粧下地というだけあって、ファンデーションを後に塗ることを前提に作られている化粧下地は、どうしてもファンデーションとの相性というものがあります。
気に入ったファンデーションと化粧下地を、自分なりにぴったりの組み合わせを探してみるのもいいですが、数多ある商品の中から探し出すのは運命的な出会いでもない限りとても根気のいる作業です。
そのような苦労をするよりも、各メーカーが自社のファンデーションと合わせて作っている化粧下地を使えば間違いありません。
ベースメイクの仕上がりが手順通りにやってもうまくいかない、と思ったら、ファンデーションと下地のどちらかを変更するのではなく、どちらも変えてしまった方が良いでしょう。
とはいえ、その度に下地とファンデーションを1セット購入していたらコスト面も心配ですよね。購入してから「合わなかった・・・」と後悔する前に、必ずサンプルや店頭でお試ししましょう。
スポンジを使う
化粧下地をムラなく、薄く塗るには、スポンジを使うと簡単です。
化粧下地を塗り広げながら、スポンジがほどほどに液を吸い取ってくれるため、つけすぎたりすることが起こりにくいです。
目のキワや小鼻などの細かい凹凸にもフィットしやすく、手で塗るよりも衛生的なのでおすすめです。(スポンジはしっかり洗うか、使い捨てのものを使い、清潔に保ちましょう)
化粧下地の役割
ベースメイクによる肌作りの要は、化粧下地にあります。
理想の肌を作るために、そもそも化粧下地にはどんな役割があるのか、使うメリットについて知る必要があります。
ファンデーションのフィット感を高める
化粧下地の一番の目的は何よりもこれでしょう。
メイクをして一日ずっと同じ場所でじっとしている人はいないでしょう。移動したり、食事をしたり、会話したり、何かしら行動しています。その度に暑い部屋にいたり、寒い場所にいたり、湿気があったり、乾燥していたりと、環境も様々。肌はその度に、毛穴が開いたり、閉じたり、汗を出したり、皮脂を出したりと、状況の変化に応じて刻々と状態を変えます。
もし下地がなくファンデーションだけだと、この肌の状態変化に応じてベストな状態をキープし続けることは難しくなります。そこで、化粧下地が様々な肌の変化に応じてファンデーションと肌との間でコンディションを整えてくれる役割を果たします。
肌やファンデーションの魅力を引き出す
ツヤ感を演出するファンデーションや、マットでさらっとしたファンデーション、さりげなくシミやくすみをカバーするファンデーションなど、細かくいえばきりがないほどファンデーションにはそれぞれ使う上での魅力があります。
化粧下地はそれらの特徴が十分発揮され、より本来見せたい肌感にするために使われます。
毛穴や赤み、顔色などの肌悩みをカバー
ポツポツと凹凸の目立つ毛穴やニキビ痕、シミやソバカス、赤みなど、人それぞれ肌の悩みがあります。ファンデーションだけでは補いきれない肌悩みを、化粧下地を使うことでさりげなくカバーし目立ちにくくすることができます。
また、それぞれの肌悩みに特化した化粧下地なども数多くあります。
紫外線や乾燥から肌を守る
肌の乾燥は化粧崩れを招くだけでなく、肌にダメージを与えて化粧ノリが悪くなり、またシミやシワなどの原因にもつながります。
日焼け止め機能のない下地もありますが、乾燥対策の機能についてはどの下地にもあるものです。皮脂崩れ防止下地などの汗や皮脂を抑えるものでも、ある程度の保湿効果によって過剰な皮脂分泌を防いでいます。
化粧下地の種類
ファンデーションの定着性を高めるためというのが化粧下地の機能の基本であることは先に説明した通りですが、そのほかにも求める肌作りに向けて様々な機能に特化した化粧下地も数多く出ています。
毛穴を埋める部分用の下地
鼻や頰など、凹凸が目立ちやすい部位に使う毛穴用化粧下地は、一般的な化粧下地と併用します。化粧下地の前でも、後でも、ファンデーションの上からでも使えるものが多いです。
毛穴の凹凸を埋めることで、自然に毛穴を目立ちにくくし、さらっとマットな肌に見せます。
皮脂や汗のベタつきを抑える皮脂崩れ防止下地
夏場などの皮脂や汗を多くかく時期によく使われます。
さらっとした付け心地で、汗を弾き、ファンデーションが皮脂や汗と混じって流れ落ちてしまうのを防ぎます。
また、Tゾーンなどのテカリの防止にもなります。
艶や潤いを与える潤い下地
秋冬などの乾燥しやすい時期などによく使われます。また、乾燥肌の人や、潤い感のある肌質に見せたい時などにも使われます。
より保湿感の高い成分になっており、肌をみずみずしく艶やかに見せます。
赤みやシミ、くすみなどをカバーするコントロールカラーベース
ピンクやイエロー、グリーンやラベンダーなどの色味がついていて、色で肌色を補正して見せてくれる化粧下地です。一般的な化粧下地と併用して部分的に使うものと、顔全体に使うものとあります。
コントロールカラーの色による使い分けについて説明する記事がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
美白や保湿などのスキンケア効果のある下地
シミやソバカスを防ぐいわゆる美白成分や、肌の潤いを保つ保湿成分などをさらにプラスしたスキンケア効果のある化粧下地もあります。
特に肌のかさつきなど、エイジングの悩みの多い30代以上の肌に向けたものなどに多いです。
ファンデーション代わりにもなるBB下地、CC下地
ファンデーションを塗らなくても、下地だけでファンデーション代わりになる、BBクリームやCCクリーム等と呼ばれるものがあります。メイクの手間が減るうえに、肌に重ねづけしない分着け心地が軽いなどの利点があります。
化粧下地を制して理想の肌作りを
化粧下地をただなんとなく使うよりも、メリットや使い方をよく知った上で使った方が断然仕上がりが良くなります。
なんだかベースメイクがさえない、作りたい肌にならない、という悩みがあった人でも、次回から意識することで自分の今までのメイク方法のどこに課題があるのかが見つかるかもしれません。
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jobikai編集長
しゅん