妊娠線を予防して、ふっくらお腹をきれいにキープ♪
SAKURA
新たな命を育む母体は赤ちゃんを守り、育てるために急激な変化を遂げます。
特にお腹を中心にカラダ全体が丸みを帯びる妊娠5ヶ月辺りから新たなマイナートラブルが増えてくるのですが、その中の1つが妊娠線!
一度できてしまった妊娠線は消すことができませんが、ちゃんとケアをしてあげることで、発生するリスクを減らすことが可能です。
妊娠線とは
週数が進んでお腹が大きくなるにつれ、肌に赤紫色の線状斑が現れてくるのが妊娠線。これは“肉割れ”と呼ばれているものと同じです。
肌に透けるようにして大体幅2、3ミリ位、長さは5センチ前後の赤紫色の波打った線ができます。一度できてしまうと完全に消えることはないため、予防が大切です。
妊娠線ができてしまう原因
妊娠線ができるのはお腹が大きくなるからという単純な理由だけではなく、様々な要素が絡んでいます。
①皮膚が伸びきれず、皮下組織が断裂
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」3つの層から成り立っています。
- ・表皮………柔軟性がある表面の皮膚
- ・真皮………中央に位置する伸縮性のない層
- ・皮下組織………皮膚の1番下の部分にある組織
妊娠線の原因は、真皮とその奥の皮下組織が強い力で引っ張られると断裂してしまうことにあるんです。
妊娠中は体重も増加し、お腹はもちろん、ヒップやバストなど全身が大きくなるにつれ、表皮も伸びていきます。その下にある真皮や皮下組織の一部(コラーゲン、弾性線維)は伸びに耐えられなくなると断裂が起こり、その下にある毛細血管が見えてしまうんです。このようにして妊娠線は現れます。
②ホルモンの影響でターンオーバーが抑制される
妊娠中は「コルチコステロイド」というホルモンの分泌量が増加。このホルモンには新陳代謝を抑制する作用があるんです。肌の弾力がなくなり、ターンオーバーが抑制されるのはこのホルモンの影響。このためコラーゲンの生成や修復が抑えられてしまうので、妊娠線ができてしまうのです。
妊娠線ができやすい体質・特徴
妊娠線はお腹が膨らみ、体重が増加するのと同時にでき始めます。早い方は5ヶ月くらいから、多くは妊娠後期である8か月以降に気づくようです。急激に赤ちゃんが成長する時期が中心ですね。
一般的に次のようなタイプの方が「できやすい」と言われていますので、特に注意が必要です。
【お腹が比較的大きめ】
個人差のあるお腹の大きさですが、同じ週数の方と比べて大きく出ている方は要注意。お腹が大きくなる分だけ皮膚が伸びるため、妊娠線ができやすいと言えます。
【ぽっちゃりタイプ】
皮下脂肪が厚いと皮下組織が伸びにくいと言われており、皮膚に亀裂が生じやすいです。
【多胎妊娠】
お腹の中に2人以上いると、その分だけお腹は大きくなるのでリスクは上がります。
【経産婦】
出産を経験している方は、子宮が一気に伸びてしまいがち。急にお腹が大きくなるので妊娠線はできやすいと言えるでしょう。
【乾燥肌】
柔軟性に欠ける乾燥肌は真皮が伸びづらいため、妊娠線はできやすいです。
具体的な妊娠線予防策
乾燥対策にクリームを使おう
妊娠中はお肌の水分が減少し、柔軟性も失われています。カサカサな状態でお腹が大きくなると、皮膚が引っ張られ、真皮や皮下組織は断裂してしまうんです。
早くから保湿をし、肌をしっとりと柔らかくしておくことが大切。そうすることで多少引っ張られても皮膚全体が伸びやすくなり、妊娠線の予防につながります。
このとき使うクリームやオイルですが、普段使っているものでも大丈夫です。ただし成分には気を付けなければいけなかったり、香りに敏感になりやすかったりするので、妊娠線予防のアイテムであればより安心。刺激の少ないものを選びましょう。
体重&栄養管理は万全に
まずは医師の指導に従い、急激な体重増加を避けましょう。
たまに「太りたくない」という理由で食事自体をとらない方もいらっしゃいますが、それはお腹の赤ちゃんに良くありません。つわりの時期を過ぎたら、バランスの良い食事を意識して心がけてくださいね。
低カロリー、高タンパク質な食事は赤ちゃんのためだけではなく、ホルモンの影響を強く受けている母体にも優しいですよ。
こんなところにも! これって妊娠線?
体の中心に得きる線は妊娠線ではない
お腹の真ん中にまっすぐできる茶色っぽい線は妊娠線ではありません。これは「正中線」といいます。ホルモンの変化で肌の中にメラニン色素が集まりやすくなり、濃く目立ってくるんです。正中線は出産をすれば徐々に消えていくモノなので安心してくださいね。
妊娠線のできるできる場所はお腹だけじゃない!
妊娠線ができるのはお腹だけではないんです!
特にできやすいと言われる5か所は以下の通りです。
①胸
出産までに平均して2カップほどバストアップする人が多いです。胸はサイドに増えていくことが多いので、気づきにくい胸の横に気を付けてください。胸の下も丸みを帯びるため要注意!
②二の腕
元々、皮下脂肪が付きやすい内側に妊娠線はできやすいと言われています。
③腰~お尻
お腹を支える腰からお尻にかけては、どうしてもお肉が付きやすいところ。特に痩せ型の人は急に増えることがあるので注意が必要です。
④太もも
太ももの内側は皮下脂肪をためやすいです。お尻と連動して一気に増えやすいと言えます。
お腹の中で新しい命を育むことは大変なことです。
身体は著しく変化しますが、ちょっとだけ気にかけてケアをしてあげることで、ダメージを少なくすることができます。
メカニズムを理解して、上手に付き合って心身のケアをしていけたらいいですね♪
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