パサつきやかゆみともお別れ!この時期だからこそ気を付けたい髪のお手入れポイント
EXPERT すっぴん美肌をつくる専門家
須田夏美 (39歳)
季節はすっかり秋。金木犀の香りがどこからかただよい、からりとした風にときどき肌寒さを感じたりもします。“乾燥”を肌で実感するようになる季節、スキンケアも大切ですが、髪やボディの保湿にも力を入れていきたいですよね。今回はそんな時期だからこそ見直したい、基本のヘアケアについてお伝えします!これからますます寒くなり、髪のパサつきに悩まされる前に、今一度チェックしていきましょう!
この時期はお疲れ髪を徹底ケア!
髪がパサつく、広がってまとまらない、ぺしゃんとしてボリュームが出せない、枝毛や抜け毛・かゆみに悩まされている……など、髪にも多くの悩みがあり、実際にそれを抱えているという人も多いのではないでしょうか。夏の紫外線ダメージを受けたこの時期の髪は、肌と同様にお疲れ気味。そんな今だからこそ、どれだけしっかりとケアをし、髪を労わってあげたかで、冬の髪の状態が決まると言っても過言ではありません。
シャンプーの選び方はもちろん大切ですが、まずは今日からでもできるお手入れ方法から見直してみましょう。日ごろの小さな習慣が実はトラブルのもとになっているかもしれません!
美髪を目指すために知っておきたいポイント
まずは美しい髪を目指すために、知っておきたいいくつかのポイントをご紹介します。意識するだけで髪の状態も変わっていくので、参考にしてみてくださいね。
①ブラッシングをする
髪を洗う前やお風呂場に入る前、ひと手間はかかりますが、髪をブラッシングするようにしてみましょう。汚れやフケなど、一日過ごした髪には、意外と多くの汚れが付いています。その汚れを落とすように軽くブラッシングするだけで、汚れは落としやすくなり、髪の状態も良くなりますよ!
髪にやさしい毛質にこだわってブラシを選んでみるのもオススメです。
②予洗いをきちんとする
シャンプーを泡立てる前にきちんとしておきたいのが予洗いです。ささっと髪を濡らすだけで済ませてしまう人も多い予洗いですが、きちんと髪全体を洗っておくことで、ある程度の汚れが落ち、シャンプーの泡立ちも良くなります。
泡立ちが良くなると、洗浄力の強いシャンプーを長時間おくこともなくなるので、頭皮や髪にも負担がかかりません。シャンプーの際は、髪の根もとである地肌を洗うように意識してくださいね。
③コンディショナーとトリートメントを上手に使い分ける
商品によって、シャンプーとコンディショナーがペアになっているものもあれば、トリートメントとペアになっているものもありますよね。どう違うの?と思われがちなコンディショナーとトリートメントですが、このふたつの役割りはまったく違います。
コンディショナーは、髪の表面を保護し、キューティクルを整えてくれるもの。そしてトリートメントは、髪に栄養をしっかりと与えてくれるものです。スキンケアに例えると、コンディショナーはクリームの役割り、トリートメントは美容液の役割りを果たします。
なので両方使うのであれば、トリートメント→コンディショナーの順番が正しいと言えるでしょう。ただどちらも使わなければいけないというわけではないので、髪の状態や仕上がりの好みに合わせて選ぶようにしてください。役割を知っているだけで、アイテム選びもしやすくなると思います。
髪を洗うときに気をつけたいポイント
次に、髪を洗うときに注意したいいくつかのポイントをご紹介します。すでに頭皮や髪に悩みを抱えている人は、これらの習慣が原因になってしまっている可能性も。しっかりとチェックしていきましょう!
①洗ったあとはしっかりと洗い流す
予洗いと同様に、意外にも怠りがちなのが“しっかりと洗い流すこと”。なんとなく手の感覚で、ぬるっとしなくなったから大丈夫!なんて思っていませんか?頭皮や髪にシャンプーやコンディショナーが残った状態だと、それだけ刺激を与え、負担をかけることになってしまいます。
シャンプーを泡立てているよりも長い時間をかけ、大丈夫かなと感じる2倍の長さを意識しながら、しっかりと流すようにしてください。実は洗髪で一番大事なポイントは、この洗い流すということなのです。
②お湯の温度に注意!
しっかりと洗い流しているのに、頭皮が乾燥したり、かゆみやベタつきが気になる場合は、お湯の温度が原因かもしれません。顔を洗うのと同じように、お湯の温度は高すぎると、頭皮の皮脂を洗い流しすぎてしまいます。
特にこれからの季節、熱いお湯はとても気持ちいいですが、頭皮に最適なのは38℃前後。少しぬるいと感じるくらいのお湯で、洗うようにしてください。
③お風呂から上がったら、しっかりと髪を乾かす
髪を乾かすのは時間もかかるし面倒…、少し放っておけば乾くから大丈夫、なんてサボってしまうことはありませんか?疲れた日やすぐに眠ってしまいたい日なんか特にそうですよね。
ですが濡れた髪を放置すると、キューティクルがはがれてしまう・雑菌やニオイ菌が繁殖する・頭皮が冷えて血流が悪くなるなどの問題につながります。お風呂から上がったら、髪を根もとからしっかりと乾かすようにしましょう。半乾きの状態でも、同じ問題が発生してしまうので気を付けてくださいね。
いつまでも美しい髪でいるために
昔から女性にとって髪は命とも言われています。それだけ髪というのは女性の印象を大きく左右し、髪の状態で性格を判断されるなんてこともあるのです。
いくつになってもツヤ髪でいられるために、今いくつかのポイントから見直してみてください。意外なところに悩みの根本原因が見つかるかもしれませんね。
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