ヘアケアの基本「シャンプー」と「コンディショナー」の使い方
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jobikai お悩み解決辞典
髪を強く、美しく保つためのヘアケア。
肌を美しく保つために洗顔が重要なように、髪を美しく保つためには正しい洗髪が特に重要です。
まずは、基本としてシャンプー&コンディショナー(トリートメント)の正しい使い方を心がけましょう。
シャンプーは髪ではなく頭皮を洗う
シャンプーというと髪の毛を綺麗にするためのものという印象がありますが、実際には殆どが頭皮を洗うの汚れを洗い落とすための行為。
ワックスなど髪にスタイリング剤が多くついている場合には髪の毛もしっかりとシャンプーで洗う必要がありますが、基本的には頭皮をしっかり洗う事が出来ればシャンプーの目的を十分に果たす事ができます。
頭皮をキレイにするためのシャンプーの使い方には、以下の5つのポイントが大切です。
ポイント1:乾いた髪をブラッシング
まず初めに、髪を洗う前の乾いた状態でブラッシングを行います。
ブラッシングの目的は抜け毛やホコリといった大きな汚れを取り除きシャンプーの効率を良くする事と、ブラッシングによる頭皮マッサージで血行の促進を行う事で、頭皮の汚れを浮かして取り除きやすくするものです。
最初のブラッシングで利用するブラシはマッサージ効果を得やすくするため先が丸いものを利用し、髪の上からなでるというよりも頭皮からかきあげて刺激するようなイメージで行いましょう。
ポイント2:30秒以上かけてしっかりとぬるま湯での予備洗い
シャンプーを付ける前に39度程度のぬるま湯で予備洗い(かけ湯)を行います。
お湯だけでの予備洗いでも髪表面の汚れを落とす事ができるので、これによりシャンプーが効率よく扱いやすくなります。
また、しっかりと時間をかけて予備洗いを行う事で髪の内部まで水分をいきわたらせ、髪に弾力を持たせる事で摩擦などのダメージから髪を守る事もできます。
水分を含ませるためにも、30秒以上しっかりと時間をかけて予備洗いを行うようにしましょう。
ポイント3:シャンプーを泡立ててから使う
シャンプーを手に取って、原液のまま頭につけてしまう人も多いと思いますが、シャンプーは「泡立ててから」使うようにしましょう。美容院でのシャンプーもしっかりと泡立ててから使いますよね。
洗顔料が泡立ててから使うように、シャンプーも一度しっかり手のひらで泡立ててから使う事で、頭皮への刺激を抑える事が出来ます。
ポイント4:洗う時はうなじから全体に
シャンプーは、頭皮の中でも比較的肌が丈夫なうなじからつけ始めて、頭頂部から横に広げていくようなイメージで全体につけていきます。
シャンプーの洗浄力が強い最初に、肌が丈夫なうなじ部分につける事でシャンプーの刺激による肌荒れを抑え、キューティクルに沿ってつけていく事で髪への負担を減らすためです。
ポイント5:指の腹で揉み込むように洗う
シャンプーを付けた後、手を大きく動かして摩擦するように洗ってしまうと、髪が摩擦刺激を受けてキューティクルが傷みやすくなります。当然、爪を立てて洗うようなことは頭皮まで傷ついてしまうのでNGです。
指の腹でしっかりと頭皮を押さえ抑え、マッサージするように揉み込むような洗い方をしましょう。
この時、頭皮の下から頭頂部側に向かって指を動かすようにすると、髪の毛を立てながら洗う事が出来るため毛穴の汚れを落としやすくなります。
ポイント6:泡がなくなるまでしっかり落とす
シャンプーの後、コンディショナーを付けるからといって十分にすすがないと、残ったシャンプーが頭皮や髪への刺激となってしまいます。
泡が残らないように、しっかりとシャワーで洗い流すようにしましょう。
特に、生え際や耳の裏などシャンプーが残ってしまいがちな部分のすすぎ残しが無いよう、しっかりと落とします。
ここまでのポイントをおさえる事で、頭皮にダメージを与えないように、汚れをしっかりと落としていく事が出来ます。
コンディショナーは「キューティクル」の保護目的
シャンプーが頭皮の洗浄を目的としているのに対し、コンディショナーは髪の保護。とくにキューティクルを閉じて守る事で、艶のある美しい髪を作ります。
そのため、コンディショナーは髪に吸着してキューティクルを閉じる性質をもっており、頭皮についてしまうと毛穴詰まりの原因になるという面も。
コンディショナーを使う時は、頭皮ではなく髪につけるという事をしっかり意識しましょう。
コンディショナーは毛先からつける
シャンプーはが頭皮につけてい行くのに対し、コンディショナーは毛先側からつけてい行きます。
コンディショナーを手に取ったら特に髪の傷みや乾燥が激しい毛先の部分から馴染ませ、少しずつ根本近く方に向かって広げていきます。
但し、髪の根本はそもそも殆ど傷まないので、根本ギリギリまで付ける必要はありません。
髪に万遍なくつけたら、根本側から毛先に向かって手櫛を入れるようにして、キューティクルを閉じつつ行きわたらせましょう。
ぬめりが無くなるまでしっかりとすす濯ぐ
コンディショナーも、髪に残らないようにしっかりと洗い流す事が大切。
髪をサラサラにしっとりと保つため、ぬめりを取り切らずにすすぎを終えてしまう人がいますが、コンディショナーが流れずにそのまま残ってしまうと頭皮や髪がくっつく首などの肌が荒れてしまいやすくなります。
完全にぬめりを取るように洗い流しても、キューティクルの保護はしっかりと出来ていますので、しっかりと流しきるようにしましょう。
流す時は根本から毛先に向かってお湯を流すように意識する事で、頭皮について残ってしまう事を防ぎやすくなります。
逆に、毛先側から根本に向かってシャワーを当ててしまうとコンディショナーが頭皮に残りやすくなりますので、注意しましょう。
頭皮や髪だけではなく首や背中も意識して
シャンプーやコンディショナーを洗い流す時は、頭皮や髪の毛に残らないようにするだけではなく、首や背中などにも残らないように意識しましょう。残ってしまうと肌荒れを引き起こす原因にもなります。
首や背中といった部分に残さないためにも、体を洗う時は頭、顔、体の順番で洗うようにする方が良いと言えます。
洗髪はヘアケアの基本!
シャンプーやコンディショナーを使う洗髪は、ヘアケアの基本。ここをしっかりとする事で、髪の毛を健康的で美しく保つ事が可能となります。
逆に、他のヘアケアをいくら頑張ってもちゃんとした洗髪が出来ていなければ美しい髪を作る事は出来ないといっても過言ではありません。
まずは基本のシャンプー&コンディショナーから見直して、美しくしなやかな髪の毛を手に入れましょう!
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