選ぶべきファンデーションの種類はコレ!肌質&肌悩みに応じた選び方
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美しさを倍増させるために欠かせないメイクアイテム…。それが“ファンデーション”。
ファンデーションのヴェールをまとった肌は、色ムラやシミなどを自然にカバーして、その人がもつ目や口などのパーツを引き立てます。しかし、ファンデーションにはたくさんの種類があり、肌質や肌悩みに応じて選ばなければ「厚塗り」や「カバー不足」などで魅力が半減してしまいます。
「若い頃からファンデーションはずっと同じもの」なんて方は、今一度自分に合ったファンデーションの種類を見直してみましょう。今回は、肌質や肌悩みに応じたおすすめのファンデーションの種類や選び方をご紹介します。
【形状別】ファンデーションの種類と特徴
パウダーファンデーションにリキッドファンデーション、最近人気のクッションファンデーション。これらファンデーションは、種類によってテクスチャーや使用感が全く異なりますよね。この違いを主に決めているのは、ファンデーションに含まれる粉や水分、油分の量。配合バランスを変えることで、ファンデーションの種類に特徴が生まれます。
パウダーファンデーションの特徴
誰もがご存知のパウダーファンデーションは、粉状のファンデーションをプレスして押し固めたファンデーションです。特別なテクニックがなくてもスポンジにサッととって肌にのばせば、ムラなく均一にのせることができることから、メイク初心者の方や朝しっかりメイクする時間がない方にも好まれています。思い返せば、私のファンデーションデビューもパウダーファンデーションでした。
油分が少ないため、リキッドファンデーションやクリームファンデーションと比べると肌への密着感は劣りますが、クレンジングミルクなどの洗浄力が低いクレンジング料でも落とせるというメリットがあります。
また、持ち運びにも便利なコンパクトタイプのものが多いため、化粧直しにも最適。家で使うメインファンデーションとしてではなく、お直し用のサブファンデーションとしても活躍する、1つは持っておきたいファンデーションです。
リキッドファンデーションの特徴
リキッドファンデーションは、水分と油分をバランス良く含み、みずみずしいテクスチャーと程よいカバー力が特徴のファンデーションです。粉が少ないため、肌への密着性が高くのびも良いので使い勝手も抜群。ものにもよりますが、薄いシミならリキッドファンデーションのみで隠すことも可能です。
クリームファンデーションよりも油分が少なく軽い仕上がりなので、汗や皮脂のでやすい春夏にもおすすめのファンデーションです。
クリームファンデーションの特徴
クリームファンデーションは、油分を多く含み濃密なうるおいと高いカバー力が特徴のファンデーションです。リキッドファンデーションよりも水分が少なく油分が多いため、肌悩みを覆うようにカバー。コンシーラーを使用しなくても、シミなどの肌悩みをカバーできる場合もあります。比較的こってりとしたテクスチャーのものが多いです。
美容成分を豊富に配合して、トリートメント性を高めているものもあり、秋冬などの乾燥しやすい季節でも保湿を実感しやすいファンデーションです。
スティックファンデーションの特徴
スティックファンデーションは、顔料などの粉に油分を加えて練り合わせ、スティック状に固めたファンデーションです。リキッドファンデーションやクリームファンデーションよりも油分は多めですが、粉も多く含まれていることから使用後のベタつきが気になりにくく、サラサラとした仕上がりに。水にも強いので、汗をかきやすい季節でも活躍します。
肌に直接塗れるので、シミなどをピンポイントでカバーしやすく、必要な量のみを使えるのも特徴。スティックコンシーラーののびを高め、全顔に使えるよう進化させたかのようなファンデーションです。
クッションファンデーションの特徴
クッションファンデーションとは、みずみずしく艶やかなリキッドファンデーションをクッションスポンジに含ませた、コンパクトタイプのファンデーションです。韓国で大流行したのち日本でも大人気に。最近では多くのデパコスブランドからもクッションファンデーションが発売されるほど、絶大なる支持を得ています。
クッションファンデーションとリキッドファンデーションの大きな違いは、水光肌と呼ばれる「ツヤ肌」に仕上がる点です。リキッドファンデーションもツヤ肌を演出するのに向いたファンデーションですが、クッションファンデーションが得意とするのは、水分をたっぷり含んだうるおいがまるで肌の内側から発光しているかのような、独特のツヤ肌。ポンポンとスタンプのようにパッティングするだけで肌悩みをしっかりカバーするのに、生き生きとした素肌感が残ります。
手が汚れないコンパクトタイプなのも人気の理由でしょう。肌にピタッと密着しますがベタつきが少ないため、フェイスパウダーを使用しない方も多いようです。
自分に合ったファンデーションの種類の選び方
このように、たくさんの種類があるファンデーション。自分にぴったりのものを見つけるには「肌質」と「肌悩み」に合わせて選ぶと良いでしょう。
肌質に合わせたファンデーションの種類の選び方
肌質を大きく分けると「敏感肌」「乾燥肌」「普通肌」「混合肌」「脂性肌」の5つに分けられます。それぞれの肌質におすすめのファンデーションの種類は、以下のとおりです。
敏感肌におすすめのファンデーションの種類
肌がデリケートな敏感肌は、なるべく肌負担の少ない「パウダーファンデーション」がおすすめ。パウダーファンデーションは、肌との密着性は高くないぶんクレンジングミルクやクレンジングクリームなどの洗浄力が強すぎないクレンジング料でも落とすことができます。
また、パウダーファンデーションの中でもクレンジング不要で石鹸のみで落とすことができる「ミネラルファンデーション」を選べば、クレンジング時の摩擦を軽減することも可能。
パウダーファンデーションで隠しきれないシミなどの肌悩みにはコンシーラーを使用して、なるべくナチュラルなメイクを心がけましょう。
乾燥肌におすすめのファンデーションの種類
肌が乾きやすい乾燥肌は、メイク中も美容成分でうるおいを感じられる「クリームファンデーション」がおすすめ。肌が乾燥してカサつきや毛羽立ちが気になるときでも、クリームファンデーションの油分で密着させ目立ちにくくする効果も期待できます。
ただし、塗りすぎは禁物。厚塗りしてしまうと、落とす際に洗浄力の強いクレンジング料が必要になったり、ゴシゴシこすってしまったりすることが原因で、より肌を乾燥させてしまう恐れがあります。
1年中肌が乾燥する場合は通年クリームファンデーションでも良いですが、春夏などの汗や皮脂がでやすい季節は「リキッドファンデーション」に切り替えてもOK。肌状態に合わせて使い分けましょう。
普通肌におすすめのファンデーションの種類
肌の水分・油分のバランスが整っている普通肌は、どの種類のファンデーションとも相性が良いため、肌悩みに合わせて選ぶのがおすすめ。
たとえば、濃いシミが気になる場合はカバー力の高い「クリームファンデーション」を。肌のくすみが気になる場合は発光するようなツヤ肌に仕上がる「クッションファンデーション」を。たくさんの選択肢の中から選べるのは、普通肌の特権です。トレンドや気分に合わせていろいろな種類のファンデーションを試してみましょう。
混合肌におすすめのファンデーションの種類
乾燥しやすい部分とベタつきやすい部分が混在している混合肌は「リキッドファンデーション」と「パウダーファンデーション」の使い分けがおすすめ。頬などの乾燥しやすい部分には、みずみずしいリキッドファンデーションをのせ、Tゾーンや額などの皮脂がでやすくベタつきやテカリが気になりやすい部分はパウダーファンデーションで仕上げます。
使い分けが面倒な場合は、乾燥する部分のみ保湿力の高いクリームや美容オイルで保湿した後、全顔にリキッドファンデーションを塗ってもOK。その場合、Tゾーンや額にはリキッドファンデーションをなるべく薄く塗り、上からフェイスパウダーをたっぷりと重ねます。フェイスパウダーにはファンデーションの油分を吸着する役割もあるため、触ったときにサラサラするくらいまでのせておけば、化粧崩れを防げます。
脂性肌におすすめのファンデーションの種類
全体的に皮脂がでやすい脂性肌は、皮脂でも崩れにくい「パウダーファンデーション」がおすすめ。スティックファンデーションやクリームファンデーションなどの油分が多いファンデーションは、皮脂で崩れやすくなるので避けたほうがベター。
春夏などの熱い季節、重点的に汗や皮脂による化粧崩れを防ぐためには、化粧水をしみこませたコットンで首筋を何度かパッティングし顔の温度を下げます。その後、皮脂吸着効果のある化粧下地を仕込み、パウダーファンデーションを塗りましょう。たったそれだけでも化粧崩れしにくくなるので、ぜひ試してみてください。
肌悩みに合わせたファンデーションの種類の選び方
肌質にプラスして、今抱えている肌悩みに応じたファンデーションを選ぶことも大切です。
シミやニキビ跡などをカバーしたい
シミやニキビ跡など、目につきやすい肌悩みをカバーするなら、カバー力の高い「クリームファンデーション」や「スティックファンデーション」がおすすめ。
小さめのシミやニキビ跡の場合は、クリームファンデーションであらかたカバーし、それでも隠れなかった部分にはコンシーラーを重ねます。
広範囲にわたるシミやクマなどには、スティックファンデーションでダイレクトにカバーしましょう。ひと塗りであっという間にカバーできるので、メイクの時短にもつながりますよ。
肌にツヤが欲しい
肌にツヤが欲しいときには、ツヤタイプの「リキッドファンデーション」や「クッションファンデーション」がおすすめ。
どちらもツヤタイプのものを選べば簡単にツヤ肌が叶います。もし、どちらを買うか悩んでしまうなら、「フェイスパウダーを使用するかどうか」で決めるのも1つの手です。
リキッドファンデーションはどうしてもベタつきが残りやすいので、フェイスパウダーを重ねたほうが美しく仕上がります。一方で、クッションファンデーションはフェイスパウダーなしでもそれほどベタつきは気になりません。フェイスパウダーを重ねれば、当然ツヤ感は減少するのでどの程度のツヤ感に仕上げたいかも考慮して選ぶと良いでしょう。
また個人的にですが、ビジネスシーンやフォーマルシーンなどのきちんと感が求められる際には、クッションファンデーションのツヤ感よりもリキッドファンデーションのツヤ感の方が上品で、ふさわしいように思います。(もちろん、商品によってセミマットやマットに仕上がるものもあるので、一概にはいえませんが)
購入前に試してみて、好みのファンデーションを選んでください。
年齢肌を若々しく見せたい
年齢とともにくすみやシミ、シワなどのエイジングサインが気になっているという方には「クッションファンデーション」がおすすめ。クッションファンデーションなら、隠したいシミなどをしっかりカバーしながら、くすみがちな肌に必要なツヤをプラスできます。カバー力の高いクリームファンデーションも良いですが、どうしても厚塗りに見えてしまいがち。特にシワ部分にファンデーションが入り込むと、余計にくっきりと目立って一層老けて見えることも。
クッションファンデーションなら、薄づきなのでそのような心配は無用。程よいツヤのクッションファンデーションを全体に塗った後、目の下のVゾーンにフェイスパウダーをのせておけばきちんと感も演出できます。30代後半~40代の方は、ぜひクッションファンデーションを試してみてください。
ファンデーションの種類で肌印象が変わる!新作を買う前に1度見直しを
肌質や肌悩みに応じたファンデーションの種類を選べば、理想の肌に近づくだけでなく、周囲に与える印象を変えることができます。
季節の変わり目はファンデーションの切り替え時。もしも狙っている新作ファンデーションがあるなら、その種類が自分に合っているか1度見直してみましょう。
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