シミを自然に隠す!厚塗り感0のファンデーション&コンシーラーテク
ゲスト
アラサー女子が“肌老化”を実感するきっかけともいえるシミ。鏡を見るたび気になる…という方も多いのでは?
かくいう私もアラサー真っ盛り。同級生から「シミが隠れるファンデーションを教えて!」「シミを隠すならどのタイプのコンシーラーがいい?」などといった相談を受ける機会が増えてきました。確かに、シミをメイクで隠すのは意外と難しい…。しかし、ちょっとしたポイントさえおさえておけば、必要以上に厚塗りすることなく、自然とカバーすることができるのです!
今回は、シミをナチュラルに隠すためにぜひ覚えておきたいファンデーションやコンシーラーの使い方テクニックに加え、ちょっと気になるシミを隠す便利アイテムをご紹介します。
シミを自然に隠すなら必要に応じてファンデーションとコンシーラーを使い分ける
シミを隠す方法はいくつかありますが、自然に隠すなら、ファンデーションで大まかにカバーして色ムラを整え、それでもカバーしきれないシミをコンシーラーでカバーするのがおすすめです。
コンシーラーを使用しなくても、ファンデーションを何度も何度も塗り重ねれば、シミを隠すことは可能。しかし、ファンデーションは重ねるほど厚塗りになり、透明感のない不自然で老けた肌印象に。
厚塗り感なくシミを自然にカバーするためには、程よいカバー力と素肌感を演出するツヤを兼ね備えたファンデーションをベースに、ピンポイントでシミを隠すことができるコンシーラーを使用することがポイント。まずは自分に合ったファンデーションとコンシーラーを選ぶことが、シミを自然に隠す第一歩です。
シミを隠すファンデーションの選び方とおすすめアイテム
ファンデーションを選ぶ際に重視したいのが「タイプ」と「色」。この2点に着目して選ぶだけで、薄いシミならカバーできる場合もあります。
シミを自然に隠すなら…ファンデーションタイプはリキッドorクリーム
一般的にカバー力が高いとされているのは、リキッドファンデーションやクリームファンデーション。商品にもよりけりですが、より素肌感を重視するならリキッドファンデーション、カバー力を重視するならクリームファンデーションがおすすめです。
個人的には、カバー力を重視して年中クリームファンデーションを使いたいところですが、春夏はどうしても重たさが気になってしまいます。そこで、春夏はリキッドファンデーションを、秋冬はクリームファンデーションをという風に使い分けています。日々快適に過ごすためには、ファンデーションのタイプに縛られすぎないことも大切。
シミを自然に隠すなら…ファンデーションの色はワントーン暗め
使うべきファンデーションタイプが決まったら、次は色選び。実はこの色選びがとても重要です。
シミが目立って見えるのは、本来の肌色(白い部分)とシミの色(茶色い部分)の落差が大きいから。そのため、肌色と同じファンデーションを塗ってもこの落差が埋まらず、シミを上手くカバーすることができません。そこで、肌色よりもワントーン暗いファンデーションを使用することで、肌色をシミの色に近づけ、シミを目立ちにくくするのです。
ただし、あまり暗い色を選びすぎると、顔色がくすんで見えたり首との境界線が目立ちすぎてしまう可能性があるため、ワントーン落とす程度にとどめましょう。
シミを自然に隠す!おすすめのファンデーション
私の最新イチオシファンデーションは『MiMC ミネラルクリーミーファンデーション』。
MiMC ミネラルクリーミーファンデーション SPF20 PA++リフィル(全6色) 5,500円(税抜)/ケース 1,000円(税抜)
美容雑誌や口コミサイトでも高い評価を得ている実力派! コンパクトタイプのクリーム(エマルジョン)ファンデーションです。少量でスルスルっとのび、まるで肌に溶け込んだかのようになじむのに、シミなどの色ムラはしっかりカバー。さすがにニキビなどの凹凸を完全に隠すことはできませんが、薄いシミなら1度塗りでも隠れるほどです。さらに、しっとりとうるおって乾燥が気にならないのに、表面はベタつかずサラッと軽い仕上がり。その秘密は、水を一滴も使用せず、濃密な美容液にミネラルパウダーをプラスしているからだとか。「エマルジョン=古臭い印象の肌」というイメージがあったのですが、こちらは透明感のある自然なツヤを演出します。まさに「美容液でメイクする」というコンセプトどおりの逸品。 また、コンパクトタイプは手が汚れないのもいい! しかも、石鹸で落とせるから敏感肌のシミカバーにもってこいです。
シミを隠すコンシーラーの選び方とおすすめアイテム
コンシーラーを選ぶ際も、着目したいのは「タイプ」と「色」。自分に合わないコンシーラーだとシミが隠れないばかりか逆に目立ってしまう場合もあるので、じっくりと選んでみましょう。
シミを自然に隠すなら…コンシーラーはペンシルorスティックタイプ
シミをピンポイントで隠すには、テクスチャーが硬めで密着力の高いペンシルタイプやスティックタイプのコンシーラーがベスト。ニキビ跡のように小さめのシミならペンシルタイプ、直径1cm以上のシミなら比較的広範囲にも使用しやすいスティックタイプがおすすめです。
シミを自然に隠すなら…ファンデーションの色に近い赤みのあるコンシーラーを
コンシーラーの色は、ベースとなるファンデーションと近い色を選びましょう。前述のとおり、肌色よりもワントーン暗いファンデーションを選ぶなら、コンシーラーも肌色より少し暗めの色ということになります。
また、シミの部分は赤みがなく暗く見えるので、オレンジ系のコンシーラーを選ぶのもおすすめ。オレンジ系のコンシーラーはクマのカバーにも適しているので、1本持っておけばなにかと便利です。もし「これ以上コンシーラーを増やしたくない…」という場合は、次章で手持ちのコンシーラーをオレンジ系コンシーラーに変身させる裏ワザをご紹介しますので、参考にしてください。
シミを自然に隠す!おすすめのコンシーラー
私のおすすめは『NARS コンシーラースティック』。
NARS ナーズ コンシーラースティック(全9色) 2,900円(税抜)
コンシーラーに定評のあるNARS。2017年11月現在、3種類あるコンシーラーの中でも特に高いカバー力を誇るのがこちら。カバー力に加えて「塗りやすさ・ぼかしやすさ・崩れにくさ」の3点全てがパーフェクト! のびも良いので、大きめのシミにも対応できます。ニキビやニキビ跡のカバーにもおすすめ。デパコスながら、2,900円(税抜)と良心的な価格もありがたい。色展開は全9色と豊富。私の場合、ニキビにも使用しているので、暗めのイエロー系「1211 カスタード」を常備し、部分的にオレンジチークを混ぜて使用しています。もちろん、オレンジ系コンシーラーも揃っているので、自分に合った1本が見つかるはず。
シミを自然に隠すファンデーション&コンシーラーテクニック
ファンデーションとコンシーラーが揃ったら、シミを自然に隠す簡単テクニックをマスターしましょう。ここでは、前章でご紹介したクリームファンデーションとスティックコンシーラーを実際に使用してシミを隠します。難しそうに見えるかもしれませんが、実は意外と簡単ですよ!
①クリームファンデーションを薄く塗布する
化粧下地で肌を整えた後、クリームファンデーションを塗布します。このときのポイントは「薄く、顔の中央のみを意識して塗る」ことです。
コンシーラーでシミを隠すので、無理にファンデーションを厚塗りする必要はありません。また、肌色よりもワントーン暗いファンデーションを使用するため、顔の側面までしっかりと塗布してしまうと、暗い印象になりがち。ファンデーションは顔の中央から外側に向かってグラデーションを作るように薄くのばしましょう。
部分的にカバーが足りないと感じたら、ファンデーションをポンポンとスタンプのようにプラスしてのせます。
このとき、指やスポンジを滑らせてしまうと、ファンデーションがヨレてカバー力が損なわれてしまうため、肌に密着させるように重ねましょう。
ファンデーションを塗ってみて顔の暗さが気になるようなら、ハイライトを仕込むのも◎。TゾーンやVゾーン、Cゾーンなどにクリームタイプのハイライトを使い、明るさをプラスして。
②シミにスティックコンシーラーを塗布しまわりをぼかす
ファンデーションで隠しきれないシミには、スティックコンシーラーを塗布します。手の甲にだし、指やコンシーラーブラシでのせても良いですが、私の場合、最も手軽でしっかりカバーできる直塗り!
シミよりも少し広めにスティックコンシーラーをオン。
そして大切なのがこの後! ぼかす際に、シミの上をぼかしてしまうと、せっかく隠れたシミがまた顔をだしてしまうため、コンシーラーの外側のみを指でなじませるようにぼかします。
1度にたくさんの量のコンシーラーをつけるのではなく、カバー感を見ながら少しずつ足すように塗りましょう。
◆【裏ワザ】手持ちのコンシーラーをオレンジ系コンシーラーに変身させる方法
手持ちのコンシーラーに赤みが足りない場合、オレンジのチークを混ぜればあっという間にオレンジ系コンシーラーに早変わり!
手の甲にコンシーラーとオレンジチークを出して混ぜても良いですし、面倒な方はシミの上にオレンジチークをのせ、上からスティックコンシーラーを重ねて混ぜてもOK。チークはクリームタイプが使いやすいですが、パウダータイプでも問題ありません。自分の肌に合わせてオリジナルの色を作れるので、コンシーラーの色が肌に合わないという場合にも活用できます。
③コンシーラーの上からパウダーファンデーションを塗布する
このままフェイスパウダーを重ねても良いですが、メイク崩れを防ぎつつカバー力を高めるために、コンシーラーの上からパウダーファンデーションを重ねます。
スポンジやブラシにパウダーファンデーションを少量含ませ、1度手の甲で量の調整を。その後、コンシーラーをおさえるようにやさしく塗布します。
④仕上げにフェイスパウダーをふんわりとのせれば完成!
最後の仕上げに、顔全体にフェイスパウダーをふんわりと重ねます。
カバー力を重視するならパフで、素肌感を重視するならブラシでのせるのがおすすめ。フェイスパウダーを重ねると顔色が明るくなるので、ワントーン暗いファンデーションでも美しくまとまります。
これで完成! きちんと手間ひまかければ、自然なのにしっかりとシミを隠すことができました。
メイクだけじゃない!シミを隠す便利アイテム
シミを隠す方法はメイクだけではないんです! 最近では、さまざまなメーカーからシミを隠す画期的なアイテムが登場しています。
ニキビ跡やシミに貼るだけ!「はるコスメ カバーテープS 」
直径10mm円 36ピース 980円(税抜)
「シミがあるならテープで貼って隠してしまえ!」という、ありそうでなかったアイテム。
メイクの前に貼れば、上からメイクも可能。直径15mm円の大きめサイズもあります。シミ部分のメイク崩れを防ぎたい方におすすめ。
◆「はるコスメ」を実際に使用してみました!
テープの色はごく薄いベージュ。小さめのシミの上に貼ってみたところ、完全にはシミを隠しきれないものの薄くなったのがわかります。触ってみると、どこに貼ったかわからないほど一体化していて、全く凹凸がありません。上からファンデーションをのせると、シミはしっかり隠すことができましたが若干輪郭が見えるような…。しかし1日はるコスメを使用した状態で人と会いましたが、自己申告するまで貼っていることに気づかれませんでしたよ! 落とすときは特別な工程は必要なく、通常通りのクレンジングと洗顔でOK。コストパフォーマンスを考えると、日常使いというよりは「絶対に隠したい!」という、とっておきの日用が良さそうです。貼る部分に油分が残っていると、テープが上手く密着しないため、貼る前に軽く油分をティッシュオフしてから使用しましょう。
ついに時代はここまできた!現在開発中の「パナソニック メイクアップシート」
2016年10月、「CEATEC JAPAN 2016」にてパナソニックが発表したのが「メイクアップシート」。 考え方は「はるコスメ」と同じで、シミなどの肌トラブルにシートを貼って隠すというものなのですが、凄いのはそのシート!
なんと、ひとりひとりの肌状態を測定し、シミを隠す極薄オーダーメイドシートが専用プリンターで印刷されるというのです。自分専用のオーダーメイドシートだから、自然と肌になじむのだとか! これは試してみたい…!
販売形態や価格等はまだ未定とのことですが、実用化されコンシーラーいらずになる日も近いかも!? 今後が楽しみです。
シミは隠すだけじゃダメ!これ以上増やさないよう日々予防の徹底を
目に見えるシミができているということは、肌内部にはシミ予備軍が潜んでいるということ。加齢とともにどんどんシミが増える可能性がありますから、日頃からシミを予防する対策を行うことも大切です。
難しく考える必要はありません。たとえば、普段使用している化粧品を美白*タイプに切り替えてみたり、紫外線ダメージを受けないよう、日焼け止めや日傘で紫外線対策してみたり…。毎日の生活の中で、できることから1つずつ取り入れてみてください。
「シミができてから気にすればいいや」と思われがちですが、残念ながら化粧品でシミを消すことはできません。だからこそ、これ以上シミを増やさないためにも早め早めの対策を行いましょう。
*美白とは、メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐこと
シミを隠すと見た目年齢は8歳若返る!試さない手はありません
肌にシミが1つできると、見た目年齢は約8歳老けて見えるといわれています。裏を返せば、あなたを悩ますそのシミがなくなれば、8歳も若く見えるということ! そう思えば、ファンデーションやコンシーラーでシミを隠す手間なんて、かわいいものかもしれません。
シミを隠すために使うべきアイテム選びとテクニックを身につけてしまえば、シミなんてこわくない! ぜひ今日から試してくださいね。
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jobikai編集長
しゅん