エラ張りは筋肉のせい?エラの筋肉を落とす方法とその効果
EXPERT jobikai編集長
しゅん (40歳)
エラが張っているのは、骨格だから仕方ないと思っていませんか? 実は、骨だけでなく筋肉が原因でエラが張ってしまうことがあるのです。その場合は、筋肉を小さくすることでエラの目立たない小顔にすることができますから、自分のエラが筋肉かもしれない・・と思ったあなたは、小顔になるチャンスです。エラの筋肉が張る原因と、固くなった筋肉を落とす方法をご紹介するので、ぜひ試してみてください。
エラの筋肉が張る原因とは?
エラの筋肉は「咬筋」と呼ばれますが、咬筋が大きくなってしまう主な原因は、食いしばりと歯ぎしりです。
そんなちょっとしたことで? と思うかもしれませんが、歯を思いきり食いしばった時や、歯ぎしりの力は300kgもあると言われています。毎晩歯ぎしりをしている人は、知らないうちに咬筋のトレーニングをしているようなものです。しかも何時間もですから、鍛えられた筋肉がどんどん大きくなって、顔の輪郭を変えてしまうのも頷けますね。
歯ぎしりは、軽度のものまで含めるとおよそ8割の人にあると言われているほど身近なものです。気づいていないだけで、あなたも眠っているあいだに歯ぎしりをしているかもしれません。
不安な人は、次の項目に当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。
・朝起きるとアゴが疲れている
・歯がすり減っている
・頭痛や肩こりがある
・ストレスや不安を感じている
すべてに当てはまる場合、歯ぎしりをしている可能性はかなり高くなります。
また、日中の食いしばりも気づかないうちにクセになっている可能性があります。何かに集中している時やイライラしている時に、いつの間にか歯を噛み締めていませんか? 普通は、上下の奥歯は離れていますが、いつもくっついている人はアゴの筋肉を無意識に使っているかもしれません。頑張りすぎる性格の人ほど、食いしばるクセに気をつけましょう。
エラの筋肉を落とす方法
筋トレしなければ筋肉が落ちていくように、エラの筋肉も落とすことができます。方法はいくつかあるので、詳しくご紹介しますね。
咬筋マッサージをする
固くなった筋肉をほぐすには、マッサージが効果的です。アゴが疲れたなと感じたら、すぐにほぐして筋肉が大きくなるのを防ぎましょう。
<咬筋マッサージのやり方>
1. 頬骨の下を骨に沿って、下から上に押し上げるように指圧する
2. 歯を食いしばった時にボコッと膨らむエラの部分を、円を描くように指でほぐす
3. 耳の上のこめかみ部分を頭皮を動かすようにほぐす
はじめは固さを感じても、続けるうちに柔らかくなっていきます。このマッサージはエラだけでなく、顔のたるみやむくみを改善する効果があるので、小顔になりたい人はぜひ習慣にしてください。
固いものを食べ過ぎない
スルメや固いおせんべいなど、アゴを使う食べ物を噛むと、どんどん咬筋が鍛えられます。食べ物の影響は意外と大きく、昔の人に比べて今の子供は固いものを食べなくなったため、エラが発達せずに顔が細くなっていると言われています。
固いものをまったく食べないのは難しいですが、アゴが疲れるほど食べるのはNGです。また、1日に何粒もガムを噛んでいる人も咬筋が発達しやすいので注意しましょう。
寝る時にアゴを上げる
歯ぎしりを自分の意志で止めるのは難しいですが、眠る時の姿勢を工夫することで改善しやすくすることはできます。枕を使わずに、クルクルと丸めたバスタオルを首の下に置いてください。アゴが上がって、歯ぎしりをしにくくなると思います。
この方法は、肩こりや首こりにも効果がありますし、首のシワがつきにくくなるというメリットがあります。ぜひやってみてください。
筋トレや激しい運動は控える
激しい運動をするスポーツ選手は、歯がすり減ったりエラが張りやすいと言われています。その原因は、全身に力を入れる際の食いしばりです。
歯を食いしばらずに筋トレをしてみると分かりますが、思ったように体に力が入りません。そのため、体に筋肉がしっかりつくほどの筋トレや運動をしている人のほぼ100%が、トレーニングをしながら歯を食いしばっています。
美容と健康のために運動はいい習慣ですが、ランニングやヨガなどの軽い運動にするか、どうしても激しい運動をする場合は歯を食いしばらないよう注意しましょう。
ボトックスを打つ
いろいろと試してみてもあまり効果が無かった・・という人は、エラにボトックスを打ってしまえば確実に効果があります。ボトックスは筋力を弱める効果があるので、一度打てばエラに力が入りにくくなって、食いしばりや歯ぎしりが改善します。
半年ほどで効果は無くなりますが、使わない期間が長くなると筋肉は衰えるので、最終的にはボトックスが必要なくなる人も多いようです。もちろん、顔の輪郭もかなりスッキリします。
ただし、打ちすぎると顔がこけるので、やり過ぎは注意です。歯科や形成外科でもボトックスは扱っていますが、美容クリニックのほうが顔の変化に気を使いながら治療をしてくれます。
まとめ
エラの筋肉が大きくなる原因と、一度ついてしまった筋肉を落とす方法を解説しました。エラの筋肉は食いしばりや歯ぎしりなどで発達して大きくなるので、そのクセを止めることが一番の方法です。また、固いものを食べたり、筋トレしたりなど、アゴの筋肉を使う習慣をなるべく避けるのも重要ですよ。それでも効果が無い場合は、ボトックス注射も検討してみるといいでしょう。
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