繰り返す頬のニキビが出来る原因と、解消のために気を付けるべき事
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うさみ
Tゾーンや鼻の周辺に出来るニキビも厄介ですが、頬のニキビも目立ちやすく、隠しにくいため嫌な存在。メイクの邪魔になったり、頬杖の際についつい触れてしまい悪化しがちな頬のニキビはできれば避けたいところですよね。
今回は頬ニキビの原因やケア方法などについて徹底解説します。
頬ニキビができる原因
頬のニキビは基本的に他のニキビと同様、皮脂の過剰分泌などによって毛穴が詰まる事によって引き起こされます。
ただ、顔のなかで頬は皮脂を分泌するための皮脂腺が少ない場所であるため、頬全体の皮脂量が多くなるというよりも、乾燥から守るために一ヶ所の皮脂腺から分泌される皮脂量が増加する事で、詰まりやすくなってしまうという特徴があります。
頬の皮脂腺から出る皮脂量が増加する理由には乾燥がありますが、頬は顔の他の部分と比べて元々油分が少ないのに、油分が多いおでこや鼻などのTゾーンと同じようにケアを行ってしまう事などが理由としてあげられます。
また、ホルモンバランスの崩れも皮脂量が増加する原因のひとつです。男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが取れている状態であれば問題ありませんが、ストレス、睡眠不足、生理など様々なことが原因となって、相対的に男性ホルモンが多くなると皮脂の分泌が多くなります。この結果、アクネ菌が増加しニキビができます。
その他の原因として、頬は睡眠時に寝具と摩擦して刺激が引き起こされやすかったり、頬杖のようなくせによって刺激が加わりやすかったりという側面があるため、これらの刺激からニキビが出来てしまうケースもあります。
特に片方の頬にだけニキビができてしまう時は、外部から何かしらの刺激を受けている可能性が高いので、とくに枕カバーやシーツなど、長時間頬に接触する物を清潔にしたり、寝る時などの癖を見直したりすると良いでしょう。
片方だけに頬ニキビができる原因とは?
片側の頬にだけニキビができる原因は、局所だけが刺激を受け続けたことが原因とされています。ただし、生活環境や習慣など個人差があるため明確な原因は特定できないのが実情です。
頬に限らずニキビができるメカニズムのひとつに、外部からの刺激を受け続け、炎症が悪化するということがあります。片側の頬にだけニキビができる場合は、その部分だけが集中的に刺激を受けたことを疑う必要があります。
とくに紫外線、化粧品、シャンプーや洗顔料などの洗剤、寝具の汚れ、手の汚れなどがあります。片側にだけニキビができる際にはこれらの刺激を避けるようにするといいでしょう。
頬ニキビを予防する方法
頬にニキビができることを防ぐには、保湿、清潔を保つ、紫外線対策の3つが重要です。
頬は皮脂膜(肌バリア機能)を作る際の皮脂を分泌する皮脂腺が少ないため、乾燥しやすいという特徴があります。肌は乾燥しているとバリア機能が弱まり、刺激によるダメージを受けやすく、ニキビが出来やすくなるので、頬ニキビを防ぐには乾燥を避けることが重要です。
クレンジングや洗顔後はもちろん、日頃から化粧水と保湿クリームを併用して保湿を心がけましょう。
また、清潔に保つことも頬ニキビを防ぐために重要なポイント。とはいえ、清潔に保つために過剰に洗顔をするのは良くありません。
清潔にというのは、あくまでもアクネ菌などの繁殖が起こらないようにケアをするという意味で、例えばメイクをしたまま寝ない事や、寝具をこまめに洗って清潔に保つという事が重要です。
最後に、スキンケアは保湿と紫外線対策が最も重要な要素だと言われるものですが、紫外線対策はやはり頬ニキビを防ぐのにも大切です。
ニキビの原因であり、常在菌でもあるアクネ菌は、紫外線が当たると活性酸素を発生させるボルフィリンを分泌します。活性酸素が増えると、それが刺激となってニキビを発症させたり、悪化させたりすることがあるので、紫外線ケアは重要なのです。
できてしまった頬ニキビの治し方
頬にニキビができてしまった場合は、刺激を避けることと、ニキビ用の化粧品を使いましょう。
ニキビは些細な刺激でも症状が悪化することがあります。そのため、クレンジング、洗顔、メイクなど肌に直接触れる行為には細心の注意が必要です。とくに洗顔では、ゴシゴシ洗いや、手の平や指先が直接触れるような洗い方はNG。低刺激の洗顔料をしっかりと泡立てて優しく洗いましょう。
ニキビができている時には、市販されているニキビ用の化粧水や乳液、ファンデーションなどを使うことをおすすめします。ニキビ用の化粧品にはアクネ菌による炎症を抑制する成分や、低刺激でありながら効率的に保湿ができるセラミドやコラーゲンなどが含まれているので、ニキビが出来てしまっていても安心して利用する事が出来ます。
ニキビができてしまった際には、刺激を避けて、化粧品をニキビ用の物に切り替えるといいでしょう。ただし、ニキビは「予防」が肝心であることを忘れないでください。
頬ニキビを悪化させないメイクの仕方
頬にニキビができてしまってもメイクをして外出しなければいけない人は多いと思います。その際には、ファンデーションで一工夫するといいでしょう。
ニキビがあるときは、ついつい隠そうとするためファンデーションやコンシーラーを厚くつけがちです。さらには、伸びが良いリキッドタイプを好む人もいると思います。しかし、頬にニキビがあるときは、刺激を避けるためにもパウダータイプのファンデーションを活用しましょう。できるだけ薄くつけることがニキビ解消の早道です。
また、メイクの前には化粧水で十分な加水と、乳液で保湿をしましょう。複数回に分けることで浸透率も上がり、メイクものりやすくなります。
頬ニキビを繰り返さないための生活習慣
頬ニキビを繰り返さないためには、ヘアスタイルやメイクを見直し、そして規則正しい生活が必要不可欠です。
頬ニキビは生活習慣のなかで生じる刺激が原因のひとつです。知らぬ間に刺激になっているという典型的な例が、ヘアスタイルやメイクによるものです。とくに頬ニキビを隠すために、頬を髪の毛で隠すことは髪の毛が肌への刺激となったり、汚れの付着を招くためNGです。
また、頬ニキビを隠すために、ファンデーションやコンシーラーを多用するのもクレンジングの際に摩擦を生むためおすすめできません。とくにウォータープルーフタイプのものは落とすのに強い洗浄力のクレンジングが必要となりますので、パウダータイプを使いましょう。
また、日頃から6時間以上の十分な睡眠、血行を促すための適度な運動、ビタミンCやビタミンEなどが含まれている食事を心がけてください。頬ニキビ対策に限らず、睡眠、運動、食事は肌を健康的に保つ基本です。
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