老けて見える目の下のクマ。その原因と解決方法
うさみ
どんよりと疲れたように見える目の下のクマ。それ実は病気の前兆かも?!
目の下のクマが出来る原因と、解消するための方法をご紹介します。
目の下のくまで老け顔に見える!
顔の中でも目と鼻と特に印象に影響するパーツ。
だからこそ、目の下にくまが出来ると目立つ位置の肌が黒ずんでしまうため、肌全体がくすんで老けた印象に。更に、目がたるんで見えるために加齢によってシワが出来たような印象となってしまうなど、目の下のくまは老け顔にみえる効果だらけ。
同じ目の下にできるラインでも、涙袋はハリが合って若く見えたり、目が大きく見えたりという効果があるので正反対。老け顔にならないためにも、くまはしっかりと予防・解消しましょう!
くまの種類【赤くま・青くま・黒くま】別の原因
そもそも、目の下のくまとは言ってもその種類は大きくわけて3種類に分類できます。
赤くまの特徴と原因
赤くま、または茶くまと呼ばれるくまで、色素沈着などが原因となって赤茶色のクマとなって表れるものです。
紫外線によるダメージや目をこする事による刺激がくわえられると、その部分にメラニンが作られ、さらにターンオーバーの低下などが重なり色素沈着が発生してひき起こるため、原因としてはシミと似た状態。
肌への刺激が原因ですので、紫外線やこする以外にも化粧品によるかぶれや落としきれないアイメイク、アトピー性皮膚炎なども影響して発生します。
赤くまは定着してしまった色素を取り除くケアが有効ですので、美白コスメなどの利用や、レーザー治療などが有効です。
青くまの特徴と原因
目の下のくまとして最もイメージしやすいのはこの青くまです。
目の下が青黒くなるような症状で、目の周りの薄い皮膚において毛細血管が透けて見える事が青くまの色へと繋がります。
発生の原因としては、睡眠不足や疲労、目の疲れなどによって目の周りの毛細血管の血液が滞る事などで、冷え性やホルモンバランスの乱れなどによっても発生します。
近年ではパソコンやスマートフォンなどの画面を長時間凝視する事によって血流が滞り、青くまが出来てしまうというようなパターンも多いようです。
血流改善が有効で、マッサージや目を温めるアイケア、全身の血流を改善する運動や漢方による体質改善などが効果を発揮します。
黒くまの特徴と原因
目の下に凹凸があり、影ができる事によって生じるのが黒くまです。
黒くまには大きくわけて2種類あり、目の下に脂肪の固まりによるふくらみがあり、その下が影となって見えるものと、目の下の皮膚がたるんでくぼみができて影となるものがあります。
日頃のケアとしては皮膚がたるまないようにしたり、脂肪がつかないようにケアしたりする必要がありますが、発生してしまった黒くまについてはヒアルロン酸や脂肪注入、または脱脂などの外科的処置が有効です。
目の下のくまは病気の前兆かも
以上のように、目の下のくまには3つの種類がありますが、その中でも特に青くまは病気の前兆としても注意が必要です。
青くまの原因は血行不良によるものですが、これは寝不足などによって引き起こされるだけではなく、貧血によっても引き起こされますし、肝臓疾患や腎臓疾患などにより、血液が浄化されにくくなり、血流が滞ってしまっているという場合もあります。
また、精神的なものではうつ病の状態でも自律神経の異常によって目の周りや口の周りの血液が滞り、くまとして表れる場合があります。
青くま以外に病気とかかわりのあるくまの出方としては、アトピーや花粉症によって炎症が引き起こされ、赤くまとして表れる場合がある他、バセドウ病の症状では目の周りの脂肪や筋肉が腫れたりせりだしたりする事から、黒くまができる事があります。
いずれにせよ、ただのクマだからといって放置するのではなく、健康に問題があるサインだと捉えて一度生活習慣などの見直しをするようにしましょう。
目の下のくまができやすい人
目の下にクマができやすいという事を悩んでいる人の多くは、青くまへの悩みではないでしょうか。
青くまは色素沈着の赤くまや、凹凸による黒くまと異なり、体調によって出来たり消えたりするのも一つの特徴です。
青くまができやすい人は、冷え性の人や、貧血に悩まされている人、生活習慣が不規則になりがちな人に多いと言えます。
青くまは血行不良が主要な要因ですので、定期的に目のマッサージや、目を温めるなどのケアを行うようにすると良いでしょう。
また、目の疲れだけではなく、姿勢の悪さなどによって肩こりや腰痛が引き起こされている人など、全身の血行がよくない人もくまは出来やすくなります。
目のケアだけではなく、適度な運動や正しい姿勢での生活を心がけるなど、全身で血流を改善していく事も、くまの根本的な解決には必要です。
メイクでくまを隠す方法
くまをメイクで隠す場合、赤くまであれば比較的アイメイクやファンデーションで隠しやすいのですが、青くまや黒くまはなかなか隠せません。
青くまを何とかその日だけでも隠したいという場合には、コンシーラーを利用して隠すようにしましょう。
青くまを隠すメイクは赤とベージュのコンシーラーを使う
青くまの場合、血行不良により血管が見えてしまう事が原因ですので、それを打ち消すようなオレンジ系の赤みがあるコンシーラーをベースとして塗った上に、肌の色に近いベージュのコンシーラーを重ね塗りすると隠しやすくなります。
黒くまは周囲まで含めて色を変える
黒くまは赤くまや青くまと比べて、凹凸による影が原因となるためかなり隠しにくい症状です。
黒くまをメイクで隠す場合は、くまの部分だけをどうにかするのではなく、その周囲まで含めて明るくなるようにコンシーラーとファンデーションを利用して、全体的にケアをしていく必要があります。
赤くまを改善する肌のケア方法
くまの中でも、特に赤くまは色素沈着が原因となっているため、肌のケア次第で改善の余地が大きくあります。
赤くまは作られてしまったメラニンが蓄積された状態ですので、肌のケアとしては美白美容液などを利用して出来たメラニンの分解や、新しいメラニンができる事を防ぐか、ターンオーバーを促進して古い角質とともにメラニンが排出されるのを早めるケアが有効です。
美容成分としては、シミの改善と同様ハイドロキノンなどが特に有効となりますが、目の周囲のダメージをうけやすい組織でもあるため、まずは一度皮膚科などで相談してみると良いでしょう。
眼の下のくまを改善する食事とサプリメント
からだの中からケアをするために気を付けたい食事・サプリメントの利用ですが、目の下のクマを改善する食事は、くまの種類別に異なります。
赤くまには抗酸化作用のあるビタミンCなどを
赤くまは色素沈着が現認となりますので、ビタミンCの多い食事をとったり、サプリメントを利用すると良いでしょう。
また、肌のターンオーバーを促進する事も改善に有効ですので、タンパク質が多い食事や、肌を作るために必要な亜鉛などの栄養素を多く含んだ食事をとる事も大切です。
青くまには血流改善の鉄分を
青くまは血行不良が原因となりますので、血液を作るのに重要な役割をもつ鉄分を多くとるようにしましょう。鉄分はサプリメントでも摂取しやすい栄養素の一つですので、サプリメントを利用するのも良いでしょう。
また、特に女性ではホルモンバランスの乱れなどによって生じる事もあるため、イソフラボンが多い大豆系食品や、ホルモンバランスを整えるような薬・漢方も有効な場合があります。
黒くまはコラーゲンが作られるのを促進する食事を
黒くまは加齢によるたるみなどが原因となるため、たるみを改善するために真皮でコラーゲンを作る助けとなるような栄養素をとるようにしましょう。
コラーゲンが肌で作られるためには、タンパク質やアミノ酸、またはコラーゲンそのものの摂取が必要な他、ビタミン類も重要です。
ビタミンは何か一つが効果的というものではないので、マルチビタミンなど幅広く補えるようなサプリメントを利用するのも良いでしょう。
くまが更に酷くなってしまうNG行動
くまが酷くなってしまう行動として、パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間みていたり、目をこすってしまったりというような、そもそもくまの原因となる行動は当然の事ながら、目のケアのために行う事が悪化をまねく事もあります。
それは、まつげ美容液のつけすぎ。
まつげ美容液の中には、肌への刺激となって色素沈着を引き起こすような成分が含まれている事もあり、まつげに着けているつもりが目の下にもついていたなどの場合、赤くまとなってしまう場合があります。
また、注意が必要なのがクレンジングで、くまを隠すためにコンシーラーなどを利用していると、ついそのメイクを落とすために強いクレンジングを使ったり、強く洗ったりしてしまいがち。クレンジングの刺激更なるくまを作ってしまう可能性もあるので、しっかりと優しく洗い流す事を心がけましょう。
くまはホームケアで治せる?
くまの殆どはホームケアで治す事が可能です。
特に、血行不良による青くまはしっかりと日々のアイケアや、目を酷使して血流を悪化させるような行動をさければ自然と回復しますし、赤くまもしっかりとダメージケアをしていれば徐々に改善します。
黒くまは状態によっては脱脂などの処置が必要となる場合はありますが、生活習慣を整えてエイジングケアをしっかりすれば、多くの場合改善していきます。
くまを改善するためにはちょっと何かをするだけではなく、しっかりと生活習慣の見直しを行って継続していく事が大切です。
タイプに応じたくまのケアで、健康的な表情に
くまがあるのと無いのでは、かなり表情への印象がかわります。
自分自身のくまがどのタイプのものなのかをしっかり見極めて、適切な対応でくまを改善しましょう。
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