乾燥肌の人がファンデーション選びで気を付けるべきポイント♡パサつきにくい肌作り

美肌  
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うさみ

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なぜか年中肌がカサカサする、あるいは、肌表面はいつもテカテカでメイクがすぐ崩れてしまうのに部分的になぜかシワもできてしまう...もしかして、貴女のお肌もこのようなことで悩んでいませんか?実は、これらのどちらも「肌の乾燥」が原因なのです。
そして、乾燥肌の人は「どんなタイプのファンデーションを使ってもなぜかメイクのりが悪い」と頭を痛めることも少なくないのではないでしょうか。
今回は、このような乾燥肌の人がファンデーション選びで気をつけるべきポイントを、あらゆる角度から徹底解説いたします。

乾燥肌とはどんな状態?

人間の皮膚は、本来外部からの刺激や攻撃から体を守るために、水分が蒸散していくのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。乾燥肌とは、このバリア機能が低下し、皮膚の一番外側の部分である「角質層」の水分や皮脂が少なくなってしまうことで、潤いがなくなりカサカサ肌になった状態のことです。
乾燥肌になってしまうと、皮膚表面が白く粉をふいたり、かゆみが生じたりなど、外からのちょっとした刺激に非常に敏感になります。 特に顔で乾燥しやすいとされているのは、以下の部位です。

▶︎目元
▶︎頬
▶︎口元

では、乾燥肌は一体どういう原因で起こるものなのでしょうか?主な原因を次にまとめています。

① 天候、季節、周辺環境など外気による影響

肌が乾燥する最も多い原因となるのが、天候、季節、周辺環境の外気によるものです。湿度がほとんどなくなる冬場はもちろん、春先の花粉、夏の紫外線、そして光化学スモッグや工場地帯などの大気汚染、埃の多い場所など、周辺の外気の環境がお肌のコンディションに多大なる影響を与えます。

② 加齢現象

俗に「25歳からお肌の曲がり角」と言われますが、現に人間の肌は、加齢が進むとともに体内の活性酸素が増加し、肌のターンオーバー(皮膚再生サイクル)が乱れ、水分や潤いを保持する力が弱まってくることで肌が乾燥しやすくなります。

③ ホルモンバランスの乱れ

肌のターンオーバーが乱れる要因は、加齢だけではありません。若年層の方であっても、ストレスや食生活、生活習慣の乱れなどで肌のバリア機能が低下してしまい、水分と皮脂のバランスが取れなくなることでも肌は乾燥します。

④ スキンケア方法の間違い

意外にも、多くの人が知らず知らずのうちにおこなってしまいがちなのが「間違ったスキンケア」です。
例えば、洗顔でゴシゴシこすりすぎたり、熱めのお湯で洗顔した事で余分な皮脂まで落としてしまったり、また、肌が一瞬で潤うことで人気のシートパックの長時間ののせすぎも肌の水分を奪ってしまうことになります。こういった間違ったスキンケアを慢性的に行い続けることで、乾燥肌の改善がしにくくなりますので、正しいスキンケア方法を身につけるようにしましょう。

オイリーでも乾燥している「インナードライ」とは?

近年、「インナードライ」という用語をしばしば見受けられる機会が増えたのではないでしょうか。このインナードライとは、脂性肌のように肌の表皮はテカテカしているのに、 肌の表皮から奥は乾燥状態にあるという何とも分かりにくい肌質のことなのです。
「脂性肌なのに乾燥肌って一体どういうこと?」と、疑問符がたくさん飛び交ってしまいますよね。要するに、肌の内部の水分が不足すると、これ以上水分を外に発散するまいと、皮脂でバリアを張ろうと肌が機能してしまう為、肌の表皮部分に皮脂が過剰に分泌し、肌がテカテカになってしまうのです。
この場合、気を付けるべきは肌の表皮がテカテカになっているからといって、「私って脂性肌なんだ!」と思い込んでしまい、乾燥対策をせず脂性肌用のスキンケアを行ってしまうことです。それでは、「インナードライ」はどのように見分けるべきなのでしょうか? そのポイントを、以下にまとめています。

▶︎洗顔後に肌が突っ張る
▶︎肌に厚み、ゴワつき感がある

インナードライ肌の見分け方1:洗顔後に肌が突っ張る

本当の脂性肌と、インナードライの違いを最も分かりやすく見分ける方法としては、「洗顔後のつっぱり感」で分かります。仮に普通肌用の洗顔料で同じように顔を洗った場合、 脂性肌の人は、肌の奥にある角質層が潤っているため、洗顔後にすぐに顔がつっぱることはありません。しかし、インナードライの人は、洗顔により皮膚表面の皮脂を洗い落としてしまうため、洗顔後に本来の「乾燥した肌状態」が表れ、肌がカピカピに乾いてくるのです。

インナードライ肌の見分け方2:肌に厚み、ゴワつき感がある

近頃、肌に厚みが出て、ごわごわした感じがする...と感じてきたら、それはインナードライかもしれません。肌の奥にある角質層の水分が欠乏すると、肌のバリア機能が、肌を守るために角層を重ねていくため、肌に厚みやごわつき感を感じるようになってしまいます。

このように、脂性肌とインナードライは全く異なった性質を持ちます。つまり、自分で肌質の判断を間違えて、インナードライの人が脂性肌用のケアを行ってしまうと、肌の乾燥が余計に進んでしまう恐れがあります。まずは、自分の肌質を適正に判断し、インナードライである場合は乾燥肌対策のスキンケアを行うようにしましょう。

乾燥肌の人にありがちなファンデーションでのトラブル

ファンデーションは、綺麗な肌に見せたり、肌色を良くしたり、陰影をつけたりなど、メイクをする時に欠かせないアイテムです。しかし、本来肌を綺麗に見せる目的で使用するファンデーションであるはずが、乾燥肌の人にはかえって逆効果になることがあるのです。
ここでは、乾燥肌の人にありがちなファンデーションでのトラブルをまとめております。

メイクノリが悪い

前述しましたように、乾燥肌には表皮がカサカサしている場合と表面はテカテカしているけど肌の内部は乾燥している「インナードライ」の場合があります。
表皮がかさついていると、肌のキメも乱れているため、ファンデーションがうまく肌に馴染まず、白浮きしたり、粉吹き状態になることがあります。また、インナードライは、表皮に皮脂が過剰に分泌されている状態のため、表皮の油分とファンデーションの油分が弾き合い、メイクがすぐに落ちてしまうのです。

痒みや肌荒れがおこる

乾燥肌の人は、肌の水分と油分のバランスが合っておらず、常に不安定な状態で肌が敏感になっています。敏感になっている肌にファンデーションを使うことで、かゆみや肌荒れが生じることがあります。この原因は、ファンデーションの成分、または鮮度の問題により、アレルギー反応を起こしてかゆみが生じていると考えられます。また、それまでは大丈夫だったファンデーションが、天候や季節、気温、または体調の変化により反応が出ることもあります。

余計に乾燥が進む

乾燥肌の人は、ファンデーションの成分が肌本来の水分と油分を吸着させてしまうことで肌の乾燥が余計に進むことがあります。また、肌が不安定な状態にファンデーションをのせることで、メイクがよれてしまうことで紫外線や外気の攻撃を肌がもろに受けることになり、肌を保護するものがなくなる為、乾燥状態を悪化させてしまうことになるのです。

乾燥肌の人が選ぶべきファンデーションとは?

乾燥肌の人がリキッドファンデーションを使うと余計に乾燥する、パウダリーファンデーションを使うと粉吹きが目立つ、など何かとNG とされているファンデーションの情報が多数散見されます。確かに、かつては、これらの情報に書かれているようなことも あながちあてはまってなくもありませんでした。しかし、近頃では乾燥肌対策用のファンデーションが全てのタイプ別に多数開発されていますので、ご自身の肌質に合った適切な商品を選ぶことによって、前項で述べましたようなファンデーションによる肌トラブルを防ぐことができます。ここでは、「乾燥肌の人が選ぶべきファンデーション」をタイプ別にご紹介いたします。

パウダリーファンデーション

パウダリーファンデーションは、最も油分が少なく、肌への負担がかかりにくいタイプです。ただし、リキッドやクリームタイプのようなカバー力やキープ力はあまり期待できません。特に肌のキメが荒くなっている人は、伸びが良く、パウダーの粒子がなるべく細かいものを選ぶようにしましょう。

リキッドファンデーション

リキッドファンデーションは、肌なじみや伸びが良く、カバー力やキープ力にも優れており、シワやくすみもカバーしやすいタイプです。ただし、油分が多いため、パウダリータイプに比べると肌への負担はどうしても高くなります。
最近のリキッドファンデーションの多くは、メイクアップベースと役割を兼ねてるものが多い為、保湿や潤い成分のあるものを選ぶとカサカサ肌の印象がかなり緩和され、艶やかな仕上がりになります。しかし、肌の欠点をカバーしたいからと、やたら厚塗りしてしまうとファンデーションがムラになってしまいますので、あくまで適量を心がけましょう。

クリーム、エマルジョンファンデーション

クリームファンデーションは、リキッドファンデーションよりもさらに油分が多いため、カバー力やキープ力にも大変優れています。また、保湿力もこれらの中ではトップクラスであり、肌をしっとりさせたい乾燥肌の人に向いているファンデーションと言えるでしょう。ただし、油分が多いことから毛穴に汚れが詰まりやすく、吹き出物が出来やすい難点がある為、クレンジングや洗顔をかなり徹底する必要があるでしょう。同じクリームタイプでも乾燥肌の人は、テクスチャーがあまり硬すぎないものを選んでいただいた方がより肌にスっと馴染みやすくなります。

クッションファンデーション

美容大国韓国から発信し、現在では有名コスメブランドも一斉にその価値を認め、瞬く間に世界中に人気が広まったクッションファンデーション。 クッションファンデーションとは、小さめのコンパクトの中にスポンジが敷いてあり、そのスポンジにリキッド状のファンデーションが染み込ませてあり、専用パフで伸ばしていく新型タイプのファンデーションです。そして、クッションファンデーションのリキッドは、美容液が含まれている為、水分と油分のバランスがきちんと保ちやすいタイプとなります。つまり、リキッドのようなカバー力を補いながら、肌ツヤ、潤いも引き出してくれるのです。

このように、乾燥肌の人にとってはクッションファンデーションが最もデメリットが少なそうですが、唯一のデメリットが「専用パフの衛生面」に気を配らなければならないことです。 クッションファンデの専用パフは使用の度に油分が付着してしまうため、コンパクトにずっと入れたままで保管してしまうと、パフの衛生面がかなり気になるところです。いくら優れたクッションファンデを使用しても、汚れたパフで使用し続けては、毛穴のつまりや吹き出物など肌トラブルの元になります。 毎日とは言いませんが、クッションファンデの専用パフは1週間に1回~10日に1回ほどのペースでファンデーション専用の洗浄液で洗うようにしましょう。

ファンデーションの利用方法にも工夫を!

ファンデーションって、ただ塗るだけで終わり! と思い込んでいませんか? 特に、乾燥肌の人がファンデーションで綺麗な肌状態に仕上げるには、「ファンデーション使用前後のひと手間」が非常に重要なのです。ここでは 乾燥肌の人がファンデーション使用時に行っていただくべき工夫例をいくつかご紹介しましょう。

洗顔料を使ってきれいに洗顔する

ほとんどの皆様は、朝起きて出かける支度をする際にメイクを行われることになるでしょう。しかし、朝のこの時に「昨夜寝る前にバッチリダブル洗顔したから朝は洗顔料は使わなくても大丈夫!」と、水だけで洗顔を済ませる人がしばしば散見されます。

これは大変な思い込みで、寝ている間も汗はかいており、お部屋のほこりや空気中の汚れで起床後の肌は皆様がご想像されてる以上に汚れているものなのです。こういった状態の肌に水だけで洗顔しても、当然汚れがきちんと落ちるはずもなく、汚れがきちんと落とせていない状態にファンデーションを重ねても、付着した皮脂がファンデーションを弾いてしまう為、綺麗にメイクがのらないのです。
つまり、ファンデーション前は、必ず洗浄力のある洗顔料で汚れを完璧に落としてから使用するようにしましょう。

保湿を徹底する

これもよくある皆様の思い込みなのですが、「今から油分のあるファンデーションを重ねるんだから、朝は化粧水だけで十分!」と、朝のメイク前に保湿をしない人が見受けられます。しかし、乾燥肌の人は化粧水で補った水分を保湿ケアで肌の内部に閉じ込めなければ、肌の潤いを保つことができません。
つまり、お肌がカサカサの状態にファンデーションをのせても、うまく肌に馴染みませんので、朝だからと手を抜かず、洗顔→化粧水→保湿までが一つのメイク前の重要工程だと考え、必ずこの3ステップの朝のお手入れを守るようにしましょう。

保湿効果のあるメイクアップベース(化粧下地)を使う

繰り返しになりますが、乾燥肌の人は肌の水分量と油分量のバランスが取れていないため、保湿を徹底しなければ肌のキメが荒く見えてしまい、ファンデーションが美しくのりません。そこで、乾燥肌の人に特に徹底していただきたいのは、素肌にいきなりファンデーションをのせるよりも、保湿効果のあるメイクアップベースで顔の下地を作ることです。
さらにメイクアップベース(化粧下地)は、ファンデーションの密着も高め、化粧崩れやくすみカバー、化粧のりも良くしてくれる効果があります。できればここは節約することなしに、メイクアップベースは良質なものを使うようにしましょう。

仕上がりに保湿ミストを使う

乾燥肌の人に是非オススメしたいのが、メイク完了後にミストを使うことです。メイク後にミストを顔全体にひとふきすることで、過剰な皮脂の分泌、化粧崩れを防ぎ、一日中潤いのある肌を保つことができます。ミストはスプレー形式のものが使いやすいですが、内容成分が水分だけのものも多いため、乾燥肌の人は、保湿効果に優れたアルコールフリーのものを必ず選ぶようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?今回は、乾燥肌の人がファンデーション選びで気をつけるべきポイントを詳しく解説させていただきました。 このように乾燥肌であっても、メイク前後の工夫次第で、ファンデーション使用時の肌トラブルを防ぐことは十分可能です。メイク時のこういった対策を行うには、まず自分の肌質を正しく知ることです。
慢性的に肌が乾燥しているのか、体調の変化によるものなのか、あるいはインナードライなのか、自分で判断が難しい場合は、水分油分のチェッカーなどを使ってもらった上で、プロに肌を見てもらいましょう。

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