肌の保湿はやりすぎもNG。肌タイプ別に必要な保湿ケアのレベルを解説

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肌の健康や美しさを保つために一番重要なケア。それが保湿ケアです。
ニキビやシミ、シワをはじめ肌には様々なトラブルがありますが、その多くは肌の潤い不足が原因となって引き起こされてきます。
保湿こそスキンケアの王道。肌タイプ別のケアや、時間帯ごとにどのような保湿ケアが重要になるかを解説します。

肌タイプ別保湿ケアの基本

肌の保湿ケアを考える際、誰でも同じようなケアが最適というわけではありません。
肌には大きくわけて「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」の4タイプがありますが、それぞれのタイプ別に保湿ケアで注意するべき事が異なります。

普通肌のケアは「過剰なケアをしない」

普通肌というと可もなく不可もなくというイメージですが、普通肌のタイプは肌の水分や油分が適切な状態にある、とても良好な肌質を示します。
つまり、普通肌の場合はそもそも現状がベストな肌の状態という事になりますので、肌質が変わらない限りは現状維持が最適。
肌をもっと白くしたいとか、モチモチした状態にしたいというような気持ちで色々なコスメに手を出してしまいがちですが、新しく何かを追加するとケアが過剰となってバランスを崩してしまう可能性もあるので、なるべく避けた方が良いでしょう。

とはいえ、全くケアをしないのも問題。紫外線や洗顔などによって、肌は日々少しずつダメージを受けていますので、ダメージを受けた分程度はケアを行う方が、肌質を維持しやすくなります。
ダメージを受けた分のケアとしては、洗顔の後に基本となる化粧水と、角質の保湿成分を補うためにヒトセラミドやナノ化されたヒアルロン酸などの保湿ケアを行う程度。
皮脂の代わりになるような成分で肌表面に脂の膜をはって水分の保護を行うケアは、やりすぎるとかえって肌そのものの機能を低下させる恐れもあるので、やらないか薄くつけるくらいにしましょう。

脂性肌のケアは

一般的に、脂性肌というのは肌の水分は十分であるが皮脂(脂分)が過剰という状態を言います。
肌の水分が十分にある状態であれば、保湿ケアは普通肌と同じようにダメージをケアする程度で問題ありません。
脂性肌の場合、どちらかという食事や睡眠など生活習慣によってホルモンバランスが崩れているという原因が大きいので、生活習慣の見直しが必須です。

一点注意が必要なのは、オイリーな肌質の人は自分が脂性肌に該当すると思いがちですが、皮脂は多くても水分が少ないという「混合肌(インナードライ)」である場合が多く、肌が乾燥しているために様々なトラブルが発生します。
その場合、スキンケアとしては乾燥肌や混合肌としてのケアが必要となるので、自分の肌質をしっかりと認識するようにしましょう。

乾燥肌はたっぷりと保湿ケアを

乾燥肌とは、肌の水分量が30%以下になっている状態を言い、特に肌内部のNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質といった保湿成分が不足している事によって引き起こされます。
NMFや細胞間脂質は肌のターンオーバー時に作られるのですが、肌が乾燥しているとターンオーバーが正常に行われず、さらに保湿成分が不十分になるという悪循環に。
このトラブルを改善していくため、乾燥肌のケアとしては十分な量の角質内保湿ケアによって、健康的なターンオーバーを促していく必要があります。

具体的には、まずしっかりと化粧水によって水分を補給する事。そして角質内で保湿を行う保湿成分をたっぷり使う事。それでも乾燥してきてしまう部分にはワセリンなどでふたをして、水分を逃がさないというケアを行います。
普通肌や脂性肌のケアと利用する成分は基本的に同じですが、潤いを保つために利用する分量は多く使うようにしましょう。

混合肌の場合も乾燥肌と基本的には一緒

混合肌の場合も、基本的には乾燥肌と同様で、水分と角質内の保湿をたっぷり行う事がまず第一歩。
その上で、皮脂が気になる場所にはワセリンを利用せず、乾燥が気になる部分にだけ利用するという形にします。
混合肌の場合も、過剰な皮脂は生活習慣が原因となっている場合が多いので、しっかりと生活習慣の見直しも行いましょう。

肌の保湿に効果的な成分

肌の保湿に効果的な成分としては、角質内部での保湿と角質表面での保湿の二つで分けて考える必要があります。

角質内部の保湿

角質内部の保湿とは、NMFや細胞間脂質と同じような働きで肌内部にて潤いを保つためのもの。
NMFや細胞間脂質と同じような働きをすると考えれば当然の事ながらNMFや細胞間脂質と同じ成分であればベストです。
ただし、NMFは細胞の中にある成分ですので、肌表面から塗った所でNMFそのものを補うという事はまずできません。そのため、重要なのは細胞間脂質を補うという事になります。

細胞間脂質はセラミドとコレステロール、そして遊離脂肪酸が1:1:1の重量比で混ざり合った形で作られていますが、特にこの中で保湿に重要な役割となるものがセラミド。
セラミドは水分を挟み込んで潤いを保つという高い保湿性質を持っているため、このセラミドを補う事が角質内部の保湿にはもっとも効果を発揮しやすいと言えます。

セラミドと一口にいっても、人の肌にあるものと同じ構造のヒトセラミドから植物由来のものまでいろいろな種類があり、最も肌の保湿機能として効果が高いのはヒトセラミド。
ただ、ヒトセラミドは価格も高くなりやすいため、ケアにかけられる金額などと相談しながら、なるべく保湿性能が高いと感じるものを選ぶと良いでしょう。

角質表面の保湿

角質表面で肌の水分蒸発を防ぐ機能としては、人であれば皮脂膜がその役割を果たしています。
そのため、皮脂膜と構成が似ている馬油やホホバオイル、スクワランオイルなどが扱いやすいのですが、注意点としてはオイル系の成分は角質表面だけではなく、角質内にも浸透するという事。
角質内に浸透する事自体は保湿能力として良さそうに感じるのですが、セラミドなどを利用して角質内のケアをしている上に利用すると、保湿成分が混ざり合って保湿効果が低下してしまう可能性もあるのです。
そこで利用したいものがワセリン。ワセリンは肌表面を覆うだけなので、肌内部の保湿を邪魔する事が無く、また皮脂による保湿の邪魔にもならないため脂性肌でも利用しやすいという特徴があります。

朝の保湿ケアのポイント

保湿ケアは朝と夜の時間によってもやり方を変える必要があります。
朝の保湿ケアは、寝ている間に日中の保湿に必要となる皮脂が分泌されている状態なので、過剰に行う必要はありません。
ただ、多くの人は朝も洗顔によって皮脂を洗い流しているかと思いますので、洗顔後に肌内部の保湿ケアと、皮脂を補うようなケアを行うようにしましょう。
ケアのポイントとしては、洗顔をぬるま湯での軽い洗顔のみにするなど、せっかく体内で作られた保湿成分が過剰に洗い流されないように注意する事です。
肌の外から追加する保湿剤よりも体内から分泌された保湿成分の方が当然の事ながら肌に対して親和性が高いものですので、減らさないケアが重要です。

夜の保湿ケアのポイント

夜のケアについては、日中の活動により肌がダメージを受けている状態であったり、メイクのクレンジングによって肌の保湿成分も流されてしまったりしている状態ですので、しっかりと保湿を行う必要があります。
まずは洗顔で肌をリセットし、肌内部に保湿成分を入れる事を意識したケアを行って下さい。
ワセリンなどで表面を覆うようなケアは、乾燥が気になる箇所があれば行うくらいでもいいでしょう。

ポイントとして、夜のケアについても保湿成分が過剰に流されないようにする事は重要。ただ、夜は汚れや皮脂なども朝と比べて多いので、なるべく不要な成分が入っていない洗顔料を良く泡立てて利用しましょう。

隙間時間にできる保湿ケア

日中のちょっとした暇な時間など、隙間時間でもこまめに保湿をするようにすると、乾燥を防ぎやすくなります。
保湿ケアの方法としては、セラミドやナノ化ヒアルロン酸などが配合された化粧水をスプレーのボトルにいれ、乾燥が気になる所を中心に吹きかけるだけ。スプレーはなるべく細かい水滴として噴射されるものを選ぶと良いでしょう。
この時、利用するものが肌内部に留まるような保湿成分が配合されていない化粧品では、一瞬は潤ってもすぐに乾燥が進んでしまうため注意が必要です。

また、乾燥肌で皮脂まで分泌量が少なく、肌が粉を吹いているような場合にはオイル系のケアやワセリンのケアも有効です。
化粧水で水分の追加と肌内部の保湿ケアを行った上で、蓋をするイメージで利用しましょう。

保湿ケア商品を選ぶポイント

保湿ケア商品を選ぶ際は、肌表面での保湿ではなく「セラミド」をはじめとした内部で保湿する成分が多く配合されているものを一つは利用するようにしましょう。セラミド以外でも、しっかりと角質層に浸透して保湿機能を果たすという事が明示されている成分のものを利用する形でも大丈夫です。
化粧品には商品に配合されている成分が全て箱などに記載されていますが、成分の表記は左上から配合が多い順序で記載されていますので、目的とする成分がなるべく前半の方に記載されているものを選ぶと良いでしょう。
ただ、配合量が1%以下の成分については順不同となるため、ある程度配合量が少なそうな成分以下については配合量の確認をする基準になりません。多くの商品はどこから先が配合量1%以下かが分かり難いため、あくまでも目安程度にみておくくらいがよいでしょう。

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