チョコレートはニキビができやすくなるとか、甘くて太りやすいイメージがありますよね。
しかしチョコレートには美容効果があるって知っていましたか？
適切な量とチョコレートの選び方で美味しくキレイを手に入れましょう。

チョコレートを食べることで期待できる美容効果

① 肌荒れやシミ、しわなどあらゆる肌トラブルの解消に！

食べるとニキビができると、ネガティブなイメージの方が強いチョコレートですが適切な量を食べればあらゆる肌トラブルの解消に大きく貢献するそう。
ヒミツはカカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用です。抗酸化物質は元々私たちの身体に入っているものですがそれは20代後半をピークに減って行きます。そのため20代のうちから積極的に取り入れていきたいものです。 カカオ・ポリフェノールの含有量はなんと赤ワインの2倍はあるとされています。

② 血行促進による冷えやむくみの防止に！

チョコレートにはポリフェノールのほかにもテオブロミンという物質が含まれています。これはチョコレートの苦み成分です。このテオブロミンは血行を良くすると言われています。血行促進は冷えやむくみの改善のほか、細胞の活性を促すため肌のターンオーバーを促進します。

③ なんと肌のエイジングケアにも！？

カカオを12週間続けて食べ続けると、肌の角質層の水分量の低下を防ぐという研究結果が出ています。またこの研究結果にはカカオポリフェノールが紫外線ダメージにも効果があることも実証されています。
つまり、肌の老化を進めさせる感想や紫外線ダメージから肌を守り、シミや小じわ、たるみなどの予防にもつながるようです。

チョコレートに含まれる美容成分

ではなぜ、チョコレートを食べることでこんなにも多くの美容効果があるのか。その秘密は、チョコレート特有の成分に関係しているようです。

カカオポリフェノール

ポリフェノールは抗酸化作用をもつ代表的な成分。人が摂ると老けを防止したり、身体の酸化を抑える働きをします。また殺菌作用もあります。
ポリフェノールは合成ではなく自然の食品から摂取した方が吸収が良いとされ、特にチョコレートはカカオを原料にそのまま使うため、カカオポリフェノールを効率よく、そして美味しく食べられるため、ポリフェノールを摂取するのに適しています。

ビタミンE

チョコレートにはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどの、不足しがちなミネラルがバランス良く含まれています。ミネラルは他の栄養素が体の中で正常に働くために手助けをする成分ですので、これが不足するとせっかくとった美容にいい成分もうまく働いてくれません。逆にしっかり取れていれば、病気の予防、精神の安定、健康な肌、筋肉の動きをよくする、疲労を回復するなど、様々な面で嬉しい効果があります。

食物繊維

便秘に効くというイメージが強い食物繊維ですが、その他にも肌荒れを防ぐ、肥満防止など美容効果が高い栄養素です。実は肌荒れや肥満、精神的なストレスには、腸の環境が大きく関わっているというのはご存知ですか？ 腸内環境が悪いと、栄養の吸収が悪くなったり、消化能力が落ちることえ余分なエネルギーが使われることで知らず知らずのうちにストレスとなっていたり、代謝が落ちることで冷えやむくみ、肥満につながるなどのリスクがあります。食物繊維を適度にとることにより、腸内の環境が整いやすくなり、体に不必要な資質などを一緒に絡め取って排出してくれるため、美しい肌とスリムな体を保てます。

ではなぜチョコレートは美容にネガティブなイメージがあるの？

その答えは、チョコレート菓子に含まれている砂糖やカカオバター。
砂糖の摂りすぎはもちろん肥満の原因になりますし、カカオバターは脂質ですのでこちらも肥満の原因に。
ちなみにチョコレートを食べるとニキビができやすくなるという噂がありますが、チョコレートとニキビは無関係。そのような研究結果がでているそうです。

さっそく食べたい！ 美容のためのチョコレートの選び方

チョコレートの美容効果を説明してきましたが、残念ながら何でも食べていいというわけではありません。
チョコレートはカカオの他にも砂糖、粉乳、カカオバターなどが含まれており、特に「砂糖」が甘さを出しています。チョコレートが美容の敵のように扱われるのは、実はこれが主な原因。 そのため美容のためにチョコレートを食べるのであれば「高カカオチョコレート」がおすすめです。
高カカオとはカカオ含有量が70％以上のものを指します。最近はよくコンビニやスーパーのお菓子売り場でも見かけますよね。

カカオバターの脂質量にも注意

カカオバターはバターという名前がついているだけあって、当然脂肪分も含みます。脂肪分は取りすぎると肥満に繋がりますので避けたいところ。
しかし市販のチョコレートは商品により「カカオバター」と書かれた原材料によってそれぞれ脂質の割合が違います。
「カカオ70%」と銘打った商品でも、実際には「カカオバターとカカオマスを足したものが全体の70%」を指していますので、脂質の多いカカオバターよりもカカオマスの割合が多いものを選ぶようにしましょう。

おすすめのチョコレート

チョコレート効果　72%

カカオ成分が72%のチョコレート。1枚食べるとポリフェノールを127mg摂ることができます。こちらのチョコレート効果はくちどけ感と苦みが程よく配合されており少しでも満足感が高いことが特徴です。

カレ・ド・ショコラ<カカオ70>

こちらは高カカオなのに雑味がないことから食べやすいことが特徴。 後味もスッキリとしているのでビターチョコレートにも関わらず食べやすいハイカカオチョコレートです。

ただし・・・やはり食べすぎには注意して

いくらカカオ70％以上のチョコレートを選んだとしても食べすぎはNGです。 それこそ美容の敵にとなってしまいます。

摂取量の目安は1日25g程度。

一般的な板チョコで言うと半分くらい。先ほどのチョコレート効果やカレ・ド・ショコラは3枚～5枚くらいです。
ちょっと物足りないなと思う量かもしれませんが、疲れた時にちょっとつまむとカカオポリフェノールとテオブロミンの効果でリラックスできるでしょう。

美味しくて美容にいいチョコレート

美容の敵だというイメージのあったチョコレートですが、毎日食べて美しくなれるなんて驚きですね。
もちろん食べるだけでなく毎日のお肌のケアも忘れずにしましょうね！