Oライン脱毛の痛みや効果の程度と、最適な脱毛機器
なぎ
肛門の穴の周りにあたる部分をOラインといいますが、他人に見られたくないという理由から、なかなかクリニックやサロンでの脱毛に踏み切れないという人も多いのではないでしょうか?ですが、Vラインとは違って、普段見えない場所なので、自己処理が非常に難しい部位でもあります。
そこで今回は、Oライン脱毛を検討している方に、Oライン脱毛の痛みや効果の程度と、最適な家庭用脱毛機器について、まとめました。
Oライン脱毛の痛み
そもそも自分では簡単に見える場所ではないので、お尻に毛が生えていることすら、気付いていない人も少なくないでしょう。ですが、肛門の周りに生える毛の量には個人差があるので、全然毛が生えていない人もいれば、Vラインと同じくらい濃い毛が生えている人もいます。
クリニックやサロンでも、VラインとIラインとセットで、Oラインを処理することが可能です。Oラインにもしっかり毛が生えているようであれば、Oラインだけ残すのは不自然なので、処理しないわけにはいかないでしょう。
そこで気になるのが、脱毛時の痛みではないかと思います。痛みの感じ方には個人差がありますが、太くて濃い毛が密集しているVIOは、他の部位に比べて痛みを感じやすい部位となっています。皮膚が薄いことも痛みを感じやすい理由の一つですが、OラインとIラインは粘膜にも近いため、より痛みを感じやすいでしょう。
また、一般的に出力が高いクリニックのレーザー脱毛は、脱毛サロンの光脱毛よりも痛みを感じやすいと言われています。リゼクリニックのOライン脱毛時には、肛門周辺でピリッとした痛みがあると記載されています。
では、家庭用脱毛機器の痛みは、どの程度のレベルになるのでしょうか?
レーザー脱毛器
家庭で行う脱毛の中でも痛みが強いのは、レーザー脱毛です。レーザー脱毛というと、クリニックのように永久脱毛できると思っている人もいるかもしれませんが、家庭用脱毛器では、安全のために出力が弱く設定されています。出力が弱いとはいえ、レーザーの痛みは強いので、照射する範囲を冷やしながら脱毛すると、多少痛みを軽減することができるでしょう。
光脱毛器(フラッシュ脱毛器)
レーザーよりも痛みが少ないのは、光脱毛です。光脱毛では、黒い色素に反応する光を照射して、毛根にダメージを与えて脱毛します。複数の波長を広範囲に照射するので、レーザーに比べて効果は劣るものの、痛みは抑えられます。
サーミコン式(熱線式)
家庭用脱毛器の中で、最も痛くない機器は、熱線でムダ毛をカットするサーミコン式です。サーミコン式は脱毛器と言われていますが、毛をカットするだけなので、脱毛ではなく除毛になります。毛をカットするだけなので、痛みはありません。
ローラー式
ローラー式は、ローラーを滑らせて毛根からムダ毛を抜き取ります。力を加えてムダ毛を引き抜くので、痛みは強くなります。
Oライン脱毛の効果
Oライン脱毛効果は、クリニックで受けるか、脱毛サロンで受けるか、家庭用脱毛機器を使うかで変わってきます。効果に差があるため、脱毛完了までの期間も変わります。
クリニックのレーザー脱毛
クリニックの医療脱毛では、黒い色のメラニン色素に反応する特殊なレーザーで、毛を生やす細胞にダメージを与えます。レーザーを照射すると、黒い色に熱が吸収されて毛根に伝わり、毛を生やす組織を破壊します。毛根が破壊されると、自然に毛が抜け落ち、新たに毛が生えてこなくなります。医療脱毛では、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザー、ヤグレーザーといった種類のレーザーを使用します。
レーザー脱毛は、毛を生やす組織を破壊するほどのパワーがあるので、自己処理が必要なくなるレベルになるまでの期間は短くなります。毛周期に合わせて、1〜3ヶ月に一度施術します。平均的には、5〜6回の照射で脱毛が完了します。
脱毛サロンの光脱毛
クリニックのレーザー脱毛に比べて効果は劣るものの、その分、痛みを抑えられるのが脱毛サロンで行う光脱毛です。
光脱毛でも、毛根細胞にダメージを与えることができますが、クリニックでの永久脱毛のように、毛根を破壊するほどの強いパワーは出せません。サロンでの光脱毛の効果は、一時的な減毛になります。
とはいえ、もちろん効果がないわけではありません。レーザーに比べて、期間や回数は増えますが、お手入れが楽になるレベルまで処理できます。光脱毛も、毛周期に合わせて1〜3ヶ月に一度施術します。通常、10回以上の照射で自己処理が楽になります。
家庭用脱毛機器
家庭用脱毛機器にも、レーザー脱毛や光脱毛があります。しかし、安全性を考慮して、出力が抑えられているため、クリニックやサロンの脱毛と比べて効果は落ちます。家庭用脱毛機器の効果は、一時的な抑毛や減毛というレベルになります。光脱毛より効果の高いレーザー脱毛器でも、クリニックの4分の1程度の威力に抑えられているため、永久脱毛はできません。長期間使用を続けることで、ムダ毛を生えにくい状態にします。
家庭用脱毛機器のレーザー脱毛は照射範囲が狭いので、1度に照射する回数が多くなり、時間もかかります。一方、家庭用脱毛機器の光脱毛は照射範囲が広いので、1度に照射する回数が少なく、処理にかかる時間も短くなります。
家庭用脱毛機器は、2週間に一度のペースで照射することが可能で、毛が薄くなってきたら、3〜4週間の間隔を空けて照射します。クリニックやサロンの場合、毛周期に合わせて脱毛を行うので、1度照射したら、数ヶ月という期間を空けなければなりません。
家庭用脱毛器の方が頻繁に処理できる分、早めに効果が現れる人もいます。中には、1ヶ月を過ぎた頃から毛の量が減ってきたという人もいれば、半年〜1年後にはお手入れが楽になったという人もいます。
Oラインに家庭用脱毛機器を使うメリット・でメリット
Oラインに家庭用脱毛機器を使用するメリットは、以下の点が挙げられます。
・他人に見られず脱毛できる
・自分のペースで脱毛できる
やはり、デリケートゾーンを他人に見せることに抵抗を感じる人は少なくありません。他の部位ならともかく、VIOだけは自分で脱毛したいという人もいるでしょう。家庭用脱毛器なら、他人に見られることなく、自分で処理できます。
また、人気の脱毛サロンや格安キャンペーンを行なっているサロンでは、なかなか予約が取れず、スケジュール通りに脱毛が進まないこともあるでしょう。家庭で脱毛するなら、自分のペースで脱毛できるので、予約の取りづらいサロンより、脱毛完了までの期間を短くできる可能性もあります。
メリットがある一方、デメリットもあります。
・処理に時間がかかる
・見えないところは脱毛しにくい
Oラインのように見えにくい場所を脱毛する時は、鏡を使ったりしなければなりません。慣れない体勢に疲れることもあるでしょう。
また、粘膜部分は避けて照射しなければならないので、自分で脱毛するとなると、非常に難しいです。クリニックでは15分程度で施術が終わっても、慣れないと30分以上かかってしまうこともあります。
Oラインに最適な脱毛機器
デリケートな部分を自分で脱毛する以上、火傷をはじめとした肌トラブルを極力避けなければなりません。トラブルを避けるためにも、Oラインに適した機器選びが重要です。
家庭用Oライン脱毛器の選び方
Oラインにおいて最適な脱毛機器は、どのような機器になるのでしょうか?
家庭でもある程度、脱毛効果を得られるとなると、やはりレーザー脱毛と光脱毛になります。
といいますのも、「ノーノーヘア」などサーミコン式の脱毛機器は、カミソリ同様、生えている毛を熱線でカットして処理します。熱で毛を焼き切るので、毛先が丸くなり、毛が伸びてきた時にチクチクしません。ただし、毛を焼き切るだけなので、得られる効果は脱毛ではなく除毛です。
また、「ソイエ」などのローラータイプは、電動毛抜きであって、毛抜き同様、毛を引き抜いてムダ毛を処理します。機械の先端部分にローラーが付いていて、ローラーが回転しながら毛を挟み込んで、毛を引き抜きます。毛を抜いているので、埋没毛や毛嚢炎、色素沈着、出血などのトラブルが起きる可能性もあります。
家庭で脱毛をするならば、レーザー脱毛か光脱毛になるのですが、レーザー脱毛器「トリア」では、Vラインのみ使用が認められており、IラインとOラインの脱毛は、推奨していません。自己責任で使っている人もいるようですが、デリケートなOラインに使用するのは、おすすめしません。
ですので、自分でOラインを脱毛するならば、光脱毛がおすすめです。光脱毛器には、代表的な「ケノン」をはじめ、「レイボーテ」「2PSクリスタル」「エピレタ」「ラヴィ」「エピナード」「ヒカリエピ」などがあります。様々な機器があるので、Oラインに最適な機器を選ぶ際は、次の点に注意してください。
①VIOラインに対応している
家庭用の光脱毛は、全てVIOラインに対応しているものばかりとは限りません。Vラインにのみ対応していて、IラインやOラインに対応していない機器も多いのですが、Oラインに使っている人も少なくありません。家庭用脱毛器で人気のケノンも、対応しているのはVラインだけです。
家庭用の脱毛機器は安全に使用できるよう、出力レベルが低く設定されているとはいえ、誤った使い方をすれば、トラブルの元になります。黒ずみに反応すれば、火傷をする恐れもあるので、VIOライン対応の脱毛機器を選ぶようにしてください。
②VIOラインに適したサイズ
Oゾーンの平均的な面積は、縦1cm×横1cm=約1㎠となっています。凹凸が激しく、粘膜も近いので、照射範囲の狭いカートリッジで、こまめに照射するのが望ましいでしょう。
Oゾーンにフィットするサイズの脱毛器であれば問題ありませんが、照射範囲が広過ぎる場合は、照射範囲を変更できるカートリッジに交換可能な脱毛器を使うと良いでしょう。
③照射回数が多い
家庭用脱毛器は光を照射できる回数が限られているため、照射回数が少ない機器の場合、中途半端な状態で処理が終了してしまうことがあります。ですので、照射回数の多いものを選ぶと安心です。使い切りタイプのものだけでなく、カートリッジを交換すれば、ずっと使い続けられるものもあります。Oライン以外も脱毛するのであれば、効果が実感できるまで十分使える照射回数の多い機器が理想的です。
Oラインに最適な家庭用脱毛機器
最後に、Oライン脱毛に最適な脱毛機器を3つご紹介します。
①2PSクリスタル
「2PSクリスタル」は、VIOを含む全身に対応した脱毛機器です。脱毛サロンと同じフラッシュタイプの脱毛器で、照射すると特殊な光がメラニン色素に反応して吸収されます。光が吸収されると熱に変わり、毛にダメージを与える仕組みです。
照射面積は7.04㎡と広く、処理時間を短縮します。1発の照射を4回に分割できる4連射が可能なので、肌にかかる負担を減らすことができます。自動照射機能が付いているので、ボタンを押しにくい場所も照射可能です。
出力パワーは8段階から選べるので、痛みが苦手な人もレベルを調整すれば、脱毛を続けられます。2PSクリスタルの照射回数は100万発なので、満足出来るまで照射可能です。
②ラヴィ
光エステ脱毛器「ラヴィ」は、脱毛サロンと同じIPLフラッシュ脱毛を導入している家庭用脱毛機器です。IPLは脱毛サロンで採用している脱毛技術で、メラニン色素だけに反応する波長で脱毛するので、肌を傷めません。
光脱毛だから照射面積も7.4㎡と広く、スピーディに脱毛が完了します。家庭用脱毛器の中で最高クラスのパワーを持つラヴィですが、出力パワーは7段階から選べます。VIOに適した別売りのスリムカートリッジに交換すれば、細かい部位のお手入れも可能です。
5連射機能付きで、高いパワーを分割して照射できるため、肌にかかる負担を軽減します。ラヴィの照射回数は、100,000発になります。
③脱毛ラボ ホームエディション
国内外に59店舗を展開する、脱毛業界トップクラスの脱毛ラボが開発した「脱毛ラボ ホームエディション」は、脱毛サロンと同レベルのパワーを持つ家庭用脱毛器です。脱毛しながら肌を冷却して痛みを抑えるクーリング機能搭載なので、脱毛後の赤みや痒みを予防します。
出力パワーは5段階で調整可能なので、デリケートなVIOや刺激に弱い顔にも、出力を落として照射できます。照射回数は1台で300,000発、全身脱毛300回分相当の照射が可能なため、長期間利用できます。残りの照射回数を表示するディスプレイも付いています。
まとめ
Oラインは他人に見られたくない場所ですが、ひと際デリケートな部分なので、自分で脱毛する場合は、慎重かつ丁寧に行わなければなりません。家庭用脱毛機器の種類も豊富なので、Oラインに対応した機器を選び、正しい使い方を守ってください。
Oラインのように見えにくい場所は、慣れるまで上手に使いこなせないかもしれません。最初のうちは時間がかかるかもしれませんが、少しずつ丁寧に照射してください。
中には、サロン並みのパワーを持つ機器もありますので、上手に使えば、満足できる効果を得られるはずです。
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