浴衣や着物を着る機会が多かったり、アップスタイルにしている人は、襟足やうなじのムダ毛が気になるのではないでしょうか？ 後ろ姿に自信を持ちたい人にとって、クリニックやサロンの襟足脱毛は人気の脱毛部位です。
まずは、襟足脱毛を受ける前に、気を付けるべきポイントを5つ紹介します。

襟足は、首の後ろ側の髪の生え際にあたる部分になります。基本的にクリニックやサロンでは、襟足とうなじが一つにまとまったコースになっていることが多く、うなじは首の後ろ側、Tシャツの襟の部分までになります。

とはいえ、首の後ろ辺りを襟足と思って申し込んでも、クリニックやサロンが髪の毛と判断した場合は襟足に含まれず、脱毛してもらえないことがあります。

脱毛できるかどうかのポイントは、毛質にあります。産毛のように薄くて細い毛であれば脱毛できますが、髪の毛のように太くて黒い毛は火傷のリスクが高くなるので、脱毛できません。

契約する前に、襟足の範囲をしっかり確認しておかないと、脱毛してもらえると思っていた範囲と実際に脱毛できる範囲が異なり、予想外の仕上がりになってしまうかもしれないのです。ですから、最初に脱毛できる部分を、しっかり確認しておきましょう。

襟足のみ脱毛すると、背中の毛だけ残って、境目が目立ってしまいます。襟足を脱毛する際は、背中の毛と自然に繋がるように脱毛するか、背中のムダ毛も一緒に処理すると良いでしょう。

どちらにせよ、背中のムダ毛は自分で処理しにくい場所なので、襟足と同時に脱毛してしまうのがベストです。襟足と背中は、どちらもうつ伏せの状態で施術するので、同時に処理すれば時間も短縮できて効率的です。襟足だけ完了した後で、一から背中の脱毛をするとなると、大幅に時間がかかってしまいます。

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襟足脱毛をする際は、事前に理想の形を決めておきましょう。デザインを決めずに脱毛すると、形が気に入らず、後悔することもあります。
そこで、人気のうなじの形をまとめましたので、襟足の形に迷っている方は参考にしてください。

■MW型

うなじを綺麗に見せてくれるのが、MW型です。MとWを組み合わせたような形を描く襟足は、首を細長く見せる効果があり、一番人気のある形です。舞妓さんの襟足にも多いデザインで首が美しく見えるため、和装にも合います。

■アーチ型（W型）

左右対称にWの形を描くアーチ型。元々、襟足がWの形になっている人も多いので、形をキープしたまま周りを整えるだけで、自然な襟足に仕上がります。
アーチ型は柔らかく若々しい印象になりますが、可愛らしい形なので、幼く見えてしまうことも。

■U型

自然なカーブを描くU型の襟足は、柔らかく女性らしい印象になります。U型も、若々しい襟足に仕上がります。

■直線型

スッキリとした直線型は、クールな印象の襟足になります。ポニーテールなどのアップスタイルもまとまりやすいのですが、首が太く見えてしまうこともあります。

希望のデザインがあったとしても、元々の襟足の形によっては不可能なデザインもあるので、事前に希望を伝えて、可能な形か判断してもらってください。

クリニックや脱毛サロンでは、黒い色に反応するレーザーや光で毛を生やす細胞にダメージを与えて脱毛します。
個人差はありますが、クリニックの脱毛完了までの目安は5回程度になります。脱毛サロンでは、手入れが楽になる目安が8回〜、脱毛完了までの目安が12回〜になります。

しかし、襟足では産毛のような毛を脱毛することになるため、レーザーや光が反応しないと、効果が出にくくなります。そのため、効果が感じられるまでに、時間がかかる場合もあります。

効果が実感できず、回数を増やすことになると、その分、料金がかかってきますので、回数が増えた場合の金額も事前に確認しておくと安心です。

クリニックやサロンでは、施術前にシェービングが必要です。なぜシェービングが必要かというと、毛が生えた状態では毛根に熱が伝わらず、効果が半減してしまうからです。

また、長い毛が残っていると、熱が皮膚にも伝わり、火傷をする恐れがあります。熱を毛根だけに伝えるためにも、脱毛前にはシェービングが必要です。

襟足のように自分では処理しにくい部位の場合、電気シェーバーを使って、脱毛前にシェービングしてくれるクリニックやサロンも多いでしょう。シェービングは無料のところもありますが、有料のところもあります。シェービングサービスについても、事前に確認しておきましょう。

もしも、自分で処理して行かなければならない場合、襟足はシェービングが難しい場所なので、シェービングサロンに行かなくてはならないかもしれません。毎回シェービングサロンに行くとなると、出費がかさみます。

処理後には肌が赤くなることもあるので、2、3日前にはシェービングを済ませるか、肌が弱い人の場合、数日前にシェービングを済ませておいた方が良いでしょう。

襟足脱毛をしている最中に気を付けるべきポイントもまとめましたので、脱毛する際は以下の点にも注意してください。

脱毛後は、日焼けに気を付けなければなりません。なぜなら、脱毛後の肌は照射の熱によるダメージを受けており、とてもデリケートな状態になっているからです。刺激に対しても非常に敏感になっているので、さらに日焼けをしてしまうと、赤みや炎症、火傷といった肌トラブルを招く可能性があります。

また、日焼けをしてしまうと、肌の色が濃くなり、レーザーや光が肌にも反応してしまいます。本来、毛根のみに反応するレーザーや光が肌にも分散されると、効果は半減してしまいます。

日焼けをすると施術を断られることもあるので、普段からショートやアップスタイルにしている人は、出来るだけ肌の露出を控えましょう。スカーフやマフラーを使ったり、日傘を差して、紫外線対策を忘れないよう注意してください。

脱毛後は肌に熱が蓄積されて、軽い火傷のような状態になっています。肌のバリア機能も低下して、乾燥しやすいので、保湿は欠かせません。敏感肌用のローションや乳液、クリームを使って、保湿すると良いでしょう。

また、肌が乾燥していると、施術時に痛みを感じやすくなります。普段から保湿をしておくと肌が潤って、次の施術時の痛みを軽減することができます。

襟足脱毛をするのであれば、事前に襟足のコースがあるか確かめておく必要があります。そこで、襟足脱毛のあるクリニックとサロンを紹介しますので、これから襟足脱毛を受けようとしている方は、参考にしてください。

【襟足脱毛があるクリニック】
襟足脱毛のある主なクリニックと、脱毛完了5回の料金をピックアップしました。

■アリシアクリニック
襟足脱毛　5回27,500円（税込）

■リゼクリニック
うなじ脱毛（襟足）5回39,800円（税込）

■フェミークリニック
うなじ脱毛（襟足）5回86,400円（税込）

クリニックのレーザー脱毛においては、痛みを不安に感じている人もいるのはないでしょうか？しかし、襟足やうなじでは、太くて黒い毛を避けて脱毛するので、基本的に痛みは少ない箇所になります。

また、リゼクリニックには、麻酔クリームや笑気麻酔などの麻酔があります。麻酔クリームは1回3,240円（税込）、笑気麻酔（ガス麻酔）は30分3,240円（税込）です。
アリシアクリニックやフェミークリニックでも、麻酔クリームで痛みに対処してもらえるので、痛みが不安な方は事前に申し出ておくと安心です。

【脱毛サロン】
クリニックに比べて脱毛完了までの回数は多くなりますが、襟足脱毛のコースを用意している脱毛サロンもあります。
そこで、襟足脱毛のコースがある主なサロンと、処理が楽に感じられる8回の料金をまとめました。

■ミュゼ
襟足脱毛・・・フリーセレクト美容脱毛コース（Sパーツ）
襟足や手指など比較的小さい範囲の12ヶ所から自由に選べるプラン

→レギュラープランアプリダウンロード8回19,440円（税込）

■銀座カラー
襟足・うなじ・・・
フリーチョイス脱毛コース（デリケートチョイス）
気になる箇所を自由に選べるプランで、デリケートチョイスはコンパクトな箇所に対応

→1部位8回22,680円（税込）

■脱毛ラボ
左右うなじ・・・
1回単発脱毛プラン（Mパーツ）

→8回25,920円（税込）

普段、髪を下ろしている人は、あまり気にならない部位かもしれませんが、体の隅々までムダ毛を気にしている人は、襟足脱毛も忘れません。クリニックやサロンの襟足脱毛は比較的痛みも少ない箇所なので、他の部位とまとめて施術するのがおすすめです。ただし、襟足脱毛の際に注意しておきたいポイントもありますので、失敗しないためにも、事前に確認してから申し込んでしてくださいね。