夜の間につけるアイプチで二重まぶたは作れる?そのメリットとデメリットとは
YATA
目元を二重まぶたにするためにアイプチを使用している人の多くは、使い続けるうちに二重のクセがついて、アイプチを卒業する事を目標としていると思います。そのため、クセ付けのために昼間だけでなく夜寝ている間もアイプチをしている人もいるようです。
巷では、夜専用のアイプチなども販売されているようですが、はたして本当に夜もアイプチをする事で二重まぶたは作れるのでしょうか?そして、アイプチを長時間使用する事でまぶたに負担は無いのでしょうか?今回は、そんな疑問についてお答えします。
夜の間にアイプチをつけると二重まぶたは作れる?
結論から言うと、昼間から夜までアイプチをし続けると、確かにラインのクセは付きやすくなります。昼間にアイプチをしていると、洗顔をして落とした後もラインが薄く残っているという人もいると思いますが、大半は朝になるとそれは消えてしまいます。
しかし、薄く残ったラインを寝ている間もアイプチでクセ付けし続ける事で、次第に戻りにくくなっていきます。もちろんすべての人ではありませんが、もともとまぶたがすっきりしている人ならいずれアイプチをしなくても二重になる可能性があります。
夜の間にアイプチをするメリット
さらに、昼間よりも夜の間にアイプチをするメリットがいくつかあります。まず、寝ている間は瞬きをしないため、アイプチで糊付けした部分が取れにくいという事。そして、アイプチの上からアイメイクで誤摩化す必要が無いため、粘着力が強いまま残るという事です。
昼間アイプチをしていて、アイシャドウで糊付けした部分を隠した後にラインが取れてしまったという経験のある人も多いと思いますが、夜ならそういった心配も無い上に、自然に仕上げる必要が無いためグッとまぶたを折り返して強めのラインを作れます。そのため、アイプチを落とした後もラインのクセが残りやすくなるのです。
夜の間にアイプチをつけるリスクとは
ここまで、夜の間にアイプチをするメリットをお話ししましたが、実はまぶたの皮膚の事を考えると、無条件にすすめられる事ではありません。昼間もアイプチを使っている人は、まさに1日中まぶたにアイプチを付けている状態になるので、それなりに皮膚への負担は大きくなるのです。
アイプチの成分でまぶたがかぶれる
アイプチとは、簡単に言うとまぶたに接着剤を付けて二重を作る商品です。さまざまなメーカーから似たような商品が販売されていますが、そのほとんどには「アクリル粘着剤」や「ゴムラテックス」などの、皮膚のかぶれを引き起こす成分が含まれています。
とくにゴムラテックスのアレルギーを発症する人が多く、経済産業省でも消費者への注意喚起をしている程です。長年アイプチを使っていても、ゴムラテックスとはどんなものなのか全く知らないという人がほとんどだと思いますが、これは靴下をズレないように留めるソックスタッチや絆創膏などに使われている、接着効果のある成分です。
本来であれば、デリケートなまぶたに長時間付けるようなものではありません。まして、昼夜問わず1日中アイプチを使い続けるという事は、何らかの皮膚トラブルが起きても不思議ではない状態だという事を知っておきましょう。
まぶたの皮膚が伸びる
アイプチでラインを付ける際にまぶたの皮膚を押し込んだり、まぶたを引っぱりながら落としたりなど、まぶたを手荒に扱っているうちに徐々に皮膚が伸びてしまう事があります。まぶたの皮膚は非常に薄いため、引っぱるような事は絶対にしてはいけません
悪化すると、まぶたが目に被さって開けづらくなる眼瞼下垂(がんけんかすい)という症状になってしまうことも。一度伸びてしまった皮膚はそう簡単には戻らないため、手術で余った皮膚を切り取るなどの大掛かりな治療が必要になります。
そこまで大げさな話でなくとも、ぱっちりとした目元を目指してアイプチをしているのに、気がついたらまぶたが伸びて目が小さくなっていたなんて事は避けたいですね。
夜の間にアイプチをつける時は、くれぐれも慎重に
このように、夜の間にアイプチをつけると確かにラインのクセは付きやすくなりますが、その反面まぶたに負担をかける事を覚えておきましょう。本来であれば、毎日朝から晩までアイプチをつけるのではなく、まぶたを休めながら使うのがベストです。
どうしてもそれが出来ないのであれば、もしまぶたに赤みやかゆみなどの皮膚トラブルが起きた時はすぐに使用を中止して皮膚科を受診しましょう。そして、くれぐれもまぶたを引っぱるような事はしないで下さい。大切なまぶたを守るためにも、長時間のアイプチは慎重に行って下さいね。
おわりに
夜の間につけるアイプチのメリットとデメリットについてお話しました。手軽に二重になれるアイプチですが、まぶたに刺激を与える成分が入っているため、本来は毎日寝ている間も使用するのはおすすめ出来ません。ですが、どうしても二重のラインを作りたいという人は、自分のまぶたに異常が無いかをしっかり観察するようにして下さい。もしかぶれなどのトラブルが起きた時は、使用を中止して皮膚科に行きましょう。
コメント
コメントを書く
ライター紹介
YATA
YATAさんが書いたほかの美容情報・ノウハウ
美容整形の新着記事
見えないところから女子力あげてこ!美容医療のフェムケアリスト
顔だけじゃなくてさまざまなパーツの美容に対する意識も高まっている中で、女性特有の体の悩みをケアする”フェムケア”への意識も高まっています。 美容医療業界も例外ではなく、さまざまなフェムケア施術が次々登場しています。今回は女性の悩みに特化した美容医療施術やマシン治療をご紹介します [»続きを読む]
jobikai編集部
編集部スタッフ
全国展開の大手美容クリニックを比較! 二重整形の埋没法を受けるならどこ?
美容整形の中でも、とくに二重整形はもはや殆ど抵抗なく受ける人が多い世の中になってきたのではないでしょうか? WEB広告だけではなく、TVのコマーシャルなどでも頻繁に二重整形の宣伝を見かけますし、実際周囲で二重整形を受けた事がある人がいるという方が、特に都市部では大半になってきて [»続きを読む]
jobikai編集部
編集部スタッフ
行っちゃダメ! おすすめできない美容クリニックの見分け方
美容医療がブームです。jobikai編集部は10年以上に渡って、美容医療業界に携わってきた中で、さまざまなクリニックやドクターの取材をしてまいりました。 素晴らしいクリニックがたくさんある中には、ごく稀にではありますが、行くと思わぬリスクがある場合があるんです。 皆さんが安全 [»続きを読む]
サンソース株式会社 代表取締役社長 / 中国インバウンド美容コンサルタント
Yuki(樋口雪梅)
意外と知らない? 埋没法二重整形の金額を抑えるポイント
美容整形の中でも、当たり前のように受けている人が増えている二重整形。特に、埋没法という切開せずに医療用の糸だけを使って行う整形術は値段も安く手術時間やダウンタイムも非常に短い事から、周囲に受けたことがあるという人がいる事も多いのではないでしょうか。 そんな手軽な埋没法ですが、手 [»続きを読む]
やなぎた