髪のトリートメント剤は製品によって使い方を変える事が大切
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りなっしー
ヘアケア用品の中でも、髪の美容液ともいえるトリートメント剤は、髪に美容成分を浸透させる事で艶やコシのある髪質を作る役割をもっています。
しかし、実はトリートメントと一口にいっても配合されている成分などによりその効果は大きく異なるため、使い方もそれぞれ違う使い方をする事が、キレイな髪を保つためには大切。
今回は、トリートメント剤のタイプを3つに分けて最適な利用方法をご紹介します。
トリートメント剤の3つのタイプ
ヘアケア商品の中におけるトリートメント(洗い流すもの)の役割は、髪を油脂成分でコーティングしてキューティクルを保護するリンスやコンディショナーと異なり、髪の内部に美容成分を浸透させる事で髪質の改善を図るものとなっています。
しかし、実際にはトリートメントと一口にいっても「プロが扱うトリートメント」と「補修成分が豊富な一般トリートメント」、「補修成分が少ない一般トリートメント」の3つのタイプに分ける事が可能で、それぞれ最適な利用方法や効果に違いがあります。
プロが扱うトリートメントは髪内部までしっかりと補修する
まず、美容院などで行うトリートメントで使うトリートメント剤は、髪内部を補修する成分が最も多く配合されているもの。
ただ髪に塗るだけではなく、トリートメント剤を髪に入れ込むようなイメージで美容師が塗りこみ、更に熱によってキューティクルを開かせる事で、髪の内部まで補修成分を浸透させる事が可能となります。
開いたキューティクルはその後でしっかりと閉じるようにケアを行うため、殆どの場合で浸透させるトリートメントと、コーティングするためのトリートメントの2種類を利用します。
髪の内部に入れ込んだ補修成分は日々の洗髪などで徐々に流出してしまいますが、2週間程度は補修成分が残るためトリートメントから暫くの間、髪をしなやかで美しい状態に保つ事が出来ます。
補修成分が豊富な一般トリートメント
プロが利用するようなトリートメントと異なり、ホームケアで利用するトリートメントは2つの種類を使うという事はまずありません。基本的に、シャンプー後の髪に対して塗りこんで、暫く時間を置いた後で洗い流せばケアが完了という形になります。
ホームケアの場合、そもそも美容院でのケアのように髪に熱をあてて、トリートメント剤を浸透させるためにキューティクルを開くという事までは難しいので、ワンステップでケアが完了するようになっているといえます。
そんなホームケア用のトリートメント剤でも、特に美容院などサロンで取り扱っているタイプのものには髪を補修する「タンパク質」や「コラーゲン」などの成分が豊富なものが多く、市販品として数多く流通しているトリートメント剤より高額なものが多くなっています。
ホームケア商品であっても、補修成分が十分に配合されているものであれば髪内部の補修効果を得る事が可能ですので、髪に塗った後である程度の時間を置くようにした方が良いと言えます。
ただ放置するだけでは無く、ヘアキャップや蒸しタオルで包み、そのまま湯舟で体を温めるというような形にすると、髪内部に美容成分が浸透しやすくなるのでヘアケアの効果も高まります。
十分に浸透させたらしっかりすすいで、髪の表面にトリートメントが残らないようにしましょう。
補修効果の持続時間はサロントリートメントと比べて短い
ホームケアで行う場合、浸透させられる成分が豊富な方の商品を選んだとしても、サロンで行うトリートメントよりは浸透させる事が難しいですし、その後のコーティングについても弱くなるため、補修効果の持続時間は長くて数日間となります。
継続して利用し続ければ補修成分を徐々に浸透させて髪の毛を美しくしていく事が出来ますが、数日おきに使う程度であれば髪質を程々に維持するという効果だと言えます。
サロンレベルのケアを行うというよりも、サロンでのケア効果を維持するために利用するとうイメージで取り扱うと良いでしょう。
市販流通品の殆どは補修には向かない
ドラッグストアなどで購入できる市販流通品については、殆どの場合で髪の補修成分が少なく、内部に美容成分を浸透させるためには向いていません。
どちらかというと、髪内部の補修ではなくキューティクルを油脂膜でコーティングして髪の潤いを保つためのものなので、リンスやコンディショナーと同じような役割のものとして考えると良いでしょう。
髪の内部を補修する事が難しいため、ヘアキャップなどで温めたり、長時間おいてみたりしてもそこまで効果は変わらず、むしろ頭皮に付着して髪の育成に悪影響となる場合があります。
トリートメント剤の使用方法をよく読み、ある程度時間を置いたら洗い流すという使い方が良いでしょう。
もちろん、市販品にはしっかりと補修成分が浸透するものが無いという事ではありませんので、補修成分が十分に配合されたものについては前述のトリートメント剤と同じように利用すると良いでしょう。
髪の補修ではなくダメージケアが中心
市販流通品のトリートメント剤は、髪の補修ではなくダメージケアを目的としたもの。
髪をコーティングして潤いを保つ事で、髪の美容成分流出を防いだり、外部からの刺激に対するダメージを防ぎます。
毎日のケアに取り入れて美容院でのケア効果を少しでも長持ちさせたり、髪のダメージをケアしたりするものですので、髪をよりキレイにするためには美容室でのトリートメントや、少し値段は上がってもより補修成分が豊富なトリートメントを選ぶようにしましょう。
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