肌のたるみは「筋力」と「ハリ」の両面からする事が大切

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加齢によって発生する肌トラブルの一つ「たるみ」ですが、たるみが多い肌は老けて見えるだけではなく、表情も険しく見えてしまい「ブルドック顔」と呼ばれる事もあります。
今回はそんな肌のたるみをちゃんと改善するための方法をご紹介します。

症状で見る肌のたるみチェック

肌のたるみは単純にたるみによって肌が垂れて見えるだけではなく、進行してくると毛穴の開きやシワといった肌トラブルの原因にもなります。

たるみによる毛穴の広がり

肌のたるみが進行すると、重力に従って皮膚が下がるため、毛穴が広がって見えるようになります。毛穴が広がって見えると、肌が荒れているように見えるだけではなくメイクが毛穴に入り込んで凹凸を作ってしまうなど、お化粧のノリも悪くなる原因になります。
毛穴を見た時、縦(涙型)に広がって見えたり、毛穴の周囲を少し上に引っ張って目立たなくなるようであれば、たるみが原因で毛穴まで広がって見えている状態だと判断できます。
たるみによって毛穴の広がりが目立つのは、主に頬の肌がたるんでいる状態の時が多いといえます。

たるみによって発生するシワ・ほうれい線

皮膚がたるんでくると、元々存在する区切りの部分がより目立ちやすくなり、シワなどが目立つようになります。
その一つがほうれい線で、頬の皮膚がたるんでくるとほうれい線の部分のくぼみが深くなり、深いほうれい線のシワとなります。
同じように、ゴルゴ線とよばれる鼻の横にできる斜めのシワについても、目元の皮膚がたるんでくると目立ちやすくなります。

首に出来るラインもたるみが原因

顔は普段からメイクなどで気を使っているためにしっかりケアを行ている人でも、見落とし勝ちなのが首のたるみ。
年齢は首に出やすいとも言いますが、肌がたるんできた時、症状が出やすく目立ちやすい部分でもあります。首になかなか消えない横のラインが出てきてしまったら、肌のたるみが知らずに進行しているサインとも言えますので、しっかりとたるみのケアを行うようにしましょう。

肌のたるみが起きる原因

肌のたるみが出来る原因は大きく分けて2つ。表情筋の弱体化と、肌のハリを作る成分の減少です。

表情筋の弱体化

人の顔は頭蓋骨を覆うようにして存在している様々な筋肉によって支えられていますが、特に顔の表情を作る表情筋が弱まると、上に引き上げる支えが弱くなるためたるみとしてトラブルが表れてきます。
表情筋も筋力の一つですので、毎日動かしてトレーニングをしたり、筋肉を強化・維持するためにタンパク質などの栄養を十分に摂取したりする事や、血行をよくしておく事が重要です。
また、表情筋を鍛えても肌がむくんで水分を多く含んでいたり、顔に脂肪が多くついていたりすれば支えきれなくてたるんでしまいますので、むくみの解消や顔に脂肪がつかないように体型を維持する事も大切です。

コラーゲンやエラスチンの減少によりハリが無くなる

子供のように肌にハリがあれば、当然のことながら肌がたるむという事はありません。
肌にハリを作っているのは肌の真皮層という部分にある「コラーゲン」と、コラーゲンを束ねている「エラスチン」という成分で、コラーゲンやエラスチンは加齢とともに減少していきます。
コラーゲンについてはある程度新しく作られ続けるため、血行の促進や十分な栄養摂取により、肌の新陳代謝を保つ事が出来れば、ハリを保つための分量をある程度保っていけます。
ただ、エラスチンについては新しく作られるというよりも、元からある分量を減らさずに維持する事が重要であるため、エラスチンが破壊される原因の紫外線対策や、ストレス対策を十分に行う事が大切です。

肌のたるみを防ぐ方法

肌のたるみを防ぐためには、上記の「たるみができる原因」を予防する事が重要。

表情筋の弱体化については、表情を使わずに生活する事や、血行不良が問題となる場合が多いので、色々な人と話をして自然な形で表情筋を使うようにしたり、定期的に顔のマッサージを行うなどの方法で血行促進をすると良いでしょう。

コラーゲンやエラスチンの減少については、まず何よりも紫外線やストレスによる肌細胞のダメージを防ぐ事が重要。紫外線やストレスといった刺激は、肌のダメージとなる活性酸素を作り出してしまうので、UVケアやストレスケアをしっかり行いましょう。
とはいえどうしても全て解消できるものではないため、肌の潤いを保ってダメージを受けにくくしたり、肌のダメージとなる活性酸素の方を除去するポリフェノールなどを積極的に摂取し、ダメージをケアする事も有効です。
また、肌の血行促進は肌の新陳代謝を正常に維持し、コラーゲンの生成を促すためにも重要なので、積極的に取り組みましょう。

体の内側から行う肌のたるみ予防

たるみを予防するためには、体の内側からケアをする事も重要。
特に、食事は体を作る基本ですので、積極的に摂取したい栄養素を紹介します。

筋肉やコラーゲンの元となる「タンパク質」

たるみを予防するため、一番積極的に摂取したい栄養素が「タンパク質」。
タンパク質は体内で分解されて一旦アミノ酸になったあと、筋肉やコラーゲンの原料として利用されるため、タンパク質を十分に摂取しておく事が、たるみの予防としてもっとも重要。タンパク質の摂取量目安は体重の㎏をgに変えた程度と言われ、体重が50kgであればタンパク質は50gを目安に摂取すると良いとされていますが、日本人のように米を中心とした食生活では不足してしまいがちなので、お肉や魚といったタンパク質が豊富な食事を積極的に摂るようにしましょう。

血液を作る「鉄分」などのミネラル

日本人女性は貧血気味なタイプが多いとも言われていますが、特に鉄分などのミネラルが不足している場合も多くなっています。
鉄分やミネラル分は昔ながらの鉄でできた調理器具を利用したり、土がついたような食材を利用している状況であれば自然と摂取できていたのですが、現在はステンレスやフッ素加工された調理器具が中心で、食材もキレイに洗浄されているため、栄養素としては摂取量が不十分になりやすいという面もあります。
こうしたミネラル分については食事だけでとるのは難しい面もあるため、必要に応じてサプリメントなどを利用すると良いでしょう。
必要な栄養素を摂取し、充分な血流を保つ事で肌細胞に栄養素がいきわたるため、筋肉やコラーゲンが作られやすくなります。

抗酸化作用の強いポリフェノールなど

肌のハリを失う大きな原因の一つが、活性酸素による肌細胞のダメージ。
活性酸素を無効化する事で肌のダメージを予防する事はたるみの予防にも有効となりますが、そのために摂取したい栄養素が抗酸化作用の強いポリフェノールなどです。
ポリフェノールはコーヒーやお茶、ワインやココアなどに含まれる、同じような構造の栄養素の総称で、植物が自分の細胞を守るために作り出す栄養だという特徴があります。
ポリフェノールを摂取する事で、体内で作られた活性酸素を無害化していく事が期待できるため、肌細胞においてもダメージを予防してたるみをケアしていく事ができると言えます。
ポリフェノールの他にも、ビタミンCやリコピンといった栄養素は抗酸化作用が強い栄養素ですので、積極的に摂取しましょう。

喫煙によるたるみ「スモーカーフェイス」

単純に加齢によって出来るたるみとはまた少し違うものに、喫煙によって発生しやすくなる「スモーカーフェイス」というものがあります。
スモーカーフェイスとは、喫煙によって毛細血管が収縮し、それによって生じる血行不良から肌がたるんでくる事で、喫煙者特有の顔のたるみ方をするものなのですが、血行不良が起こりやすい目元やまぶた、口元周辺の皮膚がたるみやすい部位となります。
喫煙はたるみだけではなく、肌荒れやクマと言った肌トラブルも引き起こしやすくなりますので、肌のケアを行う上ではなるべく喫煙習慣をやめるように心がけましょう。

自宅でできる肌のたるみ改善セルフケア

肌のたるみを改善するセルフケアとしては、表情筋のトレーニングや血行促進のためのマッサージ。コラーゲン生成を促すようなスキンケアコスメの利用があります。

特に、マッサージについては血行を促進するだけではなく、むくみを解消して顔の重量を減らす効果からもたるみの予防となりますので、毎日のケアに取り入れましょう。

スキンケアコスメは保湿によって肌の保護を行う事が基本ですが、FGFや幹細胞培養液などコラーゲン生成を促進するようなスキンケアコスメを利用すると、たるみの解消にも役立ちます。

クリニックでできる肌のたるみ改善治療

美容皮膚科などでの治療には、肌のたるみを解消する方法として大きく分けて3つの改善治療があります。

レーザーなどで肌を活性化させる美肌治療

一つ目の治療方法が、レーザーや細かい針を利用して肌に刺激を与える方法。
レーザーや針で肌が刺激を受けると、その部分を修復するために肌が活性化し、その結果として新しい肌の細胞が増加。これにより、肌のハリを取り戻す効果を得る事ができます。
主な治療法としてはフォトフェイシャルやダーマローラーで、多くの美容クリニックで実施されている治療方法です。

FGFや幹細胞の注入治療

肌のコラーゲン生成などを促進する成分であるFGFや幹細胞を、肌の内部に直接注入する治療方法です。
FGFは肌内部の真皮層に届く事でコラーゲン生成などを促進していくのですが、コスメとして肌の表面から塗布するよりも、直接真皮層部分に注入する事で高い効果を促せます。
ただ、FGFによって強制的にコラーゲンの生成を促す事は真皮部分の細胞を疲弊させてしまう可能性があるという指摘もあり、クリニックによっては否定的な所もあります。

溶ける糸などで肌を引き上げる外科治療

3つ目が、肌を物理的に引き上げてたるみを解消してしまう方法で、溶ける糸を利用して肌を引き上げる方法と、肌を切開して引っ張り上げるという2種類があります。
直接肌を引き上げるため、引き上げ効果としては最も高く確実なのですが、肌の内出血などダウンタイムのリスクと、値段が高額になりやすいというデメリットがあります。

まとめ

肌のたるみを解消するためには、筋力と肌のハリという両面からのケアが重要。
日々のトレーニングやケアを続ける事こそが、たるみのない若々しい肌を作るために重要な要素ですので、あきらめずに習慣として毎日のケアを続けましょう!

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