目元をしっかりケアして3大トラブルを防ぐ
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jobikai お悩み解決辞典
老け顔の印象に大きく関係する目元の印象はみなさんも気になるところだと思います。
目元の皮膚は薄く、とても繊細なため、日頃のケア方法が間違っているとクマやシワなどの原因になりかねません。
そこで今回は、目元ケアに最低限必要な基礎知識から、今後のケアで注意すべき点などをご紹介します。
目元の3大トラブルとは?
一般的に目元のトラブルは大きく分けて3つとされています。
それは「クマ」「シワ」「たるみ」ですが、多くの人にとって年齢を重ねるにつれて特に気になるトラブルではないでしょうか。
これらの症状の原因はそれぞれ異なるため後述しますが、トラブルが発生してしまう共通の原因として、目元周辺の皮膚は薄いということ、そして乾燥しやすいということがあります。
目元周辺の皮膚は、他の部位の皮膚の約3分の1程度とされており、外部からの刺激を受けやすいのが特徴です。
紫外線はもちろんのこと、自身で目をこすったりすることで表面が傷つくこともあるほどです。
さらに、目元周辺は皮脂腺が少ないため肌を守るための皮脂分泌がおこなわれにくい部分です。そのため、他の部位の肌よりも乾燥しやすいのが特徴です。
このように目元のトラブルは、皮膚が薄いことや、乾燥しやすいという目元特有の環境が関係しているのです。
目元トラブルの原因
目元は皮膚が薄く、乾燥しやすいという特徴があります。それに加えて、目元トラブルの代表格である、クマ、シワ、たるみにはそれぞれの原因があります。これらの特徴や原因を総合的に理解することが重要です。
クマができてしまう原因
最も老け顔の印象を与えてしまうとされているクマは大きく分けて3種類あります。
色素沈着が主な原因の茶クマ、血行不良が原因の青クマ、皮膚がたるんだり、へこむことで影できることが原因の黒クマなどがあります。
クマは症状によって対策が異なるため、症状別の正しいケア方法が求められます。
目元のシワの原因
シワも大きな悩みのひとつという人が多いでしょう。
目元にシワが出来る主な原因は、表情筋の衰え、乾燥などがあります。
使わないことで表情筋が衰えてしまうと結果的に皮膚がたるんでシワになります。また、乾燥しているとハリが失われてシワができやすくなります。
目元のたるみの原因
目元にたるみが生じる原因は、真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸の減少、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出です。
真皮層のコラーゲンなどが乾燥や加齢で減少すると、最終的に肌の弾力性やハリが失われて皮膚がたるみます。
他にも、眼球を繋いでいる靭帯がゆるみ眼球が下がることで脂肪が押し出されて目元の皮膚がたるむこともあります。
目元トラブルはそれぞれの症状で原因が異なりますので、自分自身のトラブルがどういったものなのか。そして、そのトラブルの原因が何なのかをしっかり把握しておく事が、改善していくために重要となります。
目元ケアはいつから始めるべき?
目元ケアは20代から始めるのが理想的とされています。一般的に、25歳を超えると徐々に肌機能は低下していくとされているためです。この結果、目元トラブルが発生する確率も上がるため25歳を目安に対策をするのがいいでしょう。
目元ケアは何歳であっても対策が遅すぎるということはありません。目元のトラブルを感じてからでも、症状に合わせた理想的な目元ケアをおこなえば悪化を防げます。
正しい目元ケアの方法
正しい目元ケアは、目元は皮膚が薄く乾燥しやすいという特性に合わせて、クレンジング、保湿、紫外線対策のそれぞれでポイントを押さえることが大切です。
クレンジングは刺激を抑える事が重要
クレンジングにおける目元ケアは刺激を与えないことが重要です。
目元の皮膚は他の肌よりも薄いため、クレンジングの度にダメージを与えてしまうことを認識しましょう。
さらに、ほとんどの女性はアイメイクに重点を置く傾向があるため、目の周辺はメイクが濃くなりがちです。この結果、メイクを落とす際に他の部分よりも負担がかかります。ただでさえ、皮膚が薄いところにメイクによる負担と、クレンジングによる負担がかかるのです。
アイメイクを落とす際は、顔向けのクレンジング剤ではなく、目元専用のリムーバーを使うようにしましょう。
目元専用のリムーバーは、薄い皮膚でも刺激を与えないことを前提に作られている物が多いため理想的です。洗浄力が強いことが売りのものや、界面活性剤が含まれている物は刺激が強いので避けてください。
保湿や紫外線対策は複数のコスメを利用して
目元の保湿は、化粧水、目元専用美容液、そして保湿クリームの3つの組み合わせが理想的です。
クマやたるみなどのトラブルは、目元のコラーゲンやヒアルロン酸などが減少することで起こります。
そのため、これらを補う目元専用の美容液を活用しましょう。また、水分が蒸発してしまわないように保湿クリームで肌に蓋をすることもポイントです。
紫外線対策では、他の部分よりもより入念な対策が必要です。
日焼け止めクリームを塗るだけではなく、外出する日には日焼け止め乳液や、日焼け止め機能も兼ねている化粧下地を使うといいでしょう。
正しい目元ケアにおいて大切なことは、目元は肌が薄く、とくに乾燥しやすいという特性に合わせることです。とくにクレンジング、保湿、紫外線対策の際には気をつけたいところです。
目元トラブルを防ぐセルフケアのポイント
目元のトラブルを防ぐためには、日頃から乾燥対策を行う事が重要。
また、エクササイズによる表情筋のトレーニングも効果的です。
目元の保湿は水分の蒸発阻止が重要
目元は他の皮膚と比較して乾燥しやすいため、保湿ケアは必須です。
目元は化粧水をつけても水分を蓄えられる量が少ないためすぐに乾燥してしまいます。
与えた水分が蒸発しないように、美容液とクリームを使いましょう。なかでも、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドが豊富に含まれている高保湿美容液がおすすめです。
瞬きや目の周辺のマッサージで眼輪筋のケアを!
日頃意識することはほとんどありませんが、目の周辺は眼輪筋などの筋肉を使っています。
パソコンやスマートフォンなどを使っている時は、これらの筋肉は硬直しています。
この結果、筋肉が衰えたり、血行不良を引き起こしてクマやシワになります。それを防ぐためにも、指先で優しく目の周辺をマッサージしたり、まばたきを左右交互に繰り返すなどのエクササイズが有効です。
目元トラブルを防ぐには、乾燥を防ぐことと、意識的に目の周辺の筋肉をほぐしたり、動かすことがポイントです。
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