ポーラ&資生堂のしわ改善美容液の効果が凄すぎる!徹底比較【前編】
ゲスト
2017年は空前の“しわ改善美容液”ブーム!
各人気雑誌のベストコスメを総なめした、日本で初めてしわを改善する効果が認められた「ポーラ リンクルショット」、そして資生堂の101年に及ぶ研究の末に誕生した「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」。これらの2大しわ改善美容液は、ほうれい線や目元のしわなどに悩む女性にとって、希望の光といえるでしょう。
しかし、「どう違うの?」「どっちがいいの?」と、疑問に思っている方も多いはず。そこで今回は、この2アイテムを徹底比較検証! 驚くべきその効果や使用感を写真付きでご紹介します。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」
[20g 13,500円(税抜) ポーラショップ、百貨店コーナーのみで販売]
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」は、研究から発売まで15年もの歳月をかけ、日本ではじめて“しわを改善する薬用化粧品”として認可された画期的なアイテムです。美容雑誌「美的」や「VoCE」などでベストコスメを受賞。2017年10月現在、ベストコスメ14冠を誇るほど、超話題の人気美容液なのです。
ポーラ独自のしわを改善する医薬部外品有効成分「ニールワン」を世界で初めて配合
なぜリンクルショットがしわを改善するのかというと、ポーラ独自の医薬部外品有効成分「ニールワン」を配合しているから。深いしわの原因の1つである紫外線を浴びると、肌のハリや弾力を保つ真皮の分解が進みます。リンクルショットに配合されているニールワンは、真皮を分解する酵素の働きを抑えることで、しわの改善を促すのです。
抗シワ評価試験の結果、12週間で7割の方のしわが改善され、最もしわが浅くなった人のしわ改善率は34%というから驚きです。
使用感も独特!美容液というよりポアカバーのよう
しわを改善するというと、濃密な美容液や油分たっぷりのクリームを想像するかもしれませんが、リンクルショットは毛穴をカバーするポアカバーのようなサラッとしたテクスチャー。
シリコーンのような、柔らかさとツルツル感のあるテクスチャーで、なじませるとまるでベタつきを感じません。片栗粉を触った後のようなサラサラ感さえあります。目元などの狭い部分には難なくのばせそうですが、広範囲となると少しのばしにくいかもしれません。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」の使用順序は乳液の前!
リンクルショットを使用するにあたって、とても重要なのは使用する順番。「乳液の前」に使用することが推奨されています。
なぜかというと、ニールワンは水分と非常になじみが良いから。肌に塗るとぴたっと密着し、肌の水分によって真皮まで浸透します。そのため、肌に十分な水分がない状態だと、せっかくのニールワンも真皮まで浸透させることができないのです。だからこそ、必ず化粧水や美容液をつけた後、乳液の前に使用しましょう。
ちなみに、アイクリームを併せて使用する場合は、「リンクルショット→乳液→アイクリーム→クリーム(夜)」の順とのこと。
さらにネコのような三角のストレッチヘッドは、直接肌に当てて塗るための一工夫。もちろん、手の甲に出してから使用してもOK。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」
[15g 5,800円 百貨店コーナー、ドラッグストア、オンラインショップなどで販売]
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」は、日本で初めて医薬部外品有効成分「純粋レチノール」による、しわの改善効果が認められた薬用化粧品。ポーラのリンクルショットと並び、「2大しわ改善美容液」として人気を得ています。
資生堂のしわ改善美容液の秘密は「純粋レチノール」にあり
エンリッチドリンクルクリームSに配合されている「純粋レチノール」は、肌が自ら表皮のヒアルロン酸を生み出し、水分量を増やす効果があります。これにより、肌が柔らかくなりしわが改善するというメカニズム。同じ「しわ改善美容液」でも、ポーラのリンクルショットと資生堂のエンリッチドリンクルクリームSとでは、作用機序が全く異なるのです。
純粋レチノールは酸素に弱いため、開封後も酸素の侵入を許さない特殊なチューブが採用されています。使いはじめは、青いリングを外した後キャップをセット。しわ改善効果を守るための徹底したこだわりを感じます。
また、抗シワ評価試験の結果、9週間で明瞭な浅いしわの改善が認められたとのこと。ポーラの12週間よりもさらに短期間! どちらのしわ改善美容液も、効果が期待できそう。
のびがよくみずみずしいテクスチャーは保湿効果も抜群
やや黄色みがかったエンリッチドクリームSは、驚くほどのびが良い! パール粒1個分の量で、半顔の目元・ほうれい線・首の全てに塗れてしまうほどです。クリームのちょうどよい硬さが、肌にしっとり密着して、しっかりと保湿されているのがわかりました。また、化粧品らしいアクアフローラルの香りも高級感があり好印象。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」の使用順序はお手入れの最後
エンリッチドリンクルクリームSは、朝晩のお手入れの最後に使用します。最後なら順序を間違えることもないので安心。また、朝使用する場合はレチノールの効果を守るために、塗布後紫外線カット効果のある化粧品の使用が推奨されています。
ポーラVS資生堂!しわ改善美容液の効果を検証
それぞれのしわ改善美容液の良さが分かったところで、さっそく比較検証の結果を見てみましょう。
今回の検証では、「目元」「口元(ほうれい線)」「首元」の3箇所に使用。それぞれ朝晩の1日2回、右半分にポーラ リンクルショット メディカルセラムを、左半分に資生堂 エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームSを、モニターMさんに5日間使用してもらいました。
(以下、個人の感想です。商品の効果を保証するものではありません。)
モニター:Mさん(60代前半/女性)
今回モニターにご協力いただいたMさんの普段のスキンケアは、化粧水・美容液・乳液・クリームとしっかりめ。しかし、最近は面倒くささからメイクを落とさない日々が数日続いていたそうで、肌の乾燥としわにお悩みでした。
しわ改善美容液の効果比較方法
効果の比較は、①スキンチェッカーによる「肌弾力」「水分量」「油分量」の測定 ②見た目の変化 の2点で行います。
肌弾力は顔アイコンによる5段階表示。肌のキメやハリの状態を測定できます。
[肌状態がよくなると、ガッカリ顔がニコニコ顔に。わかりやすい!]
肌の水分量と油分量の理想比率は8:2といわれていますが、季節や気温などの影響を受け、多少前後します。今回は秋口の検証なので、「水分35~55% 油分 16~28%」を理想の基準数値としました。
しわ改善美容液|目元への効果比較
まずは、しわの出現を最も感じやすいであろう目元から。目元は肌が薄いうえにまばたきなどの動きが多いため、しわになりやすい部分。早めの対策をするに越したことはありません。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」の場合
Mさんは、リンクルショットを使い始めた翌日から目元のしわが薄くなったのを実感! 確かに、写真でも一目瞭然。かなり改善されているのがわかります。
もともとの肌弾力、水分量、油分量も十分でしたが、リンクルショットを使用した後は水分量が26アップ! 肌弾力もニッコリ顔から満面のニコニコ顔に。
ポーラの美容部員の方によると、リンクルショット自体には肌に水分や油分を与えるという機能はないとのこと。しかし、リンクルショットに配合されている、しわを改善する医薬部外品有効成分「ニールワン」は、水分とのなじみが良いため、化粧水でしっかりと水分を与えることで真皮まで浸透するのだそう。Mさんが普段から使用している化粧水は、保湿力が高くナノ化されたものとのことで、その相乗効果が現れたのかもしれませんね。
使用前は油分量がやや多めでしたが、使用後は減少し基準数値内をキープできました。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」の場合
深いしわを完全に改善とまではいきませんが、乾燥小じわの数が激減! 使用前は目の下のしわがたるんで下がり気味でしたが、使用後はピンっと上向きになったように見えます。
スキンチェッカーで測定した結果は、水分量がアップし油分量は減少。肌弾力には変化がありませんでした。かなり油分を感じるテクスチャーだったので、油分量がアップしているかと思いきや…むしろ減少。不思議ですね。
ポーラのリンクルショットほどではありませんが、十分しわ改善効果を感じられたようです。Mさんいわく、「あまりに伸びが良いため、使用量が少なめだったのかも…。」とのこと。
しわ改善美容液|ほうれい線への効果比較
続いてはほうれい線。ほうれい線は、深いしわとたるみが重なって、ブルドッグのようなマリオネットラインが目立ちやすい部分。これまで化粧品での改善ができないとされていた部分だけに、期待も高まります。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」の場合
ほうれい線に対する効果の実感はなかった模様。写真でも、大きな変化は見て取れませんでした。
しかし、肌弾力・水分量・油分量には変化が。肌弾力は目元と同様、ニコニコ顔に! 水分量もアップしました。油分量に関しても、目元と同様やはり減少。しかし、油分量が減ったことで日中のメイク崩れが少なかった気がするとのこと。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」の場合
こちらもポーラ同様、効果の実感や見た目の変化はありませんでしたが、スキンチェッカーの結果に変化あり。
肌弾力では、使用前のムッと顔がニッコリ顔に。今回唯一のムッと顔にはMさんもショックだったようですが、使用後は無事回復して一安心の様子でした。
気になったのが、水分量だけでなく油分量もかなりアップした点。目元では油分量が減少していましたが、ほうれい線では一転、基準数値以上の数値になりました。ほうれい線にたっぷり使用していたからでしょうか?
しわ改善美容液|首への効果比較
そして最後は「顔以上に年齢が出る」ともいわれる首。顔のスキンケアはしっかり行っていても、首まで気にしていないという方も多いのでは? 気になりはじめは横しわでも、加齢とともに縦じわまでもが現れるため、特に老けてみえやすい部分です。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」の場合
これまで抜群のしわ改善効果を発揮したポーラ。しかしここにきて、なかなか苦しい結果になりました。首への化粧水の塗布が足りなかったのか、水分量・油分量ともに減少してしまいました。
Mさんいわく、手の甲にリンクルショットを少量出して、目元→ほうれい線→首の順でつけたため、首に塗布する頃にはかなり少量になってしまっていたよう。価格の高さから“もったいない精神”が働いてたっぷりつけられなかったことも、効果に影響しているのかもしれません。
また、リンクルショットのテクスチャーは少々硬めなので、首などの広範囲に塗るのは難しそう。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」の場合
資生堂の場合、スキンチェッカーによる水分量と油分量が1ずつアップ。やはり首のしわの改善は、難しいことがわかります。
しかし、資生堂のエンリッチドリンクルクリームSは首に塗りやすい! お米粒ほどの量でもかなり伸びるので、首まで惜しみなく塗ることができたそうです。その甲斐あって、普段タートルネックを着た日は、首が乾燥して縦じわが10本以上できていたところが、全く気にならなかったとのこと! これは思わぬ嬉しい効果ですね。
真皮性の深いしわだけでなく、乾燥による小じわ対策をしたい方は、資生堂のエンリッチドリンクルクリームSがおすすめかもしれません。
総合結果:しわ改善美容液は即効性ならポーラ、乾燥対策と広範囲使用なら資生堂がおすすめ!
比較検証の結果、しわ改善美容液のそれぞれの良さがわかりました。
ポーラのしわ改善美容液「リンクルショット メディカルセラム」の良さ
・しわ改善効果が早い。とにかく早く効果を実感したい方におすすめ。
・水分量が軒並みアップ! 保湿力の高い化粧水と併せて使用するのがポイント。
・思った以上になくならない。使用部位にもよるが1~3ヶ月持つとのことで、目元などの部分使いならコスパが良い。
資生堂のしわ改善美容液「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS」の良さ
・とにかくのびが良い! 少量でも広範囲に塗れるため、首などの広い部分に使いたい方におすすめ。
・水分と油分のバランスが良いため、乾燥小じわにも対応できる。
・決して安くはないが、手を出しやすい価格なので初めてのしわ改善美容液にちょうどよい。
今回モニターにご協力いただいたMさんは、ポーラの効果実感の早さに驚き、使い続けたいとのことですが、価格の高さがネック。そのため、特に気になっている目元とほうれい線にはポーラを、面積の広い首には資生堂をというように、2本を使い分けたいとおっしゃっていました。しわ改善美容液を塗るために、きちんとメイクを落とすようになったのも、思わぬ効果でした。
また、現在しわ改善美容液は2種類のみですが、2017年11月1日には資生堂から新たなしわ改善美容液が発売されます。しわ改善に加え、美白*もできるというからこちらも見逃せません!(*美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと)
しわ改善美容液を継続使用しての変化は【後編】でご紹介!
しわ改善美容液の効果は人それぞれですが、有効性試験において、ポーラの場合使用から12週間、資生堂の場合使用から9週間でしわが改善されたとの結果から、使い続けることの大切さが分かります。
しわ改善美容液の本当の効果を検証するために、Mさんには引き続きモニターを続けていただくことに。1本使いきった後の効果を【後編】でご紹介予定です。効果のほどをお楽しみに!
コメント (1)
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mi
資生堂の新しいしわ改善美容液「リンクルリフト ディープレチノホワイト4」を購入!しわ改善だけでなく美白までできるとのことなので、色素沈着が気になるまぶたにも使ってみようと思います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
2017-11-02 10:14
ライター紹介
mi
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