【乾燥肌向け】毛穴づまりや角栓・角質除去したい時のスキンケア方法&アイテム
EXPERT jobikai編集長
しゅん (40歳)
「汚れを落とす力が強い洗顔料だと肌がつっぱる」「毛穴開きは気にならないけど、頬や鼻のあたりの毛穴に角栓が詰まりがち」「エステサロンやコスメショップで”肌が薄い”と言われる」「肌に赤みが出やすいから刺激の強いケアができない」
こんなお悩みが当てはまるという方は、乾燥肌という肌質に応じたケア方法に困ってはいませんか?
そこで、特に夏にありがちな角栓・角質問題について、今回は乾燥肌の方に向けたケア方法をお伝えしていきたいと思います。
乾燥肌の人の毛穴ケア 基本的なポイント
出来るだけ摩擦せずに汚れを落とすべし!
もともと肌にハリがあって肌の回復力の早い人は、吸引やブラシ洗顔などの摩擦強めのリセットケアをたまにやるくらいどうってことないのですが、肌に潤いを抱え込む力の弱い乾燥肌の人の場合、たった一回の強力なリセットケアが裏目に出てしまうことがあります。
角栓や角質は早く取ってしまいたい気持ちはわかりますが、そこをぐっと抑え、無理矢理に除去しようとせず、摩擦を最小限にしたケアを選びましょう。
気になった時だけやるべし!
必要ないのに毛穴ケア用の化粧品を使いすぎると、場合によっては余計に乾燥肌を進行させてしまうことがあります。
乾燥肌の場合、普段からそれほど毛穴が目立つという方は少ないと思うので、たまに気になった時にだけやる程度でいいでしょう。
毛穴の汚れは油分、角質はタンパク質と心得るべし!
毛穴の角栓や角質のごわつき・ざらつきは、それぞれ油分とタンパク質が主な成分です。なんとなく絞り出してみたり、こすってみたりするよりも、この汚れの特性を知ることで、賢く綺麗にすることができます。
というわけで、お待たせしました。ここから角栓や角質が気になった時に行うケア方法をご紹介していきます。角栓・角質を綺麗にするとお化粧ノリも断然良くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
入浴、またはスチーマー
まず毛穴に汚れをためないためには、出来るだけ毎日入浴をしたほうがいいです。もし毎日は無理という人は、せめて毛穴が気になるという日はお風呂に浸かりましょう。
お風呂に浸かって体を温めることで、汗とともに毛穴のつまりが押し出され綺麗になるのと、お湯や湯気で汚れが温まりふやけて取れやすくなります。
どうしてもお風呂に入れないという場合は、スチーマーなどで蒸気を優しく肌に当てるか、蒸しタオルなどを当てるなどして、毛穴の汚れを落ちやすくしてから洗顔するようにしてみましょう。
また、お風呂に入る時には入浴剤を利用するなどで発汗作用を高めると、より良いでしょう。
オススメの入浴剤を二つ紹介しますね。
エプソムソルト
ソルトとは言ってもこちらは塩ではなく、硫酸マグネシウムという成分で発汗を促す入浴剤です。
一般的なバスソルトと比べるとかなりの発汗性があり、お風呂から上がってもしばらく体のポカポカ感が持続します。
こちらはいろんなブランドから出ていますので、お好みで選んでみてください。
Cureバスタイム 天然ヒマラヤ岩塩バスソルト
ヒマラヤの岩塩100%、天然ミネラルたっぷりのバスソルト。3億年前の海のパワーを全身に感じることができます。
体が芯から温まり、よく発汗します。
注意点は、ホーロー製のバスタブには使用できないので、必ず自宅のバスタブを確認の上使用してください。
各 1包20g/250円(税抜)
クレンジング
乾燥肌の場合、クレンジングは洗浄力の強さよりも肌刺激の少ないものを優先して選んだほうがいいので、普段使いにはミルククレンジングやクリームクレンジングがオススメですが、毛穴汚れをスッキリ落としたい時だけは洗浄力が強いクレンジングオイルを使ったほうがいいでしょう。
油成分が主である毛穴汚れは、強い力でこすったりしなくても、同じ油性で細かいところの汚れまでしっかり浮かし出してくれるものを使えば、肌負担を少なくしながらも毛穴をスッキリさせることができます。
Cure エクストラオイルクレンジング
酵素配合の新感覚オイルクレンジング。オイルクレンジングを使いたいけど、乾燥が気になると言う方にまさにオススメの商品です。酵素が油やタンパク質汚れを分解し、メイクや毛穴・角質の細かな隙間の汚れまできれいにしてくれます。
200ml/2,000円(税抜)
shu uemura アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル
jobikaiでも度々紹介される、美容ライターに愛用者多数のクレンジングオイル。
肌が乾燥しやすいためにクレンジングオイルを避けているという人でも、これだけは大丈夫、というのがこちらです。
鼻や頬の目立ちがちな毛穴汚れも優しくスッキリ落とし、洗い上がりもしっとりするので、つっぱり感を感じることなく毛穴ケアができます。
落ちにくいウォータープルーフの日焼け止めなどのメイク汚れが毛穴につまりがちな夏にすごくおすすめです。
150ml/4,600円(税抜)
450ml/11,500円(税抜)
洗顔
乾燥肌の人は特に洗顔料はマイルドなものを使うという方は多いと思います。もちろん、毛穴や角質のケアも刺激を少なくすることは大切なことです。そこで、摩擦刺激なくすっきりと汚れを落とすために、酵素入りの洗顔料を使うことをおすすめします。
酵素洗顔料は、皮脂よごれや古い角質など、皮膚の表面の汚れを溶かして落とす働きのある酵素が含まれているので、強くこすったりせずとも優しく汚れを分解したり浮き上がらせて落とすことができます。
ただし、乾燥肌の人にとって角質の落としすぎは命取りですので、肌のごわつきや毛穴の詰まりなどを感じた時だけに使用しましょう。
Cure スペシャルパウダーソープ
毛穴ケアに人気のブランドCureから発売されているパウダー状の酵素洗顔料です。
タンパク質分解酵素(ガスール)・脂肪分解酵素(ホワイトクレイ)の2種類の酵素で、毛穴の黒ずみ、角栓、ざらつきなどを除去してくれます。さらにヒアルロン酸・セラミド・ホホバ油などの保湿成分配合で、クリーミーできめ細やかなモコモコの泡とともに優しく肌をいたわりながら洗顔します。
乾燥肌の方は、毛穴が気になる時や、1週間に1回程度の使用がおすすめです。
35包入り 1,600円(税抜)
化粧水・美容液
化粧水や美容液も、乾燥肌の方は保湿性の高さに重きを置いて選んでいる方は多いと思います。もちろんそれも大切ですが、毛穴や角質が気になるときは、それだけでは足りません。角質を柔らかくし、肌のターンオーバーを助けるようなスキンケアコスメを使ったほうが、より早くつるつるお肌に向かうことができます。
・・・というと、ついつい角質を除去できるようなふき取りコスメに意識が向きがちですが、乾燥肌の方の場合はふき取り化粧水などはあまりおすすめできません。なぜなら、拭き取る時の摩擦が新たな乾燥肌の原因になってしまうからです。
ポイントは、優しく摩擦を少なく除去すること。
上記のように酵素洗顔などである程度除去したら、肌に残った硬い角質などは、角質を和らげる作用のある化粧水でケアしましょう。
成分としては、ヨーグルトエキスやリンゴ酸、AHAなど、酸性の成分を使用しているいわゆるピーリング成分のもの、または、酵素、尿素もタンパク質や脂肪分を分解しますので、余分な角質や角栓の除去に役立ちます。
さらに私の一押し成分は、炭酸やEGFです。どちらも肌を刺激することで肌の細胞が緊急性を感じて活性化されるので、肌を作り変えようと必死に頑張ります。
毛穴の目立ちや年齢による肌悩みにも有効の成分です。
Cure ナチュラルアクアジェル
成分の91%が水という、シンプルな化粧水。水とグリセリン(保湿成分)、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー(皮膜形成成分)、界面活性剤、アロエベラ葉エキス・イチョウ葉エキス・ローズマリー葉エキス(保湿成分)など、肌をたっぷり保水することで、肌の自然なターンオーバーを待ち、より自然にコンディションの良い肌へ導きます。
即効性よりも、使い続けることで、毛穴詰まりなどの起きにくい肌になります。
全身に使えますのでデコルテや二の腕、膝などのケアにも。
250g/2,500円(税抜)
タカミスキンピール
洗顔後の肌に、化粧水をつける前のプレ美容液として使います。
植物エキスが数種類入っており、その植物の酸性の力で優しく角質をケアします。
こちらも即効性というより、つけたあと少しずつ角質を和らげ、化粧水などが浸透しやすい状態にしていくので、肌のごわつきが気になりやすい生理前などから数日間集中して使うのがおすすめです。
乾燥肌の場合毎日使うと刺激が強すぎる場合があるので、気になる時期の数日間だけにしましょう。
30ml/4,950(税込)
Right スキンメイクセラム
話題の幹細胞培養液エキスが10%と高配合の他、FGFやEGFも高濃度で配合されているという高機能美容液。高濃度で配合されているだけではなく、リポソーム技術などにより浸透しやすくなっている事で、肌への効果がとても得られやすいという特徴のコスメです。
幹細胞培養液エキス10%というのは、色々な幹細胞コスメの中でもトップクラスに高濃度なので、幹細胞コスメを本気で試してみたいという方に良いでしょう。
毛穴が気になるところにポイント使いしたり、手持ちの化粧水に混ぜて使うなどがおすすめです。
こちらは乾燥肌にも効果があるので、毎日使ってOK。
ただ、幹細胞コスメやEGFコスメは全般的に高価なものが多いので、もったいないと感じる場合は毛穴が気になる日にだけ使うスペシャルケアとしてでも大丈夫です。
6,000円(税込)
角栓・角質が気にならなくなる普段のお手入れのコツ
ここまでは毛穴が気になるときにやるケアについてお伝えしてきましたが、ここからは、毛穴が気にならなくなるようにするための毎日のスキンケアのコツについてお伝えしていこうと思います。
出来るだけ肌の調子を安定させたいという方はぜひこちらも最後まで読んでくださいね。
保湿と保水を心がける
肌が程よく潤っていると肌本来の機能がしっかり働くため、やはりコンディションを安定させるためには欠かせない要素です。
ですので乾燥肌の人ならなおさら保湿を心がけるというのは当たり前に思うかもしれませんが、では保水という点ではどうでしょうか。
保湿といっても、水分を補うもの、油分を補うもの、そして表面を覆って水分や油分を閉じ込めるもの、様々あると思いますが、意外にも乾燥肌の人が抜けがちなのが水分を補うケアです。
肌表面を油分でコーティングすれば、確かに肌の水分が揮発するのを防げるので、悪化はしないように思えますが、でも年齢を重ねるほどに肌は水分を抱え込んだり潤いを自分で作り出す力が衰えていきますので、表面だけ覆ったところで肌は枯れたままではなかなか肌のハリツヤを取り戻すまでに時間を要します。
ですから、枯れかけの肌には、人工的にでも水分を与えてあげる必要があります。
これ以上枯れないように、まずは足りなくなっている水分を補ってあげて、それから油分で蓋をするイメージがいいと思います。
具体的には、
化粧水、乳液、クリーム
といった流れをいつも行なっているけど、なんだか潤いが足りないという場合は
化粧水2回、(保水系美容液)、乳液2回、(クリーム)
にしてみてください。
自分で思っているよりもたっぷり化粧水は使うようにしましょう。
また、特に乾燥しやすい人はクリームの前に乳液を重ね付けしてみてください。結構肌の感触が変わると思いますよ。
美容液とクリームは肌の状態を見て必要に応じて使ってください。
摩擦や刺激を避ける
これも耳にタコができるほど聞いたよー、とお思いでしょう。
やはり乾燥肌や、肌荒れ、毛穴の悩み、ニキビなどの悩みは、摩擦を避けることで解決できる場合が多いです。
摩擦は極力避けているけど、それでも乾燥や毛穴が気になる、という方は、スキンケアだけでなくメイクの時の摩擦も見直してみてください。
例えば、チークブラシを柔らかく肌当たりの良いものに変えるとか、静電気の起きにくい動物毛のものにするなどです。
あとは、日常動作の見直しもです。
頬杖をついたり、汗を拭く時のタオルなど、無意識のうちに刺激を与えるようなことをしていないか、もう一度チェックしてみましょう。
紫外線も刺激になります。日焼けは乾燥の大きな原因です。日焼け止めだけでなく、熱で乾燥しないよう保湿もしてあげましょう。
私の場合は、シャワーを直接当てたり、タオルを使うといった習慣をやめることで、乾燥がかなりおさえられました。ですのでお風呂上がりもタオルは髪の毛を拭く以外は使いません。バスタオルを使わなくなると肌もよくなるし洗濯物も減るしで一石二鳥です。
毛穴・角質ケアは必要最小限に
肌が乾燥すると毛穴と同時に角質のカサカサが気になると思います。
そうなると早くなんとかしたくてふき取り化粧水で強くこすったり、毛穴の汚れを落とすと歌ったような脱脂力の強い洗顔料を多用したりしがちです。ブラシで洗顔する人もいますね。
しかし、皮膚の層が薄く特に乾燥しやすい人の場合は、こういった毛穴ケアはかえって逆効果になってしまいます。
一気に角質を除去しようとせずに、次の新しい肌に生まれ変わるのをゆっくりと待ちながら、肌をいたわるケアに専念した方が得策です。
ピーリングはプロの手に委ねる
自宅でできるピーリングケアのコスメもたくさんありますが、ピーリングに使われる酸は乾燥しやすい肌の人にとっては刺激が強すぎる場合があります。
ピーリングはむやみにやると、角質の剥がれ方にムラが出たり、剥がし過ぎてしまってビニール肌になってしまうなどのトラブルが起きやすいものです。
ピーリングはクリニックや信頼できるエステサロンのフェイシャルメニューを利用するなど、経験値の高いプロの手を借りた方が確実に綺麗に仕上がります。
角質剥がし・ピーリングパックなどはNG
ピーリング成分を配合した効き目が穏やかなコスメは問題ないですが、強力なピーリングや無理やり角質をはがすようなケアはやはり肌に負担が強すぎるのでやめましょう。
理由は上記と同じですが、特に角質をパックとともにはがすようなものは、その一瞬はスッキリした気分になっていいのですが、美しい肌に本来必要な角質や潤いまでも奪っていきますので、新たな肌トラブルの原因にしかなりません。
どんなに毛穴の黒ずみが気になったとしても、手を出さないことをおすすめします。
肌の質・状態に合わせたケアを
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それほど肌トラブルを感じなかったとしても、毎日同じケアだけでは、突然の肌不調に対応できない場合もあります。
また、同じケア方法でも肌質の違いによりOKなものとNGなものがあります。
特に乾燥肌の人はケアした結果が良くも悪くも出やすいので、NGケアをした場合には悲しいことに・・・。
まずは自分の肌の特徴をよく観察し、わからなければエステやコスメショップの肌診断などを受けて自分の肌質を知ることが大切です。
乾燥肌で同じようなお悩みを持つ方には、記事を参考にしていただけると嬉しいです。
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