キレイに日焼けしたいけれど火傷やシミやシワは作りたくない人が守るべき3つのポイント
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jobikai お悩み解決辞典
日差しが強くなって夏が近づいてくると、健康的な小麦色の肌に憧れる人も多いですよね。
美白は七難を隠すといいますが、健康的に黒く焼けた肌は体型も引き締まってみえますし、ある意味美白とは違った難を隠してくれるもの。
今回は、きれいに日焼けしたい、でも将来に残る肌トラブルは嫌だという願いを叶えるための3つのポイントを紹介します。
絶対に「サンオイル」を使う
キレイに日焼けするための一つ目のポイントは、サンオイルの利用。
サンオイルを、何となく「日焼けするための油」と思っている人もいますよね。中にはサンオイルを塗ると肌が焼けやすくなると思っている人もいると思います。
サンオイルの役割は、日光によって肌が「やけど」するのを防ぐためのもの。
地表に降り注いでいる紫外線には、肌の表面を強力に焼いてやけどや炎症の原因になる「UV-B」と、肌の内部に作用して刺激を与える「UV-A」の二つがありますが、サンオイルの役割は「UV-B」を防ぎ、肌内部への刺激だけを残す事で、肌トラブルを抑えながら日焼け(メラニン生成)する事を可能にします。
日焼け止めに「SPF50」という表記があると思いますが、SPFはUV-Bを防ぐ強さを表す数値のため、サンオイルもSPF2~20程度の数値が記載されています。
サンオイルを使うと焼けムラが出来にくくなる理由
サンオイルを使うと肌表面のヤケドトラブルなどを防ぎやすくなります。
日焼けする時に焼けムラが出来てしまう人は、肌が火傷による炎症を起こしてダメージを受けやすい場所と、ヤケドにはならず紫外線ダメージを受けにくい場所が混在する事で焼けムラになりやすいため、サンオイルで肌の炎症を抑えれば焼けムラが出来にくくなります。
サンオイルはこまめに塗り直す
サンオイルは強い紫外線UV-Bをブロックするもの。ちなみに、SPFの数値は肌が炎症を起こすまでの時間を、どのくらい長く出来るかという意味合いの数値です。
つまり、SPF2のサンオイルであれば、何もつけない状態で肌が炎症(やけど)するまでに15分かかる人が、炎症まで30分かかるようになるという事。
SPFの高い商品であればある程度効果が持ちますが、サンオイルはSPFの低めなものも多いので、特に日光が強くあたる場所で利用する場合は、こまめに、厚めに塗り直すようにしましょう。
最初は弱く短時間、徐々に強く長時間
肌を焼きたい時、一番やりがちな問題点が、いきなり強く日焼けしようとする事。
日焼けは、簡単に言えば紫外線で肌の細胞が傷つき、それを守るために肌が(メラニンで)黒くなっていくもの。
ある程度肌が黒い=紫外線の防御力がある人が強い日光を浴びても肌に過剰なダメージは残りませんが、肌が白く防御力が無い人がいきなり強い紫外線を浴びてしまったら、肌は深刻なダメージを受けます。
肌の細胞が強いダメージを受けてしまうと、ターンオーバーが出来なくなってシミやシワといった肌トラブルになる他、最悪の場合皮膚がんなどにも発展する場合がありますので、最初からいきなり強く焼こうとするのは絶対NG。
全く日焼けしていない状態であれば程々の日光にあたる事から始め、ビーチなど紫外線が強い場所で本格的に焼くのは、ある程度目に見えて黒くなってきてからにした方が安全です。
一日の日焼け時間は2時間以内程度で
日焼けを徐々に行うため、一日の日焼け時間はなるべく短く。長くても1~2時間以内程度にしましょう。
肌は紫外線による刺激を受けてからメラニンを作り出しますが、すぐに大量のメラニンが出てくるのではなく、徐々に作られてくるもの。
特に日焼け慣れしていない人はメラニンが作られるスピードもゆっくりであるため、一日ずっと紫外線を浴びていてもすぐに黒くなるわけではありません。
短時間で肌に紫外線の刺激を浴びて、その後夜の間も含めてメラニンが作られ、また翌日以降に再度紫外線を浴びるという行為を繰り返せば、肌に強すぎるダメージが発生しにくくなり、シミやシワといった後々のトラブルも防止できます。
目の色が薄い人は要注意
日焼けは徐々に、肌が紫外線に対する防御力を得てから刺激を強めていく事が理想ですが、そもそも白人のように中々肌が黒くならず、紫外線に対する耐性が付きにくい人がいます。
自分が人と比べて日焼けしやすいかどうかは、目の色でもある程度判断が可能。目の色が薄く、眩しさを感じやすい人の場合、そもそも紫外線を防ぐためのメラニンが作られにくい人の場合が高いので、より慎重に時間をかけて日焼けするようにしましょう。
準備焼けのために日焼けサロンの利用が効果的
日焼けサロンのマシンは、UV-Bが少ない状態に調整されているため、ヤケドなどのトラブルを起こしにくく、且つUV-Aの強度が調整可能な、肌を焼くために最適な環境。
日サロだけで肌を焼いてもいいですし、ビーチなどで日焼けをするための準備として、数日おきに通ってある程度日焼けしておくために利用するのも有効です。
日焼け後の肌の冷却とアフターケア
日焼けをするために紫外線を浴びると、肌はダメージを受けて内部まで熱を持ち、乾燥します。
熱を持ちすぎると肌が大きなダメージを受けやすくなるので、保冷剤や冷却スプレーで冷やしたタオル、冷えピタなどを利用して肌を冷ましながら日光を浴びるようにしましょう。肌を冷ましながら日焼けする事で、肌のトラブルを避けやすくなります。
また、日焼けで乾燥した肌はダメージも受けやすくなっているので、たっぷりと保湿して肌のバリア機能を保つようにする事も重要。特に、肌内部の保湿が必要なので、セラミドやナノ化ヒアルロン酸などを利用して肌内部に浸透する保湿を行いましょう。
日焼け速度を上げるなら日焼けしやすくなる食べ物の摂取も!
以上が肌にシミやシワなどのトラブルを残さないよう、綺麗に日焼けするための3つのポイントですが、単純に日焼けの速度を上げて効率よく日焼けするために摂取したい食べ物があります。
それは「ソラレン」という栄養素が含まれた食べ物で、レモンやオレンジといった柑橘系フルーツの他、キウイやアセロラなども該当します。
ソラレンは光毒性といって、ソラレンを摂取してから紫外線を浴びると、肌のダメージが強くなるという性質がある成分。
肌を焼きたくない時には絶対避けるべき食べ物ですが、肌を焼きたい時には逆にソラレンを摂取する事で効率よく日焼けしやすくなるので、例えば肌が白い状態からある程度の黒さまで引き上げたい場合、ソラレンを積極的に摂取して日常生活を送るだけでも効果が出せると言えます。
とはいえ、ソラレンは肌のダメージを強くするため、紫外線を浴びすぎるとシミやシワなどのリスクも高まる成分。
自分の肌の状態をしっかり把握しながら、少しずつ、適切に取り入れるようにしましょう。
日焼けは「少しずつ作られる肌のバリア」
日焼けは、少しずつ肌がメラニンを作っていく事で出来る肌のバリア機能。一気に作る事はできませんし、過剰な攻撃(紫外線)を浴びれば深刻なダメージを受けて後々のトラブルに繋がります。
キレイに日焼けするためには、なるべく早めに予備日焼けを始めて、少しずつ肌のメラニンを増やしていくようにしましょう。
肌のターンオーバーが乱れる程のダメージさえなければ、一度作られたメラニンも徐々に垢と一緒に剥がれ落ちていきますので、再度美白肌を取り戻す事も可能です!
美白も日焼けも一日にしてならず。早めに計画を立てて、じっくりと取り組んで下さいね。
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