いちご鼻はクリニックでの治療が最適。セルフケアの場合は〇〇を使って!
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女性なら一度は頭を悩めたことがあるであろう「いちご鼻」ですが、日頃のスキンケアでは解消されずにメイクで隠しているという人も多いのではないでしょうか。自分では解消できない「いちご鼻」は専門医による治療で解消できることはあまり知られていないようです。
今回はそんないちご鼻の治療について詳しく解説します。これを機会に正しい知識を身につけましょう。
いちご鼻の原因とは?
まずは、いちご鼻と呼ばれる症状はどのような状態で、何が原因になっているのか理解しましょう。
一般的にいちご鼻と呼ばれる症状は、鼻周辺にできた角栓が酸化して黒ずんだ状態のことを指します。毛穴に詰まった皮脂や汚れなどが長時間蓄積してしまうことで表面化します。
いちご鼻は、毛穴のなかに皮脂や角質、埃、雑菌の死骸などが溜まることが根源です。毛穴のなかに詰まったこれらの汚れは、紫外線や時間の経過によって酸化します。酸化することで黒くなり、結果的に黒色の汚れとして表面化します。鼻には無数の毛穴があり、それぞれの毛穴で酸化現象が起きていちご鼻になるのです。
さらに、一度いちご鼻になってしまうとメイクで隠したり、過剰な洗顔をしがちです。これらの行為は角質を硬化させてしまいやすく、毛穴の表面を塞いでしまうこともあります。これによりいちご鼻の症状が慢性化してしまうのです。
いちご鼻を悪化させる間違ったケア
多くの女性がいちご鼻に対して何かしらの誤ったケアをしているようです。特に、誤りや勘違いが多いケアの代表的なものが「拭き取り式クレンジングシートの多用」や「ファンデーションやコンシーラーの多用」です。
近年、メイク落としの定番アイテムとして定着している「拭き取り式」のクレンジングシートは、いちご鼻になりやすいとされています。特に日頃から拭き取り式のクレンジングシートを愛用している人は注意が必要です。
拭き取り式のメイク落としは、それだけでは肌表面のメイクしか落とせません。また、擦る際にメイクの油分や汚れが毛穴に入り込み、そのまま毛穴に残ってしまうのです。いちご鼻は毛穴に皮脂や汚れが蓄積することが根源ですので、日頃から拭き取り式のメイク落としだけを使用し続けていると、いちご鼻になりやすくなります。
他にも「ファンデーションやコンシーラーの多用」も挙げられます。いちご鼻を隠すことそのものは問題ありませんが、いちご鼻になっているときはいつもより過剰に塗り重ねがちです。
その結果、毛穴の表面に油分が詰まったり、角質が硬化してしまい毛穴が密閉されてしまいます。いちご鼻を無理に隠そうとすると、かえって悪化させてしまうことがあるので注意しましょう。
他にも、洗顔の回数を増やす、ゴシゴシ力を入れて入念に洗う、洗浄力が強めのオイルクレンジングを繰り返すことも悪化させやすいので気をつけてください。
いちご鼻はクリニックで治療可能!
日頃のスキンケアでいちご鼻が改善されないという方は、皮膚科や美容クリニックなどで診察してもらい、ケミカルピーリングやレーザーによる治療を検討してもいいでしょう。
一般的には、いちご鼻の治療は美容クリニックのほうが専用機器や施術事例が多いため向いているとされていますが、皮膚科でも美容クリニック同様に対応してくれるところもあります。
いちご鼻の治療法は医院によってそれぞれ異なりますが、ケミカルピーリングやレーザー治療が広く普及しています。
ケミカルピーリングとは、鼻に医療用の酸性の薬剤を塗って、酸化した角栓や角質を取り除く方法です。レーザー治療のような痛みもなく、手軽な治療として人気があります。ただし、1回だけの治療では劇的な改善が難しいため、複数回通う必要があります。
レーザー治療によるいちご鼻治療の方法の多くは、熱や炭酸ガスを照射し、ミクロの穴を開けて角栓や角質などを取り除くものです。皮膚科やクリニックによって使う機材が異なりますが、一般的には熱か炭酸ガスが使われています。
ケミカルピーリングと比較して、わずかながら痛みがあり、施術直後は肌が赤くなったり、腫れたりする可能性があります。加えて、通院する場合の手間やコストも高いとされています。
しかし、レーザーによる治療は皮膚を深い部分まで削り取るような治療が可能なため一度の効果が高く、またケミカルピーリングでは難しいような、深い部分まで広がってしまっている毛穴の解消も行えるという利点があります。
クリニックでいちご鼻を治療するメリット
皮膚科や美容クリニックで治療を受ける最大のメリットは「効果」でしょう。さらに、専門医に診てもらうことで、肌や症状に合わせた最善の方法でいちご鼻を解消できることもメリットです。
通院の手間や、コストがかかることは確かですが、自宅でケアするよりも確実な結果に繋がることもメリットと言えるでしょう。
クリニックでの治療はどれくらいの期間が必要?
ケミカルピーリングもレーザー治療も症状によって治療期間は異なります。いずれも一度の通院で解消されるものではないため、月に1、2回の通院を半年から1年ほど続けることが一般的です。
期間については個人差や治療法によっても変わるので、治療を始める前の診察時に担当の医師とよく話すようにしましょう。
自宅でできるいちご鼻のセルフケア
いちご鼻をセルフケアで改善する場合、必要になる対応としては毛穴の汚れの除去や、酸化によって出来た黒ずみの解消です。
そのための効果的なセルフケアの一つが、「蒸しタオル」と「オリーブオイルパック」です。
メイクを落とした後に、蒸しタオルを鼻の上に3分ほど当てると毛穴が開きます。その後、洗顔をすると毛穴に詰まっていた角栓や汚れが落ちやすくなります。毛穴に汚れを蓄積させない点で効果的と言えます。
エクストラバージンのオリーブオイルも活用できます。人肌に温めたオリーブオイルを鼻に塗って1分ほど放置した後、軽くマッサーをしてからコットンで優しく拭き取ります。その後、弱酸性の洗顔料を使って洗顔をすれば完了です。
オリーブオイルのオレイン酸は皮脂にも含まれているため混ざりやすく、角栓を浮かせる効果があります。ちなみに、オリーブオイルは不純物が少ないエクストラバージンの物で、開封後2ヶ月以内の物を使うことをおすすめします。
いちご鼻を改善するための正しい生活習慣
いちご鼻は「ターンオーバーを正常化させる」ことが改善のポイントの一つ。お肌の新陳代謝でもあるターンオーバーが乱れると、毛穴が汚れた状態が長く続くことになり、いちご鼻の症状が改善されないままになります。
ターンオーバーを正常化させるには、規則正しい生活、バランスが取れた食事、十分な睡眠、そして適度な運動が最善です。日々の生活や食生活が乱れると、ターンオーバーの環境が乱れてしまいますので注意しましょう。
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