毛穴解消の治療で失敗しやすいパターンと対策&解決方法
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jobikai お悩み解決辞典
肌トラブルの中でも、30代を超えてくると殆どの方が悩む毛穴の開きや詰まり。
毛穴が気になってスキンケアを頑張っても、中々解消されないのでこうなったら皮膚科で毛穴治療を! と考えている人も多いのではないでしょうか。
毛穴解消のために行われている治療にも様々なものがありますが、大切なのは毛穴の状態にあわせた治療方法選び。今回は、毛穴治療で失敗した! と感じやすいポイントから最適な治療方法を選択するためのポイントを紹介します。
毛穴の開きを解消する治療は主に3パターン
毛穴の悩みにも色々なものがありますが、一番の悩みはやはり毛穴の開きですよね。
毛穴の開きを解消する治療法として、主に3パターンのアプローチがあります。
表皮の入れ替わりを促進して毛穴の解消
一つ目は、フォトフェイシャルやケミカルピーリングなどによって表皮のターンオーバーを促進し、正常な表皮の状態にしていく事で毛穴の開きや詰まりを解消していくというもの。
私達が通常「毛穴の開き」と言っているものは、実際には毛穴が開いているわけではなく、毛穴周辺のターンオーバーが正常に行われず、毛穴を中心にすり鉢状に広がってしまっている事が原因の一つです。
そこで、表皮の入れ替わりを促進する事によって毛穴を解消していくことができます。
真皮のコラーゲン生成を促進して毛穴を解消
毛穴の開きは表皮がすり鉢状になっている事が原因の一つと紹介しましたが、表皮を支えている真皮の中でコラーゲンが減少し、肌にハリがなくなる事でも毛穴の開きは発生します。
この場合は毛穴が開くというよりも、肌がたるんで毛穴が目立つようになるといった形で、肌内部のコラーゲンを増やしたり、真皮をヒアルロン酸注入などによって盛り上げる事で肌のハリを取り戻し、毛穴が目立たなくなります。
異常状態となっている肌細胞を壊して作り直す方法
毛穴の開きの中には、肌がニキビなどの炎症によって深く傷つき、そもそも毛穴部分の肌が正常に再生しない状態となっているケースがあります。
そもそも表皮は「基底層」と呼ばれる部分で新しく細胞が作り続けられているのですが、炎症などによって基底層が壊され、更に何らかの理由によってその部分が壊れたまま固まってしまうと、どんなに自力でのケアを頑張っても、肌が正常な状態に戻る事は難しくなります。
そこで、この肌が壊れたまま固まってしまった異常のある部分を一度レーザーなどで破壊し、正常な細胞に戻る事を促すというものが3つ目の方法です。
具体的にはフラクショナルレーザーやTCAピーリングなどの方法があります。
毛穴治療で多い失敗は「効果が無い」
以上のように、毛穴治療はトラブルの内容に合わせてそれぞれ解消の治療法が異なりますが、最も多い失敗例が治療方法の選択や治療の受け方が悪く、効果が無いというものです。
治療方法は毛穴の開きの状態に合わせて選ぶ
毛穴の開きを解消しようとして調べると、恐らく真っ先に見つかる方法は「ケミカルピーリング」「フォトフェイシャル(光治療)」や「PRP注射」などの手法かと思います。
これらの治療は確かに毛穴に対しての効果はあるのですが、前述のようにそれぞれの効果には違いがあり、ケミカルピーリングは主に表皮の毛穴トラブル(詰まりor開き)解消には向いていますが真皮には影響がありませんし、フォトフェイシャルは表皮の入れ替わりやコラーゲン生成促進には向いているものの、毛穴の詰まりによる開きやニキビ跡のクレーター解消などには向いていません。
ケミカルピーリングやフォトフェイシャルといった治療は多くのクリニックが体験プランを提供しているため受けやすいという特徴がありますが、効果がなければ低価格でも無駄になってしまいますので、しっかりと自分自身のトラブルタイプを見極めて治療方法を選びましょう。
治療後のケア方法が適切でない
治療の効果を感じられない場合、どちらかというと治療後のホームケアや生活習慣に問題があるというケースも多いといえます。
というのも、クリニックで行われるフォトフェイシャルやPRP注射といったものはどちらかといえば肌の力を引き出してトラブルを解消していくもので、治療単体で肌がすぐに回復するというものではありません。
治療によって肌細胞の代謝が活発になっていても、十分なたんぱく質やビタミンといった栄養素が摂取できていなければ新しい肌細胞は作られませんし、治療によって肌は刺激を受けているため、保湿ケアなどはいつも以上にしっかり行わなければ肌のダメージが強くなってしまいます。
クリニックでの毛穴治療はあくまでも自宅のケアを後押しするものと考えて、ホームケアもしっかりと見直すようにしましょう。
治療回数が単純に足りない
毛穴の開きを解消するために、殆どの場合で治療一回では十分な効果を発揮できません。
基本的には肌のターンオーバー周期に合わせて複数回治療を重ねる必要があり、例えばニキビ跡のクレーター解消に行われるフラクショナルレーザーの場合では、毛穴の開きが小さくて3回、通常5回以上は治療回数が必要となります。
すぐに効果が出ないと不安に思って治療をやめてしまいがちですが、しっかりと効果が出るまでの回数を医師に確認し、必要な分の治療を継続するようにした方が良いでしょう。
治療後に肌がボコボコする
毛穴の開きを解消したかったのに、治療後に肌が余計凸凹になってしまったら辛いですよね。ヒアルロン酸やPRPといったものを肌に注入する治療法の場合、注入の分量によってはこのタイプのトラブルが発生する場合があります。
そもそもヒアルロン酸注入などは肌のコラーゲン減少によりハリが失われた部分に、薄くヒアルロン酸を注入する事で肌を内部から押し上げて毛穴トラブルなどを解消するものですが、注入する箇所や注入の分量は医師の判断にゆだねられるため、注入量を間違えると肌が過剰に膨らんだような状態になってしまいます。
このトラブルを避けるためには経験の豊富な医師による施術が必要不可欠ですので、クリニックの口コミなどから技術のある医師を選ぶようにしましょう。
別の肌トラブル発生や毛穴の悪化
治療方法の選択やアフターケアを大きく間違えると、治療の影響によって余計な肌トラブルを招く可能性もあります。
例えば、肌にニキビなどがあり炎症ダメージを受けている時にケミカルピーリングなど肌への刺激が強い治療を行ってしまったり、フラクショナルレーザーのような刺激が強い治療のあと、しっかりと注意点を守らずに適当なホームケアを行ってしまった場合などです。
毛穴のトラブル解消治療は、ヒアルロン酸注入など直接肌内部を膨らませる治療方法以外は、基本的にどれも肌に刺激を与え、肌の力を引き出す方法によるもの。
言い換えればどの治療のも肌に対してダメージが与えられる方法ではあるため、ニキビができているような弱った肌に対して行えば肌のダメージが強くなってしまいますし、ダメージ後のケアをしなければトラブルが引き起こされやすくなります。
こういったトラブルを回避するためにも、しっかりと医師が診察して肌の状態を確認し、アフターケアなど丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
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