コーヒーをドリップした残りのコーヒーかすで作る「コーヒースクラブ」は海外では人気のDIYスクラブなのだそうです。
コーヒースクラブの効果と悩みに応じた作り方を紹介します。

コーヒーの成分から見る美容効果

コーヒーの成分の観点から、コーヒーの美容効果を説明します。

カフェインの脂肪燃焼効果

カフェインの覚醒作用は有名ですよね。
カフェインはダイエットにも効果的なのです！ カフェインには脂肪を分解する酵素を活性化させる効果があります。

またコーヒーにはクロロゲン酸というものも含まれており、これも脂肪分解を助けます。

ポリフェノールで美白効果

抗酸化作用のあるポリフェノールは身体のサビを落としてくれる効果があります。
サビとは活性酸素とも呼ばれていますが、シミやそばかすなどは紫外線により肌に活性酸素が増えてしまった状態。
ポリフェノールは肌トラブルの解消にも役立ちます。

ポリフェノールはニキビにも効く

ポリフェノールは抗酸化作用のほかに、抗菌作用もあります。
ニキビにも効果が期待できるのです！

これらの成分による効果は、基本的にはコーヒーを飲んだり食べたりすることで得られるものですが、コーヒーかすをスクラブとして肌の外側に使った場合に得られる子いうかもあります。

コーヒースクラブの効果

コーヒーに含まれる成分の美容効果はわかりましたが、スクラブは外側に付けるもの。
スクラブとして使った場合にはどんな効果があるのでしょうか？

古い角質を落として、くすんだ肌を明るくする効果

スクラブで肌の表面を軽くマッサージすることで古い角質を吸着して落とします。
古い角質が溜まりくすんで見えた肌が明るくなり、ターンオーバーが促進されつるつるお肌に！

マッサージ効果でお肌を引き締める

これはリップや顔などのお肌の弱い部分というよりも脚やヒップなどのボディに、コーヒーの成分をお肌に浸透させるようにマッサージする時におすすめです。

コーヒーの成分のところで説明した通り、カフェインには脂肪燃焼効果がります。
セルライトにも良さそう！
気になる部分にくるくると集中してやると効果的です。

スクラブで毛穴スッキリ

コーヒースクラブを作る時には、オイルを加えます。
柔らかくなったコーヒーかすとオイルが毛穴に入り込み、毛穴の汚れをキレイにしてくれます。

かかとや足のケアに使えば脱臭効果も

かかとは角質がたまりやすい部分なのでケアをしている方も多いのではないでしょうか。そのケア、コーヒースクラブに変えることをおすすめします！

コーヒーには脱臭効果もありコーヒーかすを靴箱にいれて脱臭剤として使うこともできるそうです。
しかし乾燥した状態よりも濡れている状態のほうが効果的とのこと！
角質ケアにはぴったりですね。

コーヒースクラブの使い方

リップケアに

コーヒーかすと食用のオリーブオイル、または蜂蜜を混ぜてパックした後、指の腹で優しくくるくるマッサージ。すると余分な角質を除去し、オイルや蜂蜜で保湿もしてくれるので、ぷっくりウルウルリップの出来上がり。

フェイシャルパックに

コーヒーかすとヨーグルトを混ぜ肌に乗せしばらくおきます。その後優しく肌の上で転がすようにマッサージし、落とします。
ヨーグルトの軽いピーリング効果で肌がワントーン明るく。

ボディスクラブとして

肘や膝、かかとなどの角質ケア、ヒップや太ももなどのセルライトケアなどに。手の平全体を使ってマッサージします。

コーヒースクラブの作り方

コーヒースクラブの作り方はお悩みによって数種類あります。

万能角質ケアに｜コーヒー：オイル＝1：1

コーヒーとオイルを1：1で混ぜるのが基本です。オイルは自分の好みに合わせて変えてみましょう。
リップケアに使う場合は食用のオイルを使います。

ボディケアに使う場合は、ボディ用のマッサージオイルなどでも OK。

ベーシックなオリーブオイル

コーヒーかすとオリーブオイルを混ぜる作り方が一番ベーシックなコーヒースクラブです。基本はコーヒーとオイルを同じ量で作ることができるのですが、肌ざわりをよくしたければオリーブオイルの割合を増やすと滑らかになります。
リップやフェイシャル、ボディ、全てにおすすめ。

肌触りが心地よいココナッツオイル

ココナッツオイルはオリーブオイルよりも肌触りがよいコーヒースクラブを作るのに使います。
また、常温で固まっているココナッツオイルは保存にも便利ですので、いちいちつくるのが面倒くさい！という方にも、一度に多めに作っておけるのでおすすめ。
ただし、リップなどに使う場合は食中毒などの不安がありますので保存せずに作りたてのものだけを使用してください。

肌をより引き締めたい｜コーヒー：オイル：塩＝1：2：2

先ほどの作り方に加えて、塩を入れると肌がより引き締まります。
特にオイリー肌の方におすすめです。
また塩には殺菌作用があります。できれば食卓の塩ではなく天然の塩を使うと良いでしょう。
二の腕やヒップラインなど、ボディのたるみが気になる箇所におすすめ。

オイルが少し多めでぬるぬるとした印象です。
塩は混ぜ込んでいるので見た目にはわかりませんが多少ザラザラ感が伝わります。
粒の細かいもののほうがいいのかなと感じました。

保湿効果を高めたい｜コーヒー：オイル：はちみつ＝3：5：1

はちみつも塩と同様、殺菌効果があります。
さらにはちみつには保湿効果もあるんです！
比率がややこしいですが、コーヒーは先ほどよりも少なめではちみつはちょっと加えるイメージで作りましょう。
リップケアなどにオススメですよ。

こちらもオイルが多めのトロトロ感があります。
少しですがはちみつの香りも楽しめるのでマッサージの時間が楽しくなりそうですね。

脂性肌さん向け｜コーヒー：ヨーグルト＝2：3

ヨーグルトには軽いピーリング効果があります。
無糖のプレーンのものを使用しましょう。
これはマッサージよりも、顔などのパックとして使ってみてください。

ヨーグルトがコーヒーかすを優しく保護しているので一番塗りやすかったように感じます。

コーヒースクラブでマッサージをする時の注意点

コーヒースクラブは柔らかく肌に優しいことが利点ですが、注意しなければならない点もあります。

ゴシゴシ擦らない

スクラブだけではないですが、肌は意外とデリケートなのでゴシゴシ擦ってしまうと肌トラブルの原因になります。

粒の細かいものを使う

豆から挽いているいる方は経験あるかとおもいますが、ミルで挽いてもたまに粒の粗いものも残ってしまいますよね。
肌に塗るものなので、できるだけ粒の細かいものを使って肌をいたわってあげましょう。

終わった後はしっかり保湿

スクラブで古い角質が除去できるのですが、古い角質がむけた後の肌はよりダメージを受けやすい状態です。
逆に考えると、保湿成分が浸透しやすい状態でもあるので終わったらすぐに保湿をしましょう。

排水溝に流さない

コーヒースクラブは排水溝に詰まりやすいので、柔らかい布でふき取るか、あらかじめ排水溝にネットをつけて行いましょう。

コーヒースクラブでエコ美容

コーヒーは飲んでも塗ってもキレイになれるのですね。
しかもドリップした後のコーヒーかすを再利用できるなんて、エコな美容法です。
皆さんもコーヒーでキレイになりましょう！