ほうれい線は深さによって原因が違う! タイプ別で改善するためのケア方法

公開 

EXPERT

jobikai お悩み解決辞典

0 0

年齢を重ねるにつれて目立ち始める「ほうれい線」ですが、老け顔の印象を与える大きな要因でもあります。見た目年齢を決定づけるともされるほうれい線は日頃の生活習慣やエクササイズなどでも改善可能です。今回は「ほうれい線の予防」に焦点を当てて原因や改善策をご紹介します。

ほうれい線の原因

ほうれい線ができる原因は症状によって様々なものがありますが、主に乾燥肌、紫外線、姿勢、歯並び、骨格、筋力の低下、栄養不足などがあります。これらがきっかけとなり、皮膚がたるんでほうれい線ができやすくなります。

ほうれい線は、実は浅いほうれい線と深いほうれい線で原因も対策も異なるため、自身の症状を理解することが大切です。

浅いほうれい線は1本の細い線に見える程度で、深いほうれい線の典型である溝のようなものではありません。浅いほうれい線は、肌の乾燥や顔のむくみ、さらには表情の癖などが原因とされており、保湿やエクササイズなどで比較的簡単に解消されるとされています。

対して、深いほうれい線は、線というよりも溝のような状態になっているもので、ほとんどは皮膚のたるみによって生じ、筋力の低下などが原因です。浅いほうれい線よりも症状は深刻で、解消することよりも悪化させないケアが必要になります。

ほうれい線の原因は乾燥や筋力の低下などによる「たるみ」ですが、浅いか深いかで原因が異なることを理解しておきましょう。

ほうれい線ができやすい人とは?

一般的にほうれい線ができやすい人の特徴として、痩身、顎の骨格が細い、丸顔などが挙げられます。身体的な特徴に限らず、乾燥肌や顔全体の筋肉が少ない人もできやすいとされています。

痩身の人や顎が細い人は肌内側の脂肪や筋肉が少ないため、内側からの張りがない分たるみやすく、ほうれい線ができやすい傾向があります。丸顔の人は顔に脂肪や筋肉があっても、頬が下に垂れやすいため出来やすいとされています。

また、急激なダイエットをして顔の皮膚がたるんでしまった人や、終日コンピューターを使う仕事で下を向きがちな人、猫背や肩こりがひどい人も背中から顔にかけての筋肉が衰えがちで、ほうれい線が出来やすい傾向があります。

このように、ほうれい線ができやすい人に共通していることは、脂肪や筋肉の減少、衰えによって、皮膚のたるみが生じていることが挙げられます。

ほうれい線を予防する効果的な方法(ほうれい線やしわ・たるみに効果的な食事)

ほうれい線を予防するには日頃のスキンケア、エクササイズに加えて食事も見直すことをおすすめします。

これを食べればほうれい線が消えるというような食材はありませんが、ほうれい線ができる原因である乾燥肌や血行不良を改善するとされる食事を心がけることで、予防や改善の見込みがあります。

乾燥肌にならないためには、保湿効果を促進する食材を摂取するといいでしょう。主に、納豆やこんにゃく、しらたきなどは、大豆イソフラボンやセラミドなどが含まれているためおすすめです。他にも肌のハリやツヤを出すコラーゲンなどが含まれている豚足、鶏の皮、軟骨、フカヒレ、イカ、タコなどもおすすめします。

血行不良もほうれい線になる一因です。血行不良のままだと肌に必要な栄養素が送り届けられない状態になるため、血行を促すビタミンEや鉄分の摂取を心がけましょう。ビタミンEや鉄分は主に、かぼちゃ、赤ピーマン、アーモンド、レバー、牛肉などに多く含まれています。

ほうれい線は肌の乾燥や血行不良を解消することで改善可能です。そのためにも食生活を見直すことにも取り組みましょう。

できてしまったほうれい線を目立たなくするには?

浅いほうれい線はスキンケアやエクササイズで改善可能ですが、深いほうれい線は完全に消すことは困難とされています。そのような場合においては、目立たなくさせることが有効です。

ほうれい線を目立たなくさせるために有効な手段としてスキンケアとマッサージがあります。日頃のスキンケアで意識していただきたいことは「保湿」です。具体的な保湿対策として、化粧水を付けるだけでなくエイジングケア成分のアスタキサンチンやビタミンC誘導体やレチノールなどが含まれた保湿クリームを使うことをおすすめします。

このような保湿クリームは、化粧水を真皮層に閉じ込める役割をし、コラーゲンの生成を促す効果もあります。コラーゲンは肌のハリやツヤの元ですので、できてしまったほうれい線を目立たなくさせることにも有効です。

マッサージもほうれい線を目立たなくさせる良い手段です。入浴時など肌が柔らかい状態の時に、指先を使って口元周辺の筋肉を優しく円を描くようにマッサージすることで、血行が促されます。顔周辺の血行が良くなる事で自然にハリが出てくるためほうれい線が目立ちにくくなります。加えて、血色も良くなるため老け顔の印象も改善されるでしょう。

ほうれい線を改善する顔のエクササイズ

ほうれい線は表情筋が衰え肌を支えられなくなり、たるみが生じることによって起こります。たるみが大きいほどほうれい線は深くなるため、日頃から表情筋を使うエクササイズを実践して予防を心がけましょう。

「舌回しエクササイズ」は、ほうれい線予防に効果的でよく知られた方法です。口を閉じたまま、舌を前歯の表面に沿うようにしてゆっくり動かします。右から左へ20回、左から右へ20回を目安にして1日3回実施するといいでしょう。

「あいうえお体操」もおすすめです。入浴時などの筋肉が柔らかい状態の時に、大きく口を開けて「あいうえお」をそれぞれ5秒程度止めながら発音し、それを3回繰り返すと自然に表情筋が使われ、ほうれい線周辺のたるみが解消されやすくなります。

ほうれい線を改善するエクササイズで注意すべきことは、表情筋の動きを意識しながら実施することと、継続することです。保湿などのスキンケアと合わせて習慣化するといいでしょう。

コメント

コメントを書く

この記事をシェアしよう!

jobikai お悩み解決辞典さんが書いたほかの美容情報・ノウハウ

顔の「うぶ毛」を剃るメリットとは? 正しい処理方法を知ってツルツル肌になろう!

顔の「うぶ毛」を剃るメリットとは? 正しい処理方法を知ってツルツル肌になろう!

近くで見られた時に、顔のうぶ毛を処理していないとギクッとしてしまいますよね。女性でも、口の周りなどは濃い毛が生えている人が多いですから、男性にドン引きされないよう抜かりなく処理しておきたいものです。でも、間違った方法で処理をすると、ツルツル肌になるどころか肌荒れの原因になることも [»続きを読む]

肌にたるみが出来るとフェイスラインはどう変わる? たるみ解消法

肌にたるみが出来るとフェイスラインはどう変わる? たるみ解消法

人は誰しも年齢を重ね、見た目も変化していきます。その代表的な変化に、肌のたるみがあります。肌のたるみは、見た目年齢を決定付けてしまう大きな要因であり、多くの女性が(そして男性も)エイジングを自覚するポイントです。 では、肌にたるみが出来ると、フェイスラインはどのように変わるので [»続きを読む]

梅雨でも髪を美しく保つ乾かし方。ドライヤーの使い方

梅雨でも髪を美しく保つ乾かし方。ドライヤーの使い方

髪を美しく保つためにはキューティクルをしっかりと保護する事が大切ですが、そのためにも洗髪後のドライヤーの使い方はしっかりと身に着けておきたいポイント。 ヘアスタイリングの8割は乾かし方で決まるとも言われるくらい、髪の乾かし方を正すだけでも、ヘアスタイルが決まりやすく美しい髪の毛 [»続きを読む]

シャンプーで洗髪後の自然乾燥は有りor無し? ドライヤーとどちらが髪を傷める?

シャンプーで洗髪後の自然乾燥は有りor無し? ドライヤーとどちらが髪を傷める?

お風呂に入って髪を洗った後、すぐにドライヤーで髪を乾かしていますか? 人によっては、ドライヤーの熱も髪を傷めるため自然乾燥させるという人もいたり、少しだけ自然乾燥させてからドライヤーを使うという人もいたりしますよね。 今回は、自然乾燥とドライヤーのどちらの方がヘアケアにとって [»続きを読む]

コラーゲン化粧水は「ハリ」に効く? 本当の効果と選び方

コラーゲン化粧水は「ハリ」に効く? 本当の効果と選び方

スキンケア用の基礎化粧水の多くに配合されている「コラーゲン」ですが、化粧水に含まれるコラーゲンがどのような効果を目的としたものかについて、実は誤解している人が多いので、正しい効果を知って有効活用しましょう! [»続きを読む]

シワ・エイジングケアの新着記事

意外と見落としがち!ケアすれば見違えるほど美肌になる肌のエイジングサイン

意外と見落としがち!ケアすれば見違えるほど美肌になる肌のエイジングサイン

美しい肌を保つためには、日々のスキンケアが欠かせません。しかし、年齢を重ねると共に現れるエイジングサインは、自分でも意識しづらい部分も多くあります。そこで今回は、「意外と見落としがちなエイジングサイン」について詳しく解説します。これらのサインを早期に察知し、適切なケアを行うことで [»続きを読む]

jobikai編集部

編集部スタッフ

長谷川京子さんの美の習慣。女優に子育てに、多忙な日々の中、ハリつや満ちる肌を保つ方法とは。

長谷川京子さんの美の習慣。女優に子育てに、多忙な日々の中、ハリつや満ちる肌を保つ方法とは。

2023年8月8日(火)に、スキンケアブランドN organicから、ブランド史上最高峰ライン「N organic Plenum(エヌ オーガニック プレナム)」が新ラインとして発表されました。 新商品発売を記念し、新ミューズとして女優・長谷川京子さんが就任し、その新商品発表と [»続きを読む]

jobikai ビューティーウォッチ

先輩教えて!40代目前に見直すべき肌ケアを美容賢者に聞いてみた

先輩教えて!40代目前に見直すべき肌ケアを美容賢者に聞いてみた

ホルモンバランスが急激に変化する30代後半から40代前半ごろ。体の変化に伴って、肌事情も変わってきます。 現在39歳の編集長しゅんが、40代に向けて知っておくべきスキンケアのあれこれについて、先輩方に指南を仰ぎ、対策を教えてもらいました。 [»続きを読む]

jobikai ビューティーウォッチ

エステのHIFUは違法? HIFUを受ける際の注意点

エステのHIFUは違法? HIFUを受ける際の注意点

HIFU(High-Intensity Focused Ultrasound)は、近年注目されている美容医療技術の一つです。この技術は超音波を用いて肌深部に熱エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生や皮膚引き締めなどの効果が期待できるだけではなく、更に深い層に熱を届けて筋膜を収縮さ [»続きを読む]

シンフォニー

最近話題の「NMN点滴」とは? 最新美容治療を徹底解説

最近話題の「NMN点滴」とは? 最新美容治療を徹底解説

NMN点滴という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 手軽に取り入れる事ができる新たな「若返り治療」として広がりを見せているNMN点滴ですが、まだまだ良く知らないという方が多いのではないかと思います。 推奨ドクターもとても増えているこの最新治療について、徹底解説します。 [»続きを読む]

やなぎた

ジャンルから美容情報を探す

女美会メンバーだけの
スペシャルコンテンツが続々登場!
あなたも今すぐ登録しませんか?

SNSアカウントで新規登録