ほうれい線は深さによって原因が違う! タイプ別で改善するためのケア方法
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年齢を重ねるにつれて目立ち始める「ほうれい線」ですが、老け顔の印象を与える大きな要因でもあります。見た目年齢を決定づけるともされるほうれい線は日頃の生活習慣やエクササイズなどでも改善可能です。今回は「ほうれい線の予防」に焦点を当てて原因や改善策をご紹介します。
ほうれい線の原因
ほうれい線ができる原因は症状によって様々なものがありますが、主に乾燥肌、紫外線、姿勢、歯並び、骨格、筋力の低下、栄養不足などがあります。これらがきっかけとなり、皮膚がたるんでほうれい線ができやすくなります。
ほうれい線は、実は浅いほうれい線と深いほうれい線で原因も対策も異なるため、自身の症状を理解することが大切です。
浅いほうれい線は1本の細い線に見える程度で、深いほうれい線の典型である溝のようなものではありません。浅いほうれい線は、肌の乾燥や顔のむくみ、さらには表情の癖などが原因とされており、保湿やエクササイズなどで比較的簡単に解消されるとされています。
対して、深いほうれい線は、線というよりも溝のような状態になっているもので、ほとんどは皮膚のたるみによって生じ、筋力の低下などが原因です。浅いほうれい線よりも症状は深刻で、解消することよりも悪化させないケアが必要になります。
ほうれい線の原因は乾燥や筋力の低下などによる「たるみ」ですが、浅いか深いかで原因が異なることを理解しておきましょう。
ほうれい線ができやすい人とは?
一般的にほうれい線ができやすい人の特徴として、痩身、顎の骨格が細い、丸顔などが挙げられます。身体的な特徴に限らず、乾燥肌や顔全体の筋肉が少ない人もできやすいとされています。
痩身の人や顎が細い人は肌内側の脂肪や筋肉が少ないため、内側からの張りがない分たるみやすく、ほうれい線ができやすい傾向があります。丸顔の人は顔に脂肪や筋肉があっても、頬が下に垂れやすいため出来やすいとされています。
また、急激なダイエットをして顔の皮膚がたるんでしまった人や、終日コンピューターを使う仕事で下を向きがちな人、猫背や肩こりがひどい人も背中から顔にかけての筋肉が衰えがちで、ほうれい線が出来やすい傾向があります。
このように、ほうれい線ができやすい人に共通していることは、脂肪や筋肉の減少、衰えによって、皮膚のたるみが生じていることが挙げられます。
ほうれい線を予防する効果的な方法(ほうれい線やしわ・たるみに効果的な食事)
ほうれい線を予防するには日頃のスキンケア、エクササイズに加えて食事も見直すことをおすすめします。
これを食べればほうれい線が消えるというような食材はありませんが、ほうれい線ができる原因である乾燥肌や血行不良を改善するとされる食事を心がけることで、予防や改善の見込みがあります。
乾燥肌にならないためには、保湿効果を促進する食材を摂取するといいでしょう。主に、納豆やこんにゃく、しらたきなどは、大豆イソフラボンやセラミドなどが含まれているためおすすめです。他にも肌のハリやツヤを出すコラーゲンなどが含まれている豚足、鶏の皮、軟骨、フカヒレ、イカ、タコなどもおすすめします。
血行不良もほうれい線になる一因です。血行不良のままだと肌に必要な栄養素が送り届けられない状態になるため、血行を促すビタミンEや鉄分の摂取を心がけましょう。ビタミンEや鉄分は主に、かぼちゃ、赤ピーマン、アーモンド、レバー、牛肉などに多く含まれています。
ほうれい線は肌の乾燥や血行不良を解消することで改善可能です。そのためにも食生活を見直すことにも取り組みましょう。
できてしまったほうれい線を目立たなくするには?
浅いほうれい線はスキンケアやエクササイズで改善可能ですが、深いほうれい線は完全に消すことは困難とされています。そのような場合においては、目立たなくさせることが有効です。
ほうれい線を目立たなくさせるために有効な手段としてスキンケアとマッサージがあります。日頃のスキンケアで意識していただきたいことは「保湿」です。具体的な保湿対策として、化粧水を付けるだけでなくエイジングケア成分のアスタキサンチンやビタミンC誘導体やレチノールなどが含まれた保湿クリームを使うことをおすすめします。
このような保湿クリームは、化粧水を真皮層に閉じ込める役割をし、コラーゲンの生成を促す効果もあります。コラーゲンは肌のハリやツヤの元ですので、できてしまったほうれい線を目立たなくさせることにも有効です。
マッサージもほうれい線を目立たなくさせる良い手段です。入浴時など肌が柔らかい状態の時に、指先を使って口元周辺の筋肉を優しく円を描くようにマッサージすることで、血行が促されます。顔周辺の血行が良くなる事で自然にハリが出てくるためほうれい線が目立ちにくくなります。加えて、血色も良くなるため老け顔の印象も改善されるでしょう。
ほうれい線を改善する顔のエクササイズ
ほうれい線は表情筋が衰え肌を支えられなくなり、たるみが生じることによって起こります。たるみが大きいほどほうれい線は深くなるため、日頃から表情筋を使うエクササイズを実践して予防を心がけましょう。
「舌回しエクササイズ」は、ほうれい線予防に効果的でよく知られた方法です。口を閉じたまま、舌を前歯の表面に沿うようにしてゆっくり動かします。右から左へ20回、左から右へ20回を目安にして1日3回実施するといいでしょう。
「あいうえお体操」もおすすめです。入浴時などの筋肉が柔らかい状態の時に、大きく口を開けて「あいうえお」をそれぞれ5秒程度止めながら発音し、それを3回繰り返すと自然に表情筋が使われ、ほうれい線周辺のたるみが解消されやすくなります。
ほうれい線を改善するエクササイズで注意すべきことは、表情筋の動きを意識しながら実施することと、継続することです。保湿などのスキンケアと合わせて習慣化するといいでしょう。
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