鼻の皮脂をなんとかしたい! 原因や対策をしって効果的な解消を!
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りなっしー
皮脂の分泌が多いTゾーン。特に鼻の皮脂は毛穴に詰まって黒ずんでしまったり、鼻をテカらせてしまって目立ったりするので、何とかして解消したい悩みの種ですよね。
鼻に皮脂がつまる事の解消や、テカリを抑えるための方法をご紹介します。
鼻に皮脂が詰まる原因
そもそも鼻は皮脂を分泌する皮脂腺が発達している部位。
皮脂はそもそも肌を乾燥から守ったり、肌を弱酸性に保って雑菌の繁殖を防いだりという役割がある重要な分泌物であり、頭皮やおでこ、鼻といった重要な部位で特に多く分泌されています。
皮脂腺は毛穴の内部にあり、皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴から排出されるのですが、通常であれば皮脂はサラサラの液体(オイル)であるため、毛穴に詰まるという事はありません。
では何故詰まってしまうのか、大きく4つのポイントがあります。
角質や汚れなどに皮脂が絡まる
毛穴の出口近辺に剥がれかけの角質や落としきれていないメイクなどが残っていると、皮脂がこれに絡まってしまいます。
水に砂が溶け込むと泥になるように、皮脂も角質や汚れと混ざってしまうと滞りやすくなり、詰まりの原因となります。
常在菌の働きで皮脂がドロドロになる
皮脂が肌にある常在菌の働きにより変質すると、遊離脂肪酸が増加して皮脂がドロドロになっていきます。
皮脂はサラサラな状態だからこそ毛穴から素直に流れ出ていくのですが、ドロドロになってしまうと角質にへばりつき、詰まらせる原因となります。
ただ、遊離脂肪酸の増加自体は皮膚を弱酸性に保つために必要なので、毛穴の中で引き起こさない事や、ドロドロな皮脂が増えすぎないようにする事が重要です。
皮脂の分泌が一定ではない
常に一定量の皮脂が分泌され続けている状態であれば、ドロドロになった皮脂も新しいサラサラな皮脂に流されていく事が可能なのですが、加齢などによって皮脂の分泌がまちまちになるとドロドロな皮脂を流す事が出来なくなり、毛穴に詰まっていってしまうようになります。
加齢の他にも、運動不足などにより血行が悪い場合にも皮脂が適切に分泌されない状態が引き起こされやすくなります。
油っこい食事などで皮脂の分泌量が増える
皮脂は皮脂細胞が血液から皮脂の原料となる油を受け取り、その量が一定量を超えて皮脂細胞が破裂する事で分泌されます。
つまり、血液中の油(脂肪)の濃度が高くなると皮脂も多く分泌されるようになります。
一度に多くの皮脂が分泌されると、皮脂がドロドロになったり、詰まったりしやすくなります。
皮脂詰まりによる鼻の黒ずみを取り除く方法
皮脂によって鼻に黒ずみが出来てしまうのは、大きく分けて2通りのパターンがあります。
それぞれ別の方法にて解消が必要となりますので、自分自身がどちらのタイプか見極めて対策を検討して下さい。
皮脂そのものが黒くなっているパターン
皮脂は紫外線の影響により肌に作られた活性酸素に触れると、酸化して黒ずんだ状態となります。また、皮脂が剥がれた角質層などの汚れと混ざり合った場合にも、黒ずんだ状態となります。
皮脂自体が黒くなっている場合には、単純に洗顔によって皮脂を除去してしまえば、黒ずみを解消する事ができます。
毛穴に溜まった汚れた皮脂を除去するためには、蒸しタオルやスチームなどを利用すると除去がしやすくなります。
毛穴が色素沈着しているパターン
皮脂の詰まりを放置しておくと、酸化した皮脂によって毛穴の皮膚が刺激されます。
皮膚は刺激を受けると防御反応でメラニンを作り出しますので、皮脂が詰まった場所の周囲にある肌が黒くなります。
メラニンは通常肌のターンオーバーによって排出されますが、メラニンがある状態を放置しておくと、メラニン色素がその部分に色素沈着して定着してしまう場合があります。
この状態は言い換えれば毛穴のシミのような状態ですので、洗顔などですぐに解消するのはとても難しいといえます。
メラニン色素を狙い撃ちする、皮膚科でのレーザー治療などを利用する方法が一番早いでしょう。
鼻の角栓ケアに効果的な洗顔のポイント
鼻の角質ケアとしての洗顔は、皮脂を詰まらせる原因の「剥がされて荒れた角質層」を作らない事が重要です。
そのためにはまず、強い摩擦刺激を与えない事。
鼻をゴシゴシと強くこすって洗ってしまうと、角質に物理的なダメージが加わって角質層がはがされてしまいます。
また、皮脂の分泌が特に多い箇所のため、皮脂をしっかりと除去するよう洗顔料をしっかりと泡立てて使うようにしましょう。
朝晩ともにしっかりと泡立てた洗顔料を優しく押し当てるようにして、皮脂をしっかりと洗い流す事が角栓ケアのポイントです。
鼻のテカリを抑える効果的な保湿方法
鼻の詰まりやテカリを抑えるためには、洗顔だけではなくその後の保湿方法も重要です。
しっかりと保湿しないと肌が潤いを確保するために皮脂の分泌量を一時的に増やそうとしたり、乾燥して荒れた角質が皮脂と混ざり合ってしまいやすくなります。
洗顔後はまず化粧水で水分を補給し、セラミドで肌内部の保湿、そしてワセリンやスクワランなどでフタをするという形の保湿が良いでしょう。
また、皮脂をドロドロにしてしまう常在菌は肌が弱酸性の状態になるとその働きを抑えられるため、肌を弱酸性の状態に導くようなスキンケアコスメの利用も、角質の詰まりや鼻のテカリを抑えるために効果的です。
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