まつげを濃く、長くできるマスカラ。使い始めは伸びが良かったのに、だんだんとマスカラ液が固まって使いづらくなったなんて経験ありませんか？
今回はネットで噂されている「マスカラ復活術」をご紹介します。

マスカラが固まる理由

マスカラが固まる原因はいくつか理由があります。

①空気が入ってしまった

マスカラを使う時に蓋を開けて、余分なマスカラ液を落とすためにシャカシャカシャカシャカやりすぎている方は注意が必要です。
キレイにマスカラ液をつけるためには必要なことかもしれませんが、空気がケース内に入ってしまい固まりやすくなってしまいます。余分なマスカラを取る時はそーっと1回だけにしましょう。

②水分が飛んでしまい、油分が固まってしまった

マスカラ液は水性と油性の成分とで作られています。しかし使っているうちにマスカラ液が空気に触れ、水分だけが蒸発してしまったり、油分が酸化してしまったりし、中身が固くなってしまいます。また蓋をしっかり閉めずに保管していたりするとこうなりやすいです。
使われている油分によっては気温が低いと固まりやすく、寒い季節は特に注意が必要です。

ネットで噂のマスカラ復活方法

この「マスカラ固まってしまう問題」で悩む人は多いようで、ネットや口コミでは様々なマスカラ復活法があります。
ひとまず、私が調べた噂のマスカラ復活法をご紹介します。

目薬やコンタクトの保存液を1滴入れる

固まってしまったマスカラに目薬を1滴入れて、キャップをしっかりと閉めて振る方法です。コンタクトの保存液も同様です。
この復活法が最も人気を占めていました。
マスカラが固まってしまう原因はマスカラ液内の水分が減ってしまうこと。つまりその水分を補えばいいというわけ。 それならただ水を入れればいいと思うのですが、なぜ目薬？と思い、試しにやってみました。すると、目薬は1滴ずつでるように作られているので、入れやすかったです。 あとは、「目薬やコンタクトの保存液であれば目に入ってもなんとなく問題なさそう」と思いがち、という点もこの復活法の人気を後押ししているように思います。

容器ごとドライヤーで温める

油分が冷えて固まっている場合、温めると溶けやすいです。
やり方はマグカップなどにお湯を用意してマスカラのケースごと、中にお湯が入らないようにしばらくつけるだけです。お湯の温度は50℃くらい(触ってちょっと熱いなくらい)。しばらくつけたら振って中身を混ぜます。
（熱湯につけてしまうとケースの破損の原因となります。）

お湯の他にも、ドライヤーで温めたり、冬ならベースメイクの間、こたつの中に入れておくという人もいます。
ただしこれらは一時的にマスカラを復活させる方法であり、基本的にはパッケージなどに記載された製品の正しい保管方法を守れば問題ないです。
一昔前はライターでボトルをあぶって温めるなどの力技が流行りましたが、これは流石に危険ですので絶対に真似しないように！

化粧水や乳液を1滴加える

蒸発してしまった水分と固くなってしまった油分を、化粧水や乳液で戻してあげようというやり方。
入れすぎるとマスカラ液がゆるくなりまつげに付きにくくなるので1滴で様子をみましょう。入れたら蓋をしっかり閉めて振ります。マスカラ液と水分が混ざったらOK！
乳液を入れるととろみがあるので吸着力が増すそうです。

ニベアの青缶を少し入れる

保湿クリームとして人気のニベアの青缶ですが、固まったマスカラを復活させることにも使えるそうです。
マスカラのコームの先に少しだけニベアのクリームをつけて、ケースにコームを戻したらシャカシャカする・・・のではなく！くるくると中で回してマスカラ液と絡めます。

市販のマスカラ薄め液で復活させる方法

ネットで噂のマスカラを復活させる方法はあくまで口コミの情報であり、正規の使い方ではありません。
目薬やコンタクトの保存液ならまだしも、化粧水や乳液、ニベアの青缶は目に入れる目的で使われていないのでリスクも伴います。

またネットの方法だと、雑菌が繁殖したり、中身が劣化する可能性もあります。特にまつげに塗るマスカラは、目のトラブルにつながる危険性もあるため注意が必要です。
これらの方法を試す時はご自身の判断で行ってください。

マスカラの水分が蒸発して使いにくくなったという場合は、マスカラの薄め液として売られているものを使うという方法もあります。こちらはあらかじめその用途で売られているものですので、ネットや口コミでの噂よりは確実な方法です。
ドラックストアでも売られていますが、100均でも購入することができます。

・ザ・ダイソー　マスカラよみガエル　¥108(税込)

マスカラを復活させる前に・・・固まるのを防ぐ方法

固まってしまったマスカラは復活させることも大切ですが、まずは固まらないようマスカラの使い方を見直しましょう。

①蓋をしっかり閉める

マスカラの蓋って意外と閉まっていないものです。コームについた余分なマスカラ液を落とすためにケースのフチを使っていると入り口付近にマスカラ液が固まってしまいます。そうすると蓋がしっかりと閉まらずに中のマスカラ液に空気がふれてしまうのです。これが水分を蒸発させる原因に。マスカラ液が入り口付近についてしまったら早めにふき取り、蓋がしっかりと閉まる状態にして保管しましょう。

②コームについたダマを取る時にシャカシャカしすぎない

マスカラのコームに余分なマスカラ液やダマになった液がついているときシャカシャカやりすぎていませんか？何回もやると中に空気が入ってしまい水分が蒸発する原因になります。コームのダマを取る時は優しく1回擦って取るようにしましょう。

③できるだけ寒くない場所に保管する

油分は寒い場所だと固まりやすいです。冬の時期は難しいかもしれませんが寒くない部屋に保管するようにしましょう。

固まったマスカラも復活法を試せばまだまだ使えるかも？

固まってしまったマスカラを復活させる方法、マスカラが固まらないようにする方法などを紹介しました。
ネットで噂になっている方法については固まったマスカラを薄めたり柔らかくするという目的では効果がありそうですが、元々マスカラを復活させる目的で作られていないので、正規の商品を使うことが無難でしょう。 ダイソーで売られているマスカラよみガエルは100円と手に入れやすく、ネットの口コミでも評判のいい商品です。

マスカラが固まらないようにするために、製品ごとに記載された保管方法や使用方法をよく読み、その通りに使うことが大前提となります。買ったばかりのマスカラが使い物にならないように、正しく使いましょう。