皆さんはネイルサロンでケアをしたり、ネイルアートを施したりしたことはありますか？
そこで行ったケアはどのようなものでしたか？

メークアップ＆ネイルアーティストの木下美穂里さんは、昨今のネイルケアについて「本来のケアを知らない方が多いと聞いた」と残念そうにすると同時に、警鐘を鳴らしています。
正しいネイルケアをすることで爪の形が整うだけではなく縦長になったり、深爪が治ったりすることも期待できちゃう!?
自爪が“すっぴん”状態でも自信が持てるような、キレイで健康的な爪を育てるためにはどのようなケアをするといいのでしょうか。
自ら表舞台で活躍するだけではなく、プロネイリスト養成にも力を入れる木下さんがサロンで行うケア方法を紹介してくれました。

健康な爪を育てるためにはウォーターケア！

健康な爪を育てるためには、正しいケアが必要不可欠。
ネイルサロンで「ウォーターケア」を行ってみてはいかがでしょうか。
お湯を使ってふやかすと余計な角質をしっかり取り除くことが可能となり、保湿剤の浸透率もアップ！ 続けていくと爪の形が良くなったり、爪と甘皮の境目がスッキリしたりするなど、たくさんのメリットがあります。

「ウォーターケア……聞いたことない」（LiLiCoさん）

しかし数あるネイルサロンの中には、ウォーターケアを施していないサロンも多いそうです。
お湯に手を浸けないドライケアは短時間で施術可能ですが、負担がかかるだけではなく、汚れや角質、甘皮が完全には取り除けません。しかも乾燥していると薬剤も吸収されやすい状態なのでダメージが蓄積し、爪がもろくなってしまう可能性も十分。
爪を大切に思う木下さんは、負担を極力かけない状態で行うウォーターケアを推奨しています。

爪の伸びるペースは1か月で4mmほど

平均して爪は1週間に1mm、1か月で4mmほどしか伸びません。あまり伸びていないんですね！
全て生え変わるまでには時間がかかるので、ネイルのケアは焦らず、一度ではなく1か月、2か月、3か月と、継続して行いましょう。
ネイルサロンでは3か月程度を目安に、キレイな形を作っていきます。継続してベースを作っていくという点は、スキンケアと一緒ですね。

本当のケアを知ってほしい！

木下さんは「ぜひ、本当のケアを知ってほしい。広めていきたい！」とおっしゃっています。
そこでサロンで行うウォーターケアの手順を紹介してくださいました！

ウォーターケアで輝く爪へ

ウォーターケアは次の手順で行われています。

ポイントは常にふやかしながら施術しているということ。乾燥させることがないんです！
ウォーターケア施術後は、ツヤのあるキレイな爪になります。
見た目だけではなく、余計な角質が落ちたことで保湿剤の浸透率も上がるというのはうれしいですね。

健康的な状態の爪が“美しい”

美しくあるにはメイク、ファッション、プロポーションもすごく大事ですよね。
ネイルは、デザインや形に限らず、健康的で清潔な状態もまた“美しい”と言えるのではないでしょうか。

「必ず目の前にあるものだから、ここをキレイにできなかったらもうアウトですよね！」（LiLiCoさん）

木下さんにとってネイルは「元気のもと」だそうです。いつも見ている爪がキレイだと「気持ちが上がるじゃないですか！」とおっしゃっています。
爪の形にコンプレックスを持っている方もサロンでのケアを続けることで、理想の形を手に入れられるかもしれませんよ。
爪そのものを美しく、健康な状態にしておきましょう！