繰り返すニキビに終止符! ニキビを治しできにくくする洗顔法

フェミークリニック 総院長 北山英美子

開院15年間でニキビ・ニキビ跡治療90,000症例の施術を行ってきた当クリニックでは、一時的にニキビをなくすことを目的としているのではなく、ニキビのできにくい肌を作り、治療を卒業していただく「肌質改善」や「再発防止」を目的としています。

そのため、治療と併せてお伝えしているのが正しい洗顔方法。クレンジング料や洗顔料の選び方や、朝晩の洗顔方法を少し見直すだけでも、治療の効果が現れやすくなるのです。そこで今回は、普段クリニックで患者様にお伝えしている正しい洗顔方法やおすすめの洗顔料などをご紹介します。

ニキビは洗顔で治るのか

ニキビとは、毛穴に皮脂や角質などの老廃物や汚れが詰まり、炎症を起こしてしまう症状の総称。クリニックの治療で改善することは可能ですが、毛穴を詰まらせないようにするためには365日毎日自宅で行う洗顔の見直しも、ニキビ改善の近道と言えます。

ニキビの原因は?

先述したとおり、ニキビの主な原因は毛穴の詰まり。しかし同じニキビでも、思春期ニキビと大人ニキビとでは毛穴が詰まる原因が微妙に異なります。

・思春期ニキビの原因

思春期ニキビは、性ホルモンの分泌が増加することによるターンオーバーの乱れや、男性ホルモンの増加により過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることが原因です。毛穴が詰まった状態のニキビを白ニキビ、白ニキビが炎症を起こしたものを赤ニキビと呼びます。アクネ菌は皮脂が大好きですから、過剰な皮脂分泌はニキビを引き起こしやすいとも言えます。

・大人ニキビの原因

大人ニキビは、ターンオーバーの乱れが大きな原因。ターンオーバーが乱れる原因は多岐に渡り、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、間違ったスキンケアなどが挙げられます。

また、加齢に伴い皮脂が減少し、乾燥することも大人ニキビの原因です。乾燥すると角質が固くなり、本来垢となって剥がれ落ちなければならない角質が積み重なってしまうことで毛穴が詰まりニキビができることも。さらに、乾燥していると肌が自ら潤そうと皮脂が分泌され、ニキビができやすくなる場合もあるのです。

ニキビを治すために大切なことは?

ニキビを治すために、普段の生活で意識してほしいポイントは以下の4つです。

・皮脂を取りすぎないクレンジング・洗顔料を選ぶ

クレンジングや洗顔などの汚れを落とす行為は、肌に必要な皮脂まで落としすぎてしまう傾向が。特にクレンジング料は、皮脂を落とす力が強いものが多く、肌を乾燥させてしまう場合があります。不要な汚れはしっかりと取り除き、必要なうるおいを残すクレンジング料や洗顔料を選び、正しい洗顔方法で行うことが大切です。

・スキンケアでしっかりと保湿する

思春期ニキビの場合は、化粧水で水分をしっかり与えて軽めの乳液でほどよい油分を補うことが大切。大人ニキビの場合は、保湿を重視しクリームまできちんと塗り、乾燥対策をしましょう。

ニキビができるとオイルフリーの化粧品を使ったり、化粧水のみで終わらせたりしてしまいがちですが、実は逆。そのようなスキンケアは、肌が余計に乾燥してしまい白ニキビの原因になります。思春期が終わりある程度大人になったら、しっかりと保湿するよう心がけを。ビタミンCなどの、炎症を抑え、皮脂のコントロールができる美容液もおすすめです。

・メイクは軽めに仕上げる

患者様の中にはニキビがコンプレックスになっている方もいらっしゃるので、メイクをせずに過ごせないという場合もしばしば。リキッドファンデーションなどの密着力が高いファンデーションは毛穴に詰まりやすいため避け、軽い使用感のパウダーファンデーションを使用すると良いです。しっかりメイクだと、クレンジングや洗顔などの落とすケアに力が入ってしまい、ニキビを刺激して悪化するという悪循環を招く恐れも。軽い洗顔で落ちるくらいのメイクが理想的です。

・油っぽい食べ物は避ける

皮脂が多い方は、油っぽい食事を避け良質な油を摂るよう心がけましょう。特に揚げ物は要注意。ニキビができると、油をゼロにしてしまう方もいらっしゃいますが、油分は肌に必要なもの。油分が不足すると肌が乾燥してしまうため、ニキビの有無に関わらず良質な油を摂ることは大切です。

クレンジング料を選ぶ際の注意点は?

メイクを落とすクレンジング料は、メイクよりも肌負担になりがち。そのため、皮脂を取りすぎないクレンジング料を選ぶことが大切です。

当クリニックでは、ジェルタイプのクレンジング料をおすすめしています。ジェルタイプのクレンジング料は、毛穴に詰まりにくく、必要な皮脂を落としすぎないというメリットがあります。その反面、洗浄力がそれほど高くないため、ポイントメイクなどの濃いメイクを落とすには不向き。ポイントメイクは専用のリムーバーなどで落とし、顔全体にジェルタイプのクレンジング料を使用すると良いでしょう。

洗顔料を選ぶ際の注意点は?

洗顔料は「泡立ちの良いもの」で「皮脂を落としすぎないもの」を選ぶのがおすすめ。
洗顔後、肌がつっぱって感じるのは、皮脂を取りすぎてしまっている証拠。洗顔料が肌に合っていない可能性があります。また、香料などの添加物が多く入っていないものを選んだ方が肌への刺激を減らせるでしょう。

洗顔料は、石鹸でもフォームタイプのものでも、肌に合っていればどちらでも構いませんが、顔用ではない固形石鹸は乾燥しやすくなる場合があるので、洗顔に使用するのは避けましょう。

ニキビに効くおすすめの洗顔料

クリニックでは、角質を軽く取り除くピーリング作用のある洗顔石鹸や、保湿メインの余分な成分が配合されていない乾燥肌向けの洗顔フォームなど、肌質に合わせた洗顔料をおすすめしています。どれもクリニックや取扱店でしか買えない専売品なので、医師の判断のもと安心してご使用いただけます。

ニキビに効くおすすめの洗顔料は?

・アネラ マナソープMD5

販売元:株式会社日本生物製剤
価格:2,000円(税抜)
配合成分:グリコール酸5%(角質柔軟)、プラセンタエキス(保湿)等
効果・効能:不要な角質や汚れを取り去る

人の肌にも微量ながら存在するフルーツ酸(AHA)の1種である「グリコール酸」を配合し、不要な角質や汚れを洗い流す洗顔石鹸。防腐剤や着色料などの不要な成分は無添加。

・アネラ マナソープMD10

販売元:株式会社日本生物製剤
価格:2,500円(税抜)
配合成分:グリコール酸10%(角質柔軟)、プラセンタエキス(保湿)等
効果・効能:不要な角質や汚れを取り去る、角質柔軟作用

角質柔軟成分である「グリコール酸」を10%という高配合を実現した無添加洗顔石鹸。より肌の汚れや古い角質などをしっかり落とす必要がある方向け。

・MT コロイダル・ミネラル・ウォッシュ

販売元:MTコスメティクス株式会社
価格:4,000円(税抜)
配合成分:モロッコ溶岩クレイ(洗浄)、セラミド(保湿)等
効果・効能:毛穴の汚れや過剰な皮脂を吸着、除去

ミネラルを含む天然クレイを配合した、毛穴の汚れをすっきり洗い流す洗顔フォームです。濃密な泡が、しっかり汚れを吸着。普通肌~脂性肌におすすめです。

乾燥によるニキビの保湿におすすめの洗顔料は?

・デルファーマ クリーミィ泡洗顔

販売元:株式会社 エスト・コミュ
価格:3,200円(税抜)
配合成分:グリコシルトレハロース(保湿)、加水分解水添デンプン(保湿)等
効果・効能:肌にやさしく汚れを落とす

アミノ酸系洗浄成分で肌のうるおいを守りながら、毛穴に詰まった汚れや古い角質を優しく洗い流す、泡タイプの洗顔料。洗顔の重要なポイントである“泡立て”の手間なく、弾力のある泡がポンプを押すだけで作れます。

・MT フェイシャル・フォアミング・ウォッシュ

販売元:MTコスメティクス株式会社
価格:4,800円(税抜)
配合成分:グリチルリチン酸2k(抗炎症)等
効果・効能:ソフトでマイルドに汚れを洗い流す

ふっくらと柔らかな泡で、汚れを優しく包み込んで落とす洗顔フォームです。弱酸性でマイルドな洗い上がり。全ての肌質の方にお使いいただけます。

ニキビに効果のある正しい洗顔方法・手順は?

クリニックでは、ニキビ治療と併せて正しい洗顔方法をアドバイスしています。

治療中の肌はただでさえ乾燥しやすい状態なので、自宅での洗顔方法やスキンケアの見直しもニキビを早期改善させる大きなポイントとなのです。ニキビの有無に関わらず、毎日正しい洗顔方法を実践して、ニキビができにくい健やかな肌に整えていきましょう。

【ニキビに効果的な正しい洗顔方法】

手を清潔にする

洗顔の前は、石鹸やハンドソープで手を洗い清潔にします。

クレンジング料でメイクを落とす

洗顔の前に、クレンジング料でメイクを落とします。マスカラやアイライナーなど、落としにくいメイクは、専用のリムーバーなどを使い、顔全体のメイクとは別で落としましょう。

また、クレンジング料でマッサージをする方がいらっしゃいますが、絶対にやめてください。肌の負担になり、ニキビを悪化させてしまう可能性があります。

ぬるま湯で顔を洗う

洗顔料で洗顔する前に、ぬるま湯でホコリなどの汚れを洗い流します。
ポイントは「ぬるま湯」。熱すぎる温度のお湯は、皮脂を取りすぎてしまいますし、水だと肌の汚れが落ちにくくなります。

洗顔料を良く泡立てる

洗顔料は必ず良く泡立てた状態で使用します。洗顔料の泡立てが不足していると、どうしても肌やニキビに手が触れやすくなり、刺激になる可能性も高まります。

力を入れすぎないように洗顔

洗顔の際は、たっぷりの泡で洗うようなイメージで。それだけでも汚れは十分落ちます。ゴシゴシ擦らないように気をつけましょう。必要以上にニキビを触ったり潰したりはしないで下さい。ブラシ洗顔など、アイテムを使った洗顔もニキビを刺激してしまうので避けて。

ぬるま湯で洗顔料を洗い流す

泡が肌に残らないよう、ぬるま湯で細部まで丁寧にすすぎます。シャワーですすぐ場合、強すぎると肌の負担になる場合があるため、湯量少なめで当てるように。基本的には手で、擦らないように優しくすすぎましょう。

清潔なタオルで水分を取り除く

洗顔し終わったら、清潔なタオルを肌に軽く当てるようにして優しく水分を取り除きます。

洗顔の回数・頻度

洗顔は朝晩の1日2回まで。朝は洗顔料を使用しなくても構いません。思春期の方など、朝起きた時に皮脂のベタつきが気になる場合は洗顔料を使用しても良いですが、皮脂を取りすぎてしまうと肌が乾燥してしまうため、基本的にはぬるま湯のみでOK。肌から出る皮脂は、1番の保湿成分。敢えて取ってしまうよりは、ホコリなどの汚れのみをぬるま湯で取り除いていけば、結果的に皮脂が少なくなりニキビができにくい肌が育まれます。

ニキビは再発しない肌作りが大切

ニキビ治療は一時的な改善では意味がありません。そのため、普段の洗顔やスキンケアで自分の肌をコントロールし、二キビができにくい肌を作ることが重要です。今回ご紹介した洗顔方法は、肌質や年齢を問わず、全ての方に実践していただきたいスキンケアの基本。「刺激を与えない」「保湿」の2点をしっかりと意識して、ニキビのない美しい肌を目指しましょう。

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